英検®3級からは、一次試験の試験科目にライティング問題が追加されます。
英検3級ライティングでは、意見論述問題(英作文)とEメール問題が1問ずつ出題されます。
合格に向けて、採点基準や解答のコツを把握しておくことが大切です。
今回は、英検3級のライティング問題で合格点を目指すためのポイントを、サンプル問題付きで解説します。
2024年度から追加された「Eメール問題」対策や、試験の採点基準・配点、NGな解答例や覚えておくべき使える表現(決まり文句)も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
こちらもあわせてご覧ください
英検®3級ライティングが2024年度からリニューアル

2024年度第1回検定から、英検の問題がリニューアルされました。
英検3級の変更点は、次の2つです。
- ライティングの問題が1題から2題に増えた
- 一次試験の時間が50分から65分に延びた
リニューアル後の英検3級ライティングでは、以前から出題されていた「意見論述(英作文)」問題に加えて「Eメール」問題がプラスされました。
問題集や参考書を使用する場合、2024年度のリニューアルに対応したものを選びましょう。
リニューアルの詳細は、英検のリニューアル情報をまとめた記事をご確認ください。
参考:2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト|英検|公益財団法人 日本英語検定協会
【英検®3級ライティング】意見論述問題(英作文)の内容と攻略のコツ

まずは、2023年以前から出題されている「意見論述問題(英作文)」のポイントを解説します。
意見論述問題の出題形式は、以下のとおりです。

出典:実用英語技能検定「準2級」、「3級」に来年度からライティングテストを導入、4技能化へ
「一番好きな季節は?」という質問に対する自分の考えと理由を2つ述べなさい、という問題です。
このサンプル問題をもとに、意見論述問題の採点や攻略方法を見ていきましょう。
意見論述問題(英作文)の採点基準と配点
意見論述問題の採点は、「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点で行われます。
具体的には、以下のようなポイントが見られます。
- 内容:TOPICの質問に対応した内容になっているか
- 構成:正しい構成で書けているか
- 語彙:適切な単語を用いられているか、幅広い単語が使われているか
- 文法:文法が正しく運用できているか、幅広い文法が使われているか
各観点は0〜4点の5段階で評価され、素点での満点は16点です。
この素点をもとに、Eメール問題と合わせて550点になるようにCSEスコアが算出されます。CSEスコアについて詳しくは以下の記事を参考にしてください。
関連記事:英検CSEスコアを徹底解説!【素点‐CSEスコアグラフも大公開!】
【攻略のコツ①】TOPICの質問に対応した内容にする
ライティング問題を解くうえでまず大切なのは、質問に答えられているかという点です。
質問の意図に沿った意味の英文を書くことで、「内容」が優れているとして加点されます。
意見論述問題の場合、自分の考えと、それを説明するための理由2つを書くよう求められています。
たとえばサンプル問題をもとに、模範解答を考えると次のようになります。
Q:What is your favorite season?
一番好きな季節は?
A:My favorite season is Winter, because every New Year holiday I enjoy ski with my father. Also, I am looking forward to Christmas gift every year.
私が一番好きな季節は冬です。なぜなら、お正月休みが来るたびに父とスキーに行けるのを楽しみにしているからです。それに、毎年クリスマスプレゼントを貰えるのも心待ちにしています。
たとえば「I like December.(12月が好きです)」「I hate Spring.(春が嫌いです)」と好きな月や嫌いな季節を答えてしまうと、「好きな季節」に答えていることにはなりません。
そのため、質問の答えになっているか考えてから、解答用紙に書きはじめるようにしましょう。
【攻略のコツ②】テンプレートを活用して正しい構成で書く
以下のテンプレートを活用して、正しい構成で解答を記載しましょう。
[自分の意見] → [理由1] → [理由2]
英検協会が公開している模範解答は、以下のとおりです。
▼模範解答
【自分の意見】
My favorite season is summer.
(私の一番好きな季節は夏です)
【理由1】
I like summer the best because my school has a long vacation.
