こんにちは、英語を教えない英語塾『ESL club』です。
子供を英語塾に通わせる際「個別指導と集団授業どっちがいいの?」と悩みますよね。
結論、保護者の教育方針や子供の学力・性格などによって、個別指導が向いているのか集団授業が向いているのかは異なります。
そこで今回は、個別指導と集団授業のメリット・デメリットをそれぞれまとめて、比較しました。
記事を最後までチェックすれば、あなたのお子さんが個別塾に通うべきなのか集団塾に通うべきなのかが明確になり「やっぱりあっちにしておけば……」と後悔することがなくなりますよ。
目次
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英語を学べる塾の種類
学習塾で子どもの英語力を上げるには、どんな観点で選んだらいいのでしょうか。
まずは子どもが英語を学べる塾の種類を、3つの観点で分類します。
対応科目
英語が学べる塾だからといって、必ずしも英語のみの指導を行っているわけではありません。
学習塾の種類は対応科目の数によって「総合学習塾」と「専門塾」の2種類に分けられます。
総合学習塾
英語に限らず、国・算・理・社も学べる塾です。
授業のレベルは塾によって変わってきますが、基本的には講師はそれぞれ専門科目を持っています。
専門塾
英語のみを取り扱う学習塾です。
1つの科目に特化しているため講師の数が多く、英語教育のノウハウに長けています。
英語専門塾の中でも、英語4技能中リスニングとスピーキングに特化したのが英会話教室、4技能をバランスよく学べるのが英語塾と呼び分けられます。
授業のレベル
通塾する目的によって、授業のレベルは大きく3段階に分けられます。
進学塾
受験に向けた学習を行う塾が、進学塾です。
学校よりも早いスピードで授業が進んでいくことが多いため、苦手な分野があっても解消できないままになってしまうリスクもあります。
補習塾
学校の授業に追いつくのが難しい子に向けた塾が、補習塾です。
教科書をもとに学習内容を復習したり、学習指導要領にのっとったオリジナルの練習問題で定着させたりといった、1人ひとりに合わせた指導が行われます。
学習塾
英語の上達そのものを目的とする塾もあります。ESL clubも学習塾の1つです。
目標に合わせて授業の進むスピードや難易度が調整されているため、その子にあった指導がされます。
授業形態
授業の手段も塾によってさまざまで、「個別指導」「集団指導」、そしてコロナ禍を経て普及した「オンライン指導」の3つに大きく分けられます。
個別指導
文字通り、マンツーマンで指導する塾です。
ただし、塾によっては個別指導をうたっていても、講師と受講生が1対2〜3で、複数人の授業を同時並行で実施するケースもあるため注意しましょう。
集団指導
学校のように講師1人が受講生数十名に授業を行う塾です。
学力や目標とする英検の級などをもとにクラス分けされることもあるため、子どものレベルにあった指導を受けることはできます。
オンライン指導
オンライン会議ツールを活用して授業を実施する塾です。
生配信で1対1の指導を行う塾もあれば、大学受験の予備校のように授業映像のオンデマンド配信をする塾、eラーニングが中心の塾もあります。
オンライン指導を検討する際は。詳しい授業形態もチェックしておくといいでしょう。
個別指導の塾で英語を学ぶメリット・デメリット
まずは個別指導の英語塾のメリット・デメリットについて見てみましょう。
個別指導塾ってどんな塾?:
- 講師1人と生徒1人のマンツーマンで授業をおこなう塾。
- 学校のような一般的な教室と比べて、他の生徒とのスペースが十分に確保されていたり、ブースで区切られていたりする。
- 講師1人に対して生徒が2〜3人付く少人数制の場合も個別指導塾と呼ぶことがあるので、入塾を検討する際は要確認。
【メリット】本人にあった学習計画を立ててもらえる
個別指導では、学習ペースを生徒1人ひとりに合わせられます。
理解できなければ理解できるまで説明してもらえますし、すぐに理解できればどんどん先の内容に進めます。
これは勉強が苦手な子供、勉強が得意な子供の両者にとって大きなメリットです。勉強が苦手でも得意でも、周りを気にする必要はありません。
個別指導を行う英語塾『ESL club』でも、子どもたち1人ひとりに合ったペースで学習を進めています。
