【2026年東京】英語だけで受験できる中学・高校!英語に力を入れている学校を紹介

2026年度 受験 中学 高校

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中学・高校の中には、英語のみで受験できる学校や、英検を持っていると試験を免除される学校もあります。

小学生の子どもを持つ保護者の中には「得意な英語を活かして中学・高校受験をさせたい」と考えている方もいるでしょう。

受験を控えているケースはもちろん、2~3年後に受験予定の場合も、志望校を絞るうえで、子どもの英語力を活かせる学校を知っておくことは大切です。英語を活かせる受験方式を採用する学校は年々増えているため、今後の参考にもなるでしょう。

今回は、英語1科目入試を実施している東京の中高一貫校や、英語教育に力を入れている中学・高校をまとめました。英語1科目での受験を選ぶメリットや注意点も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事で紹介しているのは、英語を教えない英語塾『ESL club』の調査による情報です。最新情報は、必ず各学校の公式サイトなどでご確認をお願いいたします。

目次

英語1科目受験を選ぶメリット

私立の中高一貫校の中には、数は限られているものの、中学受験で英語1科目入試を実施している学校があります。

英語1科目受験を選ぶことで、子どもの負担を減らす効果を期待できるでしょう。

まずは、英語1科目受験を選ぶメリットを紹介します。

遊びや習い事などに時間を割ける

受験科目が少ないぶん、子どもが受験勉強以外のことに時間を使うことができます。
中学受験は「国語」「算数」「理科」「社会」の4科目での試験が一般的です。
4科目受験の場合、合格するために必要な勉強時間の目安は週20〜35時間と言われています。
英語1科目受験を選択することで、英語の勉強のみに集中することが可能です。
中学受験レベルと言われている英検4〜3級の勉強時間は週4時間ほどだと言われていますので、4科目受験より週15〜30時間ほど時間に余裕が生まれます。
その時間で、友達との遊びや習い事、スポーツなどが行えるでしょう。

関連記事: 小学生で英検は合格可能?受けるメリットやおすすめの勉強方法を英検1級取得者が紹介!

一発勝負のプレッシャーを弱められる

英語1科目入試を行っている学校の中には、英検を持っていることを受験資格にしている学校もあります。
英検は年3回行われていて、1発勝負の中学入試と違って何度も受験可能です。
小学校中学年から計画的に英検にチャレンジしていくことで、中学受験を控えた6年生までには目標の級への到達を目指せます。

また、級によっては試験自体が免除されるケースも見られます。
そうした学校に出願することも、「入試に落ちたら後がない」といったプレッシャーを弱めるのに効果的です。
入試当日もリラックスしながら受験でき、本来の力を発揮できる可能性も高いでしょう。

【2026年度】英語1科目受験ができる東京の中学・高校一覧

東京都内にある中高一貫校で、2026年度に英語1科目のみの入試、もしくは英検の級に応じて学科試験が免除される入試を実施する学校をピックアップしました。

佼成学園中学校・高等学校

【入試名】
Super English入試


【科目・受験資格】
学科試験なし(面接と書類審査)
※英検準2級~2級程度もしくはそれ以上の英語力の方対象

【備考】

出願書類として「英検準2級以上の合格証のコピー」 またはそれに相当する英語力を証明するものが必要

聖学院中学校・高等学校

【入試名】
英語特別入試


【科目・受験資格】
面接のみ
※英検3級以上の取得者が対象、2025年度から筆記試験は廃止

大妻中野中学校・高等学校

【入試名】
グローバル入試


【科目・受験資格】
筆記試験(英国算)・面接試験(面接は日本語と英語、保護者1 名同伴)


※下記いずれかの取得者は、英国算の試験の代わりに面接(保護者同伴)試験(日本語・英語)を実施。
・実用英語技能検定(英検)CSE 2.0 1728 点( 準2級合格スコア)
・TOEIC L&R 550点
・TOEFL iBT 42点
・TOEFL Junior 645点
・IELTS Overall 4 . 0
・TOEFL Primary Step 2 212点


※各試験スコアは3 年以内(2023 年4 月以降)取得のものに限る。

江戸川女子中学校・高等学校

【入試名】
一般英語特化型入試


【科目・受験資格】
筆記試験と面接で総合判定
Reading,Grammar&Vocabulary・Listening&Writing・面接(問題内容は英検2級レベル)

