「英検準2級を受験予定だけど、リーディングでどんな問題が出るのか知りたい。」
「前回受験した時、英検準2級の長文がボロボロだった。今度こそちゃんと対策して臨みたい。」
「英検準2級のリーディングでいつも時間が足りなくなってしまう。」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
英検準2級リーディングにはコツがあります。
そのコツを知っているかどうかで正答率も変わってくるのです。
「あと1問正解だったら合格できたのに…」
そうならないためにも、英検準2級リーディングの解き方をマスターしましょう。
本記事では英検準2級リーディング・長文対策として、各大問の解き方をステップ式で詳しく解説していきます。
この記事を読めば、
① 英検準2級リーディング各大問の最適な解き方がわかる
② 英検準2級リーディングで「時間が足りない!」ということがなくなる
③ 英検準2級リーディングの正答率が上がる
を達成できます。
ぜひ、読んでみてください。
目次
こちらもあわせてご覧ください
2024年度第1回試験から、英検の問題形式がリニューアルされています。
最新の情報を参考に、英検対策を進めていくことをおすすめします。
詳しくは英検の問題形式変更についてまとめた記事をご確認ください。
また、英検協会は英検準2級と2級の間に「準2級プラス」を新設すると発表しています。
準2級プラスのレベルや問題形式についてまとめた記事もあわせてご確認ください。
リーディングで何点取れば、英検準2級に合格できるの?
現在、英検の合否はCSEスコアで決まります。
→CSEスコアについてはこちら:英検CSEスコア|英検|公益財団法人 日本英語検定協会
素点とCSEスコアの関係について詳しく知りたい方は「英検の合格点ってどう決まる?CSEスコアを徹底解説!【素点ーCSEスコアのグラフも大公開!】」を読んで頂きたいのですが、「結局、英検準2級リーディングで何点とればいいの?」と結論を急ぐ方は、以下の表をご覧ください。
こちらは、過去ESL clubにおける受験結果から割り出した英検準2級一次試験の合格基準点になります。(ただし、CSEスコアの性質上、「上記の点数をとれば必ず合格できる」とお約束するものではありません。あくまで参考程度にしてください。)
全体の目標点は54点 / 83点(得点率65%)で、そのうちリーディング合計の目標点は18点 / 37点(得点率49%)になります。
ただしこの合格基準点は、リスニング合計の目標点を27点 / 30点(得点率90%)と高めに設定しています。
→詳しい理由についてはこちら:【小学生の英検対策】リスニング重視の勉強法が最も効果的である理由とは!?
リスニングがこの目標点に届かない方は、その分リーディングやライティングで多くの点数を稼ぐ必要があります。
英検準2級リーディングの理想的な時間配分は?
英検準2級筆記試験(リーディング・ライティング)の試験時間は75分です。
上記の時間配分で筆記試験を終わらせれば、筆記試験全体は69分で終わります。つまり、リスニングが始まるまでに最低でも6分余らせることができます。
筆記試験は時間を余らせて終えるのが理想的です。
なぜなら、英検では筆記試験が早めに終わった場合、リスニング問題の先読みができるからです。
先読みをするだけでもリスニングの点数は上がります。
(「英検準2級リスニング先読みについてもっと詳しく知りたい!」という方は、「英検準2級リスニング対策|3つのコツを押さえれば合格点がとれる!」を読んでみてください。)
リスニング試験の先読みをするためにも、上記の時間配分で英検準2級リーディングを終えられるように対策しましょう。
英検準2級リーディングの解き方・コツを大問別で徹底解説!
ここからは、大問別で英検準2級リーディングの具体的な解き方を解説していきます。
英検準2級リーディングの大問は
・【大問1】短文の語句空所補充
・【大問2】会話文の文空所補充
・【大問3】長文の語句空所補充
・【大問4】長文の内容一致選択
の4つです。
【大問1】「短文の語句空所補充」の解き方・コツ
英検準2級リーディングの大問1は「短文の語句空所補充」です。
このように、空所付きの英文と選択肢が4つ提示されます。そして、選択肢の中から最も適切なものを1つ選ぶ問題になります。
こういった問題が20問出題されるのが、英検準2級リーディングの大問1になります。
大問1の選択肢を選ぶ上で問われるのは、
・単語を知っているか?
・熟語を知っているか?
・文法を知っているか?
