英検®準1級ライティング対策!合格ライン突破の英作文3つのコツや書き方

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こんにちは、英語を教えない英語塾『ESL club』です。

「英検準1級ライティングではどんな問題が出るか知って対策したい」
「英検準1級ライティング対策をしているけど、いまいち書き方がわからない…」
「英検準1級ライティングのコツを知りたい…」

英検準1級に向けて学習をしている方から、こういったご相談を受けることも少なくありません。

ですので本記事では、英検準1級ライティング対策、攻略のコツをお伝えします。

このやり方を抑えれば、あなたも英検準1級ライティング合格ライン突破のエッセイが書けますよ!

是非、参考にしてみてください!

「英検準1級ライティングの予想問題が欲しい!」という方はこちらの記事がオススメ!
【英検準1級ライティング予想問題】バイリンガル講師による模範解答付き!

 

2024年度第1回試験から、英検の問題形式がリニューアルされています。
最新の情報を参考に、英検対策を進めていくことをおすすめします。
詳しくは英検の問題形式変更についてまとめた記事をご確認ください。

英検準1級ライティングではどんな問題が出るの?

まずは英検準1級ライティングの問題例を見てみましょう。

【英検準1級ライティング予想問題】
 ●Write an essay on the given TOPIC.
 ●Use Two of the Points below to support your answer.
 ●Structure: Introduction, main body, and conclusion
 ●Suggested length: 120-150 words

TOPIC
 Are men and women treated equally in the workplace these days?

POINTS
 ●Salary
 ●Job Opportunity
 ●Child Raising
 ●Custom

つまりは、

●トピックについてエッセイを書く(ちなみに、英検のライティングは手書きです)
●POINTSから観点を2つ選び、自分の意見の理由を書く
●「introduction → main body → conclusion」の構成で書く(後ほど、詳しく説明します)
●文字数は約120文字から150文字で書く

というのが英検準1級ライティング問題です。

基本的に英検は毎回の問題内容は変わりません。なのでライティングも変わりません。

いきなり指定の文字数が多くなったり、求められる構成が変わることもありません。

ですので、英検本番も上記の予想問題と全く同じ形式で出題されます(もちろんTOPICとPOINTSは毎回違います)。

英検準1級ライティングの採点基準とは?

合格率

次に、英検準1級ライティングの採点基準をご説明します。

英検準1級ライティングの点数は、以下4つの観点から決定します(ちなみに準1級だけでなく、3級から1級まで全級同じです)。

【英検準1級ライティングの採点基準である4つの観点】
 ①内容
 ②構成
 ③語彙
 ④文法

各観点0〜4点で点数がつくため、英検準1級ライティングの点数は0〜16点になります。

この素点から、受験者自身の点数や他の受験者の点数を基にCSEスコアがつきます。
→CSEスコアについてはこちら:英検CSEスコアを徹底解説!【素点ーCSEスコアグラフも大公開!】

では、それぞれの観点がどのように採点されるのかを簡単にご説明します。

①内容

内容については、何より問題の指定通りに書くことが大切になります。

例えば、「TOPICの内容に対して意見を述べていない」と判断されると、ライティング自体が0点になる可能性もあります(つまり、全くTOPICに関係のない内容を書くと、内容だけでなく全ての観点も0点になるということです)。

また、書かれたエッセイの内容が乏しいと「内容」が減点されます。

つまりは、しっかりと問題指定通り書き、今回説明した納得性と具体性を持った内容で書ければ高得点が見込めます。

②構成

構成は、今回説明した英検準1級ライティングの模範解答通りに書き、かつ、定型文を適切に使って書ければ高得点が見込めます。

ちなみに、ESL clubの生徒さんの点数結果をみると、内容と構成の点数は連動していることが多いです(「内容4点・構成1点」といった結果は見たことがありません)。

③語彙

語彙スペルミスや、おかしなワードチョイス(「ここではこの単語は使わないよね」というのがおかしなワードチョイスです)があると、減点されていきます。

また、こちらも様々な単語を使い分けできてたり、難易度が高い単語を使えている点数が上がります

しかし、この語彙については、そこまで意識する必要はないです。難しい単語を使うよりも、読み手にとってわかりやすく自分の意見が明確に伝わるエッセイを書くことの方が大切です。

④文法

まずは文法ミスがあると減点されます。しかし、文法ミス1つに減点1点というわけでもないようで、各級で異なる減点基準があるようです(例えば、文法ミスがありながらも英検2級ライティングが満点だった例も過去ESL clubでありました)。

また、幅広い文法を使えていると点数が上がります。

しかし、エッセイで何より大切なのは、高い文法力を見せつけることではなく、読み手に自分の意見を納得してもらうことです。なので、語彙同様「難しい文法を織り交ぜなきゃ!」と躍起になる必要はありません(逆に不自然になり、読み手に伝わりづらくなると本末転倒です)。

英検準1級ライティングの目標スコアは? 

