英語の学童保育は意味ない?学習効果を高めるポイントや保護者の体験談も紹介

「英語を自由に使いこなし、世界でも活躍できる人になる」その夢をかなえる場所が、ESL clubです

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こんにちは、英語を教えない英語塾『ESL club』です。

小学生がレクリエーションを通して英語を学べる英語学童は、期待していたほどの効果を得られず「意味ない」と言われてしまうこともしばしばあります。

「子どもに英語を学ばせたい」と思ってネットで調べてみても「〇〇がおすすめ」「〇〇はやめておくべき」と様々な情報が飛び交っており、結局何が正解なのか分かりません。

長い間英語教育事業に携わってきた立場から言わせてもらうと、英語学習に絶対の正解はありません。あなたのお子さんの状態や、家庭環境、英語を学ぶ目的や目標などによって何が正しいのかは変わってきます。

この記事では、英語学童の効果や「英語学童は意味ない」と言われている原因についてまとめています。また英語学童からESL clubに転塾された3名の保護者の方にヒアリングを行い、英語学童に対する本音・生の声もまとめています。

記事を最後までチェックすれば、あなたのお子さんを英語学童に通わせるべきなのか、他の場所に通わせるべきなのか、それともどこにも通わせる必要がないのかが見えてきますよ。

英語学童とは?

英語学童とは、英語に特化した学童施設のことです。

英語学童は民間で運営されているため、入所制限はありません。よって保護者が放課後の時間帯に働いていなくても子供を英語学童に通わせられます。

英語学童では、英語学童に着いてから帰宅するまで、やりとり全てが英語です。よって日本国内にいながら英語漬けの環境に身を置けます。

先生も通常の学童とは異なり、日本人の英語バイリンガルや英語ネイティブの外国人です。

英語学童に通う日数は、通常の学童と同じように自由に決められます。春休みや夏休みなど長期休暇に対応したプログラムを用意している英語学童も多いです。

夜になると自宅で子供の面倒を見ることもできますし、習い事に通わせることもできます。しかし放課後(昼過ぎ〜夕方にかけて)の時間帯は、そもそも保護者が面倒を見られないかもしれませんし、習い事に行くにも早過ぎます。

英語学童は、こういった「子供にどうやって過ごしてもらおうか悩ましい時間帯」に、楽しみながら英語に触れられる環境を提供できるサービスです。

インターナショナルスクールとの違い

インターナショナルスクールとは、外国籍の子どものための教育施設です。
レッスンが主に外国語で行われる部分は英語学童と共通していますが、教育の目的が大きく異なります。

インターナショナルスクールは、外国籍の子が母国語を使って授業を受けるための学校です。
英語圏出身者向けのインターナショナルスクールであれば、英語で授業を行います。国語として英語を学ぶ時間はあるものの、算数や社会、理科なども同じく英語で学びます。
国籍も生まれも日本の子どもが入学することも可能ですが、入学資格として一定以上の英語力が求められる点も特徴です。

一方で英語学童は、学校と併用しながら、英語力を身につけるためのアフタースクールです。
英語学童ではほとんどの子が入所時点ではじめて英語に触れることになります。
そして、講師・他の子どもと英語を使ってコミュニケーションを取りながら、英語力を磨いていきます。

英語学童での1日

英語学童は一般的な学童と同様に、自由に過ごせる時間と、施設が用意したプログラムに取り組む時間が設けられています。

ここでは、一般的な1日の流れを紹介します。

  • 14:30 自由時間
  • 15:30 おやつの時間
  • 16:00 レクリエーション(運動・工作・お絵かき・読み聞かせなど)
  • 19:00 帰りの時間

英語学童の効果・メリット

「意味ない」と言われることも多い英語学童ですが、期待できる効果・メリットもあります。

1つは、講師もまわりの子どもたちも英語で話す「オールイングリッシュ」の環境で、まるでバイリンガルのように英語を学び取れることです。
運動やレクリエーションを通して、楽しみながら英語を身につけられます。

そうした遊びにくわえて、フォニックス学習のように英語の基礎を教えるプログラムを実施している英語学童もたくさんあります。
遊びと勉強でバランス良く英語を身につけることで、英検3級以上の英語力を目指すことも可能です。

もう1つは、子どもの放課後の時間を有効活用できることです。
共働き世帯の中には、小学校入学後に子どもを見られない時間が増えて悩んでいるケースも多いでしょう。
「仕事から帰るまで子どもがYouTubeやゲームに夢中になっていて、宿題がぜんぜん進んでいない」
といった悩みも珍しくありません。

そんな方にとって、19時ごろまで子どもを預けて英語教育を受けさせられる学童保育は強い味方です。

仕事で不在の時間も、子供の学習をサポートしてもらえるでしょう。

また、送迎サービスがあるところも嬉しいポイントです。
小学校が終わったらバスで英語学童まで送迎してくれますし、プログラムが終わったら自宅まで送迎してもらえるので、毎日の送り迎えの手間も掛かりません。

