「英検3級を受験予定だけど、リーディングでどんな問題が出るのかを知りたい。」
「前回受験した時、英検3級の長文がボロボロだった。今度こそちゃんと対策して臨みたい。」
「英検3級のリーディングでいつも時間が足りなくなってしまう。」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
英検3級リーディング、及び長文問題には最適な解き方があります。
そして、その解き方を知っているかどうかで正答率も変わってくるのです。
「あと1問正解だったら合格できたのに…」
そうならないためにも、英検3級リーディングの解き方を大問別でマスターしましょう。
本記事では英検3級リーディング・長文対策として、各大問の解き方をステップ式で詳しく解説していきます。
この記事を読めば、
① 英検3級リーディング各大問の最適な解き方がわかる
② 英検3級リーディングで「時間が足りない!」ということがなくなる
③ 英検3級リーディングの正答率が上がる
を達成できます。
ぜひ、ご一読ください。
目次
こちらもあわせてご覧ください
2024年度第1回試験から、英検の問題形式がリニューアルされています。
最新の情報を参考に、英検対策を進めていくことをおすすめします。
詳しくは英検の問題形式変更についてまとめた記事をご確認ください。
リーディングで何点取れば、英検3級に合格できるの?
現在、英検の合否はCSEスコアで決まります。
→CSEスコアについてはこちら:英検CSEスコア|英検|公益財団法人 日本英語検定協会
素点とCSEスコアの関係について詳しく知りたい方は「英検の合格点ってどう決まる?CSEスコアを徹底解説!【素点ーCSEスコアのグラフも大公開!】」を読んで頂きたいのですが、「結局、英検3級リーディングで何点とればいいの?」と結論を急ぐ方は、以下の表をご覧ください。
こちらは、過去ESL clubにおける受験結果から割り出した英検3級一次試験の合格基準点になります。(ただし、CSEスコアの性質上、「上記の点数をとれば必ず合格できる」とお約束するものではありません。あくまで参考程度にしてください。)
全体の目標点は49点 / 76点(得点率64%)で、そのうちリーディング合計の目標点は13点 / 30点(得点率43%)になります。
ただしこの合格基準点は、リスニング合計の目標点を27点 / 30点(得点率90%)と高めに設定しています。
→詳しい理由についてはこちら:【小学生の英検対策】リスニング重視の勉強法が最も効果的である理由とは!?
リスニングがこの目標点に届かない方は、その分リーディングとライティングで点数を稼ぐ必要があります。
英検3級リーディングの理想的な時間配分は?
英検3級筆記試験の試験時間は50分です。
上記の時間配分でリーディングを終わらせ、かつライティングも15以内に終わらせることができれば、筆記試験全体は46分で終わります。つまり、リスニングが始まるまでに最低でも4分余らせることができます。
筆記試験は時間を余らせて終えるのが理想的です。
なぜなら、英検では筆記試験が早めに終わった場合、リスニング問題の先読みができるからです。
リスニング問題の先読みをすることで、
・選択肢の英文の意味をあらかじめ把握できる
・選択肢から、どのような問題が出そうかを予想できる
という点が有利になります。
これをするだけで、リスニングの点数は上がります。
(「英検3級リスニング先読みについてもっと詳しく知りたい!」という方は、「【英検3級リスニング対策】合格のための解き方・コツを大問別で徹底解説!」をぜひ読んでみてください。)
ですので、リスニングの先読みをするためにも、上記の時間配分で英検3級リーディングを終えられるように対策しましょう。
大問別で解き方・コツを徹底解説!
ここからは、大問別で英検3級リーディングの具体的な解き方を解説していきます。
英検3級リーディングの大問は
・【大問1】短文の語句空所補充
・【大問2】会話文の文空所補充
・【大問3】長文の内容一致選択
の3つです。
【大問1】「短文の語句空所補充」はこう解けば完璧!
英検3級リーディングの大問1は「短文の語句空所補充」です。
このように、空所付きの英文と選択肢が4つ提示されます。そして、適切な選択肢を1つ選ぶ問題になります。
こういった問題が15問出題されるのが、英検3級リーディングの大問1になります。
大問1の選択肢を選ぶ上で問われるのは、
・単語を知っているか?
・熟語を知っているか?
・文法を知っているか?