(私は夏が一番好きです。なぜなら、長い休みがあるからです。)
【理由2】
Also, my friends and I can go swimming in the sea.
(また、友達と海でスイミングができるからです。)
模範解答は、テンプレートどおりの[自分の意見] → [理由1] → [理由2]という構成になっていますね。
一方、ライティングに慣れていない人がよくやってしまうミスが、以下のような文章です。
▼よくあるNG例
My school has a long vacation in summer.
(夏には長い休みがあります。)
Also, my friends and I can go swimming in the sea.
(また、友達と海でスイミングができます。)
That is why I like summer the best.
(だから、私は夏が一番好きです。)
NG例の文章は、[理由1] → [理由2] → [自分の意見]という構成です。しかし、英語では [自分の意見] → [理由]の順番で「結論を先に伝える」ことが一般的です。
英検3級ライティングの意見論述問題(英作文)では理由を2つ答える必要があるので、
[自分の意見] → [理由1] → [理由2] の構成で書くことがポイントです。
まずは、この構成で書く練習を徹底的に行いましょう。
【攻略のコツ③】「because」「Also」の定型表現を覚える
[自分の意見] → [理由1] → [理由2]という構成テンプレートとあわせて、because と Alsoの定型表現も覚えておきましょう。
because(なぜなら)は理由の説明、Also(また)は理由を補足するときに便利な表現です。
使い方の例は、以下のとおりです。
【自分の意見】
My favorite season is summer.
(私の一番好きな季節は夏です)
【理由1】
I like summer the best because my school has a long vacation.
(私は夏が一番好きです。なぜなら、長い休みがあるからです。)
【理由2】
Also, my friends and I can go swimming in the sea.
(また、友達と海でスイミングができるからです。)
because と Also をスペルミスなく、正しく使えるようにしておきましょう。
【攻略のコツ④】わからない英単語は、知っている単語に変換して書く
書きたいことを表現する英単語がわからないときは、知っている単語に変換して書きましょう。
ライティングにまだ慣れていない人が陥りがちなのが、「『休みがあるから夏が好き』って書きたいけど、『休み』って英語でなんて言うかわからない。どうしよう………(フリーズ)」という状態です。
「英語で表現できない単語があると、そこで止まってしまう」という場合は、知っている単語を駆使した別の表現方法を検討しましょう。
たとえば”vacation(休み)”という単語が思いつかないとき、以下のように表現しても、書きたい内容は十分に伝わります。
I like summer the best because I do not need to go to school.
(私は夏が一番好きです。なぜなら、学校に行く必要がないからです。)
vacation がわからなくても、 need, go, school がわかれば問題ありません。
英単語が出てこないときは、「知っている単語で別の言い方はできないかな?」と考えてみましょう。
英検3級でよく出る単語については、こちらの記事を参考にしてください。
関連記事:英検®3級でよく出る単語を厳選!レベル診断とおすすめの覚え方、勉強法

ESL club講師からのコメント
「自分の知っている英単語で言い換える力」は、ライティングだけではなくスピーキングでも大切です。
英語で使える単語や表現が日本語に比べて少ないのは当然です。
だからといって、英語で伝えるのを諦めてしまう必要はありません。
知っている単語や表現で言い換えることで、自分の伝えたい内容を相手に届けることは十分に可能です。
出てこない英単語があったときは、すぐに先生に聞いたり、辞書で調べるのではなく、
「知っている単語で別の言い方はできないか?」と一度、考えてみる。
ライティングの勉強をするときは、ぜひ意識してみてください。
【攻略のコツ⑤】語数が不足したら「いつ」「どこで」「だれと」を説明する
書きあげた英文の語数が、英検3級ライティングの意見論述問題(英作文)で必要な「25〜35語」に足りない場合、「いつ」「どこで」「だれと」の説明をプラスしましょう。
ライティングの解答を書き終えたら、以下のポイントをチェックすることが大切です。
① 語数
② スペル
③ 文法
語数をチェックしたところ「文字数が足りない!」というケースもあるでしょう。そんなときは、「いつ」「どこで」「だれと」を補足できないか、確認してみてください。
たとえば、以下の4語の英文を補足してみましょう。
▼原文(4語)
I can go swimming.