英語学童のデメリット・意味ないと言われる理由4つ

英語学童のデメリット・意味ないと言われる理由は以下の4つです。

  • 公立の学童保育と比べて料金が高い
  • 周りとの差に圧倒され苦手意識を持ってしまうことも
  • 自宅での学習習慣まで身に付くケースは少ない
  • 通う頻度によっては英語が全く身につかない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

公立の学童保育と比べて料金が高い

英語学童の料金は、通常の学童の料金と比べて高いです。英語学童の料金と、通常の学童の料金を表にまとめて比較してみました。

 

東京都渋谷区の学童

英語学童大手K

入会金

880円

22,000円

月額費用総額

1,300〜7,000円程度

-月謝0円

-おやつ代1,300円程度

-維持管理費0円

-会員費0円

-教材費等:都度必要

77,000円

-月謝71,280円

-おやつ代3,300円

-維持管理費2,200円

会員費220円

※料金は全て税込です。
※両方とも週5日通う場合の料金

上記の表を見て分かるように、通常の学童と英語学童の料金には、大きな差があります。

よって「普通の学童に通うくらいなら英語も学んでくれた方がお得だし英語学童にしようかな?」のような考えで子供を英語学童に通わせることは難しいでしょう。

また料金が高いからと英語学童に通う頻度を下げてしまうと、今度は英語が身につかなくなってしまいます(詳しくは後半の「通う頻度によっては英語が全く身につかない」で解説しています)。

英語学童に通わせたのに英語力が身につかないのであれば、本末転倒です。

周りとの差に圧倒され苦手意識を持ってしまうことも

英語学童に通う子供の保護者は、英語教育に熱心な方が多いです。幼児期からフォニックス を学んでいたり、小学生にして英検3級以上の級(中学レベル以上)を取得しているお子さんも珍しくありません。

英語学童の対象年齢は幼児〜小学生です。これまで全く英語を勉強する機会がなかったお子さんが、急に英語学童に通い始めた場合、周りとの英語力の差に圧倒され、英語に苦手意識を持ってしまうかもしれません。

英語学童では、子供の英語力別のクラス分けはありません。よって周りには、英語に初めて触れる子も数年間英語学童に通っている子もいます。

もちろん英語学童での経験が豊富なお友達から色々と教えてもらえるという利点はあります。しかしいきなりそういった環境に身をおいて挫折してしまわないかどうか、お子さんの性格等を考慮してあげる必要があります。

自宅での学習習慣まで身に付くケースは少ない

学童は、学校で出された宿題を終わらせたり、友達と一緒にレクリエーションで遊んだりする施設です。

英語学童では、学校の宿題を終わらせることはあっても、新たに宿題を出されることは原則ありません。

よって英語学童に通ったからといって、自宅でも英語を自発的に学んでくれるとは限りません。

実際に英語学童を卒業した途端に英語を勉強しなくなり、英語学童で学んだ英語を忘れてしまう子供も多いようです。

通う頻度によっては英語が全く身につかない

英語学童では、週何日通うのか、何時から何時まで通うのかを自由に決められます。

家庭の都合に合わせて自由に決められるのは良いことなのですが、通う日数や時間が少なすぎると、思ったように英語が身につきません。

具体的には週2〜3回、1回2〜3時間だと、英語に慣れることはできても、話せるようになるのは難しいです。

英語学童のように、英語を座学として学ぶのではなく、英語を使って何かを行い(英語学童の場合は歌やレクリエーション)その過程で英語を身に付ける教育方法をイマージョン教育と言います。

ただしイマージョン教育を通じて英語力を上達させるには、イマージョン(immersion=浸す)という単語の通り、英語に浸される時間が長くなければなりません。

イマージョン教育で英語を習得するには、週4〜9時間程度では不十分です。ESL clubの見解では1日7時間は英語に触れていたいところです。

 

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効果を最大限発揮できる英語学習方法を選ぶポイント

子どもの英語学習効果を最大限発揮させるためには、どんな点に注意して選んだら良いのでしょうか。
英語学童や独学も含めて、効果の高い英語学習方法かを見分けるためのポイントを3つ紹介します。

ライティングやリーディングも学べる

総合的な英語力を養うには、英語4技能の「リスニング」「スピーキング」「ライティング」「リーディング」をバランスよく育むことが大切です。
音だけでなく文字も一緒に学ぶことで、効率良く英語力を身につけられるでしょう。

一般的に英語学童では、レクリエーションを通してリスニングやスピーキングを学ぶことができます。
一方で、ライティングやリーディングが学べるかどうかは施設によって異なります。

そのため、英語学童をはじめ英語塾、英会話教室などを検討する際は、総合的な英語力を育めるかを見分けるためにカリキュラムをしっかり確認してください。

社会問題への意識を養える

英語4技能の基礎を測るのにぴったりなのが「英検(実用英語技能検定)」です。
小学生以下の英検受験者は年間50万人以上にのぼり、中には高校卒業レベルにあたる準2級や2級に合格している子もいます(出典:公益財団法人 日本英語検定協会 英検受験の状況)。

英検の上位レベルの問題には社会や環境などに関する内容も含まれます。
そのためレクリエーションだけで学ぶのは難しく、試験を受けても「使われている単語や文法は分かっても意味が十分理解できない」とつまずく可能性があるでしょう。

