今回は、国内の私立中学校に通うY.Yさんにインタビューしました。
Yさんは、小学校を卒業するまでの期間を海外で過ごしてきた帰国子女です。
非英語圏の日本人学校2校で約4年、日本の小学校で約1年、中国のインターナショナルスクールで約1年と家族の転勤に伴い学校が変わっています。
小学5年生の1月に入ったインターナショナルスクールで英語力が大幅に伸びたものの、カバーしきれなかった部分もあると言います。
しかし、ESL clubのオンラインレッスンを受けることで、中学受験に合わせて英検準2級レベルの英語力が身につきました。中学1年生の現在は、英検2級に合格しています。
「うちの子は帰国子女なのに英語力ができない」と悩む方や、インターナショナルスクールでの英語学習に課題を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「帰国子女なら英語ができる」という周囲からの思い込みに悩んで、英語の勉強を本格的にスタート
──Yさんは現在日本の中学校に通っていますが、生まれてからさまざまな国での生活を経験してきたそうですね。
(Yさん)イギリス・ドイツ・中国(2都市)で生活した経験があります。ドイツと中国の日本人学校に通っていたので、友達とのコミュニケーションは日本語を使っていて、家族との会話も日本語でした。学校ではABCの発音(フォニックス)を少し習ったくらいだったので、英語を本格的に勉強したのはESL clubに入ってからです。
(お母さま)娘は生後10ヶ月から3歳半までイギリスで育ちました。日本へ帰国した後、2年ほど日本の幼稚園へ通い、それから再び海外へ。ドイツで約3年半過ごしました。イギリスに住んでいた頃は現地の小学校に入学する可能性も考えて、2歳から1年ほど現地のナーサリーに週2回通っていました。そのころは英語の音を聞き取る力は少し身についていたようですが、話す力は日本語も英語も未熟でした。
娘はどちらかと言うと、まわりの様子をじっと観察しながら楽しく過ごすような性格でしたので、英語を無理に習わせるのではなく、まずは年齢相応の母語を話せるように日本語を重視しようと決めるに至りました。
──そうした中で、英語を勉強したいと思ったのはなぜですか?
(Yさん)小学校4年生の頃、ビザの都合で日本の小学校にしばらく通うことになった際、「日本語は話せますか?英語やドイツ語の方が得意ですか?」と思われることが多く驚きました。海外に住んだ経験がなくても英語が話せる子もいました。この頃から「英語を勉強したい」と思うようになりました。
──Yさんは2021年9月にESLclubで勉強をスタート、2024年5月には中学1年生にして英検2級に合格しています。自分で「英語が上達したな」と実感したのはいつですか?
(Yさん)中国2都市目に引っ越した2023年1月、インターナショナルスクールに通いはじめたときです。最初は伝えたいことが上手く英語で表現できなかったり、友達や先生が言っていることがわからず苦労しました。
でも少しずつコミュニケーションが取れるようになると自信がつきました。中学受験の勉強もしていたので両立させることが大変でしたが、英語を頑張れば学校での生活がすぐに充実するので、なんとか乗り越えることができました。
(お母さま)次の引っ越し先には日本人学校が無く、インターナショナルスクールしかないと娘に伝えたとき、涙を流した娘の動揺ぶりは今も忘れられません。それまでは多少の不安があっても、日本人学校はほとんどみんなが転校した経験があるお友だち、同じ境遇のお子さんが多い安心感がありました。けれども英語を話せない娘が、英語しか通じない未知の世界に飛び込むのは怖かったんだと思います。
娘は幼少期からピアノをずっと習い続けています。音楽は言葉が伝わらなくても気持ちが通じることがありますし、今までコツコツと続けてきた経験があるから自信を持って、インターナショナルスクールに入学しても大丈夫だと励まし、娘を信じていました。
ESL clubとインターナショナルスクールで、英語への自信と自宅学習の習慣が身につく
──Yさんは小学4年生からESLclubオンラインレッスンを受講しはじめています。ESL clubのレッスンを受けはじめる前と後では、英語の勉強について変化はありましたか?