の3つです。
ただ、単語、熟語、文法、どれを問われようが解き方は変わりません。
英検準2級リーディングの大問1は、次の3つのステップで解いていきます。
【英検準2級リーディング|大問1の解き方】
① 英文を読み、意味のイメージを掴む
② 「正解ではない」と思う選択肢は除外していく
③ 選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(何より時間をかけない!)
では、①から順に解説していきます。
大問1の解き方|ステップ① 英文を読み、意味のイメージを掴む
最初に、空所のある英文を読みます。
空所はあるものの、大体の意味は掴めるはずです。
英文は
Tracy had to write a paper about the moon for science class.【トレイシーは科学の授業で月についての論文を書かなければならなかった。】She ( ) the Internet to find more information about the topic.【彼女は月についての情報を見つけるために( )した。】
という意味です。
実際に英文を読むときは、内容をイメージしながら読んでいきます。
こんなビジュアルがイメージできるとGOODです。
人は文字よりもイメージの方が記憶しやすいと言われています。
例えば、ホラー映画を見たときも、怖かったシーンがずっと頭に残りますよね?これもイメージの方が記憶に残りやすいからです。
この後、問題の選択肢を見ていくわけですが、英文の意味をしっかりイメージして記憶に残しておかないと、「あれ?英文はどういう意味だったっけ?」と英文の意味を忘れてしまいます。
そうなると、選択肢を確認した後にまた英文を読み直さなくてはならなくなり、時間がかかってしまいます。
一方、英文をイメージしながら読んでおけば、長く記憶として残るため、英文をいちいち再確認する必要がなくなります。結果として解答時間の短縮になるのです。
大問1の解き方|ステップ② 「正解ではない」と思う選択肢は除外する
英文の意味をイメージしたら、次に選択肢を『1』から順番に見ていきます。
この時に、「この選択肢は空所には入らない」とわかる選択肢があるはずです。
そういった選択肢は斜線を引き、除外してきます。
「”announced”は正解じゃない」「”packed”も違う」と思ったら、このように斜線を引き、除外していきます。
大問1の解き方|ステップ③ 選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(なにより時間をかけない!)
「正解ではない」と思った選択肢を除外した後、選択肢が2つ以上残ることがあります。
例えば、”announced”と”packed”は除外できましたが、”noted”と”searched”が残ってしまったとします。
この時に絶対にやっていけないのは、
「うーん…”noted”と”searched”どっちだろう…うーん…もうちょっと考えればわかりそう…うーん…”noted”かな?…いや、”searched”かな?…うーん…」
と時間をかけすぎることです。
この大問1で問われるのは、
・単語を知っているか?
・熟語を知っているか?
・文法を知っているか?
の3つだとお話しました。
この3つは、「知っているかどうか」という知識が問われています。そして、知らない知識はどれだけ時間をかけてもあまり意味がありません。知らないものは知らないのです。
つまり、もし”noted”と”searched”という単語を一度も見たことがなく、全く意味がわからないとしたら、何分考えても”noted”と”searched”の意味が思いつくことはないのです。
にもかかわらず、この問題に何分も無駄な時間をかけてはいけません。
それよりもさっさと勘で解答してしまって、時間をかければかけるほど正答率が上がりやすい長文問題などに時間をかけたほうがいいのです。
この大問1で絶対に避けなくてはいけないのは、1問1問に時間をかけすぎて筆記試験全体の解答時間が足りなくなることです。
ですので、もし”noted”と”searched”という2つの選択肢が残ったとしても「なんとなく”noted”だな!」「なんとなく”searched”な気がする!」と、勘でさっさと選択肢を選んでしまいましょう。
四択問題は完全に当てずっぽうで選んだとしたら正答率は25%です。
しかし、「”announced”と”packed”は絶対に違う」と2つ選択肢を除外できれば、4つあった選択肢は2つに絞られ、正答率は50%になります。
四択問題をもし二択にまで絞ることができれば、当てずっぽうだとしてもより高い確率で正解となるわけです。
ですので、「勘でさっさと選択肢を選んでしまう。とにかく時間をかけない。」これが大問1では大切なのです。
もし選択肢が1つしか除外できなくても、それどころか、選択肢全ての意味がわからずに1つも選択肢を除外できなかったとしても、解き方は一緒です。
勘でさっさと解答して、残りの問題に多くの時間が割けるようにしましょう。
英検準2級リーディングの大問1は、1問あたり何分で解くのが理想的か?