神田女学園中学校・高等学校

【入試名】
①得意科目型

②2科選択型


【科目・受験資格】
①英語・国語・算数より1科選択
②国語、算数、英語の中から2科目を出願時に選択


【備考】
※ 2科選択型入試(国語・英語または算数・英語)を受験し、出願時に英検4級以上の資格を取得している場合は、合否判定の際、取得級により英語試験の得点について以下のように最低保証される。ただし、特待判定の際は、当日の素点で判定。 


英検4級 ⇒ 60点
英検3級 ⇒ 70点
英検準2級 ⇒ 80点
英検準2級プラス ⇒ 85点
英検2級 ⇒ 90点
英検準1級・1級 ⇒ 95点 (TOEFL・TOEICなどは英検に準ずる)


※ 英検準2級以上取得者は特待Ⅲ(入学金免除)の選考対象者

北豊島中学校・高等学校

【入試名】
英語型


【科目・受験資格】
英語(リスニング含む)・英会話(ネイティブ含む)・面接

佼成学園女子中学高等学校

【入試名】
英語


【科目・受験資格】
英語ライティング+スピーキング(日本語面接含む)


※英語検定取得者への最低点保証:100点満点のうち下記の点数を保証し、当日の点数と比べて高い方で判定 *通常の資格加点は適用しない

準2級:50点 
2級:70点 
準1級:80点 
1級:85点 
(TOEFL・TOEFL Primary・TOEFL Junior・GTECなどはCEFRの基準で適用)

駒沢学園女子中学校・高等学校

【入試名】
英語グローバル


【科目・受験資格】
英語(リスニング含む)、面接

白梅学園清修中高一貫部

【入試名】
英語入試


【科目・受験資格】
英語筆記・面接


【備考】
※英検の取得級による加点あり、全入試共通


5級:5点
4級:10点
3級:15点
準2級:20点
準2級プラス以上:30点

聖ドミニコ学園中学高等学校

【入試名】
インターナショナル


【科目・受験資格】
英語筆記(リスニング含む)・スピーキング


【備考】
※インターナショナルコースを 2 科で受験する場合は英検 3 級以上が必要

東京家政学院中学校・高等学校

【入試名】
英語資格入試B


【科目・受験資格】
英語資格点・英語面接
英語面接25点(5分)。資格による得点と面接(25点)の合計点を100点満点に換算。


※英語資格点は以下の通り
英検準2級以上:100点
英検3級90点
英検4級80点
英検5級70点

東京女子学院中学校・高等学校

【入試名】
英語特別入試

【科目・受験資格】
英語筆記(英検3級レベル)、アクティビティ(英語による会話テスト)

桐朋女子中学校・高等学校

【入試名】
Creative English入試


【科目・受験資格】
英語(準備課題)・インタビュー

中村中学校・高等学校

【入試名】
ポテンシャル入試、英語型


【科目・受験資格】
英語(スピーキング1・2、リーディング、リスニング、リフレクション)


【備考】
英語のレベルは4~3級程度

日本大学豊山女子高等学校・中学校

【入試名】
英語1科


【科目・受験資格】
リスニング・ライティング・リーディング 60分
スピーキング(グループ面接)約10分計
英検®3級レベルの筆記試験とリスニング問題およびグループ面接を合わせ英語4技能を測る内容


【備考】
※英検取得級に応じた加点制度がある。
3級…10点 
準2級…20点
準2級プラス…25点 
2級以上…30点
試験当日に合格証のコピーを持参。

文京学院大学女子中学校・高等学校

【入試名】
英語インタラクティブ


【科目・受験資格】
ネイティブスピーカーと受験生複数名による英語活動


※英検の取得級による優遇あり
3級:30点分を加算
準2級:40点分を加算
2級:50点分を加算

和洋九段女子中学校高等学校

【入試名】
第1回・第2回・第3回・第4回


【科目・受験資格】
英語:リスニングを含む
英語スピーキング:ネイティブスピーカーによるスピーキング基礎力テスト
英語インタビュー:ネイティブスピーカーによる英語インタビュー、英検3級程度以上の会話試験(第2回試験のみ)

