「英検3級を受験予定だけど、リスニングでどんな問題が出るのかを知りたい。」
「前回受験した時、英検3級のリスニングがボロボロだった。今度こそちゃんと対策して臨みたい。」
「昔からリスニングが苦手で、いつも足を引っ張ってしまう。」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
英検3級リスニングにはコツあります。
それを知っているかどうかで正答率も変わってくるのです。
「あと1問正解だったら合格できたのに…」
そうならないためにも、英検3級リスニングの解き方をマスターしましょう。
本記事では英検3級リスニング対策として、攻略のための3つのコツをお伝えします!
(「英検3級リスニングのコツではなくて、日々の勉強法が知りたい!」という方は、こちらの「英検3級リスニング勉強法|正答率90%を達成する学習法を徹底解説!」がオススメです。)
目次
こちらもあわせてご覧ください
2024年度第1回試験から、英検の問題形式がリニューアルされています。
最新の情報を参考に、英検対策を進めていくことをおすすめします。
詳しくは英検の問題形式変更についてまとめた記事をご確認ください。
リスニングで何点取れば、英検3級に合格できるの?
現在、英検の合否はCSEスコアで決まります。
→CSEスコアについてはこちら:英検CSEスコア|英検|公益財団法人 日本英語検定協会
素点とCSEスコアの関係について詳しく知りたい方は「英検の合格点ってどう決まる?CSEスコアを徹底解説!【素点ーCSEスコアのグラフも大公開!】」を読んで頂きたいのですが、「結局、英検3級リスニングで何点とればいいの?」と結論を急ぐ方は、以下の表をご覧ください。
こちらは、過去ESL clubにおける受験結果から割り出した英検3級一次試験の合格基準点になります。(ただし、CSEスコアの性質上、「上記の点数をとれば必ず合格できる」とお約束するものではありません。あくまで参考程度にしてください。)
全体の目標点は49点 / 76点(得点率64%)で、そのうちリスニング合計の目標点は27点 / 30点(得点率90%)になります。
この合格基準点は、リスニングの目標点を高めに設定しています。
なぜなら、ESL clubには小学生が多く、小学生が英検を効率的に合格していくにはリスニング重視で学習を進めるのがベストだからです。
→詳しい理由についてはこちら:【小学生の英検対策】リスニング重視の勉強法が最も効果的である理由とは!?
もし、リスニングがこの目標点に届かない場合は、その分リーディングとライティングで点数を稼ぐ必要があります。
英検3級リスニングではどんな問題がでるの?
英検3級リスニングは、以下の3つの大問で構成されています。
・【大問1】会話の応答文選択
・【大問2】会話の内容一致選択
・【大問3】文の内容一致選択
各大問10問ずつ、合計30問になります。
では大問ごとに、もう少し詳しく見ていきましょう。
【大問1】会話の応答文選択
英検3級リスニング、最初の大問である大問1は「会話の応答文選択」になります。
どういった問題なのか見てみましょう。
問題用紙には次のようなイラストが載っています。
そして、流れる音声はこのイラストの中の2人の会話になります。(会話をする2人は必ず男女になります。)
会話の流れとしては、
① 1人目の発言(1回目)
② 2人目の発言(1回目)
③ 1人目の発言(2回目)
④ 2人目の発言(2回目)←この発言として適切な応答を選択肢から選ぶ
になります。
イラストを使って、もう少し具体的に説明します。
まず、1人目(この問題では女性)が発言します。
この「I like your shirt.(あなたのシャツいいね。)」は実際の英検で流れる音声になります。
次に、2人目(この問題では男性)が発言します。
その次に、再び1人目(女性)が発言します。
ここで、2人目(男性)の2回目の発言として、3つの応答文が選択肢として流れます。
1 It was expensive.(それは高かったよ。)
2 A week ago.(1週間前だったよ。)
3 My sister did.(妹がくれたんだ。)
このうち、適切な応答文を一つ選ぶ問題となります。
この問題では、『3』の「My sister did.(妹がくれたんだ。)」が正解となるわけです。
こういった問題が10問続くのが英検3級リスニングの大問1になります。
英検3級リスニング大問1の全ての問題が、
① 1人目の発言(1回目)
② 2人目の発言(1回目)
③ 1人目の発言(2回目)
④ 2人目の発言(2回目)←この発言として適切な応答を選択肢から選ぶ
という流れになります。つまり、会話をしている2人が3回、4回と発言して会話がどんどん長くなっていくということはありませんし、いきなり②の「2人目の発言(1回目)」が選択肢として3パターン流れるということもありません。
ちなみに、大問1は音声が一度しか流れませんので注意してください。
【大問2】会話の内容一致選択
次に、大問2で出題される問題を見てみましょう。
大問2も大問1と同様に、男女の会話が流れます。
大問1と同様、男女の会話である大問2ですが、音声の流れは以下のようになります。
① 1人目の発言(1回目)
② 2人目の発言(1回目)
③ 1人目の発言(2回目)
④ 2人目の発言(2回目)
⑤ 会話の内容に関する質問
大問1では、④の「2人目の発言(2回目)」が3つの選択肢として音声が流れましたが、大問2では最後に会話に関する質問が流れます。
具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。
① 女性:Did you hear that Bob and Kelly are getting married in June?(ボブとケリーが7月に結婚するって聞いた?)