合格ライン

英検準1級のライティングでは、文法や語彙が完璧ではなくても十分に合格点を突破できます。

では、過去問や模擬試験で自己採点するときには、どれくらいの点数になれば目標スコアに到達したと判断できるのでしょうか。

ここでは、英検の採点基準であるCSEスコアでの目標点と、ESL clubが独自に設けている採点基準での目標点を紹介します。

一次試験全体の得点率は79%が目標

英検2級まで合格してきた方であればご存知なように、英検ではCSEスコアという採点方法が採用されています。

英検協会の発表によると、CSEスコアでの英検準1級の合格基準点は1,792点です。
英検準1級の満点は2,250点ですので、合格に必要な得点率は約79%となります。

英検準1級でのライティングの配点は、合計750点です。
準1級全体の得点率をもとに考えると、満点の79%にあたる593点が合格目安と言えます。

しかし、内容や構成といった観点ごとの配点は非公開なうえ、回ごとに変わります。
自己採点で79%を満たしていたとしても、実際の試験でも合格になるとはかぎりません。
また、どの観点も自分の解答を自分で採点するのは難しいため、得点率はあまり参考にならないでしょう。

ESL clubの自己採点では69%が目標

ESL clubで英検準1級の過去問・模擬試験を解く際は、内容・構成・語彙・文法それぞれに4点ずつ配点して採点しています。

英検準1級ライティング 英作文 エッセイ 対策 コツ

ESL clubではライティングの目標点は16点中の11点です。
得点率は69点と、CSEスコアでの合格基準よりも低めに設定しています。

英検協会が発表した一次試験全体の得点率よりも低いのは、ライティングよりもリスニング対策に力を入れているためです。
ESL clubではシャドーイングを取り入れたリスニング対策を行っていて、リスニングで得点率86%以上の高得点を獲得できています。

過去の受講生の実績を見ると、この点数を取ればまず合格できています。
しかし、ご存知のように英検協会は配点を非公開にしているため、この得点率は必ずしも合格を保証するものではない点は留意してください。

 

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英検準1級ライティング攻略の3つのコツ!

英検準1級ライティングのコツは以下になります。

【英検準1級ライティング:3つのコツ】
 コツ① 準1級ライティングの模範構成を押さえる
 コツ② 準1級ライティングの定型文を覚える
 コツ③ 理由や深掘りを考えてから、最後に賛成か反対かを決める

では、コツ①から説明していきますね。

【コツ①】準1級ライティングの模範構成を押さえる

英検準1級ライティングでは、与えられたTOPICに対してエッセイを書きます

エッセイでは、「私はこのTOPICの意見に賛成です」「私はこのTOPICの意見に反対です。」と自分の考えを主張し、なぜ自分がそう思うのかを詳しく述べていきます。

エッセイには正しい構成というものが存在します。

それが、「模範構成」です。そして、英検ライティングの「模範構成」は、級によって異なります。

何よりもまず、英検準1級ライティングの模範構成を押さえておくことが大切です。

先ほど、「introduction → main body → conclusion」の構成で書く、と問題では指定されていましたが、これだと少しざっくりしすぎています。

なので、以下の模範構成を参考にしてください。

【英検準1級ライティングの模範構成】
 (1)主張(賛成 or 反対)
 (2)理由①
 (3)理由①の深掘り(詳細や具体例など)
 (4)理由②
 (5)理由②の深掘り(詳細や具体例など)
 (6)再主張

これが英検準1級ライティングの模範構成です。

「主張」→「理由①」→「理由①の深掘り」→「理由②」→「理由②の深掘り」→「再主張」という順で書けばOKということです。

まずはこの模範構成を押さえてしまいましょう。

何も見ずに、スラスラとこの模範構成を頭から正しい順番で言えるようにしてしまうのがいいでしょう。

【コツ②】準1級ライティングの定型文を覚える

二つ目のコツは「定型文を使って書く」です。

英検準1級ライティング定型文は以下の通りです。

【英検準1級ライティング定型文】
 【主張】
  賛成意見:I think that ~.(私は〜だと思います。)
  反対意見:I do not think that ~.(私は〜だとは思いません。)

 【理由①】
  First of all, ~.(一つ目の理由は、〜。)