(スイミングに行けます。)
▼「だれと」「どこで」を追加(9語)
My friends and I go swimming in the sea.
(友達と海へスイミングに行けます。)
▼「いつ」「だれと」「どこで」を追加(12語)
My friends and I go swimming in the sea during summer vacation.
(夏休みの間、友達と海へスイミングに行けます。)
このケースでは、4語だった英文を12語まで増やせました。
文字数が足りなくても、焦らずに「いつ」「どこで」「だれと」を説明すれば、自然に語数を増やせます。
【英検®3級ライティング】Eメール問題の内容と攻略のコツ

ここでは、2024年度から追加になったEメール問題のポイントを解説します。
英検協会によると、Eメール問題の出題形式は次のとおりです。
友達から届いたEメールへの返信を、英語で考える問題です。
【Eメールの和訳】
やあ、メールをありがとう。
きみが友達の誕生日パーティーへ行ったという話を聞いたよ。そのことについて詳しく聞かせてくれないかな。パーティーには何人くらいの人が集まっていた? それと、食べ物はどうだった?
ジェームズより
Eメール問題の採点基準と配点
Eメール問題の採点は、「内容」「語彙」「文法」の3つの観点で行われます。
意見論述問題では設けられていた「構成」は、Eメール問題では問われません。
具体的には、以下のようなポイントが見られます。
- 内容:質問に答えられているか
- 語彙:適切な単語を用いられているか、幅広い単語が使われているか
- 文法:文法が正しく運用できているか、幅広い文法が使われているか
各観点は0〜3点の4段階で評価され、素点での満点は9点です。
この素点をもとに、意見論述問題と合わせて550点になるようにCSEスコアが算出されます。
「Eメール問題のほうが意見論述問題より点数が低いの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。
たしかに素点での配点は意見論述問題より低いですが、実際のスコア配分は毎回異なります。
そのため、意見論述問題もEメール問題も同じくらい対策へ力を入れるようにしましょう。
関連記事:英検®3級でよく出る単語を厳選!レベル診断とおすすめの覚え方、勉強法
【攻略のコツ①】2つの質問への答えを順番通りに書く
質問された順番に回答していくことで、採点の観点「内容」の「ハイスコアを狙えるでしょう。
意見論述問題と同様、Eメール問題でも「質問に対して適切な答えが書けていること」は「内容」の加点対象となります。
たとえば先ほど紹介したサンプル問題であれば、以下のような構成で解答するとよいでしょう。
(1)質問1への回答:There were twelve people at the party.(パーティーに来ていたのは12人です。)
(2)質問2への回答:The food was great! We had some pizza.(ごはんはとても美味しかったです!私たちはピザを食べました。)
(3)自分の感想 :We had a great time!(とても楽しい時間を過ごしました!)
