英検準2級リスニング対策!合格点を取る3つのコツと勉強方法

アイキャッチ 英検準2級 リスニング

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こんにちは。英語を教えない英語塾『ESL club』です。

「英検準2級を受験予定だけど、リスニングでどんな問題が出るのかを知りたい。」
「前回受験した時、英検準2級のリスニングがボロボロだった。今度こそちゃんと対策して臨みたい。」
「リスニングが苦手で、それが原因で英検準2級に合格できない。」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

英検準2級リスニングにはコツあります。

それを知っているかどうかで正答率も変わってくるのです。

「あと1問正解だったら合格できたのに…」

そうならないためにも、英検準2級リスニングの解き方をマスターしましょう。

本記事では英検準2級リスニング対策として、合格点を獲得するための3つのコツをお伝えします!

2024年度第1回試験から、英検の問題形式がリニューアルされています。
最新の情報を参考に、英検対策を進めていくことをおすすめします。
詳しくは英検の問題形式変更についてまとめた記事をご確認ください。

また、英検協会は英検準2級と2級の間に「準2級プラス」を新設すると発表しています。
準2級プラスのレベルや問題形式についてまとめた記事もあわせてご確認ください。

リスニングで何点取れば、英検準2級に合格できるの?

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ

現在、英検の合否はCSEスコアで決まります。
→CSEスコアについてはこちら:英検CSEスコア|英検|公益財団法人 日本英語検定協会

素点とCSEスコアの関係について詳しく知りたい方は「英検の合格点ってどう決まる?CSEスコアを徹底解説!【素点ーCSEスコアのグラフも大公開!】」を読んで頂きたいのですが、「結局、英検準2級リスニングで何点とればいいの?」と結論を急ぐ方は、以下の表をご覧ください。

こちらは、過去ESL clubにおける受験結果から割り出した英検準2級一次試験の合格基準点になります。(ただし、CSEスコアの性質上、「上記の点数をとれば必ず合格できる」とお約束するものではありません。あくまで参考程度にしてください。)

全体の目標点は57点 / 87点(得点率66%)で、そのうちリスニング合計の目標点は27点 / 30点(得点率90%)になります。

この合格基準点は、リスニングの目標点を高めに設定しています。

なぜなら、ESL clubには小学生が多く、小学生が英検を効率的に合格していくにはリスニング重視で学習を進めるのがベストだからです。
→詳しい理由についてはこちら:【小学生の英検対策】リスニング重視の勉強法が最も効果的である理由とは!?

もし、リスニングがこの目標点に届かない場合は、その分リーディングで点数を稼ぐ必要があります。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ

英検準2級リスニングではどんな問題がでるの?

英検準2級 二級 リスニング 対策 コツ

英検準2級リスニングは、以下の3つの大問で構成されています。

  • 【大問1】会話の応答文選択
  • 【大問2】会話の内容一致選択
  • 【大問3】文の内容一致選択

各大問10問ずつ、合計30問になります。

英検準2級リスニングでは音声は一度しか流れません。

では、大問ごとにもう少し詳しく見ていきましょう。

【大問1】会話の応答文選択

リスニング大問1は「会話の応答文選択」です。

英検5級〜3級との違いは、問題用紙にイラストが掲載されていないことです。

しかし、音声の流れは同様です。

1人目の発言(1回目)
2人目の発言(1回目)
③ 1人目の発言(2回目)
④ 2人目の発言(2回目)←この発言として適切な応答を選択肢から選ぶ

実際の音声を見てみましょう。

① 女性:Patty’s Pet Shop. Can I help you? (パティのペットショップです。どういたしました?)
② 男性:Hi. I’m thinking of buying a dog. I live in an apartment, so I want a small one. (こんにちは。犬を買おうと思っているのですが、アパートに住んでいるので小さい犬がほしいです)
③ 女性:I see. Do you have other pets?
(なるほど。他にペットは飼っていますか?)
④ 男性:(1)Yes, I have a cat, but she’s very friendly. (はい、猫飼いますが、とても人懐っこいです)
     (2)Yes, I know where that pet shop is.
(はい、ペットショップの場所は知っています)
     (3)Yes, I’llbe home all day tomorrow.
(はい、明日は1日中家にいます)