英検準2級リーディング大問1は、1問あたり1分、全20問合計で20分以内に終えるのが理想的です。
【大問2】「会話文の文空所補充」の解き方・コツ
次に、大問2の解き方を説明します。
英検準2級リーディングの大問2は「会話文の文空所補充」です。
このように、会話文の一部が空所になっており、4つの選択肢の中から最も適切なものを1つ選ぶ問題です。
こういった問題が5問出題されるのが、英検準2級リーディングの大問2になります。
なお、最後の会話文には空所が2つあります。
しかし、解き方は空所が1つだけの会話文と同じです。
大問2は次のステップで解いていきます。
【英検準2級リーディング|大問2の解き方】
① 英文を読み、会話の内容をイメージする
② 選択肢を『1』から順に空所に当てはめていき、「正解ではない」と思う選択肢は除外していく(※意味がわからない選択肢はそのまま)
③ 選択肢が2つ以上残ってしまったら、最後は勘で選ぶ
では、①から順に説明していきます。
大問2の解き方|ステップ① 英文を読み、会話の内容をイメージする
まず英文を読み、会話全体の内容をイメージします。
以下のように、ビジュアルをイメージしながら読んでいきます。
今回の問題では、「クッキーを作ったAさん」と「クッキーを食べたBさん」の会話であることがわかります。
そして、Aさんが、
Thank you. ( )?【ありがとう。( )?】
と何か述べた後にBさんは、
No, thank you. I’m already full.【ううん、やめとく。もうお腹いっぱい。】
と返答したことがわかります。
この会話の流れから、空欄には「もっと欲しい?」といった質問が入り、それをBさんが断ったことがわかります。
ここまで会話の状況をイメージできたら、次のステップに進みます。
大問2の解き方|ステップ② 選択肢を『1』から順に空所に当てはめていき、「正解ではない」と思う選択肢は除外していく(※意味がわからない選択肢はそのまま)
会話の内容をイメージしたら、選択肢を『1』から順に見ていきます。そして、実際に空所に選択肢を当てはめて考えていきます。
例えば、選択肢『3』の”Have you bought all of them”(それを全部、買ったの?)を考えてみましょう。
この選択肢を考える時、
A:「ありがとう。」「それを全部、買ったの?」
B:「ううん、やめとく。もうお腹いっぱい。」
と頭の中で、会話の状況に選択肢(上記の緑でマークした英文)を当てはめて考えます。
そして、「この会話の流れは不自然だ。だから『3』は正解じゃない。」と思えば、選択肢に斜線を引き、除外していきます。
もし選択肢を見ていく中で、わからない単語があったりして除外できない選択肢があった場合は、特に斜線を引かず、そのまま進んでいきます。
例えば、上図であれば、
選択肢『3』:”Have you bought all of them”(それを全部、買ったの?)
選択肢『4』:”Have you made them yet”(もう作ったの?)
は「正解ではない」とわかり、除外できましたが、
選択肢『1』:”Do you want some more”
選択肢『2』:”Do you want to sell some”
は意味がわからず、除外できなかったということです.
除外できない選択肢についてあまり悩みすぎず、とにかく「これは正解じゃない!」とわかるものからどんどん除外していくのがポイントです。
大問2の解き方|ステップ③ 選択肢が2つ以上残ってしまったら、最後は勘で選ぶ
さて、先ほどの例では
選択肢『1』:”Do you want some more”
選択肢『2』:”Do you want to sell some”
の意味がわからず、選択肢『1』と『2』の2つが残ってしまいました。
この時にどうするか?
数秒考えてもうわからなければ、大問1同様、最後は勘で選びます。
正解ではないと思える選択肢を除外しきったなら、その問題ではベストは尽くしたと考えましょう。ここで選択肢が選びきれないからといって、何分も時間をかけるのは得策ではありません。
今回の場合、選択肢は4つから2つに絞られています。つまり、勘で解いても正答率は50%、半分は正解できるわけです。
ですので、「わからない単語があって答えがわからない…。どうしよう…。」と焦ったりせずに、とにかく不正解だと思う選択肢を除外することに全力を尽くし、最後は勘で解答し、さっさと次の問題に進みましょう。
考えても仕方がないことにはとにかく時間をかけないことが大切です。
大問2は1問あたり何分で解くのが理想的か?