の3つです。
ただ、単語、熟語、文法、どれを問われようが解き方は変わりません。
英検3級リーディングの大問1は、次の3つのステップで解いていきます。
【英検3級リーディング|大問1の解き方】
① 英文を読み、意味のイメージを掴む
② 「正解ではない」と思う選択肢は除外していく
③ 選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(何より時間をかけない!)
では、①から順に解説していきます。
大問1の解き方|ステップ① 英文を読み、意味のイメージを掴む
最初に、空所のある英文を読みます。
空所はあるものの、大体の意味は掴めるはずです。
英文は
Come and watch the baseball game on TV, Dad. Your favorite team is ( ).
和訳:テレビでやってる野球の試合を見てよ、お父さん。お父さんの好きなチームが( )。
という意味です。
つまり、お父さんに対する子供の発言であることがわかりますね。そして、お父さんの好きな野球チームがどうなっているかどうかが空所になっている問題です。
実際に英文を読むときは、意味をイメージしながら読んでいきます。
こんなビジュアルがイメージできるとGOODです。
人は文字よりもイメージの方が記憶しやすいと言われています。
例えば、ホラー映画を見たときも、怖かったシーンがずっと頭に残りますよね?これもイメージの方が記憶に残りやすいからです。
この後、問題の選択肢を見ていくわけですが、英文の意味をしっかりイメージして記憶に残しておかないと、「あれ?英文はどういう意味だったっけ?」と英文の意味を忘れてしまいます。
そうなると、選択肢を確認した後にまた英文を読み直さなくてはならなくなり、時間がかかってしまいます。
一方、英文をイメージしながら読んでおけば、比較的長く記憶として残るため、選択肢を見た後に英文をいちいち再確認する必要がなくなります。結果として回答時間の短縮になるのです。
大問1の解き方|ステップ② 「正解ではない」と思う選択肢は除外する
英文の意味をイメージしたら、次に選択肢を『1』から順番に見ていきます。
この時に、「この選択肢は空所には入らない」とわかる選択肢があるはずです。
そういった選択肢は斜線を引き、除外してきます。
「sellingは答えじゃない」「belongingも違う」と思ったなら、このように斜線を引き、除外していきます。
大問1の解き方|ステップ③ 選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(なにより時間をかけない!)
「正解ではない」と思った選択肢を除外した後、選択肢が2つ以上残ることがあります。
例えば、「selling」と「belonging」は除外できましたが、「winning」と「filling」が残ってしまったとします。
この時に絶対にやっていけないのは、
「うーん…『winning』と『filling』どっちだろう…うーん…もうちょっと考えればわかりそう…うーん…『winnning』かな?…いや、『filling』かな?…うーん…」
と時間をかけすぎることです。
この大問1で問われるのは、
・単語を知っているか?
・熟語を知っているか?
・文法を知っているか?
の3つだとお話しました。
この3つは、「知っているかどうか」という知識が問われています。そして、知らない知識はどれだけ時間をかけてもあまり意味がありません。知らないものは知らないのです。
つまり、もし「winning」と「filling」という単語を一度も見たことがなく、全く意味がわからないとしたら、何分考えても「winning」と「filling」の意味がひらめくことはないのです。
にもかかわらず、この問題に何分も無駄な時間をかけてはいけません。
それよりも、さっさと勘で回答してしまって、時間をかければかけるほど正答率が上がりやすい、大問3の長文問題やライティングに時間をかけたほうがいいのです。
この大問1で絶対に避けなくてはいけないのは、1問1問に時間をかけすぎて筆記試験全体の回答時間が足りなくなることです。
ですので、もし最後「winning」と「filling」という2つの選択肢が残ったとしても「なんとなく『winning』だな!」「なんとなく『filling』な気がする!」と勘でさっさと選択肢を選んでしまいましょう。
四択問題は完全に当てずっぽうで選んだとしたら正答率は25%です。
しかし、「『selling』と『belonging』は絶対に違う」と2つ選択肢を除外できれば、4つあった選択肢は2つに絞られ、正答率は50%になります。
四択問題をもし二択にまで絞ることができれば、当てずっぽうだとしても比較的高い確率で正解となるわけです。
「勘でさっさと選択肢を選んでしまう。とにかく時間をかけない。」
これが大問1では大切です。
もし選択肢が1つしか除外できなくても、それどころか、選択肢全ての意味がわからずに1つも選択肢を除外できなかったとしても、解き方は一緒です。
勘でさっさと回答して、残りの問題に多くの時間が割けるようにしましょう。
英検3級リーディングの大問1は、1問あたり何秒で解くのが理想的か?