子どもが英検の勉強で挫折しないように、社会問題・環境問題などのアカデミックな知識を教えて、自分の意見を持てるようサポートしてあげることも大切です。

宿題で自宅学習をサポートしてくれる

英語学童のように遊びで楽しく学ぶことも大切ですが、自宅学習の習慣を身につけることで、英語に限らずさまざまな教科の勉強を自分で進める力を養うことができます。

子どもによっては保護者と一緒に参考書でコツコツ勉強しながら、独学で英語力を身につけられる場合もあるでしょう。
しかし、多くの子どもは計画的に取り組めなかったり、勉強中に飽きてYouTubeやゲームなどで遊んでしまったりするのではないでしょうか。

自宅学習の習慣を身につけるためには、子どもが無理なく取り組める量の宿題を出してもらえる施設を選ぶのがおすすめです。
宿題として絵本や動画などの楽しみながら学べる教材を交えることで、自発的に学習する習慣が身につくでしょう。関連記事:なぜ宿題?ESL clubが「毎日の自主学習」を重要視する理由

英語学童が意味ないと感じESL clubに転塾した保護者の声

ESL club』には、英語学童から転塾してきたお子さんも多数在籍しています。

転塾を選択した保護者の方は、英語学童に対して何らかの不満を持っている場合がほとんどです。

英語学童に子供を通わせるべきか悩んでいる方の中には「英語学童が合わないと感じた方の声も聞いておきたい」という方も多いのではないでしょうか?

そこで実際に英語学童からESL clubに転塾してきた保護者の方3名にヒアリングを行い、その時の声をまとめました。

保護者の声①「英検に合格するだけの英語力が身に付かなかった」

イニシャルT.N.さん

英検対策コースがある英語学童に通っていたのですが、内容が市販のテキストや他塾と比べると正直浅いと感じてしまいました。周りには小学生で英検3級やそれ以上の級に合格している子もいるのですが、英語学童だけだと3級以上の取得は難しそうです。

転塾時のお子さんの学年:小学4年生

英検を取得したいのなら、英検対策を専門にした塾に通うことをおすすめします。あくまで主観ですが、英語学童だと英検4級までは取得できても、アカデミックな分野が多く出題されるようになる英検3級以上の取得は一気に難易度が上がります。

英検対策コースがある英語学童とはいえ、英検対策以外の時間はアカデミックな内容に関する英語にはほとんど触れませんからね。

小学4年生でESL clubに入塾し、小学6年生で英検2級(高校卒業レベル)に合格した高井清太朗さんの体験談はこちら

保護者の声②「ライティング力やリーディング力が身に付かなかった」

イニシャルF.I.さん

英語は4技能が大切だと言いますが、英語学童では歌やレクリエーションがメインのため、スピーキング・リスニングしか身につきませんでした。そのためライティングとリーディングは自宅で教えるか、他の塾などで教える必要があると感じました。

転塾時のお子さんの学年:小学3年生

確かに英語学童は、遊びを通したスピーキングとリスニングの学習がメインです。しかし英語学童によっては、ライティングやリーディングのための時間を設けているところもあります。

ただしライティングやリーディングのための時間は夕方〜夜に設けられているケースが多いです。その場合、夕方に帰ってしまう子はライティングやリーディングに触れることができません。

保護者の声③「自宅での学習習慣が身に付かなかった」

イニシャルT..S.さん

英語学童では宿題が出ませんでした。学校の宿題は学童で終わらせてきたので、家に帰るとダラダラするばかりで、このままでは自宅での学習習慣が付かず、中学・高校になってから後悔すると思い転塾を決意しました。

転塾時のお子さんの学年:小学5年生

いくら英語学童や英語塾で良い時間が過ごせても、自宅学習の習慣化は欠かせません。なぜなら日本人が英語を習得するには、学校での学習を除いて最低でも1,500時間の英語学習が必要だとされており、自宅学習なくしてそれだけの時間を確保するのは難しいからです。

できるだけ早く自宅学習をする習慣を作っておくことで、その後中学・高校へ進学しても、帰宅後に自然と机に向かえるようになります。

そのためには適切な量の課題と、課題のやり方の説明、自宅での保護者のちょっとしたサポート(テレビ等を消して勉強タイムを作る、タイマーで問題を解く時間を制限してゲーム意識を持たせるなど)が必要です。

まとめ

英語学童の効果や「意味ない」と言われる原因について解説しました。

英語学童は、子供に「英語は頑張って勉強するものではなく楽しいものだ」と感じてほしい方にはおすすめのサービスです。

ただし楽しさに加えて、自宅での学習習慣や英検の取得、フォニックスや英語4技能を学びたいという方は『ESL club』の受講もご検討ください。

この記事を書いた人
ESL club編集部

ESL clubは、英検1級・TOEIC 900点・TOEFL iBT 95点以上のバイリンガルによる完全マンツーマンレッスンが特徴の英語スクールです。
小学生で英検2級合格多数、大学受験の英検活用から海外留学準備まで、様々な生徒に英語指導を行っています。そんな日々の指導から得られた知見をブログで発信しています。

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