(Yさん)ESL clubに入る前は、英語を日本語に変換して考えていて、英単語を覚えるときも日本語とセットで暗記していました。でも入ってからは単語を表したイラストやイメージで覚えるので、日本語訳を思い浮かべなくても、英語のまま考えられるようになりました。
あとは、小学5年生の頃にESL clubではじめてライティングをアイデア出しからやりました。そのときは頭の中でなんとなく思い浮かんでいても、上手く言えなかったです。単語の意味はわかっていても、正しい文法で相手に伝えるのが難しかったのを覚えています。そのときと比べたら、今は正しい文法で相手に伝えることができているなと感じます。
(お母さま)インターナショナルスクールに子どもを通わせていた母親同士共通の悩みとして、インターナショナルスクールでは英作文の添削がないことが挙げられます。インターナショナルスクールもESL clubと同じオールイングリッシュの環境なので、リスニングやスピーキングの力は身につきやすいです。しかし、宿題で英作文を提出しても添削されないので、どう書いたら正しいのかわからないままでした。
ESL clubではライティングのための考え方や、文書のまとめ方も見てもらえるので、そうした積み重ねが自信につながっているのだなと見ていて感じます。
──レッスン以外の時間では、どのくらい英語の勉強をしていますか?
(Yさん)今はパス単で英単語を暗記して、宿題で出ているシャドーイングとライティングもやっています。あまり決めすぎるとできなくなってしまうので、とくに「1日○時間」と決めているわけではないです。学校から帰ってきて夕飯を食べる前に、1日分のライティングやシャドーイングをやるようにしています。
(お母さま)中学受験の勉強と両立させるために、宿題の締め切りや寝る時間から逆算して、自分でスケジュール表を書いて進めていました。イベントがあって宿題ができない日があっても、自分なりに考えながら上手くコントロールして進めていたと思います。あの時期に「限られた時間の中で勉強を進める習慣」がつき始めたのだと思います。
──Yさんにとって、先生はどんな印象か教えて欲しいです!
(Yさん)担当のあかり先生は、私が答えやすいように質問してくれたり、自分で答えを出せるようにヒントをくれたりサポートしてくれます。難しいテーマの英文が出てくるときもあるけど、わからなければその場で調べてイメージできるように見せてくれます。
(お母さま)娘は小さい頃から家族以外の大人と話すのが得意ではありませんでした。レッスンを受けはじめた頃は先生に質問されても答えられないことが多かったと思います。回を重ねるごとに受け答えができるようになってきたのは、先生が根気強くリードしてくださったおかげです。
レッスンを通して英語だけでなく、コミュニケーションの取り方や、何をどう話せばいいのかという部分もいい学びになっていると感じています。
(あかり先生)Yさんはスピーキングやライティングで「このアイデアでいいのかな」という英語力に関係ない部分で迷いが見られました。真面目な性格なので「ちゃんと答えないと」 「しっかり自分の意見を持たないと」といったことを気にしていた様子でしたね。そんな中で楽観的に「これでいいんだよ」 「間違っていてもいいから」と後押ししているうちに、少しずつ自分の中で定型文ができてきて、答えることへの抵抗感がなくなってきたみたいです。
レッスンでは最初に5分間の雑談タイムを設けています。ここでは英語の勉強とは関係のない話もたくさんしています。ESL clubのレッスンはオールイングリッシュなので、このときの会話もすべて英語です。今日起こったことや最近の学校の行事についても英語で話すことで、今ではYさんもスルスルと英語で話してくれるようになっています。講師としてYさんの成長を感じれているので、とても嬉しいですね!
(お母さま)英語で話すことは自信につながっていたようです。実は中学入試の出願締め切り直前に、本人の希望で英語スピーチ試験をオンライン受験することに決めました。その際はあかり先生にも限られた期間でスピーチ対策をお願いしました。結果的に英語スピーチだけでの合格はできなかったのですが、「合格できる」かもしれないから挑戦したいと思えるくらい頑張ったことは、いい経験になっていると思います。
中学受験を終えた後も、自分から率先して勉強する習慣は定着
──中学入学後、英語の授業ではこれまでESLclubやインターナショナルスクールで学んだ英語とギャップはありますか?
(Yさん)教科書に書かれている英語の意味はわかっているのに、テストで正確に答えるには新しく覚えなおさないといけないことがあります。LadyやGirlみたいに、似た意味の単語のニュアンスの違いを日本語で表現するのには慣れていないので、少し難しかったです。
ESL clubでは文法を規則性で覚えていたけど、学校だと「三単現」みたいな難しい日本語で覚えるので、少しとまどいはありました。でも言葉はわからなくてもルールはわかるので、1からやるより全然理解しやすいです。
──これまで学んできたからこそ、中学英語で答え合わせをしているような感じなんですね。学校生活はどうですか?