英検3級リーディングの大問1は、1問あたり30秒、全15問合計で8分以内に終えるのが理想的です。
【大問2】「会話文の文空所補充」はどう解けばいい?
次に、大問2の解き方を説明します。
英検3級リーディングの大問2は「会話文の文空所補充」です。
このように、会話文の一部が空所になっており、4つの選択肢の中から適切なものを1つ選ぶ問題です。
こういった問題が5問出題されるのが、英検3級リーディングの大問2になります。
大問2の解き方は次のステップになります。
【英検3級リーディング|大問2の解き方】
① 誰と誰の会話なのかを把握する
② 英文を読み、会話の内容をイメージする
③ 選択肢を『1』から順に空所に当てはめていき、「正解ではない」と思う選択肢は除外していく(※意味がわからない選択肢はそのまま)
④ 選択肢が2つ以上残ってしまったら、最後は勘で選ぶ
では、①から順に説明していきます。
大問2の解き方|ステップ① 誰と誰の会話なのかを把握する
大問2は会話文です。
まずは誰と誰の会話なのかを把握しておきましょう。
上図の赤枠で囲われた箇所を見て、誰と誰の会話なのかを把握します。
この問題では、「男の子」と「女の子」の会話であることがわかります。
大問2の解き方|ステップ② 英文を読み、会話の内容をイメージする
誰と誰の会話なのかを把握したら、次に英文を読み、会話全体の内容をイメージします。
上図の赤枠で囲った英文を読み、内容をイメージします。
今回の問題では男の子と女の子との会話だったので、こんなイメージですね。
男の子が女の子に「日本について教えて欲しい」と頼み、女の子が何かを言ったら、男の子は「食事と人々について知りたい」と答えた。
この状況をイメージし、上記の「何か」を選択肢から選ぶ、というところまで把握できたら次のステップに進みます。
大問2の解き方|ステップ③ 選択肢を『1』から順に空所に当てはめていき、「正解ではない」と思う選択肢は除外していく(※意味がわからない選択肢はそのまま)
会話の内容をイメージしたら、選択肢を『1』から順に見ていきます。そして、実際に空所に選択肢を当てはめて考えていきます。
例えば、選択肢『2』の「How long are you going to stay?(どのくらいの期間、滞在する予定なの?)」。
この選択肢を考える時、
女の子:「もちろん。」「どのくらいの期間、滞在する予定なの?」
男の子:「食事と人々について知りたいんだ。」
と頭の中で、会話の状況に選択肢(上記の緑でマークした英文)を当てはめて考えます。
そして、「この会話の流れは不自然だ。だから『2』は正解じゃない。」と思えば、選択肢に斜線を引き、除外していきます。(女の子が滞在する期間を聞いているのに、男の子が「食事と人々について知りたい」と答えるのは、会話が成り立たないですよね?だから『2』は不正解だとわかるわけです。)
もし選択肢を見ていく中で、わからない単語があったりして除外できない選択肢があった場合は、特に斜線を引かず、そのまま進んでいきます。
例えば、上図であれば、
選択肢『2』:「How long are you going to stay?(どのくらいの期間、滞在する予定なの?)」
選択肢『3』:「When did you start studying?(いつ、勉強を始めたの?)」
は「正解ではない」とわかり、除外できたけど、
選択肢『1』:What would you like to know?
選択肢『4』:What did you enjoy the most?
は意味がわからず、除外できなかったということです。
除外できない選択肢についてあまり悩みすぎず、とにかく「これは正解じゃない!」とわかるものからどんどん除外していくのがポイントです。
大問2の解き方|ステップ④ 選択肢が2つ以上残ってしまったら、最後は勘で選ぶ
さて、先ほどの例では
選択肢『1』:What would you like to know?
選択肢『4』:What did you enjoy the most?
の意味がわからず、選択肢『1』と『4』の2つが残ってしまいました。
この時にどうするか?
