英検2級の重要単語リストを紹介!覚え方とレベル診断テスト、おすすめ参考書を紹介

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こんにちは。英語を教えない英語塾『ESL club』です。

「英検2級を受けよう!」と思い立った受験者の多くが疑問に思うのが、「英検2級の英単語ってどのくらい難しいの?」という点です。

英検は級が上がるにつれて、合格に必要な単語数も多くなっていきます。
英検合格のためには、目標とする級の単語をしっかり覚えることが必要不可欠です。

つまり、「英検2級に合格できるかどうか」は「英検2級レベルの単語を十分に知っているかどうか」にかかっているということです。

今回は、ESL clubの講師が作った「現状の語彙力で英検2級合格が狙えるかどうか」がたった4分でわかる重要単語テストを紹介します。 単語テストの最後には、結果に応じた学習アドバイスや、効率的に単語を覚えるコツ、おすすめの参考書も載せています。

ぜひ、ご自身の単語レベルを把握し、英検2級合格に向けて効率良く学習を進めてください。

【本記事は、こんな疑問をお持ちの方にオススメです!】
 ・「英検2級に出る単語って、どのくらい難しいの?」
 ・「今の自分の単語レベルで英検2級に合格できるの?」
 ・「英検2級の単語をまだ覚えきれていない…。そんな中、英検本番直前には何を優先して勉強すべき?」

関連記事:英検2級の合格点・レベル・問題傾向・合格に必要な学習時間などを完全まとめ! 
関連記事:英検2級の合格点ラインと合格率は?レベルや受験計画を学年別に紹介【高校生・中学生・小学生】 

2024年度第1回試験から、英検の問題形式がリニューアルされています。
最新の情報を参考に、英検対策を進めていくことをおすすめします。
詳しくは英検の問題形式変更についてまとめた記事をご確認ください。

また、英検協会は英検準2級と2級の間に「準2級プラス」を新設すると発表しています。
準2級プラスのレベルや問題形式についてまとめた記事もあわせてご確認ください。

英検2級の英単語は共通テスト(旧:センター試験)レベル

英検は級が上がるにつれて、正答するために必要な単語の範囲も多くなっていきます。

英検各級 必要単語数 レベル

まずは、英検2級に出てくる単語の特徴を、英検3級と比較しながら紹介します。

アカデミックやビジネス領域の単語が登場

英検2級では、高校生・大学生や社会人が用いるような単語が出てくるようになります。

具体的には、環境問題、科学、医療、ビジネス、社会問題、歴史などです。

そのため、小・中学生以下が英検2級にチャレンジする場合、英単語の意味をやや難解に感じるかもしれません。

文法では分詞構文が頻出

2級で求められる文法知識の代表格が、分詞構文です。
「動詞+ing」「動詞+ed」を使って表す分詞構文は、時制や意味が複雑になります。
分詞構文に自信がない場合は、とくに集中して対策しておきましょう。

また、仮定法の応用、付帯状況のwith、高度な時制の応用なども2級から登場するようになる文法です。
文法の知識は、とくにリーディングとライティングで重要になってくるため、一次試験対策とセットで取り組むのをおすすめします。

関連記事:英検2級リーディング・長文対策|点数が上がる解法のコツを大公開!
関連記事:英検2級ライティング対策!合格点を取る3つのコツと英作文の書き方をテンプレート付きで解説

【英検2級単語テスト】たった4分で自分の単語レベルをチェック! 

英検2級の単語レベルが身についているか簡単に測れるテストを用意しました。

たった4分で試せますので、自分の単語レベルを把握するための参考にしてみてください!

テストのやり方

まず、テストのやり方を説明します。

 ① 紙と鉛筆を用意します。
 ② あらかじめ、問題番号(1)〜(45)を紙に書いておきます。
 ③ タイマーで4分をセットします。
 ④ タイマー開始と同時に、下の「【英検2級単語テスト】問題」の英単語を見て、順々に日本語の意味を書いていきます。

回答時間が4分ということは、1単語あたり約5秒程度で日本語を書いていく必要があります。悩んでいたら時間内に終わりませんので、わからないものはどんどん飛ばして回答していきましょう。

