BLOG

  1. TOP
  2. ブログ一覧
  3. 【小学生英検対策】英検3級以上を取得する小学生の英検必勝パターン

【小学生英検対策】英検3級以上を取得する小学生の英検必勝パターン

2013年度の英検(第1回〜第3回)で英検受験者全体のうち、小学生の英検1級合格者28名、英検準1級合格者351名だったようです。
(日本英語検定協会HPより)
 
ESLクラブの生徒たちも、一例をあげると、小学2年生で英検3級、小学4年生で英検準2級、小学5年生で英検2級、中学1年生で英検準1級、中学2年生で英検1級など、小学生・中学生でも高いレベルの英検をどんどん取得してきています。
 
では、このような小学生たちは英検をどう取得しているのでしょうか?
小学生の生徒で英検3級以上に合格している生徒たちには実は共通点があります。
 
それは
 
リスニングの正答率が非常に高い
 
ことです。
逆にリスニングセクションの得点が低く、筆記セクションの得点が高いという形で合格している生徒は見たことがありません。
 
◎何で得点するのかを明確にする


英検は合否判定のある試験です。
合否判定があるということは合格点があります。
 
ということは「どこで何点とるのか?」という視点で考えることができます。
 
英検の問題は大きくわけると「筆記セクション」と「リスニングセクション」の2つのセクションからなりますが、
 
結論からいいますと、
 
小学生の場合、リスニングセクションでの正答率をほぼ100%にすること(目安は90%以上を取ること)
 
これが小学生での英検対策の基本方針となります。
 
◎具体的にはこれぐらいリスニング重視


例えば過去問をやってみて「筆記セクションの正答率が40%、リスニングセクションの正答率が60%」だった場合、その結果を受けてどこを強化しようと考えますか?
なお英検の合格ラインは5級?2級は全体で60%の正答率です。
 
合格ラインが全体で60%なので「リスニングセクションは60%いっているから、筆記セクションをもっと鍛えよう」と考えがちですが、小学生の場合、「リスニングセクションをもっと鍛えよう」というのが正攻法なのです。
 
ここでどれぐらいリスニング重視かという具体的な数値を、英検3級を例に出しちゃいます。
あくまでこれまでの知見をもとに算出した数値ですので、もちろん生徒ごとに少しずつ異なります。
だいたいこんな感じと捉えていただけたらと思います。(また「この点数で勝負できるよね」という合格最低ラインを出しています)
 
英検3級正答率
 
英検2級まではほぼ同じような得点分布になります。
(なお英検準1級と1級に関してはライティングが入ってくること、合格ラインが上がることから少し様相が変わります。)
 
リスニングセクションの正答率が90%以上(少なくとも80%以上)が合格パターンなのです。
 
そのため仮にリスニングが60%とれていると、前述のように「もっと筆記セクションを鍛えないと」と思いがちです。
しかし実は小学生の場合そんなことはなくて、「リスニングセクションについて正答率60%は低い部類」に入るのです。
つまりリスニングの正答率が60%の場合、筆記セクションではなくてまずはリスニングセクションをもっと取れるように学習を進めることが正攻法となるのです。
 
◎なぜ小学生はこのような得点分布になるのか?


「英検の問題の内容」と「小学生の力の伸び方」をよくよく見てみる気がつくのですが、
 
・リスニングセクションで用いられる単語の方が簡単である
・小学生は聞き取る力が最も伸びやすい
 
これが小学生がリスニングセクションを攻める理由です。
 
以前の記事でもご紹介しましたが、文章を理解するプロセスは
 
文字→音→イメージ
 
です。
 
リスニングの場合は音から入るため、「文字→音」のプロセスが必要なく、そのため音を聞き取る力がある小学生にとってはリスニングの方が圧倒的に理解しやすいのです。
 
頭の中の動きLR
 
そして筆記セクションで出てくる単語は小学生にとっては日本語でもまだ知らないような単語が用いられることがある一方で、リスニングセクションでは比較的わかりやすい単語が用いられています。
 
またその文章の複雑さもリスニングセクションの方が平易です。
 
だから聞き取ることができれば簡単なのです。
 
そして小学生の場合、耳がとてもいい。音を聞き取る力を伸ばしやすいのです。
 
ここを間違えて英語学習において「音」をおざなりにしてしまうと成長もかなりにぶくなってしまうのです。
そのため必ず音を大切にすることが鍵になります。
特に英語は音で意味を紡ぐ言語ですからね。(日本語の漢字のように文字自体に意味が含まれるわけではないので。)
 
ということで、強化ポイントはリスニングです。
徹底的にリスニング。
ここを間違えると、小学生にとってはかなり厳しい戦いとなるのです。
 
せっかく耳がいいんだから、リスニング力をしっかり鍛えましょうということです。
そして知能レベルに合った単語から学んでいきましょうということです。
 
◎英検2級のリスニングを、約1ヶ月半で12点から30点満点まで引き上げた小学4年生Sくんの事例


「次の10月の英検でなんとか2級を目指したい。」
 
このようなお電話をいただき、見させていただけることになったシャイだけどタフな小学4年生のSくん。
リスニングでの正答率をまずは90%まで持っていきましょうと保護者様とお話をさせていただき、7月から一緒に頑張りはじめました。
 
最初に今どれぐらいできるのか、実際の2級の過去問をやってみてもらったところ、リスニングの得点は12点(30点満点)、正答率は40%。
英検準2級をなんとか受かったという状況でしたので、あまり高得点は取ることができないだろうと思っていたところ、予想通りの正答率。
でもこれは伸ばしがいがあるなと思い、状況をより詳しく分析した上で早速レッスンを始めます。
 
その3週間後、あまりの出来なさに悔しさのあまり泣いてしまったとお母様よりお電話をいただきました。またリスニングセクションで11点と自己最低点を取ってしまいました。
 
しかしここですごいのがSくん。そして励まし続けた厳しいけど優しいお母様。
これをバネに今まで以上に頑張って取り組み、初回のレッスンから約1ヶ月半後の8月26日、ついにリスニングセクションで30点満点を取ったとのご報告をお母様よりお電話いただきました。
(ちなみにレッスンの時間をより有意義に使うため過去問の演習は自宅でやってもらうことがほとんどです。)
 
これはちょっとした一例ですが、他の生徒を見ていても聞き取る力はやはりどんどん伸びていきます。
 
◎英検にとどまらずリスニングは英語力を伸ばすベースとなる


外国人との会話をすることを考えてみると、「まず相手の言っていることをしっかりと聞き取ることができないと会話にならない」ですよね。
 
発音を学ぶ際にも、まずはお手本を正確に聞き取り、自分でも発音をしてみる。
英語圏の大学で英語による講義を受けることを考えてみてもやはりリスニング。
テレビドラマや映画を英語のまま視聴し楽しむ場合もリスニング。
そして文章を読むプロセスを見てみても、結果的には頭の中で音に変換し、それをイメージ化しているのでリスニングの力がベースとなっています。
 
リスニングの力がついてくると、英語のみのレッスンも可能となってきます。
また英語にふれる量を圧倒的に増やすことができるため、「こういう時はこういうんだな」という表現のストックが増えていきます。
 
英検にとどまらず、聞いてわかるというリスニングの力は英語力を高めるための土台となるのです。