【2023年東京】英語だけで受験できる中学・高校|英語教育に特化した学校を紹介

英語だけで受験できる中学・高校|英語教育に特化した学校を紹介

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こんにちは、英語を教えない英語塾『 ESL club 』です。

小学校の英語教育は、2020年からスタートしました。
小学生の子を持つ保護者の中には「得意な英語を活かして中学受験をさせたい」と考えている方もいるでしょう。

中高一貫校の中には英語のみで受験できる学校もあり、なかには英検を持っていると試験を免除される学校もあります。
そうした入試を設けている学校を選ぶことで、得意な英語を活かして入学できます。
一方で、1科目のみの受験だからこそのリスクもあるため、学校選びは慎重に行うことが大切です。

今回は、英語1科目入試を実施している中学・高校や、英語教育に力を入れている学校をまとめました。
英語1科目を選ぶメリットや注意点も紹介していますので、お子さんに充実した英語教育を受けさせるための参考にしてください。

目次

英語1科目受験を選ぶメリット

私立の中高一貫校の中には、数は限られているものの、中学受験で英語1科目入試を実施している学校があります。
英語1科目受験を選ぶことで、子どもの負担を減らす効果を期待できるでしょう。
まずは、英語1科目受験を選ぶメリットを紹介します。

遊びや習い事などに時間を割ける

受験科目が少ないぶん、子どもが受験勉強以外のことに時間を使うことができます。
中学受験は「国語」「算数」「理科」「社会」の4科目での試験が一般的です。
4科目受験の場合、合格するために必要な勉強時間の目安は週20〜35時間と言われています。
英語1科目受験を選択することで、英語の勉強のみに集中することが可能です。
中学受験レベルと言われている英検4〜3級の勉強時間は週4時間ほどだと言われていますので、4科目受験より週15〜30時間ほど時間に余裕が生まれます。
その時間で、友達との遊びや習い事、スポーツなどが行えるでしょう。

関連記事: 小学生で英検は合格可能?受けるメリットやおすすめの勉強方法を英検1級取得者が紹介!

一発勝負のプレッシャーを弱められる

英語1科目入試を行っている学校の中には、英検を持っていることを受験資格にしている学校もあります。
英検は年3回行われていて、1発勝負の中学入試と違って何度も受験可能です。
小学校中学年から計画的に英検にチャレンジしていくことで、中学受験を控えた6年生までには目標の級への到達を目指せます。

また、級によっては試験自体が免除されるケースも見られます。
そうした学校に出願することも、「入試に落ちたら後がない」といったプレッシャーを弱めるのに効果的です。
入試当日もリラックスしながら受験でき、本来の力を発揮できる可能性も高いでしょう。

【2023年度】英語1科目受験ができる東京の中学・高校一覧

東京都内にある中高一貫校で、2023年度に英語1科目のみの入試、もしくは英検の級に応じて学科試験が免除される入試を実施する学校をピックアップしました。

佼成学園中学校・高等学校

【入試名】
Super English入試

【科目・受験資格】
学科試験なし(面接と書類審査)
※英検準2級~2級程度もしくはそれ以上の英語力の方対象

聖学院中学校・高等学校

【入試名】
英語特別入試

【科目・受験資格】
英語
※英検4級以上の取得者対象、英検準2級以上か TOEFL Junior670点以上取得者は英語筆記試験を免除

大妻中野中学校・高等学校

【入試名】
グローバル入試

【科目・受験資格】
学科試験なし、保護者同伴面接
※英検CSE2.0 1980点(2級)以上等取得者のみが対象、それ以外は英語スピーキング・国語・算数の学科試験を実施

江戸川女子中学校・高等学校

【入試名】
一般英語特化型入試

【科目・受験資格】
Reading,Grammar&Vocabulary・Listening&Writing(問題内容は英検2級程度)

神田女学園中学校・高等学校

【入試名】
得意科目型

【科目・受験資格】
英語・国語・算数より1科選択
※英検準2級以上取得者は特待Ⅲ(入学金免除)の対象者

北豊島中学校・高等学校

【入試名】
英語

【科目・受験資格】
英語(リスニングあり)・英会話(ネイティブ含む)