数秒考えてもうわからなければ、大問1同様、最後は勘で選びます。
「正解じゃない!」と思える選択肢を除外しきったなら、その問題ではベストは尽くしたと考えましょう。ここで選択肢が選びきれないからといって、何分も時間をかけるのは得策ではありません。
今回の場合、選択肢は4つから2つに絞られています。
つまり、勘で解いても正答率は50%、半分は正解できるわけです。四択問題を全くの勘で選んだ場合、正解できる確率は25%。つまり、選択肢を2つに絞れた時点で、2倍も高い確率で正解できるわけです。
ですので、「わからない単語がある。もうダメだ…。」といったように諦めたりは決してせずに、とにかく不正解だと思う選択肢を除外することに全力を尽くし、最後は勘で選び、さっさと次の問題に進みましょう。
とにかく考えても仕方がないことには時間をかけないことが大切です。
大問2は1問あたり何秒で解くのが理想的か?
英検3級リーディングの大問2は、1問あたり30秒、全5問合計で3分以内に終えるのが理想的です。
【大問3】「長文の内容一致選択」のベストな解き方とは?
英検3級リーディング最後の大問は「長文の内容一致選択」になります。
大問3では、次の3つの形式の長文が1つずつ出題されます。
【大問3A】掲示・案内
【大問3B】Eメール
【大問3C】説明文
そして、それぞれの長文には以下のような内容に関する質問文と選択肢が設定されています。
この選択肢から適切な回答を選択する問題になります。
各形式ごとの設問数は、
【大問3A】掲示・案内:2問
【大問3B】Eメール:3問
【大問3C】説明文:5問
の合計10問になります。
では、ここからは、掲示・案内、Eメール、説明文、それぞれの長文問題の解き方を解説していきます。
【大問3A】「掲示・案内の長文問題」の解き方
大問3の最初の長文は掲示・案内の長文問題です。
この形式の長文では、まず最初にタイトルに目を通し、何についての掲示・案内なのかを把握します。
この問題では、「station(駅)」や「train schedule(電車のスケジュール)」などの文字があるので、「電車の時刻に関するお知らせかなー」程度に把握しておけばOKです。
次に、最初の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握します。
この質問では、「What is this notice about?(何についてのお知らせですか?)」と聞かれています。
質問の内容がわかったら、その答えを探すつもりで上から英文を読んでいきます。
「この掲示・案内は何についてのお知らせだろう?」ということを考えながら、上から英文を読んでいきます。
そして、質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら…
選択肢を読み、正解だと思うものを1つ選び、丸をつけます。
選択肢に丸をつけたら、答えが書いてあった箇所に線を引きましょう。そうすることで、本文のどこを読んで答えを選んだのかが確認しやすくなり、見直しがしやすくなります。
ここまでやったらマークシートを塗り、次の設問に進みます。
次の設問でも、まずは質問文を読んで聞かれている内容を把握します。
次の質問文は、「What time is the first Green Line train on December 30?(12月30日のGreen Lineの始発電車は何時ですか?)」です。
質問文を把握したら、答えを探すつもりで、前の問題の続きから本文を読んでいきます。
本文は最初から読み直す必要はありません。
英検3級の長文問題では、2つ目の質問文の答えは、必ず最初の質問文の答えの後に書いてあります。ですので、前の問題の続きから英文を読んでいけば大丈夫です。
そして、先ほどの問題同様、質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら、
選択肢を読み、正解だと思う選択肢に丸をつけます。
その後は、答えが書いてあった箇所に線を引き、マークシートを塗ればOKです。
さてここで、「選択肢や本文の意味がわからず選択肢が選びきれない場合のコツ」をお伝えします。
それは、「選択肢に書かれている単語を本文中で探す」です。
例えば、最初の問題の選択肢『2』である「Changes to the year-end train schedule.」ですが、本文を見ると「Here are the changes for the year-end train schedule:」と書かれています。
この2つの英文を見比べてみると、
選択肢:Changes to the year-end train schedule.
