「英検Lovers」が語る(前編)ーESL clubスタッフの英検との出会いと、英検を英語力に結びつけた方法とは?ー

「英語を自由に使いこなし、世界でも活躍できる人になる」その夢をかなえる場所が、ESL clubです

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実践的な英語力としての4技能を高める英語学習ツールとして英検を活用しているESL club。日頃、英検を指標にしたカリキュラムや指導を実践するESL clubのスタッフたちも、学生時代から、英検を活用、愛用してきました。

彼ら自身、英検とどのように出会い、どう向き合ってきたのでしょうか? また、英検に取り組むことによって、何を得られたのでしょうか?

今回、英検を愛する「英検Lovers」として、ESL club事業責任者の岡山太、オンライン校スクールマネージャーの梶玲菜、講師の白佳奈が登場、自らの英検との関わりを語ります。

英検を使った英語学習に興味のある方に、必見のトークです。

長期留学なし、独学のみで英検1級に

<岡山太プロフィール>

英語を教えない英語塾「ESL club」事業責任者 兼 個別指導No.1明光義塾英語教科責任者。大学院生時代にJAXAにて高校生向け教育プログラム「きみっしょん」のリーダーを経験したことから、「教育を変えたい」と考え教育業界へ。長期留学経験なし、国内独学で英検1級・TOEFL iBT 100点を達成。自身の英語学習経験を生かし、ESL clubのオリジナルカリキュラムを構築。二児の父。

岡山)自分の英検との出会いは、中3での英検3級取得ですね。高校受験で有利になるというので、とりあえず特に勉強もせずに臨み、1次試験に合格しました。

2次試験の面接は、Pardon?は2、3回使った気がしますね。聞き直してもわからなかったけど、適当に答えて受かったという(笑)。

しばらくブランクがあって、大学時代はTOEICを勉強していました。

再び英検を始めたのは、ESL clubの立ち上げに参画する前、英検が重要と感じて、まず英検準1級に向けて勉強して受かりましたね。

ESL clubのカリキュラムを作りながら、自分でも英検を使って学習していって、1級に挑戦して受かったという流れです。私は全部独学です。

留学は、短期の2ヶ月位ですね。2ヶ月では英検1級には受かりませんので、帰ってきてからシャドーイング、音読や多読とか、ESL clubでやっているような内容を自分なりに実践して、結果1級にも受かりました。

単語帳は『出る順パス単』『究極の英単語 SVL』など使って、あとは英文が付いている『文単』。文単は繰り返し4周くらいやってボロボロになりましたね。

後はライテイングのエッセイを書いてみて自分で添削し、英語で独り言を言ったり、面接練習したり。

岡山)スピーキングにはオンライン英会話とか若干使いましたけど、あんまり伸びないなと思って…。

よく出題されるようなトピックがありますよね、例えば「世界はどうしたら平和になると思いますか?」とか。

あるトピックに対して自分の意見を考えて、英語で話してみて、うまく言えなかったなと思ったら、もう1回調べて見直したりをどんどん繰り返して、だんだん流ちょうに話せるようになっていった感じですね。

あと多読と多聴を並行してやっていましたね。英検準1級のレベルでは、結構洋書が読めるようになるんです。

電子書籍を読めるKindleを使って小説や、好きな心理学とか教育学などの洋書を読んだり、あとPodcastでBBCニュースや海外のラジオを、歩きながらずっと聞いたりしていました。

英検とリアルな英語、両方のレベルアップがモチベーションに

岡山)英検をやって良かったことの一つに、覚えた単語が増えてくるじゃないですか。すると今まで全く読めなかった本が読めるようになって、「なんか読めるぞ!」って。

シャドーイングするとリスニング力も上がってくるので。英語のラジオが全然聞こえなかったのがだんだん聞こえるようになったりとか。

多読や多聴で出会うリアルな英語で、「聞き取りができるようになる」「自由に読めるようになる」という階段を上っている感覚を得られるようになりました。私にとっては、それが結構モチベーションになりましたね。

「英検合格のレベルアップ」と、「リアルな英語での上達の感覚」、その両輪が回って行ったり来たりするのも、やる気になりました。

あとは、受検申し込むと落ちたくないので、受かりたくなりますよね。それも結構大事なモチベーションです。

申し込んだ後はおのずと勉強するから、落ちてもいいからいったん申し込むっていうのは大事。

私も1回は1級落ちてますからね。1点か2点足りずに落ちて、でも次で受かりました。

小4で英検と出会い、どんどん級が上がる喜びを知る

<梶玲菜プロフィール>

ESL clubオンライン校 スクールマネージャー。高1で英検準1級取得。 高校・大学で留学を経験、社会人ではフルブライト奨学金制度などで留学。豊富な海外経験を活かして教室の業務・運営に当たっている。

)私が英検に出会ったのは小4です。合格したのは、小4で5級、小5で4級、小6で3級、中1で準2,中2で2級,高1で準1級です。

岡山)まるでミス英検!!