まずは質問の答えを順番に書き、最後に自分の感想を付け加える構成にすると、まとまりがよくなります。
【攻略のコツ②】自信のある英単語を優先的に使う
自分の語彙にあわせて解答を作成するとスムーズです。
ライティングはリーディングとは異なり、解答内容に絶対的な正解がないためです。
日本語で考えてから英語に変換しようとすると、「英単語をど忘れしてしまった」「スペルはこれで合っているかな?」と、自信のない英文を書いてしまうかもしれません。
知っている英単語のなかで思いついたものを使って解答を作成することで、語彙での減点を防げます。
たとえばサンプル問題の模範解答では、パーティーで食べた物について「pizza」と解答しています。
もしpizzaのスペルや冠詞などに自信がなければ、「apple」など書き慣れた単語を使っても構いません。
【攻略のコツ③】文章は短く区切ってもOK
Eメール問題は文法も評価対象ですが、無理に複雑で長い構造の文章を書く必要はありません。
サンプル問題の模範解答も、1文は4〜7語で構成されています。
日本語で友達とメッセージをやり取りする際も、回りくどい表現が送られてきたら読みにくいですよね。
それと同じように、シンプルで伝わりやすい表現を心がければ問題ありません。
なお、英検3級のリーディングでは代名詞(he, she, it, they)がよく出題されます。
Eメール問題でも使えそうであれば取り入れると、「文法」でハイスコアを狙いやすくなるでしょう。
【攻略のコツ④】時制は問題文に揃える
Eメール問題の解答は、基本的に問題文と同じ時制を使えば問題ありません。
たとえばサンプル問題のメール本文では、過去形が使われています。
友人がメールを書いた時点ですでに過去の話なので、返信でもそのまま過去形を使えば問題ありません。
リーディングに出てくるEメールの長文問題でも、過去にあった出来事、もしくは現在の状況説明が中心です。
そのため、ライティングでも過去形には過去形を、現在形には現在形を使って英文を書く問題が想定されます。
英検®3級ライティングで使える表現・決まり文句
英検3級のライティングでは、使える表現や決まり文句を暗記しておくのがおすすめです。
主に、以下のようなメリットがあります。
- 文をスムーズに組み立てやすい
- 回答時間の節約につながる
- 文法や語順のミス軽減に役立つ
- 採点基準である「内容」「構成」「文法」「語彙」を満たしやすい
ここでは、英検3級ライティング対策として覚えておきたい便利なフレーズを、意見論述問題(英作文)とEメール問題に分けて紹介します。
意見論述問題(英作文)で使える表現・決まり文句
英検3級の意見論述問題(英作文)で使える表現・決まり文句は、以下のとおりです。
I want to (動詞) | 〇〇したい |
It’s A(形容詞) for me to B(動詞) | 私にはBすることはAです |
I have two reasons | 理由は2つあります |
One reason is that~ | 理由のひとつは~です |
First, ~. Second, ~. | まず~です。次に~です。 |
I think it is (形容詞) to (動詞) | ~することは(形容詞)だと思います |
because ~ | ~なので |
I enjoy (動詞-ing / 名詞) | ~を楽しみます |
I can (動詞) | ~することができます |
I like (名詞 / 動詞-ing) the best | ~が一番好きです |
Also, ~ | また、~ |
such as(名詞) and (名詞) | 〇〇や〇〇など |
There is/are(名詞) | 〇〇がある |
with (名詞) | 〇〇と一緒に |
Eメール問題で使える表現・決まり文句
英検3級のEメール問題で使える表現・決まり文句は、以下のとおりです。
I went there by (乗り物) | (乗り物)で行きました |
I went there (時期 / 曜日 / 時間) | (時期・曜日・時間)に行きました |
I will go there by(乗り物) | (乗り物)で行くつもりです |
It was (形容詞) | それは(形容詞)でした例:fun / exciting / interesting / delicious |
I saw (名詞) | (名詞)を見ました |
I ate (食べ物) | (食べ物)を食べました |
I play (楽器 / スポーツ) | (楽器・スポーツ)をします |
I practice (回数) a week | 週に(回数)練習します |
with (名詞) | (名詞)と一緒に例:with my family / with my friends |
I had a good time | 楽しい時間を過ごしました |
I was (感情) but (気持ち) | (感情)だったけれど(気持ち)でした例:I was nervous, but I enjoyed it. |
I’m looking forward to (名詞 / 動詞-ing) | (〇〇)を楽しみにしています |
0点や減点対象になる?英検®3級ライティングのNG解答例

英検3級ライティングで減点対象になるNG解答例は、以下のとおりです。
- 機械で読み取りにくい文字を書く
- ローマ字で日本語を書く
- 解答全体の語数が極端に短い
英検3級ライティングは、観点ごとに4段階で採点されます。
評価の幅が限られているため、減点要素はできるかぎり避けておくことが大切です。
機械で読み取りにくい文字を書く
機械が読み取りにくい文字を書くと、減点につながる可能性があります。
英検の解答用紙は、すべて機械で読み込みます。
リーディングやリスニングのような選択問題だけでなく、筆記問題であるライティング問題も同様です。
そのため、乱雑・不鮮明な文字は、誤った文字として認識されてしまう可能性があります。数字の1と小文字のl、数字の2とZのように形が似ている文字は、特に注意が必要です。
機械が読み取りやすいよう、解答用紙の枠内にはっきりと丁寧に書くようにしましょう。
また、解答用紙に消しくずがついたままになっていたり、消し残しがあったりすると、機械が文字として読み込んでしまう可能性があります。
修正部分は消しゴムを使ってキレイに消し、消しくずは解答用紙からしっかりと払い落としましょう。
関連記事:【英検3級リーディング・長文対策】解き方をステップ式で細かく解説!