 【理由②】
  Second of all, ~.(二つ目の理由は、〜。)

 【再主張】
  賛成意見:According to the reasons stated above, I think that ~.(上で述べた理由から、私は〜だと思います。)
  反対意見:According to the reasons stated above, I do not think that ~.(上で述べた理由から、私は〜だとは思いません。)

この定型文は、何も見ずにスラスラと書けるようにしてしまいましょう。

上記の定型文はトランジションワードと呼ばれ、「これから1つ目の理由を言うよ〜」といった宣言的な役割を果たします。

そして、トランジションワードを適切に使えていると、英検準1級ライティングの採点観点の1つである「構成」の点数が上がるのです。ぜひ、定型文を活用しましょう!

【コツ③】理由や深掘りを考えてから、最後に賛成・反対を決める

英検準1級ライティングの模範構成、定型文を覚えてしまったら、実際にエッセイを書いていきましょう。

先ほどの予想問題のTOPICを改めて見てみましょう。

Are men and women treated equally in the workplace these days?
(今日、男性と女性は職場で平等に扱われていると思いますか?)

ここで、「自分は男女平等に扱われていると思うぞ!よし、賛成意見で書こう!」「男女は平等に扱われているとは私は思わない!だから反対意見で書こう!」といきなり自分の意見を決めてしまってはいけません

これで書き始めてしまうと、「あれ?途中で意見がまとまらなくなってきちゃった…。やっぱり意見を変えるか…」と行き詰まり、頑張って書いた英文を全て書き直すことになる可能性があります(そして、この状況に陥ると大きな時間ロスになります)。

では、どうするのか?

一旦、与えられたPOINTを見て賛成・反対意見の理由を考えてみるのです。

今回与えられたPOINTは

●Salary
●Job Opportunity
●Child Raising
●Custom

の4つです。

これらのPOINTに対して、賛成・反対それぞれの立場から理由を考えてみるのです。

例えば、以下のようになります。

【TOPIC】
 Are men and women treated equally in the workplace these days?
 (今日、男性と女性は職場で平等に扱われていると思いますか?)

●Salary(給料)
 ・賛成(そう思う)
  →理由:最近は、女性も男性と同程度の給料をもらっているから
 ・反対(そうは思わない)
  →理由:例え同じ会社で働いていても、女性の方が給料が低いことが多いから

●Job Opportunity(雇用機会)
 ・賛成
  →理由:最近では、女性も男性と同じように仕事を自由に選ぶことができるから
 ・反対
  →理由:どんな種類の仕事の機会も、男性と女性両方に開かれているわけではないから

●Child Raising(子育て)
 ・賛成
  →理由:最近では、出産後も多くの女性が働けているから
 ・反対
  →理由:出産後に職場に戻れない女性が多いから

●Custom(慣習)
 ・賛成
  →理由:「女性がやるべき」と昔は考えられていた業務は、最近では男性も行うのが普通だから
 ・反対
  →理由:未だ「女性がやるべき業務」という古い慣習が存在するから

 

全てのPOINTについて賛成・反対それぞれの立場から理由を挙げてみました。

「よし!ここまで洗い出したら自分の意見を決めていいってことだね!」と思っちゃいそうですが、まだです!

次に、その理由を深掘りしていきます。理由についての詳細や具体例などを考えてみるのです。

英検準1級ライティングの指定word数を考慮して、深掘りは文2つ分ほど挙げておきましょう。

【TOPIC】
 Are men and women treated equally in the workplace these days?
 (今日、男性と女性は職場で平等に扱われていると思いますか?)

●Salary(給料)
 ・賛成(そう思う)
  →理由:最近は、女性も男性と同程度の給料をもらっているから
   →深掘り
    ①昔は同じ会社で同じ時間働いても、女性は男性と同じ額の給料をもらえなかった。
    ②しかし、最近ではシステムも変わり、男女が平等に扱われるようになった。
 ・反対(そうは思わない)
  →理由:例え同じ会社で働いていても、女性の方が給料が低いことが多いから
   →深掘り
    ①例えば私の母は、「職場の男性同僚と比べると給料が低い」と嘆いている。
    ②私の母と同じ境遇の女性は多いと聞く。

●Job Opportunity(雇用機会)
 ・賛成
  →理由:最近では、女性も男性と同じように仕事を自由に選ぶことができるから
   →深掘り
    ①例えば、昔は男性特有の仕事と思われていた大学教授や研究者に就く女性も増えてきた。
    ②また最近では、女性研究者の研究が認められることも少なくない。
 ・反対
  →理由:どんな種類の仕事の機会も、男性と女性両方に開かれているわけではないから
   →深掘り
    ①例えば、ナースは女性特有の仕事だとまだ考えらている一方で、警察官は男性に向いた仕事だと考えられている。
    ②たくさんの人々が未だにこういった考えを持っている。

