小学生は英検®何級が目安?受験メリットや勉強方法を紹介

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こんにちは、英語を教えない英語塾『ESL club』です。

小学校で英語が必修化される中、小学生のお子さまの英検®受験を検討する保護者は少なくありません。「小学生は英検何級を受けるべきなの?」「小学生の英検対策のコツや注意点は?」といった疑問を抱くケースも多いでしょう。

そこで本記事では、多くの小学生を英検合格に導いてきたESL clubが、小学生の英検受験について徹底解説します。英検の基本情報や受験メリットをはじめ、受験級の目安やおすすめの勉強法、合格対策や保護者が意識しておくべき注意点などをまとめました。

小学生のお子さまの英検合格に向けて、ぜひ参考にしてください。

目次

2024年度第1回試験から、英検の問題形式がリニューアルされています。
最新の情報を参考に、英検対策を進めていくことをおすすめします。
詳しくは英検の問題形式変更についてまとめた記事をご確認ください。

小学生の英検®受験者は増えている

合格ライン データ

公益財団法人 日本英語検定協会によると、2023年度に実施した英検における小学生以下の志願者数は約55万人です。ここ数年、小学生以下の英検®志願者数は増加傾向にあります。

小学校の英語必修化にともない、小学生の英語教育が注目されていることが要因の1つと考えられます。

実施年度別の小学生以下の英検®志願者数は、以下のとおりです。

実施年度小学生以下の志願者数
2023年度551,604人
2022年度524,833人
2021年度461,154人
2020年度325,390人
2019年度408,957人

とはいえ、2023年度における小学生以下の英検志願者数は、全体の約12.2%に留まっています。小学生から英検受験にチャレンジすることは、英語学習において周囲との差につながるでしょう。

英検志願者 内訳 2023
2023年度英検志願者の内訳

参考:受験の状況 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

小学生も受験可能な英検®(実用英語技能検定)とは

英検®(実用英語技能検定)とは、公益財団法人 日本英語検定協会が実施する国内最大級の英語検定試験のことです。

1級から5級まで合計8つの級があり、4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)から、社会で求められる英語力を測定できます。

ここでは、英検に関する基本情報を紹介します。

英検の試験日程は、こちらの記事でご案内しています。

関連記事: 【2025年度英検試験日程】申し込み期間・試験日・解答速報・合格発表日

英検®の受験場所

英検の受験場所は、英検協会が設置する公開会場「本会場」または協会が準会場として認めた団体(学校・塾など)が設置する「準会場」のいずれかです。

  • 個人申し込みの場合:本会場
  • 認定を受けている学校や塾経由での団体申し込みの場合:準会場(※2級~5級のみ受験可能)

参考:英検について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

英検®の検定料

英検の検定料は、以下のとおりです。

本会場受験と準会場受験では、受験料が異なります。

受験級受験料(税込)
5級本会場:4,100円準会場:2,500円
4級本会場:4,700円準会場:2,900円
3級本会場:6,900円準会場:5,000円
準2級本会場:8,500円準会場:6,100円
準2級プラス本会場:8,700円準会場:6,400円
2級本会場:9,100円準会場:6,900円
準1級本会場:10,500円
1級本会場:12,500円

参考:検定料 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

英検®の受験資格

英検の受験に特別な資格は必要なく、各級とも年齢を問わず受験可能です。ESL clubでは、小学1年生の生徒も英検受験に挑戦しています。

ただし、公開会場で実施される英検を受験するためには、試験環境への適応が求められます。

小学生が英検にチャレンジする際は、英検協会が「英検for kids」サイトで公開している以下のチェックリストを確認してみてください。

  • 保護者の方が近くにいなくても一人で試験を受けることができる
  • 初めての場所でも落ち着いていられる
  • 試験教室に入ったら静かにできる
  • 試験中おしゃべりをせずに静かにできる
  • 冷静にテストを受けることができる
  • 長時間集中力・緊張感を持続できる
  • 長時間じっと机に向かうことができる
  • 高校や大学の教室の机・椅子に座れる
  • 「具合が悪い」「トイレに行きたい」など自分の気持ちをきちんと伝えらえる
  • 試験監督者の指示に従うことができる
  • 問題冊子・解答用紙に記載されている試験に関する注意や指示などを理解できる(または知っている)
  • 英検の問題内容についてよく理解している
  • マークシートを塗りつぶすことができる
  • 問題冊子にメモした解答をマークシートに転記できる

