インターナショナルスクールに通わせている親の年収は?子どもに高度な英語教育を受けさせる方法を解説

「英語を自由に使いこなし、世界でも活躍できる人になる」その夢をかなえる場所が、ESL clubです

  • 無料でレッスンを体験する
  • ESL clubをもっと知る

こんにちは、英語を教えない英語塾『ESL club』です。

子どもの保育園・幼稚園や小学校を探すときに
「小さい頃から英語を学ばせてバイリンガルとして育てたい」
という考え方から、インターナショナルスクールが選択肢に入る方も多いでしょう。

しかし、インターナショナルスクールは一般的な私立校の倍近くの学費がかかります
そのため、親の年収が一定以上でなければ通いつづけるのは難しいのが現状です。

今回は、インターナショナルスクールの学費や、子どもを入学させるために必要な親の年収目安について紹介します。

さらに、インターナショナルスクールに通うことで期待できる効果や、費用を抑えつつ高度な英語教育を受けさせる方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

子どもをインターナショナルスクールへ通わせるのに必要な年収は?

インターナショナルスクールの学費は非常に高額です。
インターでの英語学習に興味はあるものの、高額な学費を支払うためには自分たちの収入で十分かどうか見当がつかず困っている方もいるでしょう。

そこでここでは、インターの学費相場や、世帯年収で教育費が占める割合から、インターに通わせるために必要な年収の目安を考えていきます。

インターナショナルスクールの学費相場

インターナショナルスクールの授業料は小学校の場合、年間200〜250万円が相場です。
施設使用料や教材費なども合計すると、学費が300万円以上かかるケースもあります。

文科省の調査によると、一般的な私立小学校の学費は年間166万6,949円です(出典:令和3年度子供の学習費調査の結果について|文部科学省)。
そのため、インターナショナルスクールは私立校の倍近くの学費がかかる可能性が高いと言えます。

関連記事:学費が高いインターナショナルスクールのメリット・デメリットとは? 授業料相場も紹介(9月新規制作記事)

世帯年収のうち教育費の割合は平均14.9%

日本政策金融公庫が2021年に行った調査によると、世帯年収のうち子どもの在学費用が占める割合は平均14.9%です。

全回答のうち35.4%と、もっとも多い割合を占めているのは「10%以上20%未満」です。
次いで「10%未満」が33.1%に上っています。

同調査では、年収が上がるほど在学費用の割合が下がる傾向にあることも分かっています。
また、他の支出を節約したり、預貯金や保険を取り崩したり、奨学金を利用したりと、教育費を捻出するために苦労している家庭も多いようです。

出典:教育費が家計に与える影響は?|生活基盤の安定を図る生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター

子どもをインターナショナルスクールに通わせる親の年収目安

世帯収入の中でインターの学費が占める割合が14.9%だとした場合の、親の年収目安を計算しました。

【例1】子ども1人をインターに通わせる場合

  • 学費:年間250万円
  • 世帯構成:夫婦と子ども1人

世帯年収 約1,342万円〜1,677万円

【例2】子ども2人をインターに通わせる場合

  • 学費:年間250万円
  • 世帯構成:夫婦と子ども2人

世帯年収 約2,684万円〜3,355万円

厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、2021年度の子育て世帯の平均年収は785万円です(出典:II 各種世帯の所得等の状況|2021年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省)。
このことからも、インターナショナルスクールに余裕をもって通わせるために必要な年収がいかに高水準なものか分かります。

学費以外にもある!インターナショナルスクールの注意点

Caution

インターナショナルスクールは学費以外にも、一般的な学校とは異なる点があります。
インターへの入学を検討するうえで、とくに注意したいのは次の3つです。

  • 入学条件を満たさない可能性がある
  • インターナショナルスクールに通っても義務教育を受けられない
  • 高校卒業後の選択肢が限られる

順番に解説していきます。

入学条件を満たさない可能性がある

そもそもインターナショナルスクールとは、日本に駐在している外国籍の子どもを対象にしている学校です。

入学にあたって
「子ども本人や家族が外国籍のパスポートを持っていること」
「海外の在住経験があること」
などの条件を設けている学校も多くあります。

そのため、子どもが日本生まれ・日本育ちの場合は、そもそも志望校の入学条件を満たさないかもしれません。

インターナショナルスクールに通っても義務教育を受けられない

憲法でも定められているように、親は子どもに15歳まで教育を受けさせる義務があります。
ただし、この義務を満たせるのは、法律上で「一条校」として分類される学校に通った場合だけです。
公立の小中学校はもちろん、一般的な私立校も一条校に分類されているため、教育の義務を果たせます。

