BLOG

  1. TOP
  2. ブログ一覧
  3. 中学受験で英検が必要?入試での活用例と学校の特徴を紹介

中学受験で英検が必要?入試での活用例と学校の特徴を紹介

「小学生でも英検を取っておいた方が良いとは聞くけど、実際に中学受験でどう活きるんだろう?」

「英検を受験で利用している学校ってどんな学校なの?」

そうした疑問を持っていませんか?

実際に中学受験で英検を活用する学校は年々増加しており、英検を取得しておくことで受験の幅が広がっていきます。

 

この記事では、

・中学受験における英検の活用例

・英検を試験に活用している学校の特徴

・英検と中学受験を両立するポイント

を丁寧に解説していきます。

 

【こんな方へおすすめです】

・小学校卒業時に何級を持っているといいのか、その目安を知りたい。

・中学校受験での英検の活用状況を知りたい。

・英検を活用している学校が英語にどの程度力を入れているのかを知りたい。

・英検と中学受験を両立するポイントを知りたい。

中学受験における英検の活用例

まず中学受験における英検の活用例についてご紹介します。

英検の活用は4パターンに分けられます。

【英検活用の4パターン】

・受験資格になる

・得点換算/英語の試験免除になる

・加点される

・奨学金給付の対象となる

 

順番に見ていきましょう。

 

 ①受験資格になる

英検の合格証明書が願書の出願時に必要となる場合です。

【山脇学園中学校 一般入試 英語入試】においては英検3級相当以上の合格証のコピー提出が必須となっています。(2019年度入試)

英検3級は中学校卒業のレベル感です。基本的な文法事項を抑えて学習を進めていけば、小学生にも十分到達可能です。

しかしこういった入試制度を実際に使う受験者は少ないので、母数の少ない土俵で入試に挑むことができます。

 

 ②得点換算/英語の試験免除になる

「〇級を持っていると△△点になる」というように得点換算されたり、「英検〇級以上を持っていると、当日の英語の試験が免除(100点扱い)」となる場合があります。

【昭和女子大学附属昭和中学校 一般入試】では、英検2級以上を保有する受験者は英語の試験が免除(100点扱い)されています。(2019年度入試)

英検2級とは大学共通テストと同等のレベル感ですので、小学生にとってはかなり高いハードルとなりますが、2級を取得することができれば「絶大な武器」となります。

 

 ③加点される

「〇級持っていると、△△点プラス」といったように、持っている級ごとに応じて当日の試験に加点される場合です。

【目黒日本大学中学校 一般入試】では 4級で+10点、3級で+20点、準2級で+30点、2級以上で+40点といったように、細かく加点配分が決まっています。(2019年度入試)

一般入試では受験の緊張感から、普段の実力が必ずしも発揮できるとは限りません。

また合格不合格は総合で1点、2点を荒そう競争となります。

事前に取得しておいた英検が級に応じて当日の点数に加点されることで、他の受検者に差をつけることができます。

 

 ④奨学金給付の対象となる

英検を取得しておくことで、奨学金給付の対象となるケースがあります。

【淑徳SC中等部一般入試GSC Basic入試】では、5級以上を取得しておくことで給付制奨学金制度の対象となります。(2019年度入試)

この場合は4級、5級の取得が対象となる場合が多いです。入学後にも活用されるのは嬉しいですね!

 

このように一口に中学受験での英検の活用と言っても、様々なパターンがあります。

英検を取得しておくことは、中学受験において「大きな武器」となる可能性がありますね!

 

なお、より詳しい活用の一覧はこちらの英検のホームページにまとまっています。

ご自身が気になる学校についてチェックしてみましょう。

 

 

英検を入試に活用している学校の特徴

次に英検を入試に活用している学校にはどういった特徴があるのかを見ていきましょう。

英検を入試で活用している学校はどちらも「グローバル化への意識が高い」学校です。

将来生徒が国際社会で活躍できるよう、様々な取り組みを行っています。

 

具体的な取り組みとして、以下の3点が特徴として挙げられます。

【英検を入試に活用している学校の特徴】

・国際的な学校行事に力を入れている

・学校生活の中で英語を使うユニークな取り組みをしている

・留学制度の幅が広い

 

 ①国際的な学校行事に力を入れている

英検を積極的に入試に活用している学校では、国際的な学校行事に力を入れています。

【目黒日本大学中学校】では中学3年次に一般的な修学旅行の代わりに、オーストラリアへ約1か月間のホームステイが「全員参加」で実施されます。

希望者もしくは選考された一部の生徒が海外研修に参加するプログラムは大抵の学校にあります。

しかし、「全員参加」での一ヵ月ホームステイ研修を実施している学校は少なく、学校としてのグローバル化への意識の高さが伺えます。

 

【昭和女子大学付属昭和中学校・高等学校】では、「グローバル留学コース」が設置されています。

グローバル留学コースは、高校一年次に全員が10か月間カナダへ留学することが組み込まれたコースとなっています。

コース内に留学が組み込まれているからこそ、帰国後には数A・数Ⅰ、国語、社会、英語、総合を中心に学習するようカリキュラムが構築されており、帰国後のサポートが充実していて安心です。

 

このように海外研修が決められていることで、中学入学時からモチベーションを持って学習することができますね。実際の海外研修で日頃の学習成果を確認できる場が整っています。