佼成学園女子中学高等学校

【入試名】
英語

【科目・受験資格】
英語ライティング+スピーキング
※英検優遇制度あり(3級:50点、準2級:60点、2級以上:70点 を保証し、当日の点数と比べて高い方を採用)

駒沢学園女子中学校・高等学校

【入試名】
英語

【科目・受験資格】
英語(リスニング含む)

白梅学園清修中高一貫部

【入試名】
英語入試

【科目・受験資格】
英語筆記
※英検の取得級による加点あり(4級以上:5点)

聖ドミニコ学園中学高等学校

【入試名】
インターナショナル

【科目・受験資格】
英語筆記(リスニング含む)・スピーキング

東京家政学院中学校・高等学校

【入試名】
英語資格B

【科目・受験資格】
英語資格点・英語面接
※英語資格・検定取得者を対象、英検(5級:70点、4級:80点、3級以上:100点)等を得点化

東京女子学院中学校・高等学校

【入試名】
第1回午前・午後
第2回午前・午後
第3回午前・午後

【科目・受験資格】
英語筆記(英検3級レベル)、アクティビティ(英語による会話テスト)

桐朋女子中学校・高等学校

【入試名】
Creative English入試

【科目・受験資格】
英語(準備課題)・インタビュー

中村中学校・高等学校

【入試名】
エクスプレス入試

【科目・受験資格】
エクスプレス入試

日本大学豊山女子高等学校・中学校

【入試名】
英語インタビュー型

【科目・受験資格】
学科試験なし・面接のみ(英語を用いてのコミュニケーション力を見る面接試験)
※英検3級以上取得、またはそれに準ずる能力を有する者

文京学院大学女子中学校・高等学校

【入試名】
英語インタラクティブ

【科目・受験資格】
ネイティブスピーカーと受験生複数名による英語活動
※英検の取得級による優遇あり(5級:5点換算、4級以上:10点換算) 英検取得級による特待候補あり

和洋九段女子中学校高等学校

【入試名】
第1回・第2回・第4回・第6回

【科目・受験資格】
英語(リスニング含)、ネイティブスピーカーによるスピーキング基礎力

 

このほかにも、英検資格に応じて受験科目が少なくなったり、加点されたりする入試もあります。以下のページでまとめられていますので、子どもの得意・不得意にあった入試があるか探してみてください。

出典:英語(選択)入試導入校141校一覧<2023年入試>|首都圏模試センター

英語1科目受験を選ぶ際の注意点

英語1科目受験は、無事に合格して入学した後を見据えた上で選ぶことが重要です。
ここでは、英語1科目受験を選ぶ際に押さえておきたいポイントを2つ紹介します。

他の生徒と学力差がつく可能性がある

前章で挙げた学校は英語1科目のみで受験できますが、インターナショナルスクールではありません。
英語1科目の募集人数が1クラス分にも満たないケースも多く、同じクラスや学年には一般入試で他の教科も勉強してきた生徒もたくさんいます。
その場合、一般入試の生徒と英語以外の教科で学力差が開いてしまう可能性がある点には注意が必要です。

また、同じコース・クラス内には、帰国子女や英検2級・準2級取得者などの高度な英語力を持っている生徒もめずらしくありません。
小学生の段階では「英語が得意」だと感じていても、入学時点で学力差を感じて自信を失ってしまう可能性もあります。

そのため、他の教科も基礎学力をしっかり身につけた上で、入学前に英検などを通して英語力をしっかり高めておくことが重要です。

関連記事:英語と中学受験を両立できる、英語特別入試とは? 英検準2級合格と会話力を身につけ、志望校の選抜コースに合格した創一朗さんのストーリー

将来を見据えた英語力が身につく環境か確かめる

中高一貫校の場合、他校への転入や高校受験をしないかぎりは入学後6年間も同じ環境で過ごすことになります。
思春期の学びはその後の人生に大きな影響を与えますので、「英語だけで受験できるから」という気軽な気持ちで志望校を決めてしまうのは避けましょう

学校の教育理念や校風はもちろん、英語に関するプログラムもチェックするのがおすすめです。
英検受験のサポートや、ネイティブによる英会話、英語でのエッセイ(小論文)執筆などを行っている学校であれば、入学後に英語力をさらに高めることができます。