本文:Here are the changes for the year-end train schedule:
このように同じ単語が使われています。
大問3A(掲示・案内の長文問題)では、選択肢の単語が本文中でも使われていたなら、その選択肢が正解である確率が高いです。(過去6回の過去問を分析したところ、12問中7問の設問がそうなっていました)
ですので、どうしても選択肢や本文の意味がわからなければ、本文中の単語と同じ単語が多く使われている選択肢を選べば正解となる確率が高くなります。
【大問3A(掲示・案内の長文問題)|解き方まとめ】
① タイトルを読んで、何についての掲示・案内なのかを把握する
② 最初の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
③ 質問文に対する答えを探す気持ちで、上から本文を読んでいく
④ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑤ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑥ 次の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
⑦ 質問文に対する答えを探す気持ちで、前の問題の続きから英文を読んでいく
⑧ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑨ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
【大問3A(掲示・案内の長文問題)|ポイントまとめ】
① 2つ目の質問文の答えは、必ず最初の質問文の答えの後にある
② 選択肢中の単語が本文でも使われていたら、その選択肢が正解である確率が高い
大問3A(掲示・案内の長文問題)は1問あたり何分で解くのが理想的か?
英検3級リーディングの大問3A(掲示・案内の長文問題)は、1問あたり2分、全2問合計で4分以内に終えるのが理想的です。
【大問3B】「Eメールの長文問題」の解き方
次に、大問3B(Eメールの長文問題)の解き方をご説明します。
Eメール問題はメールが2つの場合と、3つの場合があります。
今回はメールが3つの問題を例に挙げてご説明します。
まず最初に、メールの上部を読んで、誰と誰のメールなのか、何についてのメールなのかを確認します。
今回の問題では「Sarah(サラさん)」と「Jane(ジェーンさん)」のメールであることがわかります。
また、Subjectに「Dance class」とありますので、「ダンスの授業」についてのメールであることもわかります。
次に、最初の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握します。
今回の質問文は「Where did Sarah see the poster about hip-hop dance classes?(どこで、サラはヒップホップダンスクラスについてのポスターを見ましたか?)」です。
質問文の内容を把握したら、答えを探すつもりで、最初のメールを上から読んでいきます。
ポイントは「最初のメール」を読むことです。
なぜなら、大問3B(Eメールの長文問題)では、最初の質問文の答えは必ず、最初のメール内にあるからです。(過去6回の問題分析結果)
そして、質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら、
選択肢を読み、正解だと思う選択肢に丸をつけます。
選択肢に丸をつけたら、本文内の答えが書いてあった箇所に線を引いておきます。こうすることで、どこを読んで答えを選んだかが確認しやすくなるため、見直しがしやすくなります。
線を引いたら、ここでマークシートを塗り、次の質問文に進みます。(「最初のメール」の英文を全部読む必要はありません!最初の設問が回答できたら、次の質問文に進んでしまいましょう。)
2つ目の設問も最初の質問文と同じ流れです。まず、質問文を読み、聞かれている内容を把握します。
今回の質問文は「How many students are in the Sunday afternoon class now?(日曜の午後のクラスには、何人の生徒がいますか?)」です。
質問文の内容を把握したら、答えを探すつもりで、2つ目のメールを上から読んでいきます。
2つ目の質問文に対する答えは、2つ目のメール内にあることが多いですが、絶対ではありません。最初のメール内にあることもあります。(しかし、最後のメール内にあることはありません。)
ですので、まず2つ目のメールを読んでいき、もし答えが見つからなかった場合は最初のメールも改めて確認しましょう。
ここまできたら、後は最初の質問文の時と同様に、
・答えになりそうな箇所を見つけたら、選択肢を読み、正解だと思う選択肢に丸をつける
・答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
という手順で解けばOKです。
最後の質問文です。
解き方は基本的に今までの質問文と同じです。
まず、質問文を読み、聞かれている内容を把握します。
今回の質問文は「What did Sarah decide to do?(サラは何をすると決めましたか?)」です。
質問文の内容を把握したら、答えを探すつもりで、最後のメールを上から読んでいきます。
ポイントは「最後のメール」を読むことです。
なぜなら、最後の質問文の答えは必ず、最後のメール内にあるからです。(過去6回の問題分析結果)
ここまできたら、後は今までの質問文の時と同様に、
・答えになりそうな箇所を見つけたら、選択肢を読み、正解だと思う選択肢に丸をつける
・答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
という手順で解けばOKです。
【大問3B(Eメールの長文問題)|解き方まとめ】
① 誰と誰のメールなのか、何についてのメールなのかを把握する
② 最初の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
③ 質問文に対する答えを探す気持ちで、最初のメールを上から読んでいく
④ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑤ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑥ 次の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