関連記事:英検3級リスニング対策|3つのコツを押さえて合格点を勝ち取れ!
ローマ字で日本語を書く
sushiやtempuraのように日本語が国際公用語となっている場合をのぞき、日本語をローマ字のまま書くのは避けてください。
英検は英語の能力を問う試験のため、日本語が分からない人が理解できないような文章を書くのはNGです。
たとえば英単語が分からないからといって、france pan(フランスパンは英語でbaguette)、piman(ピーマンはフランス語。英語では green pepper)のように日本語による読みを書くと、減点対象になります。
自信のない英単語は避け、正しいスペルで書ける別の表現を使うようにしましょう。

ESL club講師からのコメント
あくまでも目安ですが、スペリングミス2〜3つごとに、「語彙」が1点ずつ減点されていくようなイメージを持つと良いでしょう。
スペルミスを気にするあまり書けなくなってしまうこともあるので、完璧にこだわりすぎるのもよくありませんが、スペルがあやしい英単語は、自信をもって書ける別の表現に変換するのがおすすめです。
解答全体の語数が極端に短い
問題文で規定されている語数目安よりも極端に短いと、減点対象になるため要注意です。
ライティング問題では、適切に解答するために最低限必要な語数が指定されています。
そのため、語数が不足していると、回答基準を満たさない可能性が高いでしょう。
各問題で「内容」「構成」などのスコアが振るわないリスクがありますので、指定された語数はしっかり守るようにしましょう。

ESL club講師からのコメント
提示されている目安に対して語数が極端に多い場合も、減点対象になります。
ただし、2~3語程度の不足であれば、減点されない可能性が高いでしょう。
英検®3級ライティングの例題【模範解答つき】
ここでは、英語を教えない英語塾『ESL club』が作成した、英検3級ライティングの意見論述問題(英作文)とEメール問題の例題を紹介します。
ESL clubでは、多くの予想問題を特別に無料公開しています。「もっとたくさん練習問題を解きたい!」という方は、以下のページをお役立てください。
関連記事:【英検3級ライティング予想問題】バイリンガル講師による模範解答付き!Eメール問題にも対応!
意見論述問題(英作文)
まずは、英検3級の意見論述問題(英作文)の例題と模範解答です。
■例題1
- あなたは、外国人の友達から以下の QUESTION をされました。
- QUESTION について、あなたの考えとその理由を2つ英文で書きなさい。
- 語数の目安は25~35語です。
- 解答は,解答用紙のB面にあるライティング解答欄に書きなさい。なお、解答欄の外に書かれたものは採点されません。
- 解答が QUESTION に対応していないと判断された場合は, 0点と採点されることがあります。 QUESTION をよく読んでから答えてください。
【QUESTION】
Which do you like better, playing sports or listening to music?
模範解答:
【QUESTIONの和訳】
スポーツをするのと音楽を聴くのとでは、どちらが好きですか。
【日本語メモ】
【考え】スポーツをする方が好き
→【理由1】健康に良いから
→【理由2】友達と一緒に楽しめるから
【解答例】
I like playing sports better. I have two reasons.
First, playing sports is good for my health.
Second, it is fun to play sports with my friends.
