こんにちは、英語を教えない英語塾『ESL club』です。
「英検5級を受験予定だけど、リスニングでどんな問題が出るのかを知りたい。」
「前回受験した時、英検5級のリスニングがボロボロだった。今度こそちゃんと対策して臨みたい。」
「リスニングが苦手で、それが原因で英検5級に合格できない。」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
英検5級リスニングにはコツがあります。
それを知っているかどうかで正答率も変わってくるのです。
「あと1問正解だったら合格できたのに…」
そうならないためにも、英検5級リスニングの解き方をマスターしましょう。
本記事では英検5級リスニング対策として、攻略のための3つのコツをお伝えします!
目次
こちらもあわせてご覧ください
英検5級リスニング試験とは
英検5級の一次試験に含まれるリスニング試験の概要を紹介します。
まず押さえておきたいポイントは以下の2つです。
- 一次試験の後半20分がリスニング
- 選択肢や質問文は2回ずつ放送される
それぞれ紹介していきます。
一次試験の後半20分がリスニング
5級の一次試験はリーディング問題とリスニング問題から構成されます。試験時間は約45分間です。後半の約20分でリスニングの音声が流れるため、前半の25分間で筆記(リーディング)を解く必要があります。
リスニングの音声は会場のスピーカーから流れ、個別には調整できません。そのため、リスニング試験がはじまる前には、英文での音声確認が流れます。音声が小さくて聞き取りづらい場合は、試験監督に挙手して調整を依頼してください。
選択肢や質問文は2回ずつ放送される
英検5級のリスニング試験では、各設問の音声が2回ずつ繰り返し放送されます。
リスニングの問題数は全25問で、3つの大問に分かれています。すべて選択問題で、リーディングと同じようにマークシートを塗りつぶして回答します。マークシートのサンプルは、英検協会のホームページで確認可能です。
- 【大問1】10問(3択問題 ※選択肢読み上げ)
- 【大問2】5問(4択問題 ※選択肢印刷)
- 【大問3】10問(3択問題 ※選択肢読み上げ)
大問1と大問3は、質問文を聞き取って問題用紙に記載された選択肢を選ぶ問題です。大問2は、問題用紙に記載された英文やイラストに関連する選択肢が音声で流れます。それぞれの問題サンプルは、次の章で紹介します。
英検5級リスニングではどんな問題がでるの?
英検5級リスニングは、以下の3つの大問で構成されています。
・【大問1】会話の応答文選択
・【大問2】会話の内容一致選択
・【大問3】イラストの内容一致選択
英検5級リスニングでは、音声は各問題につき2回ずつ流れます。
では、大問ごとに詳しく見ていきましょう。
【大問1】会話の応答文選択(10問)
リスニング大問1は「会話の応答文選択」です。
問題用紙には次のようなイラストが載っています。
そして、流れる音声はこのイラスト中の2人の会話になります。(会話をする2人は必ず男女になります。)
会話の流れとしては、
① 1人目の発言
② 2人目の発言←この発言として適切な応答を選択肢から選ぶ
になります。
実際に英検で流れる音声を見てみましょう。
1人目:Can you close the window?(窓を閉めてもらえる?)
2人目:1 Me, too.(私も) / 2 It’s white.(それは白いよ) / 3 Sure.(もちろん)
出典:英検5級2017年度第3回
この問題では、3の”Sure.”が正解になります。
大問1は全部で10問出題されます。
【大問2】会話の内容一致選択(5問)
次に、リスニング大問2で出題される問題を見てみましょう。
大問2も大問1と同様に、男女の会話が流れます。
大問1と同様、男女の会話である大問2ですが、音声の流れは少し異なります。
① 1人目の発言
② 2人目の発言
③ 会話の内容に関する質問
大問1では、②の「2人目の発言」が3つの選択肢として音声が流れましたが、大問2では最後に会話に関する質問が流れます。
具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。
① 1人目:Sherry, let’s play tennis on Saturday.(シェリー、土曜日にテニスしようよ。)
② 2人目:Sorry, I can’t. I have violin lessons on Saturdays.(ごめん、できない。土曜日にはバイオリンのレッスンがあるの。)
③ Question: What lesson does Sherry have on Saturdays?(質問:シェリーは土曜日に何のレッスンがありますか?)