② 男性:Yes, they told me last night.(うん、昨日聞いたよ。)
③ 女性:I’m going to have a party for them next month.(来月、彼らのためにパーティーを開く予定なの。)
④ 男性:Good idea, Lisa!(いいアイディアだね、リサ!)
⑤ Question: When will Lisa have a party for Bob and Kelly?(質問:いつ、リサはパーティーをボブとケリーのために開く予定ですか?)
英検3級リスニング大問2の全ての問題がこの、
① 1人目の発言(1回目)
② 2人目の発言(1回目)
③ 1人目の発言(2回目)
④ 2人目の発言(2回目)
⑤ 会話の内容に関する質問
という流れになります。つまり、問題によって、2人の発言が3回、4回と長くなったりはしないということです。
そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。
この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。
ちなみに、選択肢の和訳はそれぞれ、
1 Tomorrow night.(明日の夜)
2 Next month.(来月)
3 In June.(6月)
4 In July.(7月)
となり、
Question: When will Lisa have a party for Bob and Kelly?(質問:いつ、リサはパーティーをボブとケリーのために開く予定ですか?)
という質問に対し、音声の中で、
女性:I’m going to have a party for them next month.(来月、彼らのためにパーティーを開く予定なの。)
という発言があったため、正解は『2』の「Next month.(来月)」になります。
こういった問題が10問続くのが英検3級リスニングの大問2になります。
また、大問2では音声は2回流れます。ですので、1回目と2回目でそれぞれ戦略的に聞き取ることが重要になってきます。(このコツは後ほどご説明します。)
【大問3】文の内容一致選択
最後に、大問3で出題される問題を見てみましょう。
大問3は大問1、大問2とは異なり、会話ではなくスピーカー1人によるナレーションになります。
音声の流れは以下の通りです。
① ナレーション
② ナレーションの内容に関する質問
具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。
① 女性:I’m busy today.(今日は忙しい日です。) In the morning, I had to go to the dentist.(今朝は歯医者に行かなければなりませんでした。) In the afternoon, I went shopping for my friend Kate’s birthday present.(午後は友達のケイトの誕生日プレゼントを買いに、買い物に行きました。) Tonight, I’ll go to her party.(今夜はパーティーに行く予定です。)
② Question: When did the woman go shopping?(質問:いつ、女性は買い物に行きましたか?)
英検3級リスニング大問3の全ての問題がこの、
① ナレーション
② ナレーションの内容に関する質問
という流れになります。
そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。
この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。
ちなみに、選択肢の和訳はそれぞれ、
1 Yesterday morning.(昨日の朝)
2 Yesterday afternoon.(昨日の午後)
3 This morning.(今朝)
4 This afternoon.(今日の午後)
となり、
Question: When did the woman go shopping?(質問:いつ、女性は買い物に行きましたか?)
という質問に対し、音声の中で、
・I’m busy today.(今日は忙しい日です。)
・In the afternoon, I went shopping for my friend Kate’s birthday present.(午後は友達のケイトの誕生日プレゼントを買いに、買い物に行きました。)
という発言があったため、正解は『4』の「This afternoon.(今日の午後)」になります。
こういった問題が10問続くのが英検3級リスニングの大問3になります。
また、大問3でも音声は2回流れます。ですので、大問2同様、1回目と2回目でそれぞれ戦略的に聞き取ることが重要になってきます。
ここまでで、英検3級リスニングではどういった問題が出題されるのか、わかって頂けたかと思います。
ではここからは、英検3級リスニングをどのように対策していけば高得点が獲得できるのか、そのコツについてお話します。
英検3級リスニング対策|3つのコツを押さえて合格をつかめ!