お子さまがこれらのチェック項目をクリアできていることを確認してから、英検受験にチャレンジするとよいでしょう。
引用:英検デビューできるかな? チェックシート | 英検 for kids! | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

小学生が英検を受けるメリット

小学生が英検を受けることには、主に以下のメリットがあります。

  1. 中学受験などで有利になる
  2. 学校の成績アップにつながる
  3. 海外留学やグローバルな仕事を目指せる
  4. 自己肯定感アップにつながる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 中学受験などで有利になる

小学生が英検を受ける1つめのメリットは、中学受験などで有利になる可能性があることです。

私立中学には、英語入試を採用している学校があります。英検に合格していれば、以下のような優遇措置を受けられるケースがあり、チャンスが広がります。

  • 等級やCSEスコアに応じて得点が加算される
  • 判定が優遇される
  • 英語の学科試験が免除される
  • 奨学金制度や入学金免除の条件となる

ESL club』に通う小学生も、英検で身につけた英語力を活かし、見事志望校に合格しています。

関連記事:英語と中学受験を両立できる、英語特別入試とは? 英検準2級合格と会話力を身につけ、志望校の選抜コースに合格した創一朗さんのストーリー

関連記事:小学生で英検準2級に合格し中学受験に成功!帰国子女のお母さまからみたESL clubの魅力とは

関連記事:中学受験で英検は必要?試験免除や加点など優遇される学校や有効期限について解説

さらに、英検は高校や大学の受験や単位認定にも活かせます。英検協会の公式サイトでは英検を活用可能な学校を検索できるので、ぜひチェックしてみてください。

参考:入学前も入学後も、英検が決め手!英検・TEAP・IELTS 活用校検索| 公益財団法人 日本英語検定協会

2. 学校の成績アップにつながる

小学生が英検を受ける2つめのメリットは、学校の成績アップにつながることです。

英検は、学習指導要領でも重視されている「リーディング」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」の英語4技能をはかる試験です。英検協会の公式サイトでも、5級〜3級の習得目標の1つに「基礎力定着」と明記されています。

つまり、英検の勉強を通して、英語の基礎力を底上げする効果を期待できます。試験に合格したら勉強内容をきれいさっぱり忘れてしまうのではなく、英語力の基礎としてしっかりと定着することがメリットです。

そのため、小学生のうちから英検対策に力を入れていれば、中学入学後に英語の学習内容が高度になっても余裕を持って授業についていける可能性が高いでしょう。定期試験においても、英検ですでに習った知識をおさらいするだけで済むので、他の苦手な科目の勉強に時間を割けます。勉強時間が少なくて済む分、部活に力を入れて文武両道を目指すことも可能です。

3. 海外留学やグローバルな仕事を目指せる

小学生が英検を受ける3つめのメリットは、お子さまが海外留学やグローバルな仕事を目指すなど、将来の可能性が広がることを期待できる点です。

英検の試験問題には、海外の文化や医療、テクノロジー、環境問題などグローバルなテーマが含まれています。英検の勉強を通して小学生からグローバルなテーマを身近に感じることで、英語だけでなく海外への関心を養うことが可能です。お子さまが、将来的に商社・外資系企業・通訳などのグローバルな仕事や留学を目指すきっかけにもなるでしょう。

たとえば『ESL club』の卒業生である清太郎さんは、小学4年生から英検の勉強をスタートし、勉強を通して身についた英語力を活かして、アメリカやカナダへの短期留学を経験しました。そして短期留学中に現地の人とのコミュニケーションで刺激を受けたことをきっかけに、アメリカの中学校への編入を決めたそうです。