出典:英検5級2017年度第3回
そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。
この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。
この問題では、1の”Violin.”が正解になります。
大問2は全部で5問出題されます。
【大問3】イラストの内容一致選択(10問)
最後に、大問3で出題される問題を見てみましょう。
大問3では次のようなイラストが問題用紙に載っています。
そして英文が3つ流れます。
1 Judy is going to the 3rd floor.(ジュディーは3階に向かっている。)
2 Judy is going to the 4th floor.(ジュディーは4階に向かっている。)
3 Judy is going to the 5th floor.(ジュディーは5階に向かっている。)
出典:英検5級2017年度第3回
この中から、イラストを表現するものとして最も適切なものを1つ選びます。
この問題では3の”Judy is going to the 5th floor.”が正解となります。
大問3は全部で10問出題されます。
ここまでで、英検5級リスニングではどういった問題が出題されるのか、わかって頂けたかと思います。
ではここからは、英検5級リスニングをどのように対策していけば高得点が獲得できるのか、そのコツについてお話します。
リスニングで何点取れば、英検5級に合格できるの?
目標を明確にすることで、英検の試験対策のモチベーションを高められるでしょう。
ここでは、英検5級リスニング試験の合格点や目標スコアについて解説します。
英検では正確な合格基準点は把握できない
現在の英検は、「CSEスコア」と呼ばれる採点方法が採用されています。
CSEスコアでは、リーディングやリスニングといった各技能のスコアが均等になっていて、5級の技能ごとの満点スコアは425点です。英検協会の発表によると、5級一次試験の合格基準スコアは419点(満点スコアの49%)です(出典:英検CSEスコアでの合否判定方法について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会)。
5級の問題数はリーディングもリスニングも25問ずつですが、4級以上の級では問題数が変わってきます。5級も含めて各設問の配点は公表されていないため、正確な合格基準点は把握できません。
そのため、過去問や模擬試験を自己採点するときは、1問1点で計算して正答数で判断するのが一般的です。この採点方法を「素点」と呼びます。
素点とCSEスコアの関係については、以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
関連記事:英検CSEスコアを徹底解説!【素点ーCSEスコアグラフも大公開!】
リスニングは正答率84%以上が理想
ESL clubでは、受講生の過去の受験結果をもとに、英検5級一次試験の素点での目標点を以下のように設定しています。
※CSEスコアの性質上、「上記の点数をとれば必ず合格できる」とお約束するものではありません。あくまで参考程度にしてください。
英検が公表した5級一次試験の合格基準スコアは満点の49%ですが、ESL clubではリスニングの素点での目標点を84%と高めに設定しています。
ESL clubが全体の水準を大きく超える目標を掲げられるのは、まるで音読するように聞き取った音声を発する「シャドーイング」を取り入れてリスニング力を鍛えているためです。
今回の記事では、高いリスニングスキルを養えるESL clubで実践中の、リスニング試験対策のコツを紹介します。
英検5級リスニングで合格点をとるための3つのコツとは?
英検5級リスニング問題で合格点に到達するためには、以下の流れで解いていくのがポイントです。
- 【大問2・3】筆記試験の余った時間で、リスニング問題を先読みする!
- 【大問1】質問文の文頭だけ聞き取れば正解できる!
- 【大問2】「最後に聞こえた選択肢」を選ぶだけで87%正解できる!
それぞれ解説していきます。
【大問2・3】筆記試験の余った時間で、リスニング問題を先読みする!
英検ではリスニング問題の先読みができるのをご存知ですか?