(Yさん)真面目に勉強する子が多く、遊びも部活も全力で取り組む校風で、楽しく過ごしています。部活動は吹奏楽部でフルートを担当しています。部活はしっかりお休みもあるので、英語の勉強とも両立できています。中学入学後はインターナショナルスクールと違って英語を聞く時間が減ってしまっているので、リスニング教材をいっぱい聞いたりしています。
理科や社会はインターナショナルスクールでは日本とまったく違うカリキュラムで勉強していて、さらに私は受験科目ではなかったので、定期試験では理科や社会の勉強を特に頑張っています。英語の試験はESLclubで学んだ内容も十分に活かせているので、今は貯金があるような状態です。
(お母さま)娘が通う中学校は2期制で、夏休み明けに期末試験がありました。受験期の宿題の取り組み方と同じように、期末試験日から逆算して、夏休みは計画的に勉強をしていました。
このまま学習習慣を定着させ、中高一貫校の良さを満喫しながら、充実した学校生活を送って欲しいと思います。
──充実した学校生活を送りながら、学習する習慣も着実につけてきているのですね。これからも英語の勉強をつづけていきたいですか?
(Yさん)続けていきたいです!英検の目標も自分で決めていて、いまは準1級合格に向けて勉強しています。将来海外へ行きたい、英語が使える仕事がしたい、などは考えていないですが英語の勉強は続けたいと思っています。
(あかり先生)Yさんにそう言ってもらえるととても嬉しいです!これからも楽しく勉強することを第一に継続してほしいですね。
英検準1級の問題を中学1年生が解いていくには、英語の勉強だけでなく、社会的な問題への理解も深めないといけません。英検協会は英検準1級の目安を大学中級程度としていることもあり、最近のレッスンでは出題される問題背景の知識を一緒に着けていくことにも取り組んでいます。
例えばフードロスなどの問題についても、その背景から丁寧に解説しYさんが自身の意見を持てるように指導しています。英検合格に向けた勉強の中で、社会問題への理解や、物事を論理的に考えるきっかけのサポートができるようにこれからも指導したいです。
──英語の勉強を続けていきたいと聞けてとても嬉しいです!Yさんは英語を勉強していてよかったなとどんなときに感じますか?
(Yさん)英語を勉強したら、日本語にはない表現ができたりします。あかり先生から、よく直訳したら同じ意味の英単語でも、ニュアンスがどう違うのか教えてもらえたりしています。ESL clubのレッスンを通して日本語だったり英語だったり、いろんな表現方法ができるようになりました。そういうときに英語を勉強していてよかったなと思います。
──英語愛が伝わるお話ありがとうございました。最後にお母さまが感じるESL clubのメリットについてお聞かせください!
(お母さま)ご家族の都合で転勤が多かったり、時間に制限があったりする方に、ESL clubは特におすすめです。
中学受験の時期は中国に住んでいたので1時間の時差がありましたが、レッスンの曜日を固定してもらえたので、スケジュールを合わせやすかったです。
それから、日本語のフォローがあるところがとても魅力的でした。海外から子ども向けの英語レッスンを受ける場合、外国籍の先生が担当するスピーキング中心のレッスンが多く、安定して習うことが難しかったです。その点ESL clubでは、ライティングやリーディング含めて、日本語でもフォローしてくださり、さらに全体を統括してくれる先生がいらっしゃるのでとても安心感がありました。
マンツーマンで子どもに向き合い、深く理解してくれる先生がずっと担当してくれるという点も良いです。集団授業では積極的に話せないような、人見知りする性格のお子さんにも向いていると思います。
Yさん、お母さま、素敵なお話をありがとうございました!すでに英検準1級の学習をスタートしているYさんをこれからも全力でサポートしていきます!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
YさんがESL clubをどう活用しているかまとめると、
・ABCの発音(フォニックス)を学ぶところから、入塾後はたった2年で英検2級レベルの英語力に
・宿題を通して自分から率先して学習する習慣が身につき、中学受験を終えた後も勉強を継続できている
・インターナショナルスクールではカバーしきれない英作文や英文法も丁寧に添削してもらえる
・バイリンガル講師による寄り添った指導で、自分の考えを話す力や表現力が身についた
ということが見えてきます。
PCがあればどこからでもレッスンが受けられるESL clubオンライン校では、国内に住む生徒さまはもちろん、海外在住の生徒さまも利用しています。
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