出典:英検準2級2023年度第3回

この最後の男性の3つの返答のうち、最も適切なものを1つ選ぶ問題です。

こういった問題が10問続くのが英検準2級リスニングの大問1になります。

【大問2】会話の内容一致選択

次に、大問2で出題される問題を見てみましょう。大問2は「会話の内容一致選択」です。

では、音声の流れを見てみましょう。大問2も大問1同様、2人の会話になります。

1人目の発言(1回目)
2人目の発言(1回目)
③ 1人目の発言(2回目)
④ 2人目の発言(2回目)
⑤ 会話の内容に関する質問

大問1では、「④の2人目の発言(2回目)」が3つの選択肢として音声が流れましたが、大問2では最後に会話に関する質問が流れます。

具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。

① 男性:Hi, Mom. Sorry I’m late. I had to wait at school for the rain to stop. (やあ、お母さん。遅くなってごめんなさい。雨が止むまで学校で待たないといけなくなったんだ)
② 女性:Did you forget to take your umbrella?
(傘を持っていくのを忘れたの?)
③ 男性:Yeah. Sorry I didn’t call. So, what’s for dinner?
(うん。電話しなくてごめんね。それで、夕飯は何?)
④ 女性:We’re having turkey and mushed potatoes.
(七面鳥とマッシュポテトよ)
⑤ Question:What did the boy forget to do?
(男の子は何を忘れましたか?)

出典:英検準2級2023年度第3回

そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。

この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。

こういった問題が10問続くのが英検準2級リスニングの大問2です。

【大問3】文の内容一致選択

最後に、大問3で出題される問題を見てみましょう。

大問3は大問1、大問2とは異なり、会話ではなくスピーカー1人によるナレーションになります。

音声の流れは以下の通りです。

① ナレーション
② ナレーションの内容に関する質問

具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。

① Zoey wanted to go to the opera with her friend Terry. She wanted to listen to her favorite singers. She tried to order their tickets online. However, there were no seats left! She called Terry and found out that he had bought two tickets on another site earlier. Zoey was excited to hear this wonderful news!(ゾーイは友達のテリーとオペラに行きたがっていました。彼女はお気に入りの歌手の歌を聴きたかったのです。彼女はオンラインでチケットを注文しようとしましたが、席が残っていませんでした!彼女がテリーに電話すると、彼が別のサイトで早くにチケットを2枚買っていたことが分かりました。ゾーイはこの素晴らしいニュースを聞いて興奮しました!)
② Question: Why was Zoey excited?(質問:なぜゾーイは興奮したのでしょうか?)

出典:英検準2級2023年度第3回

そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。

こういった問題が10問続くのが英検準2級リスニングの大問3になります。

ここまでで、英検準2級リスニングではどういった問題が出題されるのか、わかって頂けたかと思います。

ではここからは、英検準2級リスニングをどのように対策していけば高得点が獲得できるのか、そのコツについてお話します。

英検準2級リスニング対策|合格点をとるための5つのコツとは?

英検準2級のリスニングに挑む際に、

  • 筆記試験の余った時間で、選択肢を先読みする! 
  • 【大問1】1人目スピーカーの2回目の発言に集中する! 
  • 音声を聞くときは和訳するのではなく、内容をイメージする!
  • 【大問2】要点を整理する
  • 【大問3】キーワードをメモしながら全体を把握する

それぞれ詳しく解説します。

筆記試験の余った時間で、選択肢を先読みする!

英検準2級 二級 リスニング 対策 コツ

英検ではリスニング問題の先読みができるのをご存知ですか?