① 選択肢の先読みで、何が問われそうかを予想する!
英検ではリスニング問題の先読みができるのをご存知ですか?
英検3級はまず筆記試験(リーディング・ライティング)が行われ、筆記試験の終了時間がくると自動的にリスニング試験に進みます。
しかし、問題冊子は筆記試験もリスニング試験も全て1冊にまとまっています。
つまり、筆記試験の途中でもリスニング試験の問題を見ることができるのです。
この特徴を生かして、筆記試験を早めに終わらせて、余った時間でリスニング試験の問題をあらかじめ見ておくことを「先読み」といいます。(リスニングの先読みをするために、実際に筆記試験を何分で終わらせればいいのかを知りたい方は、こちらの「【英検一次試験】合格点と時間配分を公開!2018年度最新版!」を確認してください。)
この先読みをするだけで、どういった問題がリスニングで出題されそうかがあらかじめ予想できるため、余裕をもって音声を聞くことができます。
この先読みですが、コツがあります。
大問1の先読み方法
まず、大問1ですが、大問1の先読みは不要です。
なぜなら、大問1の問題用紙にはイラストしか載っていません。
ここから、友達同士の会話なのか、親子同士なのか、それとも先生と生徒の会話なのか、といったことはなんとなくわかりますが、誰と誰が会話しているのかを前もって把握しておく必要性はあまりありません。
ですので、大問1の先読みはせずに、この後続く、大問2、大問3の先読みに時間をかけましょう。
大問2・3の先読み方法
大問2と大問3は出題される問題形式は異なるものの、先読みの方法は同じです。
ここでは、大問2を例にとって先読みの仕方をお話します。(大問3も同じやり方でOKです。)
先読みのポイントは、「選択肢の共通点を見つけ、注意して聞くべきポイントを予想しておく」ということです。
具体的にやってみましょう。
例えば、次の選択肢を見てください。
これは、
1 Tomorrow night.(明日の夜)
2 Next month.(来月)
3 In June.(6月)
4 In July.(7月)
という意味なので、選択肢の共通点は「時」を示している、ということです。
ということはつまり、「時(いつなのか?)」に注意して音声を聞くべきなのは明らかです。
実際に先読みをするときは、注意して聞くべきポイントを鉛筆でメモしておきましょう。
こんな感じで、「いつ」と書いておきます。
そうすれば、実際に音声を聞く際に選択肢を見れば、「あ、そうだ!この問題は『いつなのか?』という『時』に注意して聞かないといけないんだった!」と思い出せるわけです。
他の例も見てみましょう。
この選択肢は全て値段になっていますので、値段に注意して聞くべきなのは明らかです。なので、「ねだん」と書いておきます。
次の例です。
この選択肢は「in(〜の中で)」「at(〜で)」とありますし、後ろの単語を見ても「bedroom(寝室)」「house(家)」「science room(理科室)」「library(図書館)」とあるので、「場所」について問われるのは明らかです。ですので、「ばしょ」とメモしておきます。
次が最後の例です。
共通点、わかりますか?
まずは、「She(彼女が)」です。
そしてもう一つは、「saw」「went」「took」「called」で、動詞が全て過去形である点です。
つまり、「会話に登場する女性が何をしたのか?」が質問で聞かれる可能性が高く、その点に注意して音声を聞く必要があるということです。
メモとしては、「彼女が何した」と書いておけばいいでしょう。
このように先読みをすることで、音声で注意すべきポイントを前もって予想できるのです。
この先読みをしておくだけで、英検本番でのリスニングに取り組む余裕が大きく変わってきます。ぜひ、実践してみてください!
② 【大問1】1人目スピーカーの2回目の発言に集中!特に文頭の疑問詞は必ず聞き取れ!
2つ目のコツは大問1の問題に関するものです。
大問1の会話の流れは、
① 1人目の発言(1回目)
② 2人目の発言(1回目)
③ 1人目の発言(2回目)
④ 2人目の発言(2回目)←この発言として適切な応答を選択肢から選ぶ
になると先ほどお話ししました。
ここで、全神経を集中して聞かないといけない最重要発言は、「1人目の発言(2回目)」です。
なぜなら、最後の「2人目の発言(2回目)」が問題となるため、その一つ前の「1人目の発言(2回目)」を聞き逃すと正解を選べなくなるからです。
ですので、「1人目の発言(2回目)」に全神経を集中させるのです。
先ほどの問題で言うと、
① 女性:I like your shirt.(あなたのシャツいいね)
② 男性:Thanks.(ありがとう) I got it for my birthday.(誕生日でもらったんだ)
③ 女性:Who gave it to you?(誰にもらったの?)