このほかにも、英検資格に応じて受験科目が少なくなったり、加点されたりする入試もあります。以下のページでまとめられていますので、子どもの得意・不得意にあった入試があるか探してみてください。

出典:英語(選択)入試導入校140校一覧<2025年入試>

英語1科目受験を選ぶ際の注意点

Caution

英語1科目受験は、無事に合格して入学した後を見据えた上で選ぶことが重要です。

ここでは、英語1科目受験を選ぶ際に押さえておきたいポイントを2つ紹介します。

他の生徒と学力差がつく可能性がある

前章で挙げた学校は英語1科目のみで受験できますが、インターナショナルスクールではありません。

英語1科目の募集人数が1クラス分にも満たないケースも多く、同じクラスや学年には一般入試で他の教科も勉強してきた生徒もたくさんいます。

その場合、一般入試の生徒と英語以外の教科で学力差が開いてしまう可能性がある点には注意が必要です。

また、同じコース・クラス内には、帰国子女や英検2級・準2級取得者などの高度な英語力を持っている生徒もめずらしくありません。

小学生の段階では「英語が得意」だと感じていても、入学時点で学力差を感じて自信を失ってしまう可能性もあります。

そのため、他の教科も基礎学力をしっかり身につけた上で、入学前に英検などを通して英語力をしっかり高めておくことが重要です。

関連記事:英語と中学受験を両立できる、英語特別入試とは? 英検準2級合格と会話力を身につけ、志望校の選抜コースに合格した創一朗さんのストーリー

将来を見据えた英語力が身につく環境か確かめる

中高一貫校の場合、他校への転入や高校受験をしないかぎりは入学後6年間を同じ環境で過ごすことになります。

思春期の学びはその後の人生に大きな影響を与えますので、「英語だけで受験できるから」という気軽な気持ちで志望校を決めてしまうのは避けましょう。

学校の教育理念や校風はもちろん、英語に関するプログラムもチェックするのがおすすめです。

英検受験のサポートや、ネイティブによる英会話、英語でのエッセイ(小論文)執筆などを行っている学校であれば、入学後に英語力をさらに高めることができます。

さらに、留学や海外文化などを学べる機会もあると良いでしょう。

多感な時期に国際理解を深められる環境に身を置くことで、その後の人生も豊かな考え方ができるようになります。

ESL clubの講師の中には、中高一貫校に通いながら、着実に英語力を高めた講師もいます。ぜひインタビュー記事からその体験談を確認してください。
関連記事:バイリンガル講師インタビュー|「英語を使って人生の可能性を広げる楽しさを知ってほしい」

海外研修・留学制度が充実している中学・高校

ここでは、海外研修・留学制度が充実している中学・高校をピックアップして紹介します。

江戸川女子中学校・高等学校

  • 海外研修、留学制度(全員参加・研修地選択) 5年
    • オーストラリア課題解決型研修
    • ニュージーランド留学
    • イギリス語学研修
    • ニュージーランド/オーストラリアの1年間現地校留学
  • U.S.デュアルディプロマプログラム
    米国の高校卒業資格を取得可能。全米大学ランキングトップ5%の18大学への推薦入学が認められる

聖徳学園中学・高等学校

海外研修、留学制度(全員参加・研修地選択)

  • シンガポール/ニュージーランド ホームステイ研修
  • マルタ共和国 語学学校研修
  • 台湾 大学ワークショップ研修

海外研修(希望参加・研修地選択)

  • アメリカ国際研修旅行
  • フィリピン国際研修旅行
  • ルワンダ国際研修旅行
  • ベトナム国際研修旅行
  • イギリス国際研修旅行

海外大学希望者へのサポート

  • プロビデンス・カントリー・デイスクール(PCD)が提供するオンラインプログラム修了者は、聖徳学園とPCDの両校の卒業資格を得られる「ダブルディプロマプログラム」がある
  • その他にも海外大学進学セミナー、海外協定大学推薦制度など