英検準2級リーディング大問2は、1問あたり1分、全5問合計で5分以内に終えるのが理想的です。
【大問3】「長文の語句空所補充」の解き方・コツ
英検準2級リーディング大問3は「長文の語句空所補充」になります。
このように、空所が複数ある英文が2つ出題され、空所にあてはまる選択肢を1つ選ぶ問題になります。
英文ごとの設問数は、
1つ目の英文:2問
2つ目の英文:3問
の合計5問になります。
どちらの英文も解き方は同じです。
今回は、2つ目の英文を使って説明します。
まず最初に、タイトルを読んで、何についての英文なのかを推測します。
今回の問題では”Challenges for Children”とありますので、「子供たちのチャレンジ」についての英文であることが推測できます。
次に、以下3つの英文のみ読みます。
・空所のある英文の1つ前の英文
・空所のある英文
・空所のある英文の1つ後の英文
そして、空所に入る内容を推測します。
全ての英文を読む必要はありません。
空所のある英文と、その前後一文ずつ読めば、正解を選べます。
今回の問題では、
1つ前の英文:However, from the 1990s, more and more people began to think that playgrounds were too dangerous.【しかしながら、1990年代から、より多くの人が運動場は危険すぎると考えるようになりました。】
空所のある英文:As a result, many cities in the United States began to ( 28 ).【結果、アメリカ合衆国の多くの市が( 28 )し始めました。】
1つ後の英文:In these new playgrounds, the climbing bars were lower, and the ground was softer.【新しい運動場では、登り棒は低くなり、地面は柔らかくなりました。】
1つ前の英文から、運動場の危険性を訴える人が増えたことがわかります。
1つ後の英文から、新しい運動場がより安全になったことがわかります。
よって、空所には、「多くの市が(より安全な運動場を作り)始めた」といった内容が入ることが推測できます。
空所に入る内容を推測したら、選択肢を読み、正解だと思うものに丸をつけます。選択肢に丸をつけたら、マークシートを塗ります。
推測した空所の内容は「多くの市が(より安全な運動場を作り)始めた」でしたので、正解は『3』の”build safer playgrounds”であることがわかります。
残りの設問も同様に、
⑴ 空所のある英文とその前後一文ずつ、合計3つの英文のみ読み、空所に入る内容を推測する
⑵ 選択肢を読み、正解だと思うものに丸をつけ、マークシートを塗る
の流れで解いていけばOKです。
【大問3|解き方まとめ】
① タイトルを読み、何についての英文かを推測する
② 空所のある英文とその前後一文ずつ、合計3つの英文のみ読み、空所に入る内容を推測する
③ 選択肢を読み、正解だと思うものに丸をつけ、マークシートを塗る
④ 残りの設問についても同様に、以下の手順で解く
⑴ 空所のある英文とその前後一文ずつ、合計3つの英文のみ読み、空所に入る内容を推測する
⑵ 選択肢を読み、正解だと思うものに丸をつけ、マークシートを塗る
【大問3|ポイントまとめ】
① 全ての英文を読まなくても正解が選べる
大問3は1問あたり何分で解くのが理想的か?
