英検2級リスニングのコツと対策|合格点をとる3つの解き方

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こんにちは。英語を教えない英語塾『ESL club』です。

英語スキルをコツコツと伸ばし、ついに英検2級へチャレンジしようとしたものの
「リスニングがずっと苦手で、英検2級レベルの問題は難しすぎる」
「リーディングやライティングは合格点が取れるんだけど、リスニングが足を引っ張って英検2級に合格できない…」
と悩む人もいるでしょう。

英検2級リスニングは使われる語彙や文法も難しく、英文も長くなります。
そして、内容を聞き逃すと焦ってしまい、失敗をひきずり間違いを続けてしまう・・・という受験者も少なくありません。

しかし、こういった失敗は2級リスニングの解き方をマスターすれば解決できます。

本記事では「英検2級リスニング対策」と題して、2級リスニングの問題傾向と合格点を取るためのポイント、試験本番に向けた勉強方法をお伝えします!

この記事を読めば、

・「英検2級リスニングにどんな問題が出るのかわかった!」
・「英検2級リスニングのコツがわかった!」
・「英検2級リスニングの解き方がわかったから、焦らなくなった!」

を実現できます。ぜひ、読んでみてください!

英検2級のリスニング勉強法についてまとめた記事もぜひお読みください!

関連記事:英検2級の合格点・レベル・問題傾向・合格に必要な学習時間などを完全まとめ!

2024年度第1回試験から、英検の問題形式がリニューアルされています。
最新の情報を参考に、英検対策を進めていくことをおすすめします。
詳しくは英検の問題形式変更についてまとめた記事をご確認ください。

また、英検協会は英検準2級と2級の間に「準2級プラス」を新設すると発表しています。
準2級プラスのレベルや問題形式についてまとめた記事もあわせてご確認ください。

英検2級のリスニング対策に力を入れる重要性

Speaking

英検2級に含まれる4技能のなかで、とくにリスニング対策に注力するのをオススメします。その理由は次の4つです。

  • 同じ問題構成の過去問が豊富
  • 準2級より問題パターンが少なくなる
  • 解答時間のテンポを掴みやすい
  • 大学入試対策にもなる

それぞれ詳しく紹介します。

同じ問題構成の過去問が豊富

英検は、2024年度に問題構成が大幅にリニューアルされています。
2級では、リーディングとライティングがリニューアル対象です。

そのため、2級の一次試験のなかで2023年度以前の過去問と同じ形式で出題されているのは、リスニングのみです。
リスニングは同じ問題形式の過去問が豊富ですので、他の技能よりも対策しやすいと言えるでしょう。

準2級より問題パターンが少なくなる

英検2級のリスニングでは、準2級の大問1にあった選択肢なしの問題はなくなっています。

それにともない大問の数も3→2に減っています。

対策する問題のパターン数が少なくなるため、準2級よりも解きやすく感じる可能性が高いでしょう。

関連記事:英検リスニングのコツ・勉強法対策まとめ|これさえ読めば何もいらない!(5級・4級・3級・準2級・2級・準1級)

解答時間のテンポを掴みやすい

リスニングでは1問ごとに無音の時間が10秒間挟み込まれていて、この時間内に回答します。

リーディングやライティングのように自分で時間配分を調整する必要がないため、テンポ良く解きやすいのがメリットです。

そのためリスニングは、「最後まで解き終わらなかった」という悩みを抱えにくいでしょう。

大学入試対策にもなる

英検2級の難易度は、高校卒業レベルだとされています。
つまり、大学入学共通テストのリスニングと同じくらいの難易度の問題が出されるということです。

そのため、英検2級のリスニング対策を通して、共通テストのスコアアップに必要なスキルも同時に高められます。

関連記事:英検レベル|各級の難易度目安や受験の順番は?英検協会も教えない情報を公開

 

英検2級リスニングではどんな問題がで英検2級リスニングの試験内容

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

英検2級リスニングは、以下の2つの大問で構成されています。

  • 【大問1】会話の内容一致選択
  • 【大問2】文の内容一致選択

各大問15問ずつ、合計30問になります。

英検2級リスニングでは音声は一度しか流れません。

では大問ごとに、詳しく見ていきましょう。

【大問1】会話の内容一致選択

大問1は「会話の内容一致選択」です。

では、音声の流れを見てみましょう。大問1はスピーカー2人の会話になります。

1人目の発言(1回目)
2人目の発言(1回目)
1人目の発言(2回目)
2人目の発言(2回目)
⑤ 会話の内容に関する質問

このようにスピーカー2人の会話の後に、会話の内容に関する質問が流れます。

2級リスニング大問1は必ずこの流れになります。つまり、スピーカーが1回しか発言していないのに急に「会話の内容に関する質問」が流れたり、逆にスピーカーが3回も4回も発言をすることはないということです。