「海外赴任に備えて英語圏での日常生活で困らない英語力を身につけたい」
「中学校入学に備えて英語の苦手意識をなくしたい」
など個々の目標やレベルに合わせて、それぞれのペースで学べるのが魅力です。
中には小学6年生で英検2級(高校卒業レベル)を取得できた生徒や、中学1年生で英検準1級(大学中級レベル)に合格できた生徒もいます。
関連記事:中学1年生で英検準1級合格!スピーキングも向上しスピーチ大会でも優勝!沖縄からのオンライン受講で、憧れのバイリンガル講師と楽しくレッスン
また、個別指導ではその子に適した宿題が課されるため、自主学習の習慣も付きやすいのもポイントです。
そのため、英語1教科のみ塾に通う場合も、他の教科も含めて自分で学ぶ姿勢が身に付くでしょう。
【メリット】英語のプロから発音や英作文を細かく添削してもらえる
個別指導では、講師は生徒の真横に椅子を置き、常に生徒の側にいます。
きちんと内容が理解できているか、居眠りしていないか、上の空になっていないかなどを細かく見てあげられます。
一方、集団塾の講師が生徒の隣に来ることは稀です。
集団塾では、学校の授業と同じように、講師は黒板やホワイトボードの側にいます。講師が生徒の側に来るのは、問題演習中の見回りの間くらいです。
- 居眠りをしていないか
- 上の空になっていないか
上記の2つについては、前から教室を見渡していても分かります。しかし説明したことを理解できているかについては、生徒の隣で様子を見て、直接質問も重ねながらでないと分かりません。集団塾の授業に置いてけぼりになった結果、個別指導塾へと転塾される方も多いです。
また問題演習を解いた後は、子どもたちで自己採点、もしくは交換をして採点を行う塾が多いです。
答えと自身の回答が合っているかを見比べる採点は、一見簡単な作業のように見えます。しかし子供たちにとっては決して簡単な作業ではありません。特に小学生は、間違っている回答を「正解」としてしまうことが多々あります。これは中学受験をするような子でも同じです。
個別指導であればこういった細かい点にも目が届くため、間違った答えを間違ったまま覚えてしまう心配もありません。特に英語の採点では、スペルミスに気づかずそのまま正解にしてしまうケースが多発します。
また、1対1の指導だからこそ、英語でのアウトプットをその場でチェックしてもらえるのも魅力です。
発音につまずいていた場合はその場で正しい発音ができるよう教えてもらえます。
英作文でスペルや文法にミスがあった場合もその場でフィードバックがもらえるので、すぐに改善点が分かってスピーディーに上達できます。
【デメリット】アルバイト講師が授業を担当する可能性もある
個別指導塾では、生徒1人に対して1人の講師が付きます。一方集団塾の場合は、生徒数十人(10名程度から60名以上まで塾によって様々)に対して1人の講師が付きます。
個別指導塾では多くの講師が必要になるため、大学生を始めとしたアルバイトに授業を任せている塾が大半です。
「アルバイトの講師よりも、本業として講師をしている方に教えてほしい」と考える保護者の方も多いのではないでしょうか。
確かに正社員として塾に所属している講師の方が経験は上です。ただし「アルバイトの講師=教える能力が低い」というわけではありません。
英語塾を選ぶ際は、講師がアルバイトか否かではなく「どんな経験や英語力を持った講師が在籍しているのか」を確認することが重要です。
英語以外の科目の場合、講師の力量を資格で測ることは難しいです。しかし英語講師の力量は、英検やTOEICといった資格で測れます。
英語を教える講師であれば、最低でも英検準1級あるいはTOEIC800点以上、できれば英検1級あるいはTOEIC900点以上の英語力は持っておいてほしいところです。
きちんとした塾であれば、講師に関する情報が、ホームページに記載されています。
【デメリット】授業料が比較的高額
マンツーマンで丁寧に指導する分、どうしても授業料が高額になってしまいます。
英語塾の授業料の相場は、以下の通りです。
- 集団指導:月2,000円~5,000円/1レッスン
- 個別指導:月6,000円~9,000円/1レッスン
仮に総合学習塾で英語も含めた複数教科を受講する場合は、毎月の授業料が非常に高額になってしまうでしょう。