英検準2級リーディング大問3は、1問あたり2分、全5問合計で10分以内に終えるのが理想的です。
【大問4】「長文の内容一致選択」の解き方・コツ
英検準2級リーディング最後の大問である大問4は、「長文の内容一致選択」になります。
大問4では、次の2つの形式の長文が1つずつ出題されます。
【大問4A】Eメール
【大問4B】説明文
そして、それぞれの長文には以下のような内容に関する質問文と選択肢が設定されています。
この選択肢から最も適切なものを選ぶ問題になります。
各形式ごとの設問数は、
【大問4A】Eメール:3問
【大問4B】説明文:4問
の合計7問になります。
ではここからは、Eメールと説明文、それぞれの長文問題の解き方を解説していきます。
【大問4A】「Eメールの長文問題」の解き方・コツ
大問4A(Eメールの長文問題)の解き方を説明します。
まず最初に、メールの上部を読んで、誰から誰へのメールなのか、何についてのメールなのかを確認します。
今回の問題では”Kelly”から”John”へのメールであることがわかります。
また、Subjectに”Math test”とありますので、数学の試験についてのメールであることもわかります。
次に、最初の質問文を読み、何について問われているのかを把握します。
今回の質問文は”What is true about John?”(ジョンについて正しいのはどれか?)です。
質問文の内容を把握したら、答えを探すつもりで、最初の段落を上から読んでいきます。
ポイントは最初の段落を読むことです。
なぜなら、大問4Aでは、最初の質問文の答えは必ず、最初の段落に書かれているからです。(過去6回の問題分析結果)
そして、質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら…
選択肢を読み、正解だと思う選択肢に丸をつけます。
英検準2級リーディング大問4では、本文の内容がそのまま選択肢に書かれているのではなく、言い換えになっています。その点に注意して、選択肢を選びます。
選択肢に丸をつけたら、本文内の答えが書いてあった箇所に線を引いておきます。こうしておくことで、本文内のどこを見て選択肢を選んだのかがわかりやすくなり、見直しがしやすくなります。
線を引いたら、ここでマークシートを塗り、次の質問文に進みます。
次の設問も同じ流れで解きます。まず、質問文を読み、問われている内容を把握します。
今回の質問文は”Kelly tells John that ~ “(ケリーはジョンに〜を伝えている。)です。ケリーがジョンに伝えている内容が問われています。
質問文の内容を把握したら、答えを探すつもりで、2つ目の段落を上から読んでいきます。
ポイントは2つ目の段落を読むことです。
なぜなら、大問4Aでは、2つ目の質問文の答えは必ず、2つ目の段落に書かれているからです。(過去6回の問題分析結果)
ここまでできたら、後は最初の質問と同様に、
・答えになりそうな箇所を見つけたら、選択肢を読み、正解だと思う選択肢に丸をつける(選択肢の言い換えに注意)
・答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
という手順で解けばOKです。
最後の設問です。
解き方は基本的に同じです。
まず、質問文を読み、問われている内容を把握します。
今回の質問文は”What does Kelly say about the movie The Man from Mars?”(The Man from Marsという映画について、ケリーは何て言っていますか?)です。
質問文の内容を把握したら、答えを探すつもりで、3つ目の段落を上から読んでいきます。
ポイントは3つ目の段落を読むことです。
なぜなら、最後の質問文の答えは必ず、3つ目の段落に書かれているからです。(過去6回の問題分析結果)
ここまできたら、後は今までの質問と同様に、
・答えになりそうな箇所を見つけたら、選択肢を読み、正解だと思う選択肢に丸をつける(選択肢の言い換えに注意)
・答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
という手順で解けばOKです。
【大問4A(Eメールの長文問題)|解き方まとめ】
① 誰から誰へのメールなのか、何についてのメールなのかを把握する
② 最初の質問文を読み、何について問われているのかを把握する
③ 質問文に対する答えを探す気持ちで、最初の段落を上から読んでいく
④ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける(選択肢の言い換えに注意)
⑤ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑥ 次の質問文を読み、何について問われているのかを把握する
⑦ 質問文に対する答えを探す気持ちで、2つ目の段落を上から読んでいく
⑧ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける(選択肢の言い換えに注意)
⑨ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑩ 最後の質問文を読み、何について問われているのかを把握する
⑪ 質問文に対する答えを探す気持ちで、3つ目の段落を上から読んでいく
⑫ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける(選択肢の言い換えに注意)
⑬ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
【大問4A(Eメールの長文問題)|ポイントまとめ】
① 最初の質問文の答えは、必ず最初の段落に書かれている
② 2つ目の質問文の答えは、必ず2つ目の段落に書かれている
③ 最後の質問文の答えは、必ず3つ目の段落に書かれている
④ 選択肢は本文内容の言い換えになっている
大問4A(Eメールの長文問題)は1問あたり何分で解くのが理想的か?