関連記事: 【小学生で英検®︎2級】ABCから2年半で英検®︎2級。その後、アメリカの中学校進学を勝ち取った話。

英検は日本国内のみで有効な資格のため、残念ながら英検そのものが留学や就職で有利になる可能性はあまり高くありません。しかし、英検の勉強で培った英語4技能は、海外への留学に必要となるTOEFLやIELTS、就活でアピールできるTOEICなどの資格試験の勉強でアドバンテージになり得ます。

4. 自己肯定感アップにつながる

小学生が英検を受ける4つめのメリットは、お子さまの自己肯定感がアップしやすいことです。

英検合格という目標に向かって努力した結果が実を結んだ喜びは、お子さまの自信につながります。「英語ができるようになった」という達成感は、その後の英語学習のモチベーションにもなるでしょう。

英検合格という成功経験は、英語学習に限らず、日常生活やその他の挑戦にもポジティブな影響を与える可能性を期待できます。

小学生は英検®何級を受けるべき?目安を紹介

小学生は英検何級を受けるべき?」と、お悩みの保護者は少なくありません。

英検協会によると、英検各級のレベルの目安は以下のとおりです。

レベルの目安試験内容
5級中学初級
  • 筆記
  • リスニング
    (一次試験のみ)
4級中学中級
3級中学卒業

一次試験

  • 筆記
  • リスニング

二次試験

  • 面接
準2級高校中級
準2級プラス高校上級
2級高校卒業
準1級大学中級
1級大学上級

ここでは、小学生におすすめの英検の受験ステップや目安を紹介します。

参考:英検について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

まずは英検®5級の受験がおすすめ

小学生はまず、英検5級から受験しましょう。

英検5級は、全部で8つある英検の級の中で最も難易度が低い級です。しかし英検5級でも中学1年生レベルの問題が出題されるため、小学生にとっては決して簡単な試験ではありません。小学生で難関級に合格した子にばかり目が行きがちですが、「小学生のうちに英検5級に合格」も十分誇れる実績です。

まずは英検5級に合格して、そこから4級、3級とステップアップを目指しましょう。初めから上位級に挑戦してしまうと、内容を全く理解できず、挫折につながります。英検は年に3回受験でき、繰り返しチャレンジできるため、焦る必要はありません。

たとえば小学2年生のとき、ESL clubでほぼゼロから英語学習をスタートしたYさんは、2年生のうちに5級に合格し、見事4級対策へとステップアップしました。

参考:幸せの指針がない。先の見えない時代を生き抜くために必要な自信の付け方とは

英検5級の合格に必要な情報については、以下の記事でまとめています。

関連記事: 【英検5級レベル】難易度・範囲・問題傾向と合格への勉強法対策まとめ

英語学習経験のある小学生は4~5級程度が目安

英会話や学習塾、英語学童に通って英語を学んだ経験がある小学生の場合、4〜5級程度からの受験スタートが目安です。英語学童に通っていた子どもは英検5級〜3級、プリスクールに通っていた子どもは英検3級〜準2級レベルの英語力が身についていることが一般的です。

あくまで目安なので、まずは英検公式サイトで公開されている過去問を通しで解き、何点取れるかを確かめてみてください。英検の点数は「CSEスコア」という特殊な方法で計算します。ESL clubで設定している素点(1問1点とした場合の点数)での合格点は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:英検®一次試験の合格点ラインは?何割で合格?準1級・2級・準2級・3級・4級・5級の目安

関連記事:英検二次試験(面接)の合格点と配点は?英検3級・準2級・2級それぞれ紹介!