そのため英語学習に力を入れたい場合は、英語のみ個別指導の塾を選ぶのも選択肢の1つです。
個別指導の英語塾のメリット | 個別指導の英語塾のデメリット |
講師の目が確実に生徒に行き届く | 講師がアルバイトであるケースが多い |
生徒1人ひとりに最適なペースで勉強できる | 授業料が比較的高額 |
集団授業の塾で英語を学ぶメリット・デメリット
続いては、集団授業の英語塾のメリット・デメリットについて見てみましょう。
集団塾ってどんな塾?:
- 学校の授業のように講師1人対生徒数十人で授業を行う塾。
- 学力や目標とする英検の級などを基にクラス分けされることがある。
【メリット】英検のように共通の目標を持つ仲間がいる
集団塾では、学校のクラスのように、楽しさも困難もクラスメイトと共有できます。
「キツくて顔をあげたとき、同じ目標に向かって一生懸命勉強に取り組んでいる仲間の背中が見える」というのは集団塾ならではの強みです。
「友達と英検◯級に合格しようねと約束したから」「あの友達には負けたくないから」と勉強のモチベーションを上げるきっかけもたくさんあります。
ただし生徒同士の交流は、集団塾に限った話ではありません。個別指導塾でも、生徒同士の交流はあります。また英検などの英語資格試験を受験し「◯月の試験で英検◯級に合格する」といった目標を立てれば、個別指導塾でも十分英語学習のモチベーションを維持できます。
【メリット】個別指導と比べると授業料が安い
集団塾の授業料(月謝)は、個別指導塾の授業料(月謝)と比べると安いです。
集団塾は講師1人対生徒数十名での授業であるのに対し、個別指導塾はマンツーマンです。単純に講師が生徒1人に費やすことのできる時間が大きく異なるため、その分集団塾の授業料(月謝)は安く抑えられています。
例えば私が事業責任者を務める個別指導の英語塾『ESL club』の授業料(月謝)は、週1回(月4回)の授業で58,300円(税込)です。一方でESL clubと教える内容が比較的近い、集団の英語塾の授業料(月謝)は、週1回(月4回)の授業で3〜4万円程度です。
個別指導塾でも集団塾でも、子供に向いている方に通わせてあげるのが一番です。しかし金銭的に個別指導塾に通わせることが難しい場合は、選択肢は自動的に集団塾のみとなります。
【デメリット】「友達と会うこと」が塾に通う目的になってしまう
集団塾では友達に囲まれて一緒に授業を受けます。それが悪い方向に作用すると「友達と会うこと」自体が塾に通う目的になり、勉強が疎かになってしまいます。
具体的には、授業中に友達とふざけてしまい勉強に身が入らなかったり、中には小テストでカンニングをしあったり、宿題を写しあったりしてしまう子供もいます。特に同じ学校の仲が良い子がたくさん通っているような集団塾は要注意です。
こういった状況に陥ってしまうかどうかは、塾の環境や講師の力量次第です。
ただし「とりあえず学校の授業についていければ良いかな」のような感覚であれば、多少ふざけあったりしても、楽しく勉強を継続できれば問題ありません。
「英検難関級に合格してほしい」「難関校に進学してほしい」というのであれば、その辺はシビアに考える必要があります。
【デメリット】分からない問題をすべて質問できるとは限らない
講師に質問できる機会は、主に授業中と授業後の2つです。
授業中、個別指導の場合は分からないことがあればいつでも質問できます。一方で集団授業の場合は1回の授業で終わらせなければならない単元が決まっているので、質問に割ける時間に限りがあります。
質問者が多い場合は、授業時間内に質問できないかもしれません。また子供の性格によっては、生徒が何十人もいるクラスの中で手を挙げて質問をするのが恥ずかしいと感じてしまいます。
授業後に質問する場合も、1人の講師の後ろに何人もの生徒が並んでいて、質問できるまでに時間がかかるケースがよくあります。
集団授業の英語塾のメリット | 集団授業の英語塾のデメリット |
同じ目標に向かって頑張る仲間と切磋琢磨できる | 「友達と会うこと」が塾に通う目的になってしまう |
個別指導と比べると授業料が安い | 分からない問題をすべて質問できるとは限らない |
本気で子供に英語を学んでほしいなら個別指導がおすすめ!