ですので、この大問1の会話の流れをしっかりと覚えておきましょう

では、次に英検本番で流れる音声を見てみましょう。

① 女性:Jack, one of our clients is arriving from Spain next Tuesday. Can you pick her up at the airport?(ジャック、来週の火曜日にスペインからクライアントの1人が到着するわ。彼女を空港まで迎えに行ってもらえる?)

② 男性:Sure, Ms. Evans. But why me? Don’t you usually have Tom pick people up?(もちろんです、エバンスさん。しかし、どうして私ですか?いつもトムに迎えに行ってもらっていましたよね?)

③ 女性:I don’t think the client speaks English. I’d like you to go because you’re the only one here who speaks Spanish.(そのクライアントは英語が話せないと思うの。あなたは唯一、スペイン語が話せる人材だから、あなたに行ってほしいのよ。)

④ 男性:All right. I’ll happy to to go.(わかりました。喜んで行かせていただきます。)

Question: Why does Ms.Evans ask Jack to pick up their client?(質問:なぜエバンスさんはジャックにクライアントを迎えに行くように頼んだのですか?)

出典:英検2級2017年度第3回

そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。

こういった問題が15問続くのが英検2級リスニングの大問1になります。

今回の問題もそうですが、英検2級リスニングではビジネスシーンでの会話も多くなります

こういった音声内容は、ビジネスシーンに馴染みのない小学生はもちろん、中高生にとっても難しい場合があります。なぜなら、学生はビジネスに関する背景知識がないため、音声を聞き逃した際に内容を推測するのが困難だからです。

しかし、だからといって「ビジネスの背景知識がないと2級リスニングで合格点をとれない」ということではありません

後ほどお伝えする解法のコツを身につけ、継続して学習すれば合格点はとれるようになります。

【大問2】文の内容一致選択

大問2は「文の内容一致選択」になります。

大問2は大問1とは異なり、会話ではなくスピーカー1人によるナレーションになります。

音声の流れは以下の通りです。

① ナレーション
② ナレーションの内容に関する質問

具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。

Yumiko is working as a volunteer teacher in a small village in Vietnam. There is no Internet connection in the village, and Yumiko’s cell phone does not work there. Once a week, she goes to a nearby town where she can use a computer. She sends e-mails to her friends and family while she is there.(ユミコはベトナムの小さな村で、ボランティアの教師として活動しています。その村にはインターネットが繋がっていないため、ユミコのケータイは使えません。週に1度、彼女はコンピューターが使える近くに町に行きます。彼女はそこにいる間に、友達と家族にメールを送っています。)

Question: Why does Yumiko go to a town near her village?(質問:なぜユミコは村の近くの町に行くのですか?)

出典:英検2級2017年度第3回

英検2級リスニング大問2は、全ての問題がこの流れになります。

そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。

こういった問題が15問続くのが英検2級リスニングの大問2になります。

先ほどの音声スクリプトを見ると、

〜 she goes to a nearby town where she can use a computer.

このように、関係副詞といった難しい文法事項を用いた英文も平気で出てきます。こういった文法事項が使われる英文は長くなる傾向にあり、理解が追いつかずに点数を落としてしまうのです。

つまり、高校文法を使った英文を聞き取ることが要求されるのが英検2級リスニングだということです。

(しかしこれは、「高校文法を完全にマスターしないと英検2級リスニングで合格点がとれない」という意味ではありません。もちろん、高校文法の知識を理解している方が有利ではありますが、高校文法を完全にマスターしていなくても、語彙力を高めた上でしっかりとシャドーイングや音読に取り組めば、十分に2級リスニングで高得点を狙えます。)

ここまでで、英検2級リスニングではどういった問題が出題されるのか、わかって頂けたかと思います。

ではここからは、英検2級リスニングをどのように対策していけば高得点が獲得できるのか、そのポイントについてお話します。

英検準2級のリスニングとの違いは? 

