ESL club 編集部
こんにちは。英語を教えない英語塾『ESL club』です。
「英検二次試験（面接）の合格点は何点なの？」「結局、何点取れば合格できるの？」とお困りではないですか？
英検にCSEスコアが導入されてから、結局、素点で何点とれば合格ができるのかがわかなくなってしまいました。
→CSEスコアについてはこちら：英検CSEスコア｜英検｜公益財団法人 日本英語検定協会
→こちらの記事ではCSEスコアをESL clubが徹底解説しています：英検の合格点ってどう決まる？CSEスコアを徹底解説！【素点ーCSEスコアのグラフも大公開！】
そうなると現在、二次試験（面接）に向けて勉強をされている皆さんが疑問に思うのは、
「CSEスコアが導入されたのはわかったけど、結局、素点で何点とれば合格できるの？」
という点かと思います。
そんなあなたのために、今日はESL clubで設定している英検３級、準２級、２級の目標点を公開します。また、各級の配点も公開します。
是非、面接対策にお役立てください。
下の目次から確認したい級を選択してください。
（実際の合格点はCSEスコアで決まり、CSEスコアは他の受験者の点数などによっても変動します。つまり、今回公開する点数は、あくまで「ESL clubが過去の経験則から設定している目標点」であり、「この点数をとれば必ず合格できる」と合格を保証するものではありませんので、予めご了承ください。）
目次
そもそも英検の面接（二次試験）の評価対象は？
英検の二次試験は、次の3つの観点で採点されます。
- 音読
- 質問への回答
- アティチュード（態度）
それぞれ詳しく紹介します。
音読
英検の面接ではまず「問題カード」を受け取り、カードに書かれた英文（パッセージ）を音読します。
パッセージの長さは級によって変わります。目安は次の通りです。
- 3級：30語程度
- 準2級：50語程度
- 2級：60語程度
音読での発音や文章のアクセントなどが評価されます。
質問への回答
音読が終わると、面接官からの質問がスタートします。
質問には、問題カードを見ながら答える質問と、問題カードを裏返してから受験者自身の意見を答える質問があります。
3級と準2級はNo.1〜3がカードあり、No.4〜5がカードなしの質問です。
2級はNo.1〜2がカードあり、No.3〜4がカードなしの質問になります。
3級 | 準2級 | 2級 | |
No.1 | 問題カードのパッセージについての質問 | ||
No.2 | 問題カードのイラストについての質問 | ||
No.3 | 問題カードのイラストについての質問 | 受験者自身の意見 | |
No.4 | 受験者自身の意見 | ||
No.5 | 受験者自身の意見 | ||
どの級でも基本的に質問がパターン化されているので、過去問で練習を積むことで対策できます。
アティチュード（態度）
アティチュードとは、面接中の姿勢や態度のことです。
大きな声ではきはきと話しているか、アイコンタクトを取っているかなど、面接官と積極的にコミュニケーションを取ろうとしているかが評価されます。
面接官にアティチュードが見られるのは、質問に回答しているときだけではありません。
挨拶や氏名・受験級の確認中のやり取りも、アティチュードの評価対象になります。
入室から退室まで気を抜かず、明るくポジティブな態度で面接官と接するようにしましょう。
英検では配点が公表されていない！？
英検では「CSEスコア」という採点方式が採用されていて、設問ごとの配点は公表されていません。
そのうえ、配点は受験生の成績に応じて毎回調整されます。
得点率は一緒でも回によってスコアが変動するため、「◯問正解できれば合格！」と判断しづらいのが現状です。
こうした背景から、英検対策に力を入れる塾では、独自の配点や目標点を設定しています。
リーディングやリスニングは1問1点で換算する「素点」が採用されることが多いものの、二次試験（スピーキング）やライティングは複数の観点から加算されるため、1問1点で計算するのは向いていません。
そのためESL clubの二次試験対策では、過去の受験実績をもとに配点を行い、試験本番に向けて練習を重ねています。
CSEスコアについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
関連記事：英検CSEスコアを徹底解説！【素点−CSEスコアグラフも大公開！】
関連記事：英検スピーキング対策まとめ｜これさえ読めば何もいらない！（3級・準2級・2級・準1級）
英検３級面接（二次試験）の配点・合格点は？
英検3級二次試験の、CSEスコアと素点での合格ラインについて紹介します。
CSEスコアでの合格点
CSEスコアでの英検3級二次試験の合格基準スコアは、353点／550点（得点率約64％）です。
ちなみに、一次試験の合格基準スコアは1103点／1650点（得点率約66％）となっています。