英検5級はまず筆記試験(リーディング)が行われ、筆記試験の終了時間がくると自動的にリスニング試験に進みます。
しかし、問題冊子は筆記試験もリスニング試験も全て1冊にまとまっています。
つまり、筆記試験の途中でもリスニング試験の問題を見ることができるのです。
この特徴を生かして、筆記試験を早めに終わらせて、余った時間でリスニング試験の問題をあらかじめ見ておくことを「先読み」といいます。(リスニングの先読みをするために、実際に筆記試験を何分で終わらせればいいのかを知りたい方は、こちらの「【英検一次試験】合格点と時間配分を公開!2018年度最新版!」を確認してください。)
この先読みをするだけで、どういった問題がリスニングで出題されそうかがあらかじめ予想できるため、余裕をもって音声を聞くことができます。
このリスニング試験の先読みですが、大問毎にコツがあります。
大問1から順番に説明してきます。
大問1の先読み方法
まず、大問1ですが、先読みは不要です。
なぜなら、大問1の問題用紙にはイラストしか載っていません。
ここから、友達同士の会話なのか、親子同士なのか、それとも先生と生徒の会話なのか、といったことはなんとなくわかりますが、誰と誰が会話しているのかを前もって把握しておく必要性はあまりありません。
ですので、大問1の先読みはせずに、この後続く、大問2、大問3の先読みに時間をかけましょう。
大問2の先読み方法
大問2の先読みのポイントは、「聞かれそうな質問を予想しておく」ことです。
具体的にやってみましょう。
例えば、次の選択肢を見てください。
これは、
1 Milk.(牛乳)
2 Lunch.(昼食)
3 Sandwiches.(サンドイッチ)
4 Cheese.(チーズ)
という意味なので、選択肢の共通点は「食べ物」だということです。
ということは、「何を食べた?」といった質問が問われることが予想できます。
この時に、疑問詞も予想できるのであれば、予想しておきましょう。
「何?」ということは”what ~ ?”から始まる質問文が聞かれることが予想できます。
あらかじめここまで予想しておけば、リスニング音声を聞く時にだいぶ余裕を持って取り組むことができます。
実際に先読みをするときは、予想した質問をメモしておきましょう。
このように、「なに食べた?what?」と、予想した質問と疑問詞を書いておきます。
そうすれば、リスニング試験の際に選択肢を見れば、「あ、そうだ!この問題は『なに食べた?』という質問が来そうだから、何を食べたのかに注意して聞こう!」と思い出せるわけです。
他の例も見てみましょう。
この選択肢は、全て”At(〜で)”から続いて、”the park(その公園)”, “home(家)”, “Tim’s house(ティムの家)”, “school(学校)”と場所であることがわかります。
ですから、質問は「どこ?」と問われることが予想できます。「どこ?」の疑問詞は”where?”なので、「どこ?where?」とメモしておきましょう。
次の例です。
この選択肢は全て日付であることがわかります。
なので、「いつ?when?」とメモしておきます。
次が最後の例です。
“by bus(バスで)”, “by bike(バイクで)”, “by car(車で)”, “walks(歩く)”とあるので、「どうやって(どんな移動手段で)行っているのか?」と質問されることが予想できます。
「どうやって?」に対応する疑問詞は”how?”なので、「どうやって?how?」とメモしておきましょう。
大問3の先読み方法
大問3は、問題用紙にイラストが書かれています。
大問3のイラストを先読みする時に、チェックすべきポイントは、
・物
・何をしているか
・場所
・位置
・数字
です。
では、実際に問題用紙に書かれているイラストを見てみましょう。
このイラストは「物」に注目すべき例です。
こういったイラストの場合は、物を丸で囲んでおいて、なおかつ、音声で流れそうな単語を書いておきましょう。
今回はタオルを丸で囲み、「タオル」と書いておけばOKです。(もちろん、”towel”と英語でメモを書いてもいいですが、スペルがわからない場合はカタカナでもOKです。)
次の例は、「何をしているか」です。
このイラストの場合は、男の子たちが眠っているので、「sleeping」とメモをしておけばOKです。
次の例は、「場所」に注目すべきイラストです。
少年は”bathroom”にいるので、「バスルーム」と書いておけばいいでしょう。
次は、「位置」に着目すべきイラストです。
こういったイラストで狙われる単語は、
・~ on(〜の上に)
・~ under(〜の下に)
・~ by(〜の側に)
です。
イラストがどれに該当するかを考え、狙われそうな単語をメモしておきましょう。
今回のイラストでは犬がソファの上にいるので、“on”とメモしておきましょう。
最後の例は、「数字」です。
数字が書かれているイラストでは、数字を丸で囲みましょう。
そして、その数字が英語でなんて発音されるかも考えておきましょう。
今回の問題ではエレベーターのイラストで5階なので、”fifth”です。(階は”five”と発音しない点に注意しましょう。)
その他、出題回数は多くはないですが、
・日付(曜日)
・季節
・天気
なども狙われる場合がありますので、頭に入れておきましょう。
このように、リスニング問題を先読みをしておくだけで、リスニングの点数も大きく変わってきます。ぜひ、実践してみてください。
【大問1】質問文の文頭だけ聞き取れば正解できる!
2つ目のコツは大問1の問題に関するポイントです。
大問1は、
① 1人目の発言
② 2人目の発言←この発言として適切な応答を選択肢から選ぶ
の流れで音声が流れます。
このとき、「① 1人目の発言」のほとんどが質問文です。
そして、その質問文の文頭だけ聞き取れれば、正解できる問題がほとんどです。
では、実際に見てみましょう。
1人目:What do you drink at lunchtime?(ランチであなたは何を飲みますか?)