さらに、留学や海外文化などを学べる機会もあると良いでしょう。
多感な時期に国際理解を深められる環境に身を置くことで、その後の人生も豊かな考え方ができるようになります。

関連記事:中学受験の是非、徹底議論‼ー“中学受験の闇”を振り返って、今子どもに届けたい教育とは?ー

 

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海外研修・留学制度が充実している中学・高校

海外

英語力を高めるカリキュラムに力を入れている中学・高校を紹介します。
まずは、海外研修・留学制度が充実している学校から見ていきましょう。

江戸川女子中学校・高等学校

「6年間で2500語の語彙を習得する授業。実践の場として4・5年次に海外研修」

留学制度

5年次:全員参加のニュージーランド語学研修(2~3月)

5年次:カナダ修学旅行(5月 普通科の学生)

4・5年次:イギリス・オーストラリア短期留学(夏季休業中)

を予定。

ニュージーランドでは、ホームステイをしながら語学学校で2週間、現地女子校で1週間の生活を体験することが可能。

聖徳学園中学・高等学校

「中3~高2に語学研修制度を設置」

留学制度

中3のアメリカ・ユタ州を中心としたホームステイ、

高1、高2ではイギリスへの語学研修旅行(希望者対象)、北米そしてオセアニアへの長・中・短期の語学留学制度(希望者対象)がある

成蹊中学・高等学校

「指定留学プログラム参加で、留学中の単位を認定」

留学制度

留学の単位認定;学校公認のプログラムで留学した場合は、留学中の単位を認定。そのため、復学後は留年することなく元の仲間とともに学ぶことが可能となっている。

上記の交換留学プログラムのほかにも、「ロータリー」「AFS」「YFU」を導入し、学校で単位を認定してくれるプログラムもあり、より留学への積極的な参加が可能になる。

立教女学院中学校高等学校

「国内・外で国際交流の機会を確保」

留学制度

多岐にわたる海外留学/研修制度が設けられており、高校1年生から参加できるものも設置。(中3次:フィリピン、高1・2年次:ニュージーランドなど)

留学生の受け入れを行っており、アメリカやニュージーランドなどから短期間、外国人留学生と交流する機会がある。

和洋九段女子中学校・高等学校

「高校1年から留学を経験できる留学制度。高校2年でTOEIC600点を取得する生徒も」

留学制度

豪州姉妹校への夏季留学:高校1年生の希望者を対象に、オーストラリア姉妹校への留学とホームスティを実施。16日間の研修中、英語の授業を受け、同世代の生徒やホストファミリーと交流できる。