参考:過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

小学校卒業までに英検®3級合格を目指そう

小学生は英検5級から受験を開始して、小学校卒業までに英検3級を取得することが理想です。

英検5級は、中学1年生レベルです。そして英検4級は中学2年生レベル、英検3級は中学3年生レベルと続きます。つまり小学生のうちに英検3級に合格すれば、中学で習う英語の先取り学習が完了します。

小学校卒業までに取得したい英検3級や、その1つ前の級である4級の合格に必要な情報は、以下の記事でご確認ください。

関連記事:英検®3級のレベル・合格率・合格点は?基準や合格対策のコツ、勉強方

関連記事:英検®4級の合格点・レベル・合格率・試験範囲・勉強方法を解説

小学生でも英検®2級~準2級の合格は可能

最も難易度が低い5級ですら中学1年生レベルの英語力が求められる英検ですが、中には英検2級(高校卒業レベル)や準2級(高校中級レベル)に合格する小学生もいます。今後は、2025年度から始まった新設級・準2級プラス(高校上級レベル)に合格する小学生も増えるでしょう。

このレベルになると、小学生で海外にホームステイをしたり、留学をしたり、日常的に外国人と交流したりといったことも選択肢に入ります。

早いうちから英検を受験していれば、小学生のうちに準2級や2級のような難関級を取得することも、決して不可能な話ではありません。

実際に『ESL club』には、小学生で英検準2級・2級といった難関級に合格している生徒が何人もいます。彼らは英検という枠に留まらず、海外留学や海外の中学校への進学といった形で世界に羽ばたいています。

ESL clubに通う小学生の英検合格実績の一例は、以下のとおりです。

合格生徒のお名前受験時の学齢受験級詳細
Kさん
インタビュー
小学6年生準1級小学2年生で5級受験からスタート受験勉強と英語学習を両立させ、桜蔭中学に合格
Sさん
インタビュー
小学6年生2級ABCの順番がわからない状態から、約2年半で英検2級に合格アメリカの中学校へ進学
Kさん
インタビュー1
インタビュー2
小学5年生2級中学受験から英検合格に、目標を方向転換ご褒美を設定して英語学習のモチベーションアップ
Dさん
インタビュー
小学4年生2級学習開始からわずか10か月で、英検3級・準2級・2級に次々と合格
Aさん
インタビュー
小学3年生2級入会から約1年半でスピード合格

Mさん

インタビュー

小学6年生準2級出願時に取得済だった英検3級の加点を活かし、志望中学に合格

Sさん

インタビュー

小学6年生準2級志望中学の英語特別入試を利用し、選抜コースに合格

以下のページでは、ESL clubで英語学習に励むお子さまや保護者の方のインタビューを紹介しています。上記でご紹介した生徒さま以外の事例も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
関連記事:受講生エピソード

また、本来なら合格できるレベルの英語力があったとしても、英検の問題に慣れていないと思うように力を発揮できない可能性もあります。参考書などで練習して試験問題に慣れてから、受験するのがおすすめです。

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保護者が付き添って小学生が英検®を受ける流れ

小学生が初めて英検を受験する場合、保護者の付き添い受験がおすすめです。

ここでは、保護者が付き添って小学生が英検®を受ける流れを詳しく紹介します。

  1. 持ち物チェック
  2. お子さまとの待ち合わせ場所を確認
  3. 試験教室へ入室
  4. 解答用紙への記入代筆・補助
  5. 保護者退出
  6. 待ち合わせ場所でお子さまと再会・帰宅

参考:当日のスケジュール&持ち物リスト 一次試験 | 英検 for kids!

1. 持ち物チェック

英検受験が決まったら、当日持参する持ち物を用意しましょう。

お子さま・保護者それぞれの持ち物リストは、以下のとおりです。

お子さま必ず持参
  • 一次受験票(4・5級)
    一次受験票兼本人確認表(1~3級)
  • 身分証明書(1~3級)
  • HBの黒鉛筆またはシャープペンシル
  • 消しゴム
  • うわばき
必要に応じて持参
  • 腕時計
  • 防寒用の服
  • ハンカチ
  • ティッシュ
  • 必要事項を書き込んだ、練習用解答用紙のコピー
保護者
  • うわばき
  • お子さま用の飲み物
  • 座席調整用の座布団・クッション
  • 待ち時間用の本など