準2級からの変化は、次の2つです。

  • 問題構成が大問3つ→大問2つになること
  • 扱うトピックや単語の難易度が上がること

難易度の違いを理解するために、各級で求められる語彙の違いを見てみましょう。

必要単語数の違いだけ見ると、3級→準2級の変化に比べると簡単そうに感じるかもしれません。

しかし、日常会話が中心だった準2級と違い、ニュースやビジネスシーンを想定した問題が数多く出題されます。
あまり馴染みのない単語を多く扱うため、語彙を増やすのに苦労する人も多いでしょう。

関連記事:英検2級の重要単語5分テスト!レベル診断と効率的な覚え方、おすすめ参考書も紹介

【リスニングの解き方】英検2級では3つのコツを押さえて合格をつかめ!

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

英検2級リスニングを解くコツは、次の3点です。

  1. 選択肢を先読みして、本文と質問の内容を予想する
  2. 音声を聞くときは和訳するのではなく、内容をイメージする
  3. 正解がわからなくても粘らずに、次の問題の音声が始まったら適当に解答してしまう

それぞれ詳しく紹介していきます。

① 選択肢を先読みして、本文と質問の内容を予想する(チャンスは2回!)

英検2級リスニングでは、リスニング力だけでなくリーディング力も問われていることをご存知でしたか?

なぜなら、2級リスニングで高得点をとるためには、10秒という短い解答時間で、素早く選択肢を読み、内容をつかむ必要があるからです。

リスニング力ではなく、「選択肢を素早く正確に読む速読力」が足りず、2級リスニングの点数が伸びない場合も少なくないのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

ポイントは、「選択肢を先読みすること」です。

先読みで選択肢の内容をあらかじめ把握しておくことで、リスニング試験中、余裕を持って選択肢を選ぶことができます。

そして、2級リスニングでは先読みできるタイミングが2回あります

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

まず1回目の先読みできるタイミングは、リスニング試験が始まる前です。

英検2級では、まず筆記試験(リーディング・ライティング)が行われ、筆記試験の終了時間がくると自動的にリスニング試験に進みます。

しかし、問題冊子は筆記試験もリスニング試験も全て1冊にまとまっています。

つまり、筆記試験の途中でもリスニングの選択肢を先に見ることができるのです。

この特徴を生かして、筆記試験を早めに終わらせて、余った時間でリスニングの選択肢をあらかじめ先読みしておきましょう。(リスニングの先読みをするために、実際に筆記試験を何分で終わらせればいいのかを知りたい方は、こちらの「【英検一次試験】合格点と時間配分を公開!2018年度最新版!」を確認してください。)

では、実際に英検2級リスニングの選択肢を見てみましょう。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

先読みをする上でのポイントは2つあります。

① 本文と質問の内容を予想する
② (自分にとって)難しい単語の意味をメモしておく

まず、先読みでやるべきことは「本文と質問の内容を予想する」ことです。

先ほどの選択肢の意味を1つずつ確認してみましょう。

1 A place where he can park his car.(彼が車を駐車できる場所)
2 A parking lot that just opened.(開いたばかりの駐車場)
3 The park near the police station.(警察署近くの公園)
4 The prices at the parking garage.(立体駐車場の値段)

これらの選択肢から、どういった本文が出題されるか予想できるでしょうか?

少なくとも、車を駐車したい人が登場しそうですよね。駐車スペースがなくて困っているのかもしれません。

質問はどうでしょうか?

「どこに駐車できますか?」といった質問が続きそうです。

しかし、4の選択肢だけ「どこに駐車できますか?」という質問に対する返答になっていないことがわかります。(「どこに駐車できますか?」という質問に対して「立体駐車場の値段」という回答はおかしいからです。)

ですので、「駐車に関する質問がされそうだが、『どこに駐車できますか?』という質問ではない」ということがわかります。

このように、選択肢から本文と質問の内容を予想しておくのです。

2つめのポイントは、「難しい単語の意味をメモしておく」ことです。

例えば、

1 A place where he can park his car.(彼が車を駐車できる場所)
3 The park near the police station.(警察署近くの公園

この”park”という単語、1の選択肢では「駐車する」という意味で、3の選択肢では「公園」という意味です。

もしあなたが選択肢を先読みした時に、「あれ?この”park”って『公園』って意味?それとも『駐車する』って意味?」と悩んでしまうようだと、リスニング試験中に選択肢を理解するのに時間がかかり、点数を落としてしまうかもしれません。