(27 words)
【解答例の和訳】
私はスポーツをする方が好きです。理由は2つあります。
1つめは、スポーツをすることは健康に良いからです。
2つめは、友達と一緒にスポーツをすると楽しいからです。
■例題2
- QUESTIONについて、あなたの考えとその理由を2つ英文で書きなさい。
- 語数の目安は25語〜35語です。
【QUESTION】
Where would you like to go this summer?
模範解答:
【QUESTIONの和訳】
この夏どこに行きたいですか?
【日本語メモ】
【考え】海に行きたい
→【理由1】砂遊びがしたいから
→【理由2】泳ぐことができるから
【解答例】
I would like to go to the sea this summer because I want to play with sands.
I also can go swimming in the sea.
(25words)
【解答例の和訳】
私はこの夏、海に行きたいです。なぜなら、砂遊びがしたいからです。
また、海で泳ぐことができるからです。
Eメール問題
英検3級Eメール問題の例題と模範解答です。
■例題1
- あなたは、外国人の友達 (Connor) から以下のEメールを受け取りました。 Eメールを読み、それに対する返信メールを英文で書きなさい。
- あなたが書く返信メールの中で、友達 (Connor) からの2つの質問 (下線部) に対応する内容を、あなた自身で自由に考えて答えなさい。
- あなたが書く返信メールの中でに書く英文の語数の目安は、 15語~25語です。
- 解答欄の外に書かれたものは採点されません。
- 解答が友達 (Connor) のEメールに対応していないと判断された場合は, 0点と採点されることがあります。 友達 (Connor) のEメールの内容をよく読んでから答えてください。
- [ ] の下の Best wishes, の後にあなたの名前を書く必要はありません。
Hi,
Thanks for your e-mail.
I heard that you went to a snow festival in your town.
I want to know more about it.
How much were the tickets? When did you go to the snow festival?
Your Friend,
Connor
Hi,Connor!
Thank you for your e-mail.
[解答欄に記入しなさい。]
Best wishes.
模範解答:
【QUESTIONの和訳】
こんにちは。
メールをありがとう。
あなたの町の雪祭りに行ったと聞きました。
そのことについてもっと知りたいです。
チケットはいくらでしたか?雪まつりにはいつ行きましたか?
あなたの友達
コナー
【解答例】
The tickets were 500 yen.
I went to the snow festival last weekend.
It was fun.
(16 words)
【解答例の和訳】
チケットは500円でした。
私は先週末に雪まつりに行きました。
とても楽しかったです。
■例題2
- あなたは、外国人の友達 (Oliver) から以下のEメールを受け取りました。 Eメールを読み、それに対する返信メールを英文で書きなさい。
- あなたが書く返信メールの中で、友達 (Oliver) からの2つの質問 (下線部) に対応する内容を、あなた自身で自由に考えて答えなさい。
- あなたが書く返信メールの中でに書く英文の語数の目安は、 15語~25語です。
- 解答欄の外に書かれたものは採点されません。
- 解答が友達 (Oliver) のEメールに対応していないと判断された場合は, 0点と採点されることがあります。 友達 (Oliver) のEメールの内容をよく読んでから答えてください。
- [ ] の下の Best wishes, の後にあなたの名前を書く必要はありません。
Hi,
Thanks for your e-mail.
My friend told me that you started cooking at home.
I have some questions for you.
What food do you often cook? And who do you cook with?
Your friend,
Oliver
Hi, Oliver!
Thank you for your e-mail.
[解答欄に記入しなさい。]
Best wishes.
模範解答:
【QUESTIONの和訳】
こんにちは。
メールをありがとう。
友達から、あなたが家で料理を始めたと聞きました。
あなたにいくつか質問があります。
あなたはどんな料理をよく作りますか?そして誰と一緒に料理をしますか?
あなたの友達
オリバー
【解答例】
I often cook curry and pasta at home.
I usually cook with my mother, and sometimes with my sister.
I like cooking.