④ 男性:1 It was expensive.(それは高かったよ) | 2 A week ago.(1週間前だったよ) | 3 My sister did.(妹がくれたんだ)
この「Who gave it to you?(誰にもらったの?)」を全神経を集中して聞きとるということです。
さて、この「1人目の発言(2回目)」の中でも特に大切な部分があります。
それが、文頭です。
再び、先ほどの問題を見てみましょう。
1人目の発言(2回目):Who gave it to you?(誰にもらったの?)
この文頭ということは、「Who」です。
では、なぜこの「Who」に全神経を集中することが大切なのでしょうか?
英検3級リスニング大問1では、「1人目の発言(2回目)」の多くがこの問題のように疑問文になっています。
疑問文で大切なのは文頭です。
疑問文の文頭には疑問詞がくることが多々あります。
疑問詞とは、
・What(何)
・Who(だれ)
・Where(どこ)
・When(いつ)
・How(どうやって)
・How many / much(どのくらい)
などです。
この文頭にある疑問詞だけをしっかり聞き取ることで、選択肢となる応答文が推測できます。
つまりは、
・What → 「物や事」が正解になる
・Who → 「人」が正解になる
・Where → 「場所」が正解になる
・When → 「時」が正解になる
・How → 「方法」が正解になる
・How many / much → 「数や量」が正解になる
ということが推測できるということです。
具体例として、先ほどの問題を見てみましょう。
1人目の発言(2回目):Who gave it to you?(誰にもらったの?)
2人目の発言(2回目):1 It was expensive.(それは高かったよ) | 2 A week ago.(1週間前だったよ) | 3 My sister did.(妹がくれたんだ)
文頭の「Who」は聞き取れたけど、それ以降は聞き逃してしまったと仮定して、わざと「Who」以降は黒で潰してます。つまり、「誰?」しか聞き取れなかったということです。
これでも、正解を選べませんか?
「誰?」って聞いているのに、「それは高かったよ」も「1週間前だったよ」も応答文としておかしいわけです。
なので、正解は『3』の「My sister did.(妹がくれたんだ)」とわかるわけです。
つまり、「1人目の発言(2回目)」の文頭だけ聞き取れれば正解できてしまうのです(もちろん全ての問題がそうとは限りません)。
だからこそ、「1人目の発言(2回目)の文頭」に全神経を集中して聞くのが大切なのです。
③ 【大問2・3】1回目の音声では「内容全体」と「質問」を、2回目の音声で「答え」を聞き取れ!
最後のコツは、大問2と大問3に関するものです。
大問2、3では、音声が2回流れます。そして、1回目の音声と2回目の音声で注意すべきポイントが異なります。
1回目の音声のポイントは、
① 話全体の内容を把握する
② 質問文は全神経を集中して必ず聞き取る
この2点です。
1回目の音声では、話全体の内容を把握します。細かい時間や値段が出てきても気にせずに、とりあえず全体の内容をつかみます。
そして最後、質問が流れる時、つまり「Question」と聞こえた瞬間、全神経を集中して質問を聞き取ります。
【大問2の場合】
【大問3の場合】
例えば、先ほどの大問2の問題を例に挙げると、
Question: When will Lisa have a party for Bob and Kelly?(質問:いつ、リサはパーティーをボブとケリーのために開く予定ですか?)