2人目:1 Coffee.(コーヒー) / 2 That’s nice.(それはいいね) / 3 Every day.(毎日)
出典:英検5級2017年度第3回
音声を聞いた時に、最初の”What”以外、聞き逃してしまったとします。(なので、上の文も黒で潰しています。)
しかし、選択肢を見てください。これだけで正解を選べませんか?
“What(何を)?”と聞かれているのに、2の”That’s nice.(それはいいね)”も3の”Every day.(毎日)”も返答としておかしいことがわかります。
“What ~ ?(何を〜?)”と聞かれたのであれば、返答は「物」や「事」になります。
であれば、正解は1の”Coffee.(コーヒー)”であることがわかるのです。
他の問題も見てみましょう。
1人目:When is your test?(あなたのテストはいつですか?)
2人目:1 In the classroom.(教室の中です) / 2 Mr. Lewis’s class.(ルイス先生のクラスです) / 3 On Thursday.(木曜日です)
出典:英検5級2017年度第3回
こちらの問題でも、文頭の”When(いつ)?”以外を聞き逃してしまったとしましょう。
しかし、これでも正解が選べるのです。
“When(いつ)?”と聞かれているのに、1の”In the classroom.(教室の中です)”も2の”Mr. Lewis’s class.(ルイス先生のクラスです)”も返答としておかしいことがわかります。
ですので、3の”On Thursday.(木曜日です)”が正解だとわかります。
このように、英検5級リスニング大問1では、質問文の文頭だけ聞き取れれば正解できてしまう問題が多いのです。
注目すべきポイントは疑問詞です。つまりは、
・What → 「物や事」が正解になる
・Who → 「人」が正解になる
・Where → 「場所」が正解になる
・When → 「時」が正解になる
・How → 「方法」が正解になる
・How many / much → 「数や量」が正解になる
ということが推測できるため、文頭の疑問詞だけ聞き取れれば正解できるということです。
では、次の問題はどうでしょうか。
1人目:Do you like my new T-shirt?
2人目:Every day.(毎日です) / 2 Yes, I love it.(はい、大好きです) / 3 Here you are.(はい、どうぞ)
出典:英検5級2017年度第3回
文頭の”Do ?”しか聞き取れなかったとします。
正解は選べるでしょうか?
疑問詞とは異なり、“Do / Does / Did “などで質問されれば、返答は基本、”Yes”か”No”のどちらかになります。
ですから、正解は2の”Yes, I love it.(はい、大好きです)”だということがわかります。
もちろん、全ての問題が上記のようなパターンに当てはまるとは言えません。
しかし、英検5級リスニングではひっかけ問題はほとんど出ません。(「全く出ない」と言い切ってしまってもいいかもしれません。それぐらい出ません。)
つまり、教科書通りの問題がほとんどなため、文頭だけ聞き取れれば正解できてしまうのです。
ですので、もし音声を一部、聞き逃しても、「やばい!聞き逃した!」と焦るのではなく、とにかく1人目が発言する質問文の文頭に集中しましょう。
そこだけ聞き取れれば、正解を選ぶことができるのです。
【大問2】「最後に聞こえた選択肢」を選ぶだけで87%正解できる!
最後のコツは、大問2に関してです。
英検5級リスニング大問2は、「最後に聞こえた選択肢」を選ぶだけでほとんどの問題が正解できてしまいます。
実際に見てみましょう。
まずは、問題の選択肢を確認してください。
では、音声を見てみましょう。
1人目:Sherry, let’s play tennis on Saturday.
2人目:Sorry, I can’t. I have violin lessons on Saturdays.
Question:What lesson does Sherry have on Saturdays?
出典:英検5級2017年度第3回
選択肢のうち、”tennis”と”violin”が聞こえ、そのうち最後に聞こえたのは”violin”ですので、選択肢1の”Violin.”が正解になります。
本当にこれだけで正解できてしまうのです。つまり、会話の内容も、質問文の意味がわからなくても、選択肢の単語だけ聞き取れば正解できてしまうということです。
他の問題も見てみましょう。
1人目:Can I have some milk, Dad?
2人目:All right, Susan.
Question:What does Susan want?
出典:英検5級2017年度第3回
この問題で聞こえた選択肢は”milk”のみです。ですので、正解は1の”Milk.”になります。
最後の例です。
1人目:Hi, I’m Tim. Is Jenny at home?