英検準2級はまず筆記試験(リーディング・ライティング)が行われ、筆記試験の終了時間がくると自動的にリスニング試験に進みます。

しかし、問題冊子は筆記試験もリスニング試験も全て1冊にまとまっています。

つまり、筆記試験の途中でもリスニング試験の問題を見ることができるのです。

この特徴を生かして、筆記試験を早めに終わらせて、余った時間でリスニング試験の問題をあらかじめ見ておくことを「先読み」といいます。(リスニングの先読みをするために、実際に筆記試験を何分で終わらせればいいのかを知りたい方は、こちらの「【英検一次試験】合格点と時間配分を公開!2018年度最新版!」を確認してください。)

この先読みをするだけで、どういった問題がリスニングで出題されそうかがあらかじめ予想できるため、余裕をもって音声を聞くことができます。

このリスニング試験の先読みですが、大問毎にコツがあります。

大問1から順番に説明してきます。

大問1の先読み方法

まず、大問1ですが、先読みは不要です。

なぜなら、大問1の問題用紙には選択肢が載っていないからです。

英検準2級 二級 リスニング 対策 コツ

ですので、大問1の先読みはせずに、この後続く、大問2、大問3の先読みに時間をかけましょう。

大問2・3の先読み方法

大問2と大問3は出題される問題形式は異なるものの、先読みの方法は同じです。

ここでは、大問2を例にとって先読みの仕方をお話します。(大問3も同じやり方でOKです。)

まず、選択肢を見てみましょう。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ

このように4つ選択肢が書かれていますが、何に注目して先読みをすればいいのでしょうか?

先読みのポイントは2つあります。

① 本文と質問の内容を予想する
② (自分にとって)難しい単語の意味をメモしておく

まず、先読みでやるべきことは「本文と質問の内容を予想する」ことです。

先ほどの選択肢の意味を1つずつ確認してみましょう。

1 She will take the train.(彼女は電車に乗る。)
2 She will get a night bus.(彼女は夜間バスに乗る。)
3 She will drive her car.(彼女は自分の車を運転する。)
4 She will go by airplane.(彼女は飛行機で行く。)

これらの選択肢から、どういった音声が流れるか予想できるでしょうか?

どの選択肢にも”She(彼女は)”とありますので、女性が登場することがわかります。

また、”will”とありますので、女性が未来で行うことについて特に注意して聞くべきであることがわかります。

質問はどうでしょうか?

選択肢を見ると、「彼女はどうやって行くつもりか?」といった質問が出題されそうです。

まとめると、選択肢から以下の情報が読み取れます。

・音声に女性が登場する
・女性が未来で行うことについて注意して聞くべき
・「彼女はどうやって行くつもりか?」といった質問が出題される可能性が高い

以上の情報を知った上で音声を聞くのか、全く知らずに音声を聞くのか、それによってリスニング試験を受ける際の余裕が大きく変わってくるのです。

2つめのポイントは、「難しい単語の意味をメモしておく」ことです。

例えば、

2 She will get a night bus.

この選択肢を見て、もし、「ん?”a night bus”ってどういう意味だ?うーん、”night”は『夜』って意味だから、『夜間バス』って意味かな?」と”a night bus”の意味がわかるのに時間がかかったなら、その意味をメモしておきましょう。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ

このようにメモしておけば、リスニング中、選択肢を見たときに、「そうだ、”a night bus”は『夜間バス』って意味だった」とすぐに思い出せます。結果、素早く選択肢の内容を把握できるのです。

このように、選択肢を先読みをしておくだけでリスニングの点数は大きく変わってきます。ぜひ、実践してみてください。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ

【大問1】1人目スピーカーの2回目の発言に集中する!

2つ目のコツは大問1の問題に関するものです。

大問1の会話の流れは、

1人目の発言
2人目の発言
③ 1人目の発言(2回目)
2人目の発言(2回目)←この発言として適切な応答を選択肢から選ぶ

になると先ほどお話ししました。

ここで、全神経を集中して聞かないといけない最重要発言は「③ 1人目の発言(2回目)」です。

なぜなら、最後の「④ 2人目の発言(2回目)」が選択肢となるため、その一つ前の「③ 1人目の発言(2回目)」を聞き逃すと正解を選べなくなるからです。

逆に言うと、英検準2級リスニング大問1の問題は、「③ 1人目の発言(2回目)」と「④ 2人目の発言(2回目)」だけ聞き取れれば正解できる問題がほとんどです。

下の音声スクリプトを見てみてください。最初の2人の発言は聞き逃してしまったと仮定して、黒で潰しています。

1人目:Where should we go for Christmas vacation, honey?(クリスマスにどこに行こうかしら?)
2人目:Well, we could go to my mother’s house.(えーっと、母の家に行けたらと思っているよ。)
③ 1人目:But we went there this summer. I’d like to go somewhere warm.(けど、この夏に行ったわ。私はどこか暖かい場所に行きたいのだけど。)
④ 2人目:1 Well, why don’t we go to a tropical beach?
(そしたら、南国のビーチに行くのはどう?) / 2 Well, why don’t we stay at my mother’s house?(そしたら、母の家で滞在するのはどう?) / 3 Well, why don’t we go skiing?(そしたら、スキーに行くのはどう?)