2. お子さまとの待ち合わせ場所を確認

試験終了後のお子さまとの待ち合わせ場所を、事前にすり合わせておきましょう。

試験が終わるまで、受験会場の教室付近で保護者がお子さまを待つことはできません。また、保護者が試験教室までお子さまを迎えに行くこともできません。

「試験会場の玄関」など、試験終了後に再会する待ち合わせ場所を確認・共有しておくことが重要です。

3. 試験教室へ入室

試験会場に着いたら、「教室番号表」で受験教室を確認し、指定教室に入室します。

「解答用紙の必要事項記入の代筆・補助」のため、英検の一次試験では試験開始5分前までの試験教室への保護者の入室が認められています。

必要に応じて、持参したクッションなどで座位を調整しておくとよいでしょう。お子さまが集中して試験に取り組めるよう、トイレを済ませておくことをおすすめします。

4. 解答用紙への記入代筆・補助

問題冊子と解答用紙が配布されたら、解答用紙に必要事項を記入します。受験者本人はもちろん、保護者の代筆も可能です。

問題冊子は、試験開始まで開かないように気をつけましょう。

5. 保護者退出

解答用紙への必要事項の記入が終わり次第、保護者は退室します。保護者は、試験が終わるまで会場外で待機する必要があります。

6. 待ち合わせ場所でお子さまと再会・帰宅

試験が終わったら、事前に決めておいた待ち合わせ場所でお子さまと再会、帰宅します。

「英検4級・5級チャレンジキャンペーン」なら初めての受験でも安心!

「子どもにとって初めての英検受験で、合格できるか心配」「まずは試験にチャレンジさせて、本人のやる気を引き出すきっかけにしたい」とお考えの保護者は、公益財団法人 日本英語検定協会による英検4級・5級チャレンジキャンペーンの利用を検討してみるとよいでしょう。

本キャンペーンを活用すれば、英検4級・5級が不合格になったとしても、次回・次々回の受験は無料でチャレンジできます。

日本国内で英検を準会場で実施する団体(学校や学習塾)による申し込みがキャンペーン対象です。

小学生のお子さまの英検受験を検討している検討している場合、ぜひチェックしてみてください。

参考:英検4級・5級 チャレンジキャンペーン(児童・生徒・保護者用)

英検®対策:小学生の勉強方法【おすすめ参考書あり】

ここでは、小学生におすすめの英検対策を紹介します。

単語を覚える

まずは、英単語を覚えることが大切です。

小学校の英語の授業は小学4年生からはじまり、6年生までに600〜700程度の単語を学びます。英検5級で取り扱う単語数は600語なので、小学生で英検を目指す場合、授業で習う単語にプラスして覚える必要があります。

単語のスペルと意味だけではなく、音も一緒に覚えられるように、アプリや動画などを活用すると効果的です。

英検5級対策の単語学習に市販の参考書を活用する場合、「絵単(えたん)」と呼ばれる教材がおすすめです。

参考:英検5級 絵で覚える単熟語 4訂版 | 旺文社

過去問でリーディングとリスニングを練習する

ある程度単語を覚えると、過去問に書かれている内容を理解できるようになります。過去問でリーディングとリスニングを解く練習をしてみましょう。

まずは問題形式に慣れることを意識しつつ、過去問を通して文法を学びながら対策していくことがポイントです。

過去問は、英検の公式サイトや問題集で確認できます。

参考:過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

参考:2025年度版 英検5級 過去6回全問題集 | 旺文社

以下の動画は、『ESL club』で小学生の生徒が講師と一緒にリーディング問題を解いている様子です。内容を声に出して読み、講師のサポートを受けることで、生徒が少しずつ内容を理解していく様子が分かります。

また小学生の英検対策では、リスニング重視で学習を進めるのが効率的です。

参考: 【小学生の英検対策】リスニング重視の勉強法が最も効果的である理由とは!?