(※新型コロナの影響により、多くの学校では今年度の海外研修はキャンセルされています。各学校のホームページにて実施状況をお確かめください。)

 

 ②学校生活の中で英語を使うユニークな取り組みをしている

2つ目の特徴は、日々の学校生活において英語を使うユニークな取り組みをしていることです。

【山脇学園中学校】では、「イングリッシュアイランド」と呼ばれるEnglish onlyの施設があります。この施設内では学校・レストラン・カフェ・フラワーショップ・ニューススタンド・銀行・薬局・シアターなどイギリスを模した街並みが広がります。

外国に留学したような環境が実現されていて、生徒が英語を能動的に学べるよう工夫されています。

英語ルームが設置されている学校は多くありますが、一部のエリアごと海外のような環境を作りあげている学校は多くありません。

こうした環境で学ぶことで、海外により深く興味を持つきっかけに繋がりますね。

 

【玉川学園】は、首都圏では数少ないIBプログラムを導入している学校として人気を集めています。

IBプログラムとは国際バカロレア機構が提供する教育プログラムであり、21世紀を生きるための国際的な視野を身に付けることに特化しています。

玉川学園では11歳~16歳を対象としたMYP(Middle Years Programme)と、高等学校の最終2学年を対象としたDP (Diploma Programme)の教育が受けられるIBクラスが設置されています。

IBクラスでは国語、体育、音楽などの芸術科目や情報などの実用科目以外は英語で授業を受けるため、必然的に英語に接する機会が多くなります。

日本国内で世界基準の国際教育が受けられる点が魅力的です。

 

 ③留学制度が幅広い

3つめの特徴は、留学制度が幅広いことです。

英検を入試に活用している学校では、複数の海外校と提携を結んでいる場合が多いです。

【城西大学附属城西中学校】では、アメリカ、カナダ、オーストラリアを始め14校と提携しており、短期、中期、長期(10か月)での語学研修が可能です。

 

【実践女子学園】では、タイ・中国・ドイツといった英語圏以外の国への交換留学制度や、ニュージーランドの語学学校への派遣留学、オーストラリアへのホームステイ研修など、様々な形式での留学制度が整っています。

 

海外に興味を持ち、留学してみたいと思った際に、その学校に留学を実現できる制度があるかどうかは非常に重要です。

「思い」を「行動」へと移し、実際にその地を訪れることで価値観に変化が起きます。

留学するチャンスが幅広いことは、多感な中高生にとって大きなメリットになります。

 

上記に挙げたものはほんの一例に過ぎませんが、「英検を受験で活用している学校」「特に英語教育、国際理解に力を注いでいる学校」と言えます。

「中学で充実した英語教育を受けたい」「中学在籍中に海外滞在を経験したい」といった思いが強い方は、「受験で英検が活用されている」ことを前提として考えて、英検取得への準備を行っていった方がよいでしょう。

 

 

英検と中学受験を両立する上でのポイント

では、英検と中学受験を両立する上ではどういったことに気を付ければよいのでしょうか?

英検と中学受験を両立する上では、「英検が受けられる時期を把握し、早めに対策すること」が最重要となります。

 

 英検が受けられる時期を把握する


まずは英検が受けられる時期を把握しましょう。

英検が受けられる時期は決まっています。

従来型の英検受験は年間3回(6月、10月、1月)実施されています。

またS-CBT型というパソコン画面を通した受験形式があります。

S – CBT型の受験は毎週末行われているため、受験日の調整がしやすいことが特徴です。

しかし、S-CBT型は簡単なパソコン操作(タイピング)が必要となるため、向き不向きがあります。

こちらはそれぞれの検定期間内(6月、10月、1月)に2回まで受験することが可能です。

 

※英検公式ホームページより引用

つまり、それぞれの検定期間で受験できる回数は、【 従来型1回 + S-CBT型2回】で最大3回となります。

これら2つの受験タイプを上手く使い、英検を取得していきましょう。

中学受験の願書提出は12月~1月頃ですので、第二回(10月)までにご自身が取りたい級の合格を目指しましょう!

 

 早めの対策が差をつける


英検取得に向けて、早めの対策を行っていきましょう。

英語学習の成果が出てくるまでには時間が掛かります。

英検を複数回受験することで自分の得意・不得意や、テストの傾向が掴めてきてます。

「せっかく英語を勉強していたのに、英検の取得には間に合わなかった」という事態を避けるために、早めの対策を行っていきましょう。

また、早めに英検を取得しておくことで、他教科への勉強時間を確保することができます。

いかに試験科目への勉強時間を確保していくかが合格へのカギとなります。

早い時期に英検を取得しておいて、予め入試で活用できることが分かっていれば、精神的な安定にも繋がっていきます。

「英検は事前に何度も受験できる」というメリットを最大限に活かすためには、6年生の前半には自分が進学したい学校で必要な級を取得しておくことを目指しましょう。

 

まとめ

この記事では、中学受験における英検の活用例、学校の特徴、英検と中学受験を両立するポイントをご紹介しました。

今後、ますます英検を中学入試で活用する学校が増えてくることが予想されます。

国際教育に力を入れた学校に興味がある方は、受験期までに英検を取得しておくことで、中学受験の幅を広げていきましょう!