という質問を、全神経を集中して聞き取るということです。
後ほど説明しますが、1回目の音声で質問の内容をしっかり聞き取ることができれば、2回目の音声はその質問の答えを探すことだけに集中して音声を聞くことができます。
しかし、1回目の音声でもしも質問を聞き逃してしまうと、質問の内容がわからないまま、また2回目の音声を聞く羽目になります。
ですので、「1回目の音声で、質問文だけでも絶対に聞き取る!」という意識で、質問文を聞き取りましょう。
全神経を集中して質問を聞き取ったら、質問の内容を頭の中でまとめておきましょう。
今回の問題例であれば、「パーティーはいつあるのか?」です。
まとめると、1回目の音声では、話全体の内容を把握し、全神経を集中して質問文を聞き取り、質問内容を頭の中でまとめればOKということです。
では次に、2回目の音声でのポイントです。
ポイントは、「1回目の音声で聞き取った質問の答えを探し出すつもりで細かく聞き取る」、これです。
つまり、「パーティーはいつあるのか?」という質問の答えを聞き取ることだけに意識を向けて、細かく2回目の音声を聞いていきます。
2回目の音声が始まる瞬間まで、「パーティーはいつ?パーティーはいつ?…」と頭に意識づけしておくといいでしょう。
2回目の音声が始まったら、全体の流れは意識しなくていいので、とにかく「パーティーはいつあるのか?」に対する答えのみを聞き取る気持ちで聞いていきます。
そして、
女性:I’m going to have a party for them next month.(来月、彼らのためにパーティーを開く予定なの。)
という英文を聞いたら、正解は「next month.(来月)」であることがわかるわけです。
【英検3級リスニング対策のコツ|まとめ】
① 選択肢の先読みで、何が問われそうかを予想する!
② 【大問1】1人目スピーカーの2回目の発言に集中!特に文頭の疑問詞は必ず聞き取れ!
③ 【大問2・3】1回目の音声では「内容全体」と「質問」を、2回目の音声で「答え」を聞き取れ!
【最後に】リスニングでは、失敗を引きづらないことが大切!
最後にリスニング全体に言えるポイントをお伝えします。
それは、失敗を引きづらないことです。
リスニングの音声を100%聞き取れる受験者はいません。(もしそうであれば、その人は3級でなく、準2級以上を受けるべきです。)
ですので、音声を聞き取れない場合ももちろんあるでしょう。
その時に一番やってはいけないことは、失敗を引きずり次の問題も間違えることです。
例えば、こういう状況です。
音声を聞き取れず正解がわからない。
「あれ…?どれが答えだろう…。わからない…。」
そうこう悩んでいるうちに音声は次の問題に進んでしまいました。
「あ!ちょっと待って!もう少しでわかりそう…。うーん、やっぱりダメだ、わからない!『1』でいいや!」
そうしてなんとかマークシートの『1』を塗って、次の問題を聞こうとするも、既に音声は先に進んでしまっています。
「あれ…。途中からだからまたわからない…。うーんと…。わからない…。どうしよどうしよ…。」
これは音声を聞き逃した失敗をずるずる引きづり、その後何問も同じように間違ってしまう典型的な悪循環パターンです。
ポイントは、例えわからなくても音声が次の問題に進む直前にはとりあえず回答して、次の問題に集中することです。
具体的には、例えばNo.1の問題と解いているとしたら、遅くとも音声が「No.2」と次の問題番号をアナウンスした際にはわからなくてもとにかく回答してしまい、No.2の問題に集中しましょう。
例え1問落としたとしても、気持ちを切り替えて次の問題に集中する方が結局正答率は高くなります。
なので、決して失敗を引きづらないこと。音声が次の問題に進む直前にはわからなくてもとにかく回答して、次の問題に集中すること。
このことを忘れずに本番に臨んでください。
解き方を確認しながら、問題演習に何度も取り組もう!
いかがだったでしょうか。
本記事では英検3級リスニングの解き方を大問別で解説してきました。
しかし、解き方を知っただけで満足してしまうのはもったいないです。
必ず今回お伝えした解き方を確認しながら、何度も過去問に取り組んでみてください。
「もう解き方を体が覚えてしまった!」と思えるぐらい、何度も反復してみてください。
もし、「解き方を意識して何度も問題演習をしているのに点数が上がらない…」ということであれば、そもそものリスニング力が不足している可能性があります。
そういう方は「英検3級リスニング勉強法|正答率90%を達成する学習法を徹底解説!」を参考にして、毎日のリスニング学習に取り組みましょう。
リスニングのコツをマスターするのはそれからです。
もし、
「英検3級を受験予定だけど、どう対策していいのかわからない…」
「英検3級リスニング対策に取り組んでいるんだけど、本当にこれで正しいのかよくわからない…」
「英検3級にどうしても受からない…。受かるために今からできることって何…?」
とお悩みであれば、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。
ESL clubでは、小学生から高校生まで、英検対策が可能です。
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どんな些細なご相談でも大歓迎です。是非、お気軽にご連絡ください。
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