しかし、インターは「一条校」の範囲外である「各種学校」に振り分けられているケースが多くなっています。
各種学校に分類されているインターに通っても、義務教育を受けたことにはなりません。

そのため、日本国籍をもつ子どもが一条校ではないインターの小・中学校に入学する場合は、公立校に籍を置けるよう相談する必要があります

高校卒業後の選択肢が限られる

一条校ではないインターナショナルスクールでは、義務教育を受けられないだけでなく、12年生(高校3年生)まで通っても高卒資格を得られません

日本国内の大学に入学するには、高卒資格が必要です。
そのため国内で進学する場合は、高卒認定試験に合格して資格を得るか、インターナショナルスクール出身者を受け入れる大学(上智・ICUなど)に合格するなどの手段を取ることになります。

一方で、海外大学に進学する場合は、基本的にスムーズに入学できるというメリットもあります。

インターナショナルスクールに通うことで得られる効果

インターは学費が高額で、法律上でも一般的な学校とは別物として扱われるなどのデメリットが目立つ一方で、他では得づらいメリットもあります。

インターに通うことで得られる効果は以下の2つです。

  • 英語の豊富なインプット・アウトプットができる
  • 海外進学やグローバルな仕事も目指せる

それぞれ解説していきます。

英語の豊富なインプット・アウトプットができる

インターナショナルスクールは、授業も日常会話もすべて英語のオールイングリッシュの環境です。
小学生が学校で過ごす時間は、年間約1,200時間だと言われています。
つまりそれほど多くの時間、インターでは英語でのインプットとアウトプットを積み重ねられるということです。

英語でのコミュニケーションの経験をたくさん積むことで、英語力の向上を目指せるでしょう。

海外進学やグローバルな仕事も目指せる

インターには、アメリカやイギリス、オーストラリアをはじめ、さまざまな国で生まれ育ってきた子どもが集まっています。

インターに通うということは、こうした多国籍な環境で小さい頃から過ごすことです。
言語だけでなく、海外の文化や多様な背景をもった人への理解が深まります。

それにより、子どもが海外進学やグローバルな仕事に興味をもつようになるかもしれません。

ほかにも子どもに高度な英語教育を受けさせる方法はある?

Question

インター以外でも、幼少期から子どもに高度な英語教育を受けさせることもできます

ESL clubがとくに効果的な英語教育方法としておすすめしたいのは、次の4つです。

  • 動画や絵本を使った自宅学習
  • 英会話教室
  • 英語学童
  • 英語塾

それぞれで期待できる効果や費用目安について紹介します。

動画や絵本を使った自宅学習

英語圏の子どもが英語を学ぶのに使う動画や絵本を使って、小さい頃から英語に慣れ親しむ方法です。
それにより、母国語を覚えるように英語を習得できます。

ただ見たり聞いたりするだけでなく、聞き取った英文をその場で口に出す「シャドーイング」を取り入れるのがおすすめです。

ESL clubおすすめの幼児向け絵本「Sounds Fun!」は、シリーズすべてそろえても1万円ほどです。
小学生向けの教材「小学生のフィニックス」も7千円ほどとなっています。
また、アプリには無料のものも多いので、手軽にはじめられるのが魅力です。

絵本や動画での自宅学習は、英単語の発音や簡単な日常会話は覚えるのには効果的です。
しかし、難しいスペルや文法まで身につけるのは難しいため、テキストなどを使ったフォローも行うといいでしょう。

また、自宅学習では基本的に保護者が直接英語を教えることになります。
そのため、保護者にもスピーキングやリスニングなどの一定の英語スキルが求められる点には注意してください。

関連記事:【厳選】幼児〜小学生にオススメのフォニックス教材本はこちら!