成蹊中学・高等学校

  • 長期留学制度(1年またはそれ以上)
    生徒はアメリカのセント・ポールズ校、オーストラリアのカウラ校、その他交換相手校などに1年以上留学する。一定の成績基準を満たせば、奨学金(例:三菱奨学金)や学費減免制度の対象となる。
  • 短期・夏期プログラム/語学研修
    期間は2週間~。カナダでのターム留学、オーストラリアのセント・ラファエルズ・カソリック・スクールへのホームステイプログラム、ケンブリッジ大学のサマープログラムなど。英語や文化を学ぶ機会が含まれる。
  • ニュージーランド短期留学
    中学2年・3年を対象。ホームステイ体験を含み、異文化体験と英語研修を柱としたプログラム。
  • その他

中学校に「国際学級」や「帰国生英語特設クラス」を設置し、帰国生や海外経験者の受け入れを行っている。校内にいてもさまざまな場所で国際的な交流機会がある。

立教女学院中学校高等学校

  • 姉妹校との短期・長期交換留学
    フィリピン(1990年〜)、アメリカ(2000年〜)、ニュージーランド(2004年〜)の姉妹校と、短期および長期での交換留学を実施。現地の通常授業への参加、ホームステイまたは寮生活が含まれる。
  • 姉妹校一覧と交流形態
    • St. Stephen’s Episcopal School (アメリカ・テキサス):長期派遣&受け入れ
    • St Margaret’s College (ニュージーランド・クライストチャーチ):長期派遣
    • Queen Margaret College (ニュージーランド・ウェリントン):長期派遣/短期派遣&受け入れ
    • Trinity University of Asia High School (フィリピン・ケソン):短期派遣&受け入れ
    • St. Margaret’s School (アメリカ・ヴァージニア):短期派遣&受け入れ
  • 短期留学・研修プログラム(学校主催)
    • UC Davis 短期留学:7~8月、9日間、高校1・2年生対象
    • Global Studies Program:7~8月、5日間、中学3年・高校1・2年生対象
    • Summer English Program:7~8月、4日間、中学1・2年生対象

和洋九段女子中学校・高等学校

  • オーストラリア ホームステイ語学研修
    中学3年~高校2年の希望者対象。16日間、姉妹校 St. Scholastica’s College(シドニー)を中心に、英語授業・現地校参加・ホームステイ・異文化交流を行う。
  • ターム留学プログラム
    中学3年~高校2年の希望者対象。ニュージーランド、カナダ、オーストラリアなどへ約70日間、現地校に留学する。
  • 長期留学プログラム(1年)
    中学3年~高校2年の希望者対象。ニュージーランド、カナダ、オーストラリアの現地校へ1年間の留学をサポート。現地校での生活を通じて言語・文化両面での実践力を鍛える。
  • 海外協定大学推薦制度(UPAA)
    この制度を利用することで、イギリスやアメリカなどの協定校20校への出願が可能になる。留学プログラム制度と連携し、進学選択肢を広げる。

高度な英語学習カリキュラムが魅力の中学・高校

ここでは、英語の授業で高度な内容を扱っている学校や、英検受験を通してハイレベルな英語力を育んでいる学校をピックアップして紹介します。

渋谷教育学園渋谷中学高等学校

  1. Academic Skills を育成するカリキュラム
    英語を通じて「情報を的確に収集し理解する力」「客観的・論理的に思考し議論する力」「受信者を意識し適切に情報を発信する力」を鍛え、探究型・プロジェクト型学習にも取り組む。
  2. ネイティブスピーカー教員による実践的指導
    Essay Writing の指導や、多様な英文(文学・詩歌・評論など)を扱う授業を通じて、読む・書く・議論する力をバランスよく強化。帰国英語ではエッセイやタームペーパー作成を行い、北米型教育に近い環境で学ぶ。
  3. スピーチ・発表の場の重視
    中学生は「レシテーション・スピーチコンテスト」で日頃の学習成果を披露し、発声・表現力を実践的に磨く機会を持つ。

成城中学校・成城高等学校

  1. ネイティブ教員によるライティング指導
    高校1・2年では週1回、ネイティブ教員が担当するライティングの授業を実施。自分の意見を英語で論理的に表現する力を養い、添削やフィードバックを通して表現力を高める。
  2. 英会話(チームティーチング)
    中学1~3年では、ネイティブ教員と日本人教員によるチームティーチング形式の英会話授業を展開。実際に英語でやり取りすることで、コミュニケーション能力を育成する。
  3. グローバルスタディーズプログラム
    中学3年~高校2年生の希望者対象で、夏期休暇中に5日間のプログラムを実施。英語を使って「自分のアイデンティティ」など多様なテーマに取り組み、大学生・大学院生とともにディスカッション、企画立案、発表を行い、実践的に英語で考え・発信する力を磨く。