出典:英検準2級2017年度第3回

「③ 1人目の発言(2回目)」で”I’d like like to go somewhere warm.(私はどこか暖かい場所に行きたい。)”と言ってますので、選択肢1の”Well, why don’t we go to a tropical beach?(そしたら、南国のビーチに行くのはどう?)”が正解だとわかります。

「暖かい場所に行きたい」と言っているのに、「母の家で滞在」も「スキーに行く」のも返答としておかしいからです。(「母の家が南国にある」という可能性もゼロではありませんが、英検準2級では込み入った話は出てきませんので、常識的に考えて選択肢を選べばOKです。)

つまり、準2級リスニング大問1では、会話の最初の方を聞き逃してしまっても「③ 1人目の発言(2回目)」と「④ 2人目の発言(2回目)」だけ聞き取れれば正解できます。

ですので、最初の方を聞き逃しても焦らずに、とにかく「③ 1人目の発言(2回目)」以降だけでも集中して聞き取りましょう。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ

【大問2】要点を整理する

大問2の会話の内容一致選択では、パッセージに関して「Why(なぜ)」「What(なにが)」「How(どうやって)」が問われます。

たとえば2023年度の試験では、以下の質問がされました。

No.12:What did the boy forget to do? (少年は何をし忘れたのでしょうか?)

No.13:Why does the man want to visit the gift shop? (この男性はなぜギフトショップを訪れたいのでしょうか?)

No.15:How will the woman finish her report? (この女性はどうやってレポートを書き終えるつもりなのでしょうか)

出典:英検準2級 2023年度第3回

まずは選択肢をざっと先読みして共通している部分を探してみてください。
何について聞かれるか予想したうえで、注意して会話文を聞くと内容を整理しやすくなります。

【大問3】キーワードをメモしながら全体を把握する

大問3は問題文が長く、すべて正確に聞き取るのも内容を覚えているのも難しい問題です。
そのため、キーワードとなる単語を随時メモしながら全体の内容を把握していくことで、後から振り返りやすくなります。重要なキーワードの例を具体的に挙げると、人物名、場所や施設の名称、数字、色、時間などです。
自分用のメモなので、矢印などの記号を活用しながら全体の流れを図解して、話の流れも分かるようにしておくといいでしょう。

音声を聞くときは和訳するのではなく、内容をイメージする!

最後のコツは、準2級リスニング全ての問題で使えるコツになります。

準2級リスニングの音声を聞いているとき、あなたの頭の中はどうなっているでしょうか?

もしあなたがリスニング中、和訳をしながら内容を理解しようとしてしまっているとしたら、以下のような状態に陥ってしまいます。

音声:Tradewinds Travel Agency.
頭の中:「ん?”Travel Agency”だから、旅行の・・・」
音声:Hello. I’d like to go to flower festival in Jamestown on March 6th. It’s too far to drive, but I’m afraid of flying.
頭の中:「うわ!もう次の英文になっちゃった…。フラワーフェスティバルに行きたくて、”too far to drive”って言ってたから、”too ~ to ~”ってどういう意味だったかな…。そうだ、遠すぎて車は無理で・・・」
音声:I recommend taking the train. There’s a night bus that goes there, but it’s not very comfortable. Plus, train tickets are discounted at that time of year. Shall I reserve you one?
頭の中:「あ!もう音声が速すぎてついていけない…。」

この人は、リスニングをしながら和訳し、日本語で内容を考えてしまっています。結果、音声についていけなくなってしまっているのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

ポイントは、「和訳するのではなく、内容をイメージすること」です。

「内容をイメージする」とはどういうことでしょうか?