⑦ 質問文に対する答えを探す気持ちで、2つ目のメールを上から読んでいく(※答えが見つからなかったら最初のメールも確認)
⑧ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑨ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑩ 最後の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
⑪ 質問文に対する答えを探す気持ちで、最後のメールを上から読んでいく
⑫ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑬ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
【大問3B(Eメールの長文問題)|ポイントまとめ】
① 最初の質問文の答えは、必ず最初のメール内にある
② 2つ目の質問文の答えの多くは、2つ目のメール内にある。もしくは、最初のメール内にある。(最後のメール内にはない)
③ 最後の質問文の答えは、必ず最後のメール内にある
さて、大問3B(Eメールの長文問題)には、メールが3つの場合と2つの場合があるとお伝えしました。
もしメールが2つの問題が出題されたら、今まで説明してきた解き方の「2つ目のメール」を「最後のメール」として解いてもらえればOKです。
【大問3B(Eメールの長文問題)|メールが2つの場合の解き方まとめ】
① 誰と誰のメールなのか、何についてのメールなのかを把握する
② 最初の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
③ 質問文に対する答えを探す気持ちで、最初のメールを上から読んでいく
④ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑤ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑥ 次の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
⑦ 質問文に対する答えを探す気持ちで、最後のメールを上から読んでいく(※答えが見つからなかったら最初のメールも確認)
⑧ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑨ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑩ 最後の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
⑪ 質問文に対する答えを探す気持ちで、最後のメールを上から読んでいく
⑫ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑬ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
【大問3B(Eメールの長文問題)|メールが2つの場合のポイントまとめ】
① 最初の質問文の答えは、必ず最初のメール内にある
② 2つ目の質問文の答えの多くは、最後のメール内にある。もしくは、最初のメール内にある。
③ 最後の質問文の答えは、必ず最後のメール内にある
大問3B(Eメールの長文問題)は1問あたり何分で解くのが理想的か?
英検3級リーディングの大問3B(Eメールの長文問題)は、1問あたり2分、全3問合計で6分以内に終えるのが理想的です。
【大問3C】「説明文の長文問題」の解き方
最後に、大問3C(説明文の長文問題)の解き方をご説明します。
まず、タイトルを読み、何についての説明文かを推測します。
ただし、タイトルだけ読んでもわからないこともあります。
例えば、この問題のタイトルは「Sally Ride」であり、これは人名です。
これだけで話の内容を推測するのは不可能です。ですので、推測できたら推測しておく、程度でOKです。
次に、最初の質問文を読み、何を聞かれているかを把握します。
今回の問題であれば、「What did Sally Ride want to be when she was in high school?(サリーライドさんは高校生の時、何になりたかったのですか?)」という質問文の内容を把握します。
質問文の内容を把握したら、答えを探すつもりで、本文を上から読んでいきます。
そして、質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら、
選択肢を読み、正解だと思うものに丸をつけておきます。
そして、答えが書いてあった箇所には線を引いておきます。こうすることで見直しがしやすくなります。
ここで、ミスのないようにマークシートを塗ります。
マークシートを塗ったら、次の設問に進みます。
最初の設問同様、質問文を読みます。
そして、質問文の答えを探すつもりで、前の問題の続きから本文を読んでいきます。
改めて本文を初めから読む必要はありません。
なぜなら、次の質問文に対する答えは、必ず前の設問の答えが書かれていた箇所より後に書かれているからです。
ですので、前の問題の続きから読めば問題ないのです。
本文を読み、答えになる箇所を見つけたら、最初の設問同様、選択肢を選び丸をつけます。
そして、本文の答えが書いてあった箇所に線を引き、マークシートを塗ります。
3つ目と4つ目の質問についても全く同じ解き方をすればOKです。
さて、最後の設問だけ、少し解き方が違います。
最後の設問でよく出題されるのが、次の質問文です。
「What(Who) is this story about?」
これはつまり、「この話は何についてですか?この話は誰についてですか?」という、説明文全体に関する質問になっています。
まず最初に、最後の設問が「What(Who) is this story about?」なのか、そうじゃないのかを確認しましょう。
もし「What(Who) is this story about?」だった場合は、本文は読まず、今まで読んできた内容から正解を判断します。
そして、選択肢に丸をつけ、マークシートを塗ります。
これまで説明してきた解き方で解いていれば、一通りの話の内容は把握できているはずです。