東京女学館中学校・高等学校

1. Practical English(高い英語運用力)

英語圏の現地校を模した本格的な授業。授業では北米のカリキュラムに近い Language Artsを取り入れ、英語圏の小説や英字新聞、雑誌、インターネット教材を活用。さらにディスカッションやプレゼンテーション、英語劇といった活動を通して、考えを英語で論理的かつ豊かに表現する力を磨く。

2. Intercultural Understanding(異文化理解)
他国の文化や社会的課題について英語で学び、意見交換を行うことを重視。校内模擬国連や海外交流活動などを通じてグローバルな視野を育て、英語での発信力を高める実践的な機会を提供している。

3. Inclusive Leadership(インクルーシブリーダーシップ)

多様な価値観を持つ仲間と英語で協働する学びを通じて、リーダーシップを養う。英語を用いたグループワークやプロジェクト活動、ホームルーム活動では、異なる意見を尊重しながらまとめ上げる力を培う。

東洋英和女学院中学部・高等部

  1. 4技能中心の英語基礎と対話力の育成
    「聞く・話す・読む・書く」の4技能を土台とし、将来国際的なコミュニケーションの場で自分の意見を発信できる「対話力」を身につけることを目指している。中1から少人数制のクラスで授業がスタートし、中3からはレベル別(グレード別)でクラス分けをして、生徒一人ひとりの習熟度や個性に応じたサポートがある。
  2. アクティビティ・表現の機会を豊富に取り入れる授業構成
    英会話の授業ではネイティブ教員作成のオリジナル教材を使い、発話・対話・発表できる機会を多く設けている。英語礼拝や English Day のようにテーマを設定して1日中英語を使うイベントもあり、実際に声を出す・発信する環境が整っている。中学ではクリスマス劇の英語上演やスピーチコンテストを通して発表力と表現力を培う。
  3. 高等部でのリーディング・ライティング強化と外部試験準備
    高校では、社会問題や環境問題などの英文を用いて正確な読解力を養い、ディスカッション・エッセイ・プレゼンテーションを通じて考えをまとめる力を育てる。GTEC(ベネッセコーポレーションが実施するスコア型英語4技能テスト)などの4技能テスト対策も行われ、定期的な英会話の口頭試験などを通じて会話力の評価も行われている。

法政大学中学高等学校

  • 中学校
    中学では、日常の話題や社会的テーマについて自分の考えを英語で理解・表現する力を育てる。授業は基本的に英語で行われ、フォニックスや多読、語彙・文法演習を通じて基礎を固める。中3修了時には、英検準2級から2級取得を目標。
  • 高校(全体の学習方針)
    高校では「英語力と国際性」を重視し、授業を通じて実践的なコミュニケーション能力を養う。英文読解に加えて会話・プレゼンを重視し、英語を「使う力」を伸ばす。資格試験や海外研修も活用し、学年ごとにステップアップできる仕組み。
  • 高校(英語授業の特徴)
    高1ではスキットやスピーチを通じて基礎を固め、少人数制で発話の機会を確保。高2ではディスカッションやディベートを取り入れ、自分の意見を英語で書き・伝える力を磨く。高3では4技能を統合し、プレゼンを通じて根拠を持って英語で表現できる力を完成させる。

国際文化への理解を深められる中学・高校

ここでは、国際理解を育むために、海外校との交流や、国際文化に関する学習の機会を積極的に設けている学校をピックアップして紹介します。

順天中学校・高等学校

  • 国際交流

生徒の海外派遣制度を始めたのは1964年。半世紀以上の歴史を通じて培った、海外交流校との結びつきを持っている。 海外交流校の生徒が学校を訪れる国際学校交流の機会も多い。

  • 国際理解

英語探究系の課題研究では、英語をツールとして「グローカル(国際+地域)」な社会課題に取り組むことを重視。リサーチや先行研究調査、フィールドワーク、アクションの実践を通じて、文化・社会的文脈を意識しながら学ぶ姿勢を育てている。 

