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「やりたいことをやる!」楽しさを軸に努力することが主体性を育む

 

「自分で考えて行動する子になってほしい」と願う保護者の方は多いと思います。しかし、実際にどうすれば子どもの自主性を育てることができるのでしょうか?そこで今回は、好きなことを軸に様々な挑戦をしている中学1年生の浦田さくらさんと、そのお母様にお話をお伺いしました。

 

 

中学生からESL clubへ。「やらされるのではなく、先生と協力するから楽しい」

—さくらさんが英語を学び始めたのはいつからでしょう?

お母様)小学校2年生のときに、インターのアフタースクールに通わせたのが最初ですね。私が仕事で忙しくて相手ができないときに楽しく過ごせる方法を探していたのですが、アフタースクールなら色々な人と英語でコミュニケーションする能力が養われるだろうと思って勧めました。

 

当時、娘は人見知りなところがあったので、明るくてオープンな海外の人と触れ合うことで良い影響を受けてほしいという期待もありました。様々な出会いがあった方が、今後の人生がより豊かになるでしょうし。といっても、当時はあまり深く考えずに通わせていました。本人が楽しそうにしていたので、続けていたという感じです。

 

—お子さん本人が楽しんでいるというのは大事ですよね。ESL clubにはどういう経緯で?

お母様)娘は中学では部活に入らなかったので、「何かやりたいことある?」と聞いてみたんです。すると「英語をもっとやりたい」との答え。小学校のときのアフタースクールで「英語が楽しい!」と思って英語が好きになったので、「塾も楽しめるところを」と思って探したのですが、なかなか良い場が見つかりませんでした。

 

受験のために机に向かってガリガリと勉強する雰囲気のところばかりで、楽しむことはあまり重視されていないようでした。そんなときESL clubを見つけて、体験授業を受けてみたら、授業後に「先生が面白かった!」と娘がとても楽しそうにしていたので、こちらに決めたんです。

 

—体験授業は楽しかったですか?

さくらさん)すごく楽しかったです。他の塾の体験授業は正直に言うと、静かで暗い印象しかなくて。ESL clubはまったく違くて。体験授業のときは、日本語と英語でタピオカの話をして盛り上がりました。先生との会話はいつも面白くて、この前なんか、空き時間に「プリキュアと仮面ライダーどちらが高視聴率?」について話したんです。

 

—なかなか独特の話題で盛り上がっていますね(笑)。

お母様)楽しみながら英語が勉強できているので、娘に合っているのかな、と。ESL clubに入ってから自分の苦手分野に気づくなど「勉強」としての成果も出ていて、入って良かったと思います。今は苦手なライティングを克服するため、書いて、添削してもらって、また書いてという練習を繰り返し頑張っているようです。

 

 

—さくらさんは、ESL clubを辞めたいなと思ったことはないですか?

さくらさん)ないです!

 

お母様)嫌だと思ったら行かない子なので、本当にないと思いますよ(笑)。

 

さくらさん)ESL clubは先生からやらされるんじゃなくて、先生と協力してできるのが楽しいんです。ずっと先生の話を一方的に聞いて、言われることを書いてという授業は退屈だから苦手です。

 

お母様)家では、「ESL clubだったら何コマでも大丈夫!」とよく言っています。

 

子どもは親の所有物ではない。子どもを尊重すれば、子どもは自主性を持つようになる

—さくらさんは、先生たちと非常に良い関係を築いているんですね。

お母様)ESL clubで出会うバイリンガルの先生たちは、娘にとって「英語ができるとこんな人になれる」という良いモデルになっていると思います。中学生といったら、そろそろ将来のことを考え始める時期ですよね。先生と色々な話をするなかで自分には何が向いているのか、何が好きなのかを掴んでいってくれれば良いなと思っています。娘は早速、影響を受けているんですよ。

 

—え!もう?どんなことでしょう?

さくらさん)私の将来の夢は「英語の先生」なんです。いつも教えてくれる先生が楽しそうなので、私もなりたいと思うようになりました。

 

—へえ〜!素敵ですね。お母さまも賛成しているのですか?

お母様)もちろんです。進路って、人との出会いで決まったりしますよね。娘はESL clubの先生に影響を受け、上の息子は看護師として働く私の影響で看護学校に進みました。自分なりに進路を決めていくのが大事だと思うので、どんな選択だったとしても、子どもたちが自分らしく成長していくことを応援していきたいと思っています。

 

 

—浦田さんはお子さんの意思をとても尊重していらっしゃるんですね。

お母様)はい、あまり親の意見を押し付けないように意識しています。「これをやりなさい」と言いたくなる気持ちも非常によく分かるのですが、子どもは親の所有物ではありません。なので、提案はしますけれど、決定は本人に任せています。

 

そうすると、子どもに対して「怒る」ということがかなり少なくなるんです。私はよく「どうして浦田さんは子どもにあまり怒らないの?」と聞かれるのですが、それは子どもを自分の思うようにしたいという欲があまり無いからだと思います。

 

例えば、塾の時間なのに子どもが何も用意していないというときに、「何でやってないの!」と怒りたくなる人もいると思います。ですが私は「ああ、行きたくないんだな」と受け取って、その理由を聞くだけです。本当に行きたくないなら、塾をやめて全然問題無いと思っているので。押し付ける気持ちが無ければ、イライラしなくて済むんです。