●Child Raising(子育て)
 ・賛成
  →理由:最近では、出産後も多くの女性が働けているから
   →深掘り
    ①昔は出産に伴って仕事を辞め、そのまま職場に戻ることがない女性がほとんどだった。
    ②しかし最近では、出産後に職場復帰し活躍する女性も多い。
 ・反対
  →理由:出産後に職場に戻れない女性が多いから
   →深掘り
    ①母親になると、働くことを諦めないといけないことが多い。
    ②なぜなら、母親たちが働いている間に子供の世話をできる人がいないからである。

●Custom(慣習)
 ・賛成
  →理由:「女性がやるべき」と昔は考えられていた業務は、最近では男性も行うのが普通だから
   →深掘り
    ①例えば昔は、会議の際のお茶出しは女性の仕事だと考えられていた。
    ②しかし最近では、こういったことは男女不平等だと考えられ、男性も行うのが一般的である。
 ・反対
  →理由:未だ「女性がやるべき業務」という古い慣習が存在するから
   →深掘り
    ①例えば昔から、会議の際のお茶出しは女性の仕事だと考えられていた。
    ②現在に至っても、女性にのみお茶出しをさせる会社が多く存在する。

このように、理由を深掘りしていくのです。

さて、ここまで賛成・反対それぞれの立場から理由を挙げ、かつ理由を深掘りしていきました。

ここで初めて自分の意見を確定させます。

確定させる時のポイントは2つです。

それは、納得性と具体性です。

納得性とは、「読み手が納得できる内容になっているか?」ということです。

具体性とは、「具体的でわかりやすい内容になっているか?」ということです。

では、納得性から見ていきましょう。

先ほどの例を1つを見てみます。例えば、次の内容。

●Child Raising(子育て)
 ・反対
  →理由:出産後に職場に戻れない女性が多いから
   →深掘り
    ①母親になると、働くことを諦めないといけないことが多い。
    ②なぜなら、母親たちが働いている間に子供の世話をできる人がいないからである。

納得性と具体性はどうでしょうか?

「職場に戻れない女性が多いのは、彼女たちが働いている間に子供の世話をできる人がいないから」と具体的に説明しているため、具体性はgoodです。

しかし、納得性はどうでしょうか?

読み手は、「最近では保育園もあるし、母親たちが働いている間に子供の世話をできる人がいないとは言えないのでは?」と疑問に思うかもしれません。

つまり、この内容では読み手が納得してくれない可能性があります。ですので、もし他のPOINTや意見でより優れた内容が書けそうであれば、この「子育ての観点からの反対意見」は使わないほうが得策です。

では、次に具体性が乏しい例も見てみましょう。

●Custom(慣習)
 ・賛成
  →理由:「女性がやるべき」と昔は考えられていた業務は、最近では男性も行うのが普通だから
   →深掘り
    ①「女性がやるべき業務」という考え方は古く、「時代遅れだ」と言う男性も多い。
    ②最近の男性は女性を平等に扱うため、男性も女性と同じ業務を行う。

これだと、深堀りができていないですよね?

読み手からすると「つまり、何が言いたいの?」とツッコミをしたくなる内容です。

もっと具体例を織り込むとよくなります

例えば、次のような内容です。

●Custom(慣習)
 ・賛成
  →理由:「女性がやるべき」と昔は考えられていた業務は、最近では男性も行うのが普通だから
   →深掘り
    ①例えば昔は、会議の際のお茶出しは女性の仕事だと考えられていた。
    ②しかし最近では、こういったことは男女不平等だと考えられ、男性も行うのが一般的である。

これだったら「お茶出し」という具体的な内容が出てくるため、読み手もイメージがしやすいです。

特に納得性に問題もないため、内容としては申し分ないでしょう。

このように、それぞれのPOINTについて考えた内容を、納得性と具体性の観点からチェックしていきます。

その結果、以下の表のようになったとします。

英検準1級ライティング対策 コツ

納得性と具体性が共に良い(○)と判断したものは赤字にしています。

この場合、あなたが書くべきエッセイ

意見:賛成
POINT1:Salary
POINT2:Child Raising

になります。

なぜなら、納得性と具体性が共に良いと判断したPOINTは賛成が2つで、反対が1つ。POINTを使って理由を2つ答えないといけないので、自動的に賛成意見を書くことになるのです。