動画やアニメ、絵本と組み合わせて楽しく学ぶ

過去問や参考書での勉強だけでなく、子どもが「英語って楽しい!」と感じる機会を作ることも大切です。おすすめは、英語のYouTube動画や、子ども向けの海外アニメです。内容に興味を持って英語のセリフを追っているうちに、インプット量を蓄積しながら、少しずつ意味が分かってくる楽しさを味わえます。

また、現地の子ども向けの簡単な英語で書かれた絵本もおすすめです。なかでも有名なのは「Oxford Reading Tree」で、『ESL club』での学習にも取り入れています。

関連記事:絶対に子どもに読ませたい多読用絵本 ”Oxford Reading Tree”(ORT) 

小学生が英検®に合格するためのコツ

小学生が英検に合格するためには、コツを押さえる必要があります。

ここでは、小学生の英検攻略法を紹介します。

試験形式に慣れておく

まずは、英検の試験形式に慣れておくことが大切です。マークシート形式による試験に不慣れな小学生は、塗りつぶすマークの行や列を間違えやすいためです。

また小学生は公式の試験を受けた経験が少ないため、本番で本来の実力を発揮しきれない可能性があります。

時間を計って過去問を解くなど、本番を迎えるまでに実践に近い形で問題を解く経験を積んでおきましょう。

独学ではなく英語塾を活用する

独学ではなく、英語塾を活用することもポイントです。小学生は、独学での英検合格に苦戦しやすい傾向があるためです。

2020年4月に学習指導要領が改定され、小学校でも本格的に英語教育がスタートしているものの、他の科目と比べると英語の学習時間は少なめです。学習内容も座学よりレクリエーションに重点を置いているため、独学による英語の学習方法を知る機会が限られています。

英語塾を活用することで、英検対策に有効なシャドーイングなどを効率的に学ぶことが可能です。『ESL club』でも、シャドーイングをはじめとする英語の「勉強法」を教えています。自宅でも正しい方法で自習できるようになるため、英検合格がグンと近づきます。

シャドーイングとは?:

英語の音声のすぐ後を影(シャドー)のように追いかけて発音する勉強法。リスニング・スピーキング・発音・イントネーションなど複数の能力を鍛えられる。

また、英検3級以上からは一次試験でライティング、二次試験で面接(スピーキング)が追加されます。正答が1つではないため、英語習得者による添削・採点・面接練習が必要です。

英語塾で適切な指導を受けることで、英語学習に明るくない小学生であっても英検合格に向けた効率的な学習を進められます。

小学生の英検®対策の注意点

tips

小学生の英検対策では、本人のやる気を引き出しながらサポートする必要があります。

ここでは、英検合格を目指す小学生の保護者が気をつけたいポイントを紹介します。

英語学習を無理強いしない

1つめの注意点は、英語学習を無理強いしないことです。

本人のやる気がないにも関わらず英語学習を無理強いすると、英語そのものが嫌いになってしまう恐れがあります。

「ゲーム感覚で取り組む」「動画やアニメ、絵本などを活用して英語に触れる機会を増やす」など、お子さまが英語学習を楽しめる工夫を取り入れてみましょう。

必要に応じて試験当日のサポートを行う

小学生が英検を受験する場合、必要に応じて試験当日も保護者がサポートしましょう。

英検の一次試験では「解答用紙の必要事項記入の代筆・補助」、二次試験は「面接カードの必要事項記入の代筆・補助」のために、規定の時間まで保護者が試験教室に入ってサポートすることが可能です。

ただし、退室後は会場外で待機する必要があるため、試験終了時間を把握し、お子さまとの待ち合わせ場所をしっかりと決めておく必要があります。

小学生の英検®対策はESL clubにおまかせください

ESL clubは、以下の強みを活かして小学生の英検合格を基礎から応用まで、徹底サポートします。

  • 多くの小学生を英検®合格に導いたサポート実績
  • ハイレベルなバイリンガル講師による個別指導
  • 中学受験と英検の学習を両立する柔軟な指導プラン
  • スクールマネジャーによる行き届いたフォロー
  • 継続率97%!オンライン校もご用意