※「答え合わせのやり方」は後ほど説明します。

問題

では、やってみましょう!問題はパート1からパート3まで、各15問ずつの合計45問になります。

【パート1】

(1) provide

(2) avoid

(3) replace

(4) identify

(5) preserve

(6) equipment

(7) environment

(8) species

(9) population

(10) resident

(11) public

(12) huge

(13) current

(14) convenient

(15) reliable

【パート2】

(16) forecast

(17) murdur

(18) postpone

(19) admit

(20) hire

(21) accommodation

(22) factor

(23) poverty

(24) accuracy

(25) clue

(26) worth

(27) extinct

(28) mature

(29) representative

(30) conscious

【パート3】

(31) compromise

(32) define

(33) flatter

(34) justify

(35) recall

(36) childhood

(37) debt

(38) fault

(39) insurance

(40) phenomenon

(41) punctual

(42) vacant

(43) urban

(44) seldom

(45) technically

答え合わせのやり方

さて、回答時間が終了したので、次に答え合わせです。

採点基準は以下の通りです。

① 漢字間違いは正解とする
② だいたいの意味があっていれば正解とする
③ 各パートごとの点数を出しておく(パート1が8点、パート2が5点、パート3が2点、というように)

②についてもう少し詳しく説明します。

例えば、「give」の回答として「あげる」と書いたところ、答えは「与える」になっていたとします。

この場合、「あげる」も「与える」も、同じような意味のため正解とします。

(今回は、あくまで英検2級を受ける上での単語力テストのため、厳密な和訳の違いは気にしなくてOKということです。)

解答

【パート1】

(1) provide 提供する(ていきょうする)

(2) avoid 避ける(さける)

(3) replace 取り替える(とりかえる)

(4) identify 特定する(とくていする)

(5) preserve 保存する(ほぞんする)

(6) equipment 用具(ようぐ)

(7) environment 環境(かんきょう)

(8) species 種(しゅ)

(9) population 人口(じんこう)

(10) resident 住居者(じゅうきょしゃ)

(11) public 公共の(こうきょうの)

(12) huge 巨大な(きょだいな)

(13) current 現在の(げんざいの)

(14) convenient 都合の良い(つごうのよい)

(15) reliable 信頼できる(しんらいできる)

 

【パート2】

(16) forecast 予測する(よそくする)

(17) murdur 殺害する(さつがいする)

(18) postpone 延期する(えんきする)

(19) admit 認める(みとめる)

(20) hire 雇う(やとう)

(21) accommodation 宿泊設備(しゅくはくせつび)

(22) factor 要素(ようそ)

(23) poverty 貧困(ひんこん)

(24) accuracy 精度(せいど)

(25) clue 手がかり(てがかり)

(26) worth 価値がある(かちがある)

(27) extinct 絶滅した(ぜつめつした)

(28) mature 成熟した(せいじゅくした)

(29) representative 代表する(だいひょうする)

(30) conscious 意識して(いしきして)

 

【パート3】

(31) compromise 妥協する(だきょうする)

(32) define 定義する(ていぎする)

(33) flatter お世辞を言う(おせじをいう)

(34) justify 正当化する(せいとうかする)

(35) recall 思い出す(おもいだす)

(36) childhood 子供の頃(こどものころ)

(37) debt 借金(しゃっきん)

(38) fault 責任(せきにん)

(39) insurance 保険(ほけん)

(40) phenomenon 現象(げんしょう)

(41) punctual 時間をよく守る(じかんをよくまもる)

(42) vacant 空の(からの)

(43) urban 都会の(とかいの)

(44) seldom 滅多に〜ない(めったに〜ない)

(45) technically 厳密に言えば(げんみつにいえば)

【英検2級単語テスト】レベル診断と英検本番に向けた学習アドバイス

tips

答え合わせを済ませ、各パートの点数が出たら、あなたの正答率が次のどのレベルに当てはまるかを確認しましょう。

 