 

人は人、うちはうち。本人の自主性に任せたい

—子どもに自分の考えを押し付けないというのは、とても大事なことですね。

お母様)今でこそこんな風に言っていますが、昔は私も自分の理想を娘に押し付けてしまったことがあります。それがバレエですね。私が小さい頃にクラシックバレエを習っていた経験から、バレエを習うと姿勢やスタイルが良くなりそうだという考えのもと、娘にも3歳から始めさせたんです。最初は好きも嫌いもそんなに感じていなかったようですが、小学校高学年になったときに「やめたい」と自分から言い出したんです。

 

そのとき実は、「もうちょっと続けてほしい」という思いが一瞬よぎりました。しかしここで私が強制的に続けさせてしまうと、今後何かしらの困難に直面したときに、「お母さんが言ったから」と逃げて自分の力で壁を超えられない子になってしまうと思ったんです。自分で決めて自分でやれる子になってほしかったので、娘には先生と相談して決めるように言って、口出ししないように努めました。結局、10年は続けることをバレエの先生と話して納得したみたいです。この経験があってから、「本人の自主性に任せよう」とより強く意識するようになりました。

 

—お子さんの自主性って本当に大事ですよね。ただ、周りのお母さんたちの話を聞いて、うちはこれでいいのかな?と焦ったり不安を感じたりしてしまうことはありませんか?

お母様)ほとんど無いですね。母親同士で集まると子育てや受験の話になりますが、それを否定もしないし、流されもしません。人は人、うちはうちです。「流行っているから」「〇〇ちゃんがやっているから」という理由も参考にはしますが、一番大事にしているのは娘の気持ちです。そういう風に育ててきたためなのか、娘は自分の考えを曲げず、人に流されず、迷わない、とてもしっかりした子に成長していると感じます。

 

—自主性がきちんと育っているんですね。

お母様)でも、たまに面倒臭いところもあります(笑)。洋服や小物一つとっても、変なところにこだわるんですよ。例えば、学校で着るジャージって、子どもはどんどん成長していくので、親としては多少大きめのサイズを買いたいじゃないですか。でも、娘はピタッとしたシルエットが好きみたいで、入学時の自分にちょうど良いサイズを選ぶんですよ。同級生はみんなダブっとしているのに、1人だけ違うのも気にならないみたいなんですね。どんどんピチピチになっていくジャージを3年間着続けていましたよ(笑)。

 

さくらさん)お弁当箱もね!

 

お母様)そう、お弁当箱を買うときも気に入ったものが見つかるまで、何軒でもお店まわりをするんです。息子はキキララのお弁当箱でも文句一つ言わないのに、何でこの子はこんなにこだわるんだと(笑)。

 

さくらさん)自分でもめんどくさいと思うくらい探し回りました。

 

—妥協しませんね(笑)。

お母様)まあ、一度気に入ればずっと大切に使い続けてくれるので良いかなとも思いますが、面倒臭いです(笑)。

 

「楽しい」を軸にして、桜のように愛される人に成長してほしい

—今後、お子さんにはどういう風に成長してほしいですか?

さくらさん)「さくら」でしょ?

 

母)ああ、そうですね。この子に「さくら」という名前をつけたのは、桜のように魅力いっぱいで多くの人に愛される子になってほしいからなんです。色々な体験をして、色々なものを見て、失敗したり、成功したりしながら、明るく笑って過ごしてくれれば、親としては一番嬉しいです。

 

—さくらさんはいかがですか?

さくらさん)楽しく生活していきたいです。

 

お母様)子どもは楽しければ何事も頑張るので、今はこのまま楽しさ重視で良いかなと思っています。大人になったら、楽しくなくても頑張らないといけない時が出てきますからね(笑)。親が楽しそうにしていれば子どもに「仕事=辛い、大変」というイメージがつかないと思うので、仕事の楽しさもなるべく伝えるようにしています。

 

 

—「楽しい」という軸で一貫しているのですね

お母様)主人も息子も含めてみんな「やりたいことをやる!」という家族なんです。ただ、やりたいことをやるためには「やらなければいけないこと」があるので、そこは子どもたちにもしっかりと伝えるようにしています。ESL clubでも先生と楽しくお話しするだけではなくて、英検合格をきちんと目標に据えています。これからも楽しみながら、コツコツ勉強していってほしいですね。来年の夏に留学したいらしいので、英語はもっと磨いていかないと!

 

さくらさん)マルタ島に行きたいんです。YouTubeで調べたらとても楽しそうで、部屋も可愛かったし、素敵だなと思って。

 

お母様)住む部屋や学校のレイアウトなども、留学先を選ぶ基準の一つになっているらしいんです。インテリアが好きだから自宅の建て替えをしたときも、自室の壁紙の色を「この面は紫、あの面はピンク」と決めていました。自分の部屋だけでなく、「お兄ちゃんの部屋は緑と黄色のストライプ、ママの部屋は水色!」と決めるので、すっかり落ち着かない部屋になってしまいました(笑)。

 

好きなことがはっきりしていて主張も強いの、で海外でも上手くやっていけるんじゃないかと思います。海外の高校にも興味があるようなので、本人と相談しながらベストな道を探していきたいですね

 

—どんな風に成長していくか本当に楽しみですね!浦田さん、さくらさん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

 

(聞き手、執筆:佐野 友美)