小学生のお子さまの英検対策は、ESL clubにおまかせください。

多くの小学生を英検®合格に導いたサポート実績

ESL clubには、2015年の開塾以降、1,000名以上の英検®合格者を輩出してきた実績があります。豊富な指導経験に基づいて開発した独自カリキュラムは、英検®合格に必要な4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)をバランス良く強化できるよう緻密に設計しています。

過去問分析に基づいた対策や、実践的な面接練習など、合格を勝ち取るためのノウハウが凝縮されていることが強みです。また、学習進捗状況に合わせて、弱点克服のための個別指導や、試験直前の集中講座なども提供しています。常に最新の試験傾向に対応した指導を提供することで、高い合格率を実現しています。

また、一般的に英検®2級取得が高校卒業時の到達目標とされている中、ESL clubでは小学生、中学生の時点での高い合格率を誇っています。

ハイレベルなバイリンガル講師による個別指導

英検1級・TOEFL iBT 90点・TOEIC 900点レベル以上のバイリンガル講師が、生徒一人ひとりに応じた個別レッスンを提供します。

英語オンリーではなく、必要に応じて日本語で丁寧に対話しながらきめ細かなサポートを提供する点は、ESL clubの特長の1つです。分からないことがあれば日本語で質問できるので、学習のつまずきをスムーズに解消しながら英語力を高められます。

また完全マンツーマンのレッスンなので、「大勢に見られながら英語を話すのは恥ずかしい」と感じる小学生のお子さまも安心してレッスンにご参加いただけます。

中学受験と英検の学習を両立する柔軟な指導プラン

ESL clubには、英語での志望動機書の作成や論文、英語面接を経て大学受験を突破した講師が多く在籍しています。そのため、英検を活用した中学受験に必要となる志望動機書やエッセイ、英語面接なども柔軟に対応可能です。ご希望がある方は、体験時にご相談ください。

ESL clubでは、お子さまの英語レベルや目標、英語学習に充てられる時間などを考慮し、個別の指導プランを作成しております。塾や他の習い事で忙しいお子さまにも、英検の学習と両立しやすいプランをご提案いたします。

スクールマネジャーによる行き届いたフォロー

一般的なオンライン英会話サービスとは異なり、ESL clubには保護者・生徒との講師の架け橋となる「スクールマネージャー」が在籍しています。

英語指導のプロであるスクールマネージャーの役割は、主に以下のとおりです。

  • 生徒のレベルと目標から個別カリキュラムを設定・講師との共有
  • 宿題内容の調整などを行い、生徒に適した講師のアレンジ実施
  • 学習相談、ご入会後の定期面談を担当
  • 保護者との学習進捗の連携
  • 個別のご要望に可能な限り対応(例:英検®を活用した受験対策)
  • 講師研修・スクールマネージャー間研修の実施
  • 保護者・生徒・講師・スクールマネージャー間での情報共有

質の高い講師に加えてスクールマネージャーによるきめ細かなサポートを提供することで、生徒の成長、英語力の向上のスピードを加速させます。

小学生のお子さま・保護者のサポート実績も豊富なため、安心してご相談ください。

継続率97%!オンライン校もご用意

ESL clubは、対面レッスンを受けられる渋谷校に加え、オンライン校もご用意しております。遠隔地にお住まいの方や多忙な方にご好評いただいており、継続率は97%にのぼります。

学校や塾、習い事などで多忙な毎日を送るお子さまのスキマ時間を有効活用いただけるだけでなく、送迎不要のため、保護者の負担を抑えられる点もメリットです。

海外からのオンライン受講も歓迎いたします。

まとめ

小学生から英検に挑戦することには、中学・高校・大学受験や学校の授業などで有利になる可能性があるほか、学習を通じてお子さまの自己肯定感アップにつながるメリットもあります。小学生のうちから英検対策に取り組む意義は大きいでしょう。

小学生が英検を受験する場合、まずは英検5級から挑戦し、小学校卒業までに3級合格を目指すことがおすすめです。独学では苦戦しやすいため、英検対策に強みをもつ英語塾を活用するとよいでしょう。

ぜひ、お気軽にESL clubの無料体験レッスンをお試しください。オンラインでの体験も可能です。

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