2人目:Sorry, she’s at the park.
Question:Where is Jenny?
出典:英検5級2017年度第3回
聞こえた選択肢は、”at home”と”at the park”で、最後に聞こえたのは”at the park”のため、正解は1の”at the park”になります。
最後に聞こえた選択肢を選ぶ。
この解き方で、英検5級リスニング大問2の87%が正解できてしまいます。(過去6回全30問を分析したところ、そのうち26問正解できました。)
つまりは、全5問中少なくとも4問、場合によっては5問全て正解できるということです。
もちろん、このやり方で5問全て正解できない場合もあるので、基本的にはしっかりと会話の内容や質問文を聞き取るようにしてください。
しかし、もし音声を聞き逃してしまっても焦らずに、「そうだ、最後に聞こえた選択肢を選べばほとんど正解できるんだった」と解き方を思い出し、困ったらとにかく最後に聞こえた選択肢を選びましょう。
このやり方で、大問2は十分、高得点がとれます。
【最後に】リスニングでは、失敗を引きずらないことが大切!
最後にリスニング全体に言えるポイントをお伝えします。
それは、「失敗を引きづらない」ということです。
英検5級受験者の中で、5級リスニングの音声を100%、完璧に聞き取れる受験者はまずいません。(もしそうであれば、その人は5級でなく、4級以上を受けるべきです。)
ですので、音声を聞き取れない場合ももちろんあります。あって当然なのです。ここで焦ってはいけません。
正解がわからない問題があったら?
一番やってはいけないことは、正解がわからない問題で粘りすぎて、次の問題も間違えることです。
たとえば、こういう状況です。
音声を聞き取れず、あなたは正解がわかりません。
あなた:「あれ…?どれが答えだろう…。わからない…。」
そうこう悩んでいるうちに音声は次の問題に進んでしまいました。
あなた:「あ!ちょっと待って!もう少しでわかりそう…。うーん、やっぱりダメだ、わからない!『1』でいいや!」
そうしてなんとかマークシートの『1』を塗って、次の問題を聞こうとするも、既に音声は先に進んでしまっています。
あなた:「あれ…。途中からだからまたわからない…。どうしよう…。」
そして、そのまま次の問題も間違えてしまいました。
・・・
これは音声を聞き逃した失敗をずるずる引きづり、その後何問も同じように間違ってしまう典型的な悪循環パターンです。
ポイントは、例え正解がわからなくても、音声が次の問題に進む直前にはとりあえず適当に回答してしまい、次の問題に集中することです。
遅くても「No.○」と次の問題番号のアナウンスが聞こえたら、適当に選択肢を選び、急いでマークシートを塗ってしまいましょう。そして、次の問題の音声に集中するのです。
例え、1問間違えてしまったとしても、気持ちを切り替えて次の問題に集中する方が正答率は高くなります。
ですので、決して粘りすぎないこと。次の問題の音声が聞こえたら、諦めてさっさと解答すること。失敗を引きずらず、気持ちを切り替えて、次の問題に集中すること。
このことを忘れないでください。
対策のコツを確認しながら、問題演習に何度も取り組もう!
いかがだったでしょうか。
今回は英検5級リスニングのコツを解説してきました。
しかし、コツを知っただけで満足してしまうのはもったいないです。
必ず今回お伝えしたポイントを確認しながら、何度も過去問に取り組んでみてください。
「もう解き方を体が覚えてしまった!」と思えるぐらい、何度も反復してみてください。
もし、「解き方を意識して何度も問題演習をしているのに点数が上がらない…」ということであれば、そもそものリスニング力が不足している可能性があります。
そういう方は「英検3級リスニング勉強法|正答率90%を達成する学習法を徹底解説!」を参考にして、対策に必要な教材を揃え、毎日のリスニング学習に取り組みましょう。
5級リスニングの解法のコツをマスターするのはそれからです。
もし、
「英検5級を受験予定だけど、どう対策していいのかわからない…」
「英検5級リスニング対策に取り組んでいるんだけど、本当にこれで正しいのかよくわからない…」
「英検5級にどうしても受からない…。受かるために今からできることって何…?」
とお悩みであれば、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。
ESL clubでは、小学生から高校生まで、英検対策が可能です。
→小学生で英検2級にも合格できるESL club小学部はこちら
→英検、TOEFLから英語難関大学受験まで対策できるESL club高校部はこちら