試験対策に便利！素点での配点と合格点
英検３級面接（二次試験）の合格点は２０点 / ３３点（得点率６１％）です。
【英検３級二次試験（面接）対策記事】
関連記事：【英検３級２次対策】これでわかる英検の面接！面接の会話実例つき！
関連記事：英検3級合格点ラインやレベルは？受験の流れから勉強方法、合格対策のコツまで徹底解説
英検準２級面接（二次試験）の配点・合格点は？
英検準2級二次試験の、CSEスコアと素点での合格ラインについて紹介します。
CSEスコアでの合格点
CSEスコアでの英検準2級二次試験の合格基準スコアは、406点／600点（得点率約67％）です。
ちなみに、一次試験の合格基準スコアは1322点／1800点（得点率約73％）とやや高めに設定されています。
試験対策に便利！素点での配点と合格点
英検準２級面接（二次試験）の合格点は２０点 / ３３点（得点率６１％）です。
【英検準２級二次試験（面接）対策記事はこちら】
関連記事：【英検準２級２次試験対策】これでOK！質問の傾向と対策（過去18回分を分析！）
関連記事：英検準2級面接・二次試験合格対策！全体の流れやスピーキングのコツ、練習方法を解説
英検２級面接（二次試験）の配点・合格点は？
英検2級二次試験の、CSEスコアと素点での合格ラインについて紹介します。
CSEスコアでの合格点
CSEスコアでの英検2級二次試験の合格基準スコアは、460点／650点（得点率約70％）です。
ちなみに、一次試験の合格基準スコアは1520点／1950点（得点率約77％）と、準2級と同じくやや高めに設定されています。
試験対策に便利！素点での配点と合格点
英検２級面接（二次試験）の合格点は２０点 / ３３点（得点率６１％）です。
【英検２級二次試験（面接）対策記事はこちら】
関連記事：【英検２級２次試験・過去18回分析】３日で面接対策！気をつけることはこの５つ！！
関連記事：英検2級の合格点ラインと合格率は？レベルや受験計画を学年別に紹介【高校生・中学生・小学生】
関連記事：英検２級の合格点・レベル・問題傾向・合格に必要な学習時間などを完全まとめ！
英検の面接（二次試験）で合格点を目指すためのコツ
英検の面接で合格するには、次の2つのポイントを押さえながら対策してみてください。
- 面接のシミュレーションを繰り返し、流れを掴んでおく
- 入室から退出までによく使われるフレーズを覚える
それぞれ詳しく紹介します。
面接のシミュレーションを繰り返し、流れを掴んでおく
面接の流れは、基本的にどの級でも同じです。
最初の挨拶から評価対象になるので、慌てずに対応できるように練習を積んでいきましょう。
学校や塾などで先生と模擬面接をするのが理想的です。
高度な英語力を持った先生であれば、アドバイスをもとに文法や表現だけでなくアティチュードも磨けます。
独学で英検対策に取り組んでいる場合は、回答を実際に口に出して練習するだけでも効果があります。
動画サイトの面接練習用動画を活用して、本番を想定した対策に取り組んでみてください。
入室から退出までによく使われるフレーズを覚える
どの級でも、面接の質問や回答方法はパターン化されています。
そのため、着目すべきフレーズや、回答の構成を頭に入れておきましょう。
たとえば受験者自身の意見を尋ねる質問では、次のフレーズが使われるケースが多くなっています。
3級：What kind of ~ do you like?
準2級・2級：Do you think~?
こうした質問に対しては、以下の流れで回答すれば大丈夫です。
- 自分の立場を表明する
「Yes.（はい）」「No.（いいえ）」「I agree.（賛成です）」「I disagree.（反対です）」 - 理由を2文以上で述べる
「A. Also, B.（別の理由を２つ並べる）」「A. B.（1つの理由を掘り下げる）」
面接対策こそバイリンガル講師の個別指導で！
面接対策は１人で学習するのが大変です。
また、集団指導でも一人ひとりしっかりと対策をすることが難しいのが現実です。
その点、ESL clubではTOEIC900点、英検１級レベル以上のバイリンガル講師の個別レッスンを採用しているため、本番を想定したオールイングリッシュでの面接練習はもちろん、振り返りは日本語でわかりやすく行うことも可能です。
また、ESLclubのオンライン校では英検二次試験対策として面接対策コースを開校しました！これまでESL club にご通学している生徒にだけ実施していた面接対策を『全8回！英検二次面接対策コース』としてご提供しています。
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関連記事：英検二次 面接対策コース開校！ コース概要について
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