ESL clubでは、実際に英語を第二言語として身に着けてきた英検1級、TOEIC900点レベル以上のバイリンガル講師が指導しています。
「バイリンガル講師といっても、一体どういった人たちが指導しているの?」
「バイリンガルの人たちってどうやって英語を身につけてきたの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないのでしょうか?
ということで、今回から始まりましたバイリンガル講師インタビュー企画!
実際に、ESL clubで働くバイリンガル講師の生の声を聞いていっちゃおうという企画です!
あなたの英語学習のヒントやモチベーションにもなる、とてもいい話がきっと聞けるはずですよ!
ぜひご一読ください!
第一回目は、道野 珠璃(ミチノ ジュリ)先生です!
道野先生、お願いします!
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生まれはアメリカ、だけど自分の英語力には自信がなかった。
―道野先生、こんにちは!まずは道野先生について教えてください。
今は大学4年生で経済と国際関係学の勉強をしています。元々、アメリカで生まれて、家の外では英語を話し、自宅では英語と日本語を半分ずつ使う家庭で育ちました。13歳の時に日本に引っ越し、中高はインターナショナルスクールに通っていました。
―13歳までネイティブの環境で育ったんですね。帰国時にはもうペラペラだったのでは?
実はそうでもないんです。アメリカにいたのが13歳までだったので、私自身が使う単語や文法もそこまで難しいものではなく…やっぱりアカデミックな英語が話せるかというと話せませんでしたし、難易度が高い授業を英語で理解出来るかといわれると出来なくて…。帰国した段階では英検やTOEICも持っていませんでした。幼少の頃に育った環境から、周りには「ネイティブだから話せて当たり前でしょ?」と言われることも多いです。帰国子女なのに中途半端な英語力が許せなくて、バイリンガルだと堂々と言えるように勉強しました。私の場合は日本で学生時代を過ごしたからこそ、英語ができるようになったと思います。
―具体的にどんな勉強をしていましたか。
帰国してからはまず英検の勉強を開始しました。英検の勉強では母の監視の下、毎日約2時間勉強しましたね。参考書に載っている問題を解いて、答え合わせをするという一般的な流れだったのですが、答えが合ってないと母から怒られる。でも母も日本人なので英語を巧みに話せるわけではないんです…笑
―お母さんが先生代わりかと思いきやそうでもなかったんですね。
母も英語に苦労したので、それもあって指導に力が入っていたんだと思います。母の他にバイリンガルのチューターがついていたので、間違ったところは解説してもらっていました。英検の勉強では参考書の答えを覚える位解きましたね。
―単語はどうやって覚えましたか。
テストに出やすい単語があるので、それを何回も読んだり書いたりして覚えました。読んで覚える人もいれば、書いて覚える人もいると思うんですが、私の場合は後者でした。沢山書いてノートを終わらせるのが楽しくて…ひたすら青ペンで書いていました。単語を覚えるというより、使っているペンがどんどんなくなっていく様子が面白かったですね。
―ノートやペンが終わるのを楽しむ…すごいですね。今は英検の他にもTOEICなどのスコアも?