英会話教室

ネイティブや高い英語力を持った日本人の講師が、英語のレッスンを行う教室です。
講師に子どもの英語教育をお任せできるので、クオリティが保護者の英語力に依存しないことが魅力です。

さらに、グループレッスンであれば、他の子どもとも英語でコミュニケーションを取れます
インターと比較すると時間は限られてはいるものの、英語で日常会話を行う機会を作れることは共通しています。

オンラインレッスンを実施している教室も多く、場所を問わず講師や教室の質で選べることもポイントです。

レッスン費用は月額1〜2万円が相場で、マンツーマンであれば3万円近くになるケースもあります。

また、宿題が出るかどうかは教室の方針によって異なります。
教室で学んだ内容を定着させるためにも、自宅でしっかり復習する時間を設けることも大切です。

関連記事:もう迷わない!本当に学習成果が出る英会話教室・英語塾を見つける3つのポイント!

英語学童

民間が運営する、英語中心のコミュニケーションを行う学童です。
公立の学童と同じように、小学校の授業が終わった後に送迎バスに乗って向かうのが一般的です。

通う頻度は選べるため、週5日通うこともできます。
そのため、インターと同様に、平日は毎日オールイングリッシュの環境に身を置くことも可能です。

料金は月額7〜8万円ほどと、インターほどではないにせよ、かなり高額になります。

また、英語学童では学校で出された宿題やレクリエーションを行うことはあっても、英語学童が宿題を出すことは基本的にありません
自発的な学習習慣が身につかない可能性もあるので、保護者がサポートしてあげましょう。

関連記事:英語の学童保育は意味ない?学習効果を高めるポイントや保護者の体験談も紹介

英語塾

英語塾とは名前の通り、英語専門の学習塾です。
講師も、帰国子女やTOEIC900点以上などハイレベルな英語力を持っている人が在籍しています。

英会話教室のように英語に慣れ親しむだけでなく、年齢に応じて文法や英検対策にも力を入れている塾もあります。
そのため、将来役立つ実践的な英語力が身につくのがメリットです。

また、宿題も基本的に出されるので、自主学習が習慣化しやすくなります。
オンラインレッスンを行っているケースもあり、場所を選ばず子どもにあった英語塾を見つけられることも魅力です。

料金は英語塾のESL clubの場合、対面レッスンが月58,300円から(小学生の場合)、オンラインレッスンが月52,800円からとなっています。

関連記事:英語塾は個別指導と集団授業どっちがいい?メリット・デメリットをそれぞれ比較

まとめ

インターナショナルスクールの学費は非常に高額なため、子どもを通わせるためには一定水準以上の世帯年収が求められます。さらに、入学条件が設けられていたり、日本の義務教育や高校卒業資格が受けられなかったりと、日本生まれ・日本育ちの子どもが通うにはかなりハードルが高いのが現状です。

一方でインターナショナルスクールには、オールイングリッシュの環境だからこそ英語でのインプットやアウトプットを豊富にでき、グローバルな視点も育めるなどの魅力もあります。しかし、インターナショナルスクールへの通学が難しくても、高度な英語教育を受けさせることは可能です。公立校や一般的な私立校に通いながらでも、自宅での英語学習に力を入れたり、英語塾や英語学童に通わせたりすることで、ハイレベルな英語力を目指せます。いずれも料金はインターナショナルスクールより大幅に抑えられるため、家計の負担を軽減できることも魅力です。

ますますグローバル化が進む現代だからこそ、子どもの選択肢を広げるためにも幼少期から英語教育に力を入れてみてはいかがでしょうか。

ESL clubでは、小学生から高校生まで英検対策が可能で、無料体験レッスンも実施しています。
小学生で英検2級にも合格できるESL club小学部こちら
英検、TOEFLから英語難関大学受験まで対策できるESL club高校部こちら

「英語を自由に使いこなし、世界でも活躍できる人になる」その夢をかなえる場所が、ESL clubです

  • 無料でレッスンを体験する
  • ESL clubをもっと知る