パート1

パート2

パート3

レベル4

10点以上

10点以上

10点以上

レベル3

10点未満

レベル2

10点未満

レベル1

10点未満

レベルごとに英検2級のスコア予測や、効果的な学習方法を紹介します。

【レベル4】過去問に出てきた知らない英単語をチェックするだけで十分

レベル4のあなたは、英検2級レベルの単語も十分に覚えることができています。

リスニングやリーディングの読解問題に出る単語はもちろん、英検2級大問の中でも最も単語レベルが高い、リーディング大問1の単語問題についても高得点が狙えます。

英検本番に向けては、単語を覚える時間以上に、過去問の演習に時間を費やし、リーディング、リスニング、ライティング全体のレベルアップに努めましょう。

もし、英検直前であれば、単語学習は単語帳ではなく、過去問に出てくる知らなかった単語の意味を確認するだけで十分です。

ただし、もし英検本番がまだだいぶ先の場合は、少なくとも月に1回程度は英検2級レベルの単語帳に目を通しましょう。

あまりに長い期間単語学習を怠ると、英検2級レベルの単語を忘れてしまう可能性があります。

関連記事:英検一次試験合格のための時間配分を大公開!準1級・2級・準2級・3級・4級・5級

【レベル3】リーディング大問1以外の一次試験対策に力を入れる

レベル3のあなたは、英検2級レベルの単語を良く学習できていますが、一方で、難易度の高い単語はまだ覚えられていないようです。

リスニングやリーディングの長文読解問題ではわからない単語はあまり出てきませんが、最も単語レベルが高いリーディング大問1の単語問題では苦戦が強いられるでしょう。

しかし、リーディング大問1の正答率が6割程度だったとしても、他の大問でしっかりと点数が取れれば英検2級には合格が可能です。

関連記事:英検一次試験の合格点ラインは何点?準1級・2級・準2級・3級・4級・5級の目安基準を紹介

もし英検直前であれば、単語学習ではなく、読解問題やリスニング、ライティングの問題演習に時間を割き、全体の点数アップに励みましょう。

リーディング大問1にはあまり重きを置かずに、別の大問でしっかり点数を取り合格を狙っていくほうが得策です。

一方、まだ英検本番が数ヶ月先といった場合は、英検2級レベルの単語帳を用いて計画的に語彙力強化に励みましょう。

この時、難しい単語を優先して学習するために、英検2級の単語帳ではなく、英検準1級の単語帳を使うのも1つの手です。英検2級のリーディング大問1には、英検準1級レベルの単語も出題されることがよくあるからです。

【レベル2】単語帳を使って単語レベルを強化する

レベル2だったあなたは、英検2級の単語学習はもう少し努力が必要です。

英検2級のうち、単語レベルが比較的簡単なリスニングについてはわからない単語はあまりないかもしれませんが、リーディングでは単語がわからずに正答率が低くなってしまっているのではないでしょうか。

もし英検直前であれば、一旦の目標はリーディングの中でも、特に長文読解問題に出てくる単語レベルの強化に置くべきです。

最も単語レベルが高いリーディング大問1の単語力を身につけるのは、本番まで十分な時間ないため難しいでしょう。

ですので、リーディング大問1よりも、長文読解問題やリスニングに出てくる単語力強化に励みましょう。

一方、英検本番までまだ時間がある場合は、英検2級レベルの単語帳を用いて計画的に語彙力強化に励んでいきましょう。

少なくともリーディングの長文読解問題でわからない単語がなくなってくると、英検2級合格がグッと近づいてきます。

【レベル1】英検2級の試験自体に慣れることを意識する

レベル1だったあなたは、まだまだ英検2級で満足いく点数がとれていないのではないのでしょうか。

その原因の一つが単語力にあることは明らかなようです。

もし、今が英検直前であれば、今回の受験目的を「合格」ではなく、「試験慣れ」と「現状レベルの把握」に置き、1点でも多くの点数が取れるように学習していきましょう。

そして、今回の英検が終わった後、その次の回の英検に向けて、長期的な単語力補強の学習計画を組みましょう。

英検2級レベルの単語帳をコツコツと継続して学習してくことが、合格への一番の近道になります。

英単語の効率的な覚え方

英検対策に力を入れる英語塾「ESL club」で実践している英単語の学習方法は、次の通りです。

・発音と文字をセットで覚える
・単語をイメージ(情景)と結びつける
・繰り返し例文を読む

このやり方は、英検2級でハイスコアを狙うためだけでなく、英検2級取得後も高い英語力をキープするために効果的です。

それぞれ詳しく解説します。

発音と文字をセットで覚える

定期試験や入試に向けて英単語を覚えるときは、いきなり単語帳を開いて暗記する人が多いでしょう。
しかし、じつは音と文字をセットでインプットすると、リーディング・リスニングどちらのスキルにも活かせるので効率的です。