英検準2級リーディング大問4Aは、1問あたり2分、全3問合計で6分以内に終えるのが理想的です。
【大問4B】「説明文の長文問題」の解き方・コツ
次に、大問4B(説明文の長文問題)の解き方をご説明します。
まず、タイトルを読み、何についての説明文かを推測します。
“The Recycled Orchestra”とありますので、リサイクル、オーケストラに関する英文であることが推測できます。
次に、最初の質問文を読み、何を問われているかを把握します。
今回の問題であれば、”Why is recycling important in many poorer countries?”(多くの貧しい国では、なぜリサイクルが大切なのか?)という質問文の内容を把握します。
質問文の内容を把握したら、答えを探すつもりで、最初の段落を上から読んでいきます。
ポイントは最初の段落を読むことです。
なぜなら、最初の質問文の答えは必ず、最初の段落に書かれているからです。(過去6回の問題分析結果)
そして、質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら…
選択肢を読み、正解だと思うものに丸をつけます。
大問4Aでも述べましたが、英検準2級リーディング大問4では、本文の内容がそのまま選択肢に書かれているのではなく、言い換えになっています。その点に注意して、選択肢を選びます。
そして、答えが書いてあった箇所には線を引いておきます。こうすることで見直しがしやすくなります。
答えが書いてあった箇所に線を引いたら、マークシートを塗り、次の設問に進みます。
最初の問題と同様、まず質問文を読みます。
そして、質問文の答えを探すつもりで、2つ目の段落を上から読んでいきます。
ポイントは2つ目の段落を読むことです。
なぜなら、2つ目の質問文の答えは必ず、2つ目の段落に書かれているからです。(過去6回の問題分析結果)
本文を読み、答えになる箇所を見つけたら、最初の設問同様、選択肢を選び丸をつけます。(この時、選択肢の言い換えに注意してください。)
そして、本文の答えが書いてあった箇所に線を引き、マークシートを塗ります。
残りの設問についても全く同じ解き方をすればOKです。
3つ目の質問文の答えは必ず3つ目の段落、最後の質問文の答えは必ず4つ目の段落に書かれています。(過去6回の問題分析結果)
読むべき段落を絞ることで解答スピードが上がりますので、ぜひ覚えておいてください。
【大問4B(説明文の長文問題)|解き方まとめ】
① タイトルを読み、何についての話かを推測する
② 最初の質問文を読み、何について問われているのかを把握する
③ 質問文に対する答えを探す気持ちで、最初の段落を上から読んでいく
④ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける(選択肢の言い換えに注意)
⑤ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑥ 2つ目の質問文を読み、何について問われているのかを把握する
⑦ 質問文に対する答えを探す気持ちで、2つ目の段落を上から読んでいく
⑧ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける(選択肢の言い換えに注意)
⑨ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
⑩ 残りの設問についても同様に、以下の手順で解く
⑴ 質問文を読み、何について問われているのかを把握する
⑵ 3つ目の質問文については3つ目の段落、最後の質問文については4つ目の段落を上から読んでいく
⑶ 質問文の答えになりそうな箇所を見つけたら、選択肢を読み、正解だと思う選択肢に○をつける(選択肢の言い換えに注意)
⑷ 答えが書いてあった箇所に線を引いて、マークシートを塗る
【大問4B(説明文の長文問題)|ポイントまとめ】
① 1問目の答えは、必ず最初の段落に書かれている
② 2問目の答えは、必ず2つ目の段落に書かれている
③ 3問目の答えは、必ず3つ目の段落に書かれている
④ 4問目の答えは、必ず4つ目の段落に書かれている
⑤ 選択肢は本文内容の言い換えになっている
大問4B(説明文の長文問題)は1問あたり何分で解くのが理想的か?
英検準2級リーディング大問4Bは、1問あたり2分、全4問合計で8分以内に終えるのが理想的です。
解き方を確認しながら、問題演習に何度も取り組もう!
いかがだったでしょうか。
本記事では英検準2級リーディングの解き方を大問別で解説してきました。
しかし、解き方を知っただけで満足してしまうのはもったいないです。
必ず今回お伝えした解き方を確認しながら、何度も過去問に取り組んでみてください。
「もう解き方を体が覚えてしまった!」と思えるぐらい、何度も反復してみてください。
もし、「解き方を意識して何度も問題演習をしているのに点数が上がらない…」ということであれば、英検準2級合格に必要なそもそもの英語力(語彙力など)が不足している可能性があります。
そういう方は「【英検対策本】オススメ教材・参考書の完全まとめ版!(1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級)」を参考にして、そもそもの英語力向上に取り組みましょう。
各大問の解き方をマスターするのはそれからです。
もし、
「英検準2級を受験予定だけど、どう対策していいのかわからない…」
「英語力向上のための勉強って言うけれど、結局、何をすればいいの…?」
「英検準2級にどうしても受からない…。受かるために今からできることって何…?」
とお悩みであれば、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。
ESL clubでは、小学生から高校生まで、英検対策が可能です。
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