そこで、自分にとって難しい単語が出てきた場合は、選択肢にメモを書いておくのがいいでしょう。

例えば、以下のようにメモしておくのです。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

そうすれば、リスニング中、選択肢をみたときに、「そうだ、ここの”park”は『駐車する』って意味だった」とすぐに思い出せます。結果、素早く選択肢の内容を掴めるのです。

これで1回目の先読みはOKです。(もちろん、リスニング試験開始までにまだ時間があるようでしたら、選択肢を何度も先読みして、内容を頭に刷り込んでおきましょう。リスニング試験がだいぶ楽になります。)

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

次に、2回目の先読みタイミングです。

2回目の先読みのタイミングは、音声が始まる直前です。

まずは、以下2つの解き方を見比べてみてください。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ
英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

これら2つの解き方の違いは何でしょうか?そして、どちらのほうが正答率は上がるでしょうか?

解き方①では、音声が始まる前に選択肢の先読みをしているのです。選択肢を入念に先読みしておけば、音声が終わったらすぐに選択肢を選ぶことも可能です。

選択肢を選んだら、すぐに次の問題の選択肢の先読みに移ります。次の問題の音声が始まるギリギリまで選択肢を先読みし、内容を頭に刷り込んでおくのです。

こういった流れで問題を解いていくのが、解き方①です。

一方、解き方②では選択肢の先読みができていません。そして、先読みをしていないため、選択肢を選ぶのに時間がかかり、また先読みできないまま、次の問題、次の問題、と進んでいってしまうのです。

実際にやってみるとわかりますが、解き方①ではかなり余裕を持って選択肢を選んでいけます。一方、②の解き方は、常に音声に追われて焦りながら問題を解いている状態です。

どちらの解き方が正答率が上がるかは明らかです。余裕を持ってリスニング試験に臨めている解き方①の方が正答率は上がります。

リスニング試験が始まるまでの時間、つまり筆記試験の余った時間にしっかりと選択肢の先読みができていれば、音声が始まる直前の先読みも比較的、簡単にできます。

このことからも、筆記試験の余った時間に先読みすることは非常に大切なのです。

なお、音声が始まる直前まで選択肢の先読みを行うことは大切ですが、音声が始まったら音声にのみ集中しましょう。音声を聞いている間は選択肢を読んだりしないほうがいいです。気が散って、音声の内容を聞き逃してしまうからです。

音声が始まったら、選択肢は目に入れず、とにかく音声にだけ集中しましょう。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

② 音声を聞くときは和訳するのではなく、内容をイメージする

2級リスニングの音声を聞いているとき、あなたの頭の中はどうなっているでしょうか?

2級リスニングでは、音声は一度しか流れません。そして、2級リスニングともなると、音声で流れる英文も長くなり、音声スピードもそれなりに速くなります。

そんな中、もしあなたがリスニング中、和訳をしながら内容を理解しようとしてしまっているとしたら、以下のような状態に陥ってしまいます。

音声:Jack, one of our clients is arriving from Spain next Tuesday.
頭の中:「”clients”は『お客さん』っていう意味で、”arrive from Spain”って聞こえたな。お客さんがスペインから・・・」
音声:Can you pick her up at the airport ?
頭の中:「うわ!もう次の英文になっちゃった…。”pick up”って聞こえたから「迎えに行く」って意味だから…」
音声:I don’t think the client speaks English. I’d like to you to go to because you’re the only one here who speaks Spanish.
頭の中:「もう早くてついていけない…。”speak English”って聞こえたり、”speak Spanish”って聞こえたり、何が何だか…」

この人は、リスニングをしながら和訳し、日本語で内容を考えてしまっています。結果、音声についていけなくなってしまっているのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

ポイントは、「和訳するのではなく、内容をイメージすること」です。

「内容をイメージする」とはどういった意味なのでしょうか?

例えば、先ほどの音声であれば、以下のようなビジュアルを頭の中にイメージするのです。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ
英検2級 二級 リスニング 対策 コツ
英検2級 二級 リスニング 対策 コツ
英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

このように、音声を聞きながら和訳することなく、英文を前からどんどんイメージ化していきます

今回は説明の都合上、画像を使っていますが、実際はまるで映画を観ているかのように動画としてイメージしていくといいでしょう。

これが、「内容をイメージする」という意味です。

では、どうしてリスニングにおいて内容をイメージすることが大切なのでしょうか?