リスニングとスピーキングのスキルを高めるには、英語圏で活用されている学習方法「フォニックス」もおすすめです。
発音のルールを歌や踊りとセットで覚えていけるので、一度身につけると英単語をスムーズに覚えられるようになります。

フォニックスについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

関連記事:フォニックスとは?発音一覧表からルールまで子供に英語を学ばせる際に知っておきたいこと

単語をイメージ(情景)と結びつける

英単語は1問1答的に日本語訳を覚えるのではなく、イメージとセットで覚えると効果的です。

たとえば日本語で「海」と聞いたとき、日本語話者であればすぐ頭の中に海の映像が流れます。
しかし、「海の意味を説明して」と言われても回答に時間がかかってしまうでしょう。

同じように、英単語に対する具体的な情景を思い浮かべられるようになっておくことで、頭の中の引き出しからすぐ英単語の知識を取り出せるようになります。

繰り返し例文を読む 

暗記した内容を何度も繰り返し思い出すことで、記憶が定着しやすくなると言われています。

試験までに時間がない場合は、単語帳の例文やチェックテストを活用するのも有効でしょう。
ただし、何度も繰り返すうちに問題・例文自体を覚えてしまうので、別の問題・例文で思い出せなくなるリスクもあります。

そのため、英単語を定着させるには多読用のテキストを活用するのが理想的です。

英検2級の単語レベルを高める!おすすめの参考書

「発音を覚えられる」「イメージと結びつけやすい」「反復練習ができる」のうち2つ以上の条件を満たす以下の単語帳を紹介

・旺文社「英検2級 でる順パス単」

旺文社の「でる順パス単」シリーズは、その名の通り頻出順に並べられている単語帳です。
音声がアプリから簡単に聞けるうえ、「でる順パス単 書き覚えノート」とあわせて使えるので、発音もスペルも定着しやすくなります。

・旺文社「英検2級 文で覚える単熟語」

読解力向上に役立つのが、旺文社の「文で覚える単熟語」シリーズです。
文脈とセットで英熟語を覚えられるうえ、文章は英検2級が扱うトピックが採用されているのも魅力的です。
また、アプリで音声が聞けるのでリスニング対策にもなります。

・Oxford University Press「Oxford Reading Tree(ORT)」

イギリスの小学校でも採用されている「Oxford Reading Tree」は、英語初学者向けの多読用テキストです。
すべてのページにイラストと音声がついているので、単語が定着していなくても、絵本として内容を理解できます。

Oxford Reading Treeは、ステージ1〜9と細かくレベル分けされています。
どのレベルが合うかはOxford University PressのWebサイトからチェックできますので、ぜひ試してみてください。

関連記事:絶対に子どもに読ませたい多読用絵本 ”Oxford Reading Tree”(ORT)

現状の単語レベルを把握し、計画的に英検2級の単語を学習していこう。

いかがだったでしょうか。

今回は英検2級の単語テストをお届けしました。

現状のご自身の単語レベルを知り、本番直前まで何を優先して学習すべきかも把握できたのではないでしょうか。

もし英検2級の対策をしていく中で、

「英検2級の単語がどうしても覚えられない…」
「英検2級の単語は完璧なのに、未だ合格できない…」
「単語はまだ覚えきれてないんだけど、何としても次回の英検で2級に受かりたい!」

といった方は、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。

「英検2級の単語がどうしても覚えられない…」という方は、単語の覚え方に問題があるのかもしれません。

単語を覚える正しい方法をご存知でしょうか?それを知っているか知らないかで大きな差が出てきます。

「英検2級の単語は完璧なのに、未だ合格できない…」という方は、単語力ではなく、別の技能に問題が隠れています。

確かに英検合格に単語学習は必要不可欠ですが、それだけでは合格できないのも事実です。単語だけではなく、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングといった英語4技能全体の対策をしていく必要があるのです。

「単語はまだ覚えきれてないんだけど、何としても次回の英検で2級に受かりたい!」という方は、単語力がない中でやるべき学習戦略をとる必要があります。

単語を覚えきれていないからといって、本番直前もひたすら単語帳に取り組むだけだと効率が悪いのです。

こういった生徒一人ひとりの現状に合った学習プランを、個別の学習相談と体験レッスンを通してご提案します。

ESL clubでは、小学生から高校生まで、英検対策が可能です。
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