探究ワークショップ(GLOBAL WEEK)では、大学・企業・NPOなどの研究者、卒業生などを講師に迎え、国内外の研究・課題に触れる機会を提供。異なる立場・視点を持つ人々との対話を促し、国際的な課題意識や比較視点を養う。 

  • 海外体験

中学3年生対象のニュージーランド短期留学や、高校2年生の夏期休業中に実施されるオーストラリア・カナダ・アジアなどでの研修旅行を通じて、現地校での学習や文化体験が可能。さらに、オーストラリアの州立高校への1年間留学や、トビタテ!留学JAPANによる自主企画型留学など多彩なプログラムが整備されており、生徒の目的や関心に応じて選択できる。

女子聖学院中学校高等学校

  • 国際交流
    オーストラリアやイギリス、アメリカなどの国との交流・留学機会があり、希望者はホームステイや現地校での授業を通じて異文化の中で実際に英語を使う環境で学べる。海外大学指定校推薦制度も整備され、多くの国公立・州立大学への進学の道が開かれている。
  • 国際理解
    立教英国学院(イギリス・ギルフォード)での留学制度では、寮生活を含み英語圏の考え方や国際感覚を日常生活の中で身につける機会が提供されており、単に英語を学ぶだけでなく文化的背景や生活習慣の違いに触れることができる。これらのプログラムを「国際理解教育」と位置付け、自発的態度と英語力を育てて、それを海外で試すことを重視している。
  • 海外体験
    セブ島マンツーマン語学留学では、中学3年生~高校2年生を対象に1日6コマのマンツーマンレッスンとグループレッスンを組み、2週間滞在して英会話力を集中して磨く機会が設けられている。海外体験を通じて「英語力を試す」「実際に使う」「異国で生活する」ことによる刺激と成長が重視されている。

海外進学を支援している中学・高校

さいごに、海外大学への指定校推薦枠や、海外進学に向けたコースを設置している学校をピックアップして紹介します。

聖学院中学校高等学校

  • 海外大学進学サポート

海外大学を志望する生徒に対しては、TOEFL対策やネイティブ教員によるエッセイ指導など、出願書類準備のサポート体制が整っている。また、台湾の大学進学サポートやGoCampus協定校推薦制度(主に北米の有力大学など)を利用した進学体制なども整っている。

  • 進学実績

ペンシルベニア大学やトロント大学など世界大学ランキング上位校への進学実績もあり、「挑戦する」生徒を応援する風土がある。

実践女子学園中学校・高等学校

  • 海外協定大学推薦制度(UPAA) に加盟

海外の複数大学への推薦枠を確保。イギリスのマンチェスター大学、アメリカのワシントン大学など共通の入学願書と高校からの推薦で出願できる仕組みが整っている。

  • 進学実績

近年はトロント大学、ブリティッシュコロンビア大学、バッファロー大学、フォーダム大学など、アメリカ・カナダを中心とした海外大学への合格実績がある

文化学園大学杉並中学・高等学校

  • ダブルディプロマコース
    カナダ・ブリティッシュコロンビア州の高校と提携し、日本とカナダ双方の高校卒業資格を取得できる制度を設置。海外大学進学に直結するカリキュラムが整備されている。
  • 進学実績

国内難関大学に加え、ブリティッシュコロンビア大学、ビクトリア大学、イースト・アングリア大学など海外大学への合格実績も紹介されており、国際的な進路選択を視野に入れた教育が行われている。

まとめ

英語一科目のみで受験可能な学校と、英語教育に力を入れている学校を紹介しました。伝統的に英語教育を進めている学校もあれば、新しく英語教育・国際理解教育を促進している学校もあります。どの学校も、特徴となる一面をご紹介しただけですので、よく比較して受験校を検討してください。

ESL clubでは、小学生から高校生まで、英検対策が可能です。
小学生で英検2級にも合格できるESL club小学部こちら
英検、TOEFLから英語難関大学受験まで対策できるESL club高校部こちら

「英語を使い将来の可能性を広げたい」とお考えの方はぜひ『ESL club』をご検討ください。無料体験レッスン(オンラインも可)も実施しています。

「英語を自由に使いこなし、世界でも活躍できる人になる」その夢をかなえる場所が、ESL clubです

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