下の図を見てください。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

リスニングの際、音声を聞きながら和訳をするプロセスは上図の①の流れになります。

つまり、脳内で一度和訳をして、それからイメージして、内容を理解しているのです。(我々日本人は、無意識に日本語をイメージ化できます。例えば、「日本一怖いお化け屋敷」と聞けば、頭の中で勝手にイメージが浮かぶはずです。日本語であれば、すぐにイメージが浮かんで、意味が掴めるのです。)

この①の流れだと、一度和訳をして日本語を介するため、理解するまでに時間がかかります。結果、音声についていけずに点数を落としてしまうのです。

一方、②のプロセスだと日本語を介しません。直接、英語をイメージとして捉えるため、理解のスピードが速くなるのです。結果、英語の音声にも問題なくついていけます。

この「内容をイメージする」というポイントですが、言われてすぐにできるものではありません。特に、今まで和訳中心の英語学習をしてきた人は和訳癖が付いていますので、簡単には英語を直接イメージできるようにはならないでしょう。

しかし、意識しないとできるようになることはありません。

「和訳をせずに内容を直接イメージして、意味を掴む」

これを意識してリスニングの学習に取り組むことで、日本語を介さずに、英語を英語のまま理解できるようになります。

ぜひ、意識して学習を進めましょう。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

③ 正解がわからなくても粘らずに、次の問題の音声が始まったら適当に解答してしまう

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

最後のポイントです。

それは、「諦めが肝心」ということです。

英検2級受験者の中で、2級リスニングの音声を100%、完璧に聞き取れる受験者はまずいません。(もしそうであれば、その人は2級でなく、準1級以上を受けるべきです。)

ですので、音声を聞き取れない場合ももちろんあります。あって当然なのです。ここで焦ってはいけません。

その時に一番やってはいけないことは、正解がわからない問題で粘りすぎて、次の問題も間違えることです。

例えば、こういう状況です。

音声を聞き取れず、あなたは正解がわかりません。

あなた:「あれ…?どれが答えだろう…。わからない…。」

そうこう悩んでいるうちに音声は次の問題に進んでしまいました。

あなた:「あ!ちょっと待って!もう少しでわかりそう…。うーん、やっぱりダメだ、わからない!『1』でいいや!」

そうしてなんとかマークシートの『1』を塗って、次の問題を聞こうとするも、既に音声は先に進んでしまっています。

あなた:「あれ…。途中からだからまたわからない…。わからない…。どうしよどうしよ…。」

そして、そのまま次の問題も間違えてしまいました。

・・・

これは音声を聞き逃した失敗をずるずる引きづり、その後何問も同じように間違ってしまう典型的な悪循環パターンです。

ポイントは、例え正解がわからなくても、音声が次の問題に進む直前にはとりあえず適当に回答してしまい、次の問題に集中することです。

遅くても「No.○」と次の問題番号のアナウンスが聞こえたら、適当に選択肢を選び、急いでマークシートを塗ってしまいましょう。そして、次の問題の音声に集中するのです。

例え、1問間違えてしまったとしても、気持ちを切り替えて次の問題に集中する方が正答率は高くなります。

ですので、決して粘りすぎないこと。次の問題の音声が聞こえたら、諦めてさっさと解答すること。失敗を引きずらず、気持ちを切り替えて、次の問題に集中すること。

このことを忘れないでください。

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

知識」で満足せずに、リスニング練習に取り組もう!

英検2級 二級 リスニング 対策 コツ

今回は英検2級リスニングの解き方と、コツをお伝えしました。

問題を解いて丸付けをし、理解して満足してしまう。

これだとリスニング力は上がらないということをご説明しました。

ぜひ、今回お伝えした、シャドーイングや音読などの練習に繰り返し取り組んでみてください。

そして、英検本番が近くなったら、「英検直前!読むだけでも点数が変わる対策記事まとめ!(5級・4級・3級・準2級・2級・準1級)」を読んで直前の対策を実施しましょう。

そうすれば、準備は万端です。ぜひ、英検2級合格を勝ち取ってください。

もし、

「英検2級を受験予定だけど、どう対策していいのかわからない…」
「英検2級リスニング対策に取り組んでいるけど、正しい学習法で取り組めているのかよくわからない…」
「英検2級にどうしても受からない…。受かるために今からできることって何…?」

とお悩みであれば、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。

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