今回の話は、「Sally Ride」という宇宙飛行士の話でした。
なので、正解は『1』の「An important American astronaut.」です。これは、いちいち本文を読み直さなくても正解が選べるはずです。
もしこの時、正解が選べない場合も、改めて本文を読むことはオススメしません。
なぜなら、この質問は説明文全体の内容が問われています。つまり、特定の箇所だけを読めば正解が選べる問題ではありません。
再度、全ての説明文を読み直す必要があるかもしれません。そうなると、かなりの時間がかかってしまいます。
ですので、わからなくてもとりあえず勘で回答してしまいましょう。
そして、ライティングも終え、リスニングの先読みも終え、それでも筆記試験の時間が余っていたら、またこの設問に戻ってきて、時間が許す限り本文を読み直し、選択肢を選び直しましょう。
さて次に、最後の質問文が「What(Who) is this story about?」じゃなかった場合です。
この場合は、最後の段落を読んでいきます。
そして、今までの設問と同様に、答えになる箇所があったら選択肢を選び丸をつけ、長文内の該当箇所に線を引き、マークートを塗ります。つまり、最後の段落を読み、解き方は今までの設問と全く同じということです。
「最後の段落を読む」のがポイントです。
なぜなら、最後の設問の質問文が「What(Who) is this story about?」じゃなかった場合、答えは必ず最後の段落に書かれているからです。(過去6回の過去問分析結果)
【大問3C(説明文の長文問題)|解き方まとめ】
① タイトルを読み、何についての話かを推測する
② 最初の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
③ 質問文に対する答えを探す気持ちで、上から本文を読んでいく
④ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑤ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑥ 2つ目の質問文を読み、何について聞かれているのかを把握する
⑦ 質問文に対する答えを探す気持ちで、前の問題の続きから本文を読んでいく
⑧ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑨ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑩ 3つ目、4つ目の設問についても同様に、以下の手順で解く
⑴ 質問文を読み、何について問われているのかを把握する
⑵ 前の問題の続きから本文を読んでいく
⑶ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら、選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑷ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑪ 最後の質問文を読み、「What(Who) is this story about?」か、そうじゃないかを確認する
⑫-1: 「What(Who) is this story about?」の場合
⑴ 本文は読まず、今まで読んできた内容から選択肢を選ぶ
⑵ 選んだ選択肢に丸をつけ、マークシートを塗る
⑫-2:「What(Who) is this story about?」じゃない場合
⑴ 質問文を読み、何について問われているのかを把握する
⑵ 最後の段落を上から読んでいく
⑶ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら、選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける
⑷ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
【大問3C(説明文の長文問題)|ポイントまとめ】
① 質問文の答えは、必ず前の質問文の答えよりも後に書かれている
② 最後の設問が「What(Who) is this story about?」の場合は、説明文全体の内容から答える問題である
③ ②の時に、最後の設問の答えがわからなくても、とりあえず勘で回答してしまう。そして、ライティング、リスニングの先読みが終わったら、再度この設問に戻ってきて、時間が許す限り本文を読み直す
④ 最後の設問が「What(Who) is this story about?」じゃない場合は、答えは必ず最後の段落内に書かれている
大問3C(説明文の長文問題)は1問あたり何分で解くのが理想的か?
英検3級リーディングの大問3C(説明文の長文問題)は、1問あたり2分、全5問合計で10分以内に終えるのが理想的です。
解き方を確認しながら、問題演習に何度も取り組もう!
いかがだったでしょうか。
本記事では英検3級リーディングの解き方を大問別で解説してきました。
しかし、解き方を知っただけで満足してしまうのはもったいないです。
必ず今回お伝えした解き方を確認しながら、何度も過去問に取り組んでみてください。
「もう解き方を体が覚えてしまった!」と思えるぐらい、何度も反復してみてください。
もし、「解き方を意識して何度も問題演習をしているのに点数が上がらない…」ということであれば、英検3級合格に必要なそもそもの英語力(語彙力など)が不足している可能性があります。
そういう方は「【英検対策本】オススメ教材・参考書の完全まとめ版!(1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級)」を参考にして、そもそもの英語力向上に取り組みましょう。
各大問の解き方をマスターするのはそれからです。
もし、
「英検3級を受験予定だけど、どう対策していいのかわからない…」
「英語力向上のための勉強って言うけれど、結局、何をすればいいの…?」
「英検3級にどうしても受からない…。受かるために今からできることって何…?」
とお悩みであれば、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。
ESL clubでは、小学生から高校生まで、英検対策が可能です。
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