例えば、先ほどの音声であれば、以下のようなビジュアルを頭の中にイメージします。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ
 
英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ
 
英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ
 
英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ
 

このように、音声を聞きながら和訳することなく、英文を前からどんどんイメージ化していきます

今回は説明の都合上、画像を使っていますが、実際はまるで映画を観ているかのように動画としてイメージしていくといいでしょう。

これが、「内容をイメージする」という意味です。

では、どうしてリスニングにおいて内容をイメージすることが大切なのでしょうか?

下の図を見てください。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ

リスニングの際、音声を聞きながら和訳をするプロセスは上図の①の流れになります。

つまり、脳内で一度和訳をして、それからイメージして、内容を理解しているのです。(我々日本人は、無意識に日本語をイメージ化できます。例えば、「日本一怖いお化け屋敷」と聞けば、頭の中で勝手にイメージが浮かぶはずです。日本語であれば、すぐにイメージが浮かんで、意味が掴めるのです。)

この①の流れだと、一度和訳をして日本語を介するため、理解するまでに時間がかかります。結果、音声についていけずに点数を落としてしまうのです。

一方、②のプロセスだと日本語を介しません。直接、英語をイメージとして捉えるため、理解のスピードが速くなるのです。結果、英語の音声にも問題なくついていけます。

この「内容をイメージする」というポイントですが、言われてすぐにできるものではありません。特に、今まで和訳中心の英語学習をしてきた人は和訳癖が付いていますので、簡単には英語を直接イメージできるようにはならないでしょう。

しかし、意識しないとできるようになることはありません。

「和訳をせずに内容を直接イメージして、意味を掴む」

これを意識してリスニングの学習に取り組むことで、日本語を介さずに、英語を英語のまま理解できるようになります。

ぜひ、意識して学習を進めてください。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ
 

【最後に】リスニングでは、失敗を引きづらないことが大切!

最後にリスニング全体に言えるポイントをお伝えします。

それは、「失敗を引きづらない」ということです。

英検準2級受験者の中で、準2級リスニングの音声を100%、完璧に聞き取れる受験者はまずいません。(もしそうであれば、その人は準2級でなく、2級以上を受けるべきです。)

ですので、音声を聞き取れない場合ももちろんあります。あって当然なのです。ここで焦ってはいけません。

その時に一番やってはいけないことは、正解がわからない問題で粘りすぎて、次の問題も間違えることです。

例えば、こういう状況です。

音声を聞き取れず、あなたは正解がわかりません。

あなた:「あれ…?どれが答えだろう…。わからない…。」

そうこう悩んでいるうちに音声は次の問題に進んでしまいました。

あなた:「あ!ちょっと待って!もう少しでわかりそう…。うーん、やっぱりダメだ、わからない!『1』でいいや!」

そうしてなんとかマークシートの『1』を塗って、次の問題を聞こうとするも、既に音声は先に進んでしまっています。

あなた:「あれ…。途中からだからまたわからない…。どうしよう…。」

そして、そのまま次の問題も間違えてしまいました。

・・・

これは音声を聞き逃した失敗をずるずる引きづり、その後何問も同じように間違ってしまう典型的な悪循環パターンです。

ポイントは、例え正解がわからなくても、音声が次の問題に進む直前にはとりあえず適当に回答してしまい、次の問題に集中することです。

遅くても「No.○」と次の問題番号のアナウンスが聞こえたら、適当に選択肢を選び、急いでマークシートを塗ってしまいましょう。そして、次の問題の音声に集中するのです。

例え、1問間違えてしまったとしても、気持ちを切り替えて次の問題に集中する方が正答率は高くなります。

ですので、決して粘りすぎないこと。次の問題の音声が聞こえたら、諦めてさっさと解答すること。失敗を引きずらず、気持ちを切り替えて、次の問題に集中すること。

このことを忘れないでください。

英検準2級 準二級 リスニング 対策 コツ

英検準2級リスニングで合格点を取るため勉強方法

英検準2級のリスニングで合格点を目指すために、ESL clubでは次の5つの勉強法を推奨しています。

  • 単語帳で語彙を増やす
  • シャドーイングで発音を身につける
  • 過去問を繰り返し解く
  • 英語の音声を多聴する

それぞれ解説します。

単語帳で語彙を増やす

リスニングにかぎらず英検を攻略するには、各級のレベルにあった語彙を身につけるのが大前提です。

英検準2級では高校2年生レベル(4,080語)の語彙が求められます。
3級と比較しても1,500語近く増えるため、コツコツ英単語を暗記して語彙を増やしていくことが大切です。