(22 words)
【解答例の和訳】
私は家でよくカレーやパスタを作ります。
私は普段は母と一緒に料理をし、ときどき妹とも作ります。
私は料理をすることが好きです。
英検®3級ライティングのおすすめ勉強法

英検®3級ライティングでおすすめの勉強法は、多くの問題を解き、高度な英語力を備えた人に添削してもらうことです。
ライティング練習を積み重ねる
多くの問題を解き、英検3級ライティングに慣れることが重要です。
何度も練習することで解答の構成が身につき、本番でも焦らず対応できるようになるでしょう。
英検協会が公表している過去問だけでなく、市販の参考書、学校や塾のサンプル問題などを活用しながら、英検3級受験に向けて練習を積んでいきましょう。
関連記事:【英検3級ライティング予想問題】バイリンガル講師による模範解答付き!Eメール問題にも対応!
高度な英語力を持つ人に添削してもらう
ライティング問題を解くだけでなく、英検を熟知している英語上級者に採点・添削してもらうことも重要です。
自分の実力を正しく把握できることはもちろん、「より高いスコアを獲得するにはどうすればよいか」という解き方も含めて教えてもらえるため、効率的にスコアを伸ばしやすくなります。
ライティングは正解が1つではないため、自己採点が難しい技能です。
スコアアップを目指すのであれば、独学のみでのライティング対策はあまりおすすめできません。
学校や塾の先生にチェックしてもらうのが理想的です。
英語を教えない英語塾『ESL club』では、英検1級・TOEFL iBT 90点・TOEIC 900点レベル以上のバイリンガル講師による英検対策が可能です。
ライティングの添削はもちろん、2015年の開塾以降1,000名以上の英検合格者を輩出してきた実績に基づき、「聞く・話す・読む・書く」の英語4技能のスキルアップをサポートします。
対面またはオンラインでのマンツーマンレッスンで、一人ひとりの得意・不得意や目標にあわせた英検対策を行います。
英検3級の合格を目指す方は、まずはお気軽に無料体験レッスンにご参加ください。
英検®3級ライティングに関するよくある質問

英検3級ライティングに関する、よくある質問とその回答を紹介します。
英検3級にギリギリ合格するために必要な正答数・点数は?
ESL clubで確認したケースでは、英検3級の一次試験にギリギリで合格する点数は53点でした。
素点換算で【リーディング13点、ライティング17点、リスニング23点の合計53点(得点率62%)】で、一次試験をギリギリ突破したケースがあります。
そのためESL clubでは、一次試験はリーディング30問中13問、ライティングでは2問の素点の合計25点中15点(約6割)を目指すことを目標としています。
ライティングが0点でも合格できますか?
ライティングが0点の場合、リーディングとリスニングの両方が満点でも合格できない可能性があります。
英検3級では、4技能それぞれにCSEスコアで550点が配点されています。また、合格基準スコアは1,103点です。
ライティングが0点=550点分を捨てているということなので、リーディングとリスニングがそれぞれ満点であっても、合格点を達成できない可能性があります。
英検3級一次試験で理想的な時間配分は?
筆記試験の試験時間65分のうち、理想的な時間配分は【リーディング31分・ライティング30分で合計61分、残りの4分で全体の見直しやリスニング問題に目を通す】です。
詳しい時間配分の目安は、以下のとおりです。

ライティング1問あたりに15分程度の時間を確保できるよう、筆記試験が始まったらリーディングではなくライティングから取り組むことも有効です。どちらが向いているかは人によるので、過去問を解く際に色々と試してみてください。
過去問を解く際は必ず時間を測り、時間配分どおりに問題を解くことを心がけましょう。
まとめ

英検3級ライティングは、解答のコツを押さえて対策しましょう。
ただし、コツが分かっていても「実際にうまく活用できているか」「よりよい方法があるかどうか」などを、自分で判断することは難しいものです。
効率的にライティングスキルを伸ばしたいのであれば、英検に精通した添削者にサポートを依頼することがポイントです。
英検3級の合格を目指す方は、ぜひ『ESL club』をご活用ください。
ESL clubでは、小学生から高校生まで、英検対策が可能です。
→小学生で英検2級にも合格できるESL club小学部はこちら
→英検、TOEFLから英語難関大学受験まで対策できるESL club高校部はこちら
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