英検1級、TOEFL iBT 115点、TOEIC満点、IELTS 8.5点です。
最初は「本当に13歳までアメリカにいたの?」ってスコアで…TOEICも600点から始まりました。私の通っていた学部は留学や奨学金を受けるのに英語のスコアが必要だったので、スコアを伸ばすために英語で受ける授業をとり、常に勉強していました。
―大学ではどういった生活をしていますか。
国際関係の授業を多くとっていたので、授業の一環でフォーラムや会議によく足を運びました。
アメリカで通っていた小学校が国連小学校だったこともあり、大学生になったら平和や社会問題について学びたいと思っていました。1,2年時にはバングラデッシュやベトナムの孤児院でインターンもしました。大学卒業後は大学院に行き、グローバルポリティクスや平和学を専攻しようと思っています。そして、国連や子供の人権を支援していくような仕事に就くのが今の夢です。
英語の勉強に苦労したからこそ、興味を持って楽しめるような授業を
―ESL clubで働き始めたのはいつからですか。
2016年9月頃からです。私も英語の勉強に苦労して、どこに頼っていいかわからない時に、唯一通っていた塾が心の拠り所でした。「英語の勉強は簡単ではないけど、英語ができるようになると選択肢の幅が広がる」と身をもって感じたからこそ、たくさんの生徒に私の経験を基に伝えていきたいと思い講師になりました。
―授業ではどんなことを意識して教えていますか。
最も大切にしていることはESL clubでの時間を楽しんでもらうことです。ここはあくまで塾なので学校の授業とはまた違います。学校の授業だと先生から一方的に教えてもらうので、興味関心が薄れると一気につまらなくなってしまう。そのためESL clubでは、一人一人の生徒と会話してどういうことが得意か、どういうことができるか、難しいのかを知った上で授業を作成しています。楽しんでもらうために雑談も混ぜるので、私のことを少し年の離れたお姉ちゃんだと思ってくれると嬉しいですね。
―授業だけではなく、ご自身の海外生活の話も伝えたりしますか。
勉強だけでなく、興味をもってもらうことが大切なのでできる限り伝えています。アメリカと日本の小学校の違いや、私が通っていたインターナショナルスクールはこうだったよ、などと生の情報を伝えるようにしています。例えば、「インターナショナルスクールは120の地域出身の生徒がいるので、カフェテリアでは日本食もあるしベジタリアンフードやハラルフードもあるんだよ」って。
得意を伸ばし、苦手は一緒に考える英語の授業
―道野先生が思うESL clubの魅力を教えてください。
先生も教室長もフレンドリーで、英語の悩みもそれ以外の悩みもなんでる話せる環境が魅力的ですね。出来なかったところをただ叱るのではなく、どういうところが難しいのか、できないところはどこなのかを一緒に考え、英語学習を導いていきます。コミュニケーションを大切にしているので、一人一人の習熟度に合わせ、フレキシブルに変えることができるのもESL clubならではだと思います。
―最後に、英語を勉強する生徒にエールをお願いします。
英語ができることだけがゴールではありません。英語ができるからこそ、一歩先のステージに立てます。ツールとして、新しい世界への突破口として英語を勉強してください。
編集後記
道野先生のインタビューで印象的だったのは、海外という環境だけでなく、自らの努力で高い英語力を手に入れたという点です。
「帰国子女の人は海外に住んでいたんだから、英語はできて当たり前なんでしょ?」
そんなことを思う方もいるかもしれませんが、決してそうではないということが今回の道野先生のインタビューからわかりましたね。
例え帰国子女の方でも、英語力を高めていくためには努力は必要不可欠なのです。
そして、道野先生は英語の勉強に資格試験を活用していました(「帰国してからまず始めたのが英検の勉強」だと話してくれました)。
「日本国内で英語力を高めていくためには、英検をはじめとした資格試験の活用は必要不可欠」というESL clubの方針とも合致します。
→詳しくはこちら:ESL clubが英語資格試験にこだわる3つの理由
→こちらの記事もオススメ:ESL clubが生徒の英語力を引き上げるために「英検」を活用する理由
高い英語力を手にするためには努力が必要不可欠。
これは逆に言うと、「努力次第で高い英語力を手にすることができる」ということです。
今回の道野先生のインタビューで、「バイリンガルの人も決して何もせずに英語ができるようになったのではなく、自身で努力をして英語力を高めてきたんだ!」と勇気付けられた人もいたのではないでしょうか。
道野先生は自身の高い英語力をツールに、「国連や子供の人権を支援していくような仕事に就くのが今の夢」と語ってくれました。
やはり英語学習で何より大切なのはモチベーション。つまり「なぜ、英語を身につけたいのか?」という点です。
英語習得は始まりであり、終わりではないのです。「その英語力を使ってどういった人生を歩んでいきたいか?」が非常に大切なわけです。
ESL clubに通うみんなにも、道野先生のように高い英語力を身につけてもらい、そして、その英語力があるからこその、自分だけの夢を抱いて人生を歩んでほしいと思います。
道野先生、素敵なインタビューありがとうございました!
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