高度な英語学習カリキュラムが魅力の中学・高校

英語の授業で高度な内容を扱っている学校や、英検受験を通してハイレベルな英語力を育んでいる学校を紹介します。

渋谷教育学園渋谷中学高等学校

「英語で学ぶ能力の育成」

カリキュラム

「Academic Skillsの育成」を目標に、

・英語で情報を的確に収集し理解する能力

・英語で客観的・論理的に思考し議論する能力

・英語で受信者を意識し適切に情報を発信する能力

を養うカリキュラムを設定している。

成城中学校・成城高等学校

「英検受験でバランスのとれた英語力を育成」

カリキュラム

バランスの取れた英語力の育成という点から、英語検定試験受験指導を行い、全員合格を目指している。

中2:英検4級以上

中3:英検3級以上

平成22年度には、英語検定試験協会奨励賞を受賞している。

東京女学館中学校・高等学校

「6年間で4技能をバランスよく統合したカリキュラム」

カリキュラム

学年ごとに多様なアクティビティを含んだシラバスが組まれており、中1からGTEC受験を実施し、高校生になるまでに英検2級合格を目指す。

中1:おとぎ話のリーディングから、オリジナルで英語劇を制作する。

中2:小説や英詩、英字新聞の読解などを通して、パラグラフリーディングやディベートを行う。

中3:「白旗の少女」英訳版やシェークスピアを読み、英語劇やエッセイのライティングなども行う。

高2:ネイティブスピーカーが担当するspeech&debateがある。

高3:海外の大学への進学を目指す生徒向けの授業も用意されている。

東洋英和女学院中学部・高等部

「英会話科やイングリッシュルームの設置、中3から海外研修など充実した国際教育の環境を実現」

設備

英会話科:課外活動として設置されていて、中3と高校生対象に、月曜日か水曜日の放課後にネイティブの講師から実践的な英会話レッスンを行う。

各クラス15名以内で、3~5クラスがあり、より英語に親しみたい生徒が楽しみながら英会話を身につけていく。

イングリッシュルーム:昼休みにネイティブの先生と一緒に食事ができますから、英語が楽しくて仕方がない中1などでは、毎日のように通っている生徒もいるそう。

カナダ研修:夏休みに3週間、前半は寮生活をしながら、大学で英語の研修を行い、後半はホームステイで観光や現地の方との交流を実施。※中3~高2の希望者

法政大学中学高等学校

「タスク中心学習で、バランスのとれた英語力を習得」

カリキュラム

・中高6年間を通した最終目標が設定は、

英語で書かれた文章を読み、その内容を正確に把握し、それに対する批評を英語で書けるようになること。

プレゼンテーション能力、相手の意見を理解し、自分の意見を述べる対話能力を身につけること。

・中2で英検3級合格、中3で準2級を目指すことを目安に指導

高校ではディベートやディスカッションをしたり、エッセイを書いたりして、4技能を駆使して自分の意見を発表できる英語能力を身につける。

国際文化への理解を深められる中学・高校

国際理解を育むために、海外校との交流や、国際文化に関する学習の機会を積極的に設けている学校を紹介します。

順天中学校・高等学校

「5人の常勤ネイティブ教師、国際交流のための設備」

国際交流・国際理解

中学2年次:福島県のブリティッシュヒルズで英国式の自然を体験。常駐のスタッフは全員イギリス人で、生徒も完全に英語のみを使って生活。
中学3年次:国際理解のための統合学習を、料理やスポーツ、インターネットなどを通じて実施。

高校:海外修学旅行の事前学習や帰国報告会を実施。

オーストラリアやアメリカなど、多くの高校との交流があり、毎年数名、海外からの留学生の受け入れを行う。また、中等部・高等部ともに、帰国子女のための入試を実施しているので、海外生活経験のある生徒が在学している。

設備

常勤のネイティブ(現在5名)や、英語専用教室(ELC)、国際交流のセミナーハウス等の施設

放課後や長期休業中にサテライト講座や課外講座などを受講することで、難関私大の受験に向けた対策を徹底して行える設備を整えている。

女子聖学院中学校高等学校

「イングリッシュ・ラウンジで英語の時間を確保。少人数授業で会話の機会を。」

設備

イングリッシュ・ラウンジという、ネイティブの先生方と自由に英会話のプラクティスできるスペースが有り、ここではすべて英語でコミュニケーションするというルールが有る。

英語の書物や雑誌、DVDで英語世界の視野を広げる目的も持っている。

海外進学を支援している中学・高校

さいごに、海外大学への指定校推薦枠や、海外進学に向けたコースを設置している学校を紹介します。

聖学院中学校高等学校

「有名大学への指定校推薦枠」

進学

世界の大学ランキング65位(2012年実績)の、オーストラリアにあるクイーンズランド大学に、毎年3~4名の指定校推薦枠を確保。

実践女子学園中学校・高等学校

「歴史ある国際交流教育」

カリキュラム

様々な進路(国内)に対応できる「スタンダード実践クラス(SJC)」と、海外進学を見据えた、国際学級「グローバルスタディーズクラス(GSC)」の二つの教育プログラムを設け、目的に合わせた進路選択の可能性を提供する。

文化学園大学杉並中学・高等学校

「Learning Strategyを重視して、教養としての英語教育を実施」

カリキュラム

カナダ教員やネイティブ教員主導による英語授業を行う「ダブルディプロマコース」がある。

英語上級者は中学1年から、英語初心者も中学2年生から選択可能で、ブリティッシュコロンビア州の教員による面接試験をパスすると参加できる。

卒業時に日本とカナダの高校卒業資格を取得でき、海外大学や難関私大などの進路を目指す。

まとめ

英語一科目のみで受験可能な学校と、英語教育に力を入れている学校を紹介しました。伝統的に英語教育を進めている学校もあれば、新しく英語教育・国際理解教育を促進している学校もあります。どの学校も、特徴となる一面をご紹介しただけですので、よく比較して受験校を検討してください。

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