ESL clubでは英検対策の単語帳として、旺文社の「文で覚える単熟語(通称:文単)」シリーズと「出る順パス単(通称:でる順)」シリーズをおすすめしています。
なかでも文単シリーズは、頻出の長文と一緒に単語リストが並んでいるので、文脈とセットで覚えられるのが魅力です。

英単語の意味を覚えるコツは、和訳を丸暗記するのではなく、具体的なイメージを覚えることです。
文単であればイメージとセットで覚えやすいですし、頻出トピックに関する英文の音声も再生できるため、リスニング対策としても効果的です。

シャドーイングで発音を身につける

リスニングを解くには、英単語のスペルと意味だけでなく、発音の暗記も欠かせません。

英単語の発音を覚えるためにおすすめなのが、シャドーイングです。
シャドーイングとは聞き取った音声を、そのまま発音する練習方法です。

前述の通り、文単をはじめとする英単語帳は、基本的に発音アプリが用意されていて、シャドーイングに活用できます。
また、過去問のリスニング音声をシャドーイングするのもおすすめです。

ESL clubでは「段階的シャドーイング」という方法を採用しています。
今回は教室で使っているシャドーイングのやりかたを解説した資料を特別に公開しますので、ぜひ取り入れてみてください。

関連記事:シャドーイングのやりかた

過去問を繰り返し解く

ある程度語彙が身についてきたら、過去問で演習してリスニングの解き方や時間感覚を身につけましょう。

リーディングやライティングと違って、リスニングは音声のテンポにあわせて解く必要があるため、選択肢に迷ってリズムが崩れると動揺してしまうかもしれません。
そのため、少しでも答えに迷った問題は飛ばして、次の問題に移る判断も必要です。

何度も練習しておくことで、本番も慌てずに解けるようになるでしょう。

英語の音声を多聴する

本番に向けてさらにリスニング技能を強化したいのなら、多聴がおすすめです。
多聴用の教材だけでなく、子どもの興味のある動画や音楽、映画、ポッドキャストなど分野はなんでも構いません。

最初は聞き取れない単語ばかりで、ついていけない部分も多いでしょう。
しかし、たくさんインプットしていくことで、ある日突然意味がわかるようになるブレイクスルーが訪れます。
だからこそ、興味を持ちやすい音声や動画を活用するのがおすすめです。

対策のコツを確認しながら、問題演習に何度も取り組もう!

いかがだったでしょうか。

今回は英検準2級リスニングのコツを解説してきました。

しかし、コツを知っただけで満足してしまうのはもったいないです。

必ず今回お伝えしたポイントを確認しながら、何度も過去問に取り組んでみてください。

「もう解き方を体が覚えてしまった!」と思えるぐらい、何度も反復してみてください。

もし、「解き方を意識して何度も問題演習をしているのに点数が上がらない…」ということであれば、そもそもの英語力が不足している可能性があります。

そういう方は「【英検対策本】オススメ教材・参考書の完全まとめ版!(1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級)」を参考にして、対策に必要な教材を揃え、毎日のリスニング学習に取り組みましょう。

準2級リスニングの解法のコツをマスターするのはそれからです。

もし、

「英検準2級を受験予定だけど、どう対策していいのかわからない…」
「英検準2級リスニング対策に取り組んでいるんだけど、本当にこれで正しいのかよくわからない…」
「英検準2級にどうしても受からない…。受かるために今からできることって何…?」

とお悩みであれば、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。

ESL clubではただ英検に受かるのではなく、英語で自分の意見を話せる・書けるように一人ひとりに最適な英語教育の提供を行っています。

英検の学習だけでなく、「自由に英語を活用して将来の選択肢を広げたい」「もっと英語で様々なことに取り組みたい」と考えている方は、ぜひESL clubにご相談ください。英検1級、TOEIC900点以上のバイリンガル講師によるマンツーマンレッスンやセミプライベートレッスンで、英検だけでなく英語を活用したあなたの今後の可能性をサポートします。

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