このように、POINTについて理由と具体性をまず考え、納得性と具体性から良い内容かどうかを判断し、良い内容で理由が2つ書けるかどうかで賛成意見なのか反対意見なのかを確定させるのです。

この方法をとればエッセイを書き始めた後に、「あれ?内容がまとまらなくなってきちゃった…。どうしよう…。」と困ることなく最後まで書き切れるわけです。

英検準1級ライティング 英作文 エッセイ 対策 コツ

英検準1級ライティング 英作文 エッセイ 対策 コツ

スコアを高めるためのチェックポイント

試験本番では、これまで対策してきた結果を残せるよう、最後まで気を抜かずにセルフチェックを徹底したいものです。

一次試験の時間は限られていますし、本番だからこそ焦ってしまうこともあるでしょう。

そこで、準1級のライティングでかならずチェックしたいポイントを2つに絞りました。

  • 最後に主張を書いているか
  • ケアレスミスがないか

それぞれ紹介します。

最後に主張を書いているか

ライティングでは、最初と最後に主張を記載します。
エッセイを書き上げた後で、冒頭の主張を変更するのは難しいでしょう。
しかし最後の主張であれば、後ろにつづく文章がないので、単語数が大幅に変わるような修正も可能です。

また、最後の主張を書き忘れていた場合は追加しておきましょう。
それにより、構成点を上げられる可能性が高まります

ケアレスミスがないか

主張の有無を確認した後は、エッセイ全体を見直してケアレスミスがないかをチェックしましょう。

とくに重点的にチェックしたいポイントは、以下の3つです。

  • スペルミスをしていないか
  • 時制の不一致がないか
  • 適切な冠詞を使っているか

こうした比較的直しやすいケアレスミスを見つけることで、語彙や文法の得点を上げられる可能性が高まります

ESL clubのバイリンガル講師が英検準1級ライティングを書いてみた 

さて、ここまで英検準1ライティング3つのコツを説明してきました。

では、このコツに従って、ESL clubの英検準1級バイリンガル講師が書いた模範解答を公開します。

TOPIC
 Are men and women treated equally in the workplace these days?
 (今日、男性と女性は職場で平等に扱われていると思いますか?)

【日本語メモ】

●賛成:男性と女性は職場で平等に扱われていると思う
 ●Salary(給料)
   →理由:最近は、女性も男性と同程度の給料をもらっているから
     →深掘り
       ①昔は同じ会社で同じ時間働いても、女性は男性と同じ額の給料をもらえなかった。
       ②しかし、最近ではシステムも変わり、男女が平等に扱われるようになった。

 ●Child Raising(子育て)
   →理由:最近では、出産後も多くの女性が働けているから
     →深掘り
       ①昔は出産に伴って仕事を辞め、そのまま職場に戻ることがない女性がほとんどだった。
       ②しかし最近では、出産後に職場復帰し活躍する女性も多い。

【模範解答】

   I think that men and women are treated equally in the workplace these daysThere are two reasons to support my opinion.(主張)

   First of all, there are more working women in society these days.(理由①) Before, the society did not allow mothers to go back to work once they had kids. Nowadays, the majority of women go back to work even after having kids, and the society supports that idea.(理由①の深掘り)

   Second of all, women now receive higher salaries than before.(理由②) In the past, women often did not get paid the same amount of money as men, even if they worked the same amount of time in the same company. Now, the system has changed and men and women are usually treated the same.(理由②の深掘り)

   According to the reasons stated above, I think that men and women are treated more equally in the workplace now, compared to the past.(再主張)

(Word count: 144)

いかがでしょうか?

まず、英検準1級ライティングの模範構成どおりのエッセイになっていますね(太字部分)

そして、定型文も使われています(赤字部分)

最後に、主張と再主張が異なる表現で書かれています(下線部)

英語は同じ表現を何度も使うことを嫌います。ですので、このように主張と再主張は異なる表現で書きましょう。

英検準1級ライティング 英作文 エッセイ 対策 コツ

コツをしっかり押さえて英検準1級ライティング対策を進めよう!

いかがだったでしょうか。

今回ご説明した3つのコツを押さえて、エッセイ対策を進めていきましょう。

エッセイを書き上げた後は先生に添削してもらい、「どういった書き方をすればもっと点数が上がるか?」といったことを解説してもらうとgoodです。また、添削後に清書したエッセイを覚えるぐらい何度も書くと点数はどんどん上がっていきますよ。

もし、「実際にエッセイを書いてみたけど、本当にこれでいいのか不安…」という方がいましたら、私たちESL clubにご相談ください。

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