ここまで、個別指導と集団授業の英語塾のメリット・デメリットについて解説しました。
お子さんが個別指導と集団授業のどちらが向いていそうか、イメージは湧きましたか?「まだどちらが良いか決めかねている」という方は、以下の基準を参考にしてみてください。
- 最低限、学校の英語授業に遅れずについて行きたい▶︎集団塾がおすすめ
- 小学生で英検を取得したい/中学生で英検難関級を取得したい/将来は英語を使える人材になってほしい/英語が苦手で集団塾についていけるか不安▶︎個別指導塾がおすすめ
大半の英語塾では、無料体験を実施しています。個別指導と集団授業、向いていそうな方の無料体験を受けてみましょう。
子どもにあった個別の英語専門学習塾を選ぶポイント
個別指導と集団授業の違いは理解できても、学習塾の選択肢が多すぎて結局どこを選んだらいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
子どもに向いている塾を選ぶためには、次の3つの着眼点を重視してみてください。
- 明確なカリキュラムがあるか
- 自主学習をフォローしてくれるか
- 体験授業を実施しているか
それぞれ詳しく解説します。
明確なカリキュラムがあるか
優秀な英語専門学習塾では、どの時期までにどの程度のレベルまで英語力を伸ばせるのか、という到達目標やそのための学習計画が綿密に練られています。
目標の指針となるのが英検やTOEFLをはじめとする資格試験です。
「小学校卒業までに英検準2級」
「TOEFL iBT 100点」
といったように具体的な数値と時期がはっきりと決まっていて、達成した実績も豊富であれば、信頼できる英語塾である可能性が高いでしょう。
自主学習をフォローしてくれるか
英語を学ぶにはコツコツと英単語を暗記したり、練習問題を何度も解いたりといった自主学習が欠かせません。
そのため、英語に触れるのが授業の時間のみでは、なかなか英語力が伸びにくくなります。
一方で無理な目標を掲げて、学校や他の習い事の負担になるほどの宿題を課されるケースもあります。
そうなると、遊ぶ時間や習い事の時間を確保できず、心身ともに過度な負担がかかってしまうかもしれません。
息抜きしながらもメリハリつけて自宅学習を継続できるようにサポートしてくれる塾であれば、無理なくつづけられるでしょう。
体験授業を実施しているか
どれほど優れた実績を持つ塾であっても、必ずしも子どもと相性がいいとは限りません。
そのため、実際に体験授業を受けてみて、子どもが好印象を持つかどうかも重要なポイントです。
1つの塾だけでは判断するのが難しいので、学習内容やサポート体制をチェックしたうえでいくつか候補を出してみてください。
体験授業を受けたうえで、子どもが一番自分にあっていると感じた塾を選ぶといいでしょう。
英語の個別指導ならESL club
『ESL club』は、フォニックスや英検を通じて「世界で活躍できる英語力」の獲得を実現するための英語塾です。
ESL clubは、英検難関級に合格した生徒、英検だけに留まらず海外進学や海外留学を実現した生徒を何名も輩出しています。
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ESL clubの講師は全員バイリンガル。英検1級・TOEFL iBT 90点・TOEIC 900点レベル以上の講師がマンツーマンで指導します。
「学校レベルの英語に留まらず、本気で英語を学んでほしい」とお考えの方は、ぜひESL clubの無料体験レッスンをお試しください。渋谷本校かオンライン校(継続率97%)の、どちらか好きな方からお選びいただけます。
まとめ
個別指導と集団授業のメリット・デメリットについて解説しました。
個別指導 | 集団授業 | |
メリット | ・本人にあった学習計画を立ててもらえる ・英語のプロから発音や英作文を細かく添削してもらえる | ・同じ目標に向かって頑張る仲間と切磋琢磨できる ・個別指導と比べると授業料が安い |
デメリット | ・講師がアルバイトであるケースが多い ・授業料が比較的高額 | ・ 「友達と会うこと」が塾に通う目的になってしまう ・分からない問題をすべて質問できるとは限らない |
英語を使いこなせるようになれば、進学や将来働く場所などの選択肢が大きく広がります。
子供にあった英語塾に入塾して「世界で活躍できる英語力」への一歩を踏み出しましょう。