)さっき岡山さんが「まず申し込む」と言いましたが、その通りで、私全部の級を2回目で合格してるんですよ。

受けた級全部、1回目は不合格になっているんです。4級とか5級は1点足りなくて落ちていて、塾の先生に「いつも1点足りないね」って言われて…。

親との約束が2回目で受かるっていうのがあったので、1回目は練習みたいな気持ちでも、2回目は超プレッシャーで絶対受からなきゃいけないっていうのもあって、全部2回目で合格しています。

私は独学ではなくて、ESL clubのような英検で英語力を上げていくって方針の塾に通っていたんですね。その塾に出会ったのが小4だったのでそれから受けはじめ、中3まで通っていました。

幼稚園から英会話レッスンで歌って踊って楽しく英語に触れるっていうのをやっていて、それはそれで楽しかったんですけど、親から成長を感じられないなら塾を変えると言われまして、英検重視の塾に移ったんですね。

移る前は抵抗がありましたが、英検を受けだしたら、合格する喜び、どんどん級が上がっていく喜び、英会話にはなかった「わかる」実感が得られました。

英検に出会えたことが私は、すごい嬉しかったですね。

英検に小4という早い段階で出会えて良かったなと思っています。ただ、私はあまり家では英語の勉強やってなかったんですよ。

岡山)でも、梶さんは意外にやっている説あるんだよね。

)確かに、車で聴く音楽は英語の歌、中学生のときは海外ドラマにめちゃくちゃハマっていて、『ハイスクール・ミュージカル』は覚えるぐらい見てました。

自分自身スピーキングにこだわりがすごくあって、本は好きではなかったけど、「話せるようになりたい」という気持ちが強かったです。

発音をとにかく極めたくて、出てきた知らない単語を、電子辞書で調べて、耳元でスピード変えて言えるようになるまでひたすら言う練習もしていました。

私の6年生のときの夢は「ネイティブになる」。あと「留学したい」って思い始めたのも、6年生、中1位ですね。

海外旅行に行く機会が多くて、単純に海外は楽しい、向こうに住んでみたい、話したいっていう気持ちが大きかったです。

英検のおかげで留学も難なくクリア!

一番英検の威力を感じたのは、高校1年生でカナダに1年交換留学行ったときです。そのときに聞き取れないことがほぼ無かったんです。

岡山)それは準1級のとき?

)ホストファミリーとの意思疎通も着いた日から問題がなくて、「英検やっててよかった!」と思いました。留学生が行く語学教室のESLも必要ないといわれました。

同じプログラムで行った子たちは週2回位、ESLに行っていたんですけど、私は現地の授業に全部入っていいよと言われ、認めてもらえたと思いましたね。

国語はシェイクスピアを扱ったりしていてさすがに難しかったですが、普通の科目に関しては苦労した感じはなかったです。

ちなみに準1級の受検のとき、2次は満点でした。2次の勉強は要らなかった。準1級の後は、大学受験で必要なTOEFL、SATにシフトしました。

岡山)今思い出すと、自分は大学4年でイギリスに初めて行ったとき、ホストファミリーの家でお皿いっぱいのグリンピースが出てきたんですよ。「これ、もういらない」って英語で言えなくて、全部食べて…。

そしたら翌日も同じお皿いっぱいのグリンピースが出てきて…「こいつ好きなんだな」って思われたんだね(笑)。

当時の自分の会話レベルは3級位、準1級との差は大きいんだよ。

学校の授業と独学をベースに英検をレベルアップ

<白佳奈プロフィール>

ESL club渋谷校講師。大学時代に外国語学部英語学科に所属。長期留学経験なし。国内独学で英検1級・TOEIC 900点超えを達成。

)私はいわゆる英語塾とか学習塾に入ったことはなく、基本独学でした。

私は学校の英語の授業をちゃんと受けてたらペラペラになると思って、しっかり授業を聞いていましたね。

中1のときの英語の先生がすごく発音がよくて素敵で好きになって、そこから英語を頑張って、本格的に目指すなら英検だなと思って。

資格を取る試験とかも好きで、取れたら嬉しいので英検を受け始めました。そういえば中1のときにもしかしたら4級まで取ったかもしれません。早く進みたいっていう気持ちがあったので。

英検の標準的な感じで中学生で3級、高校生で2級まで、大学で準1級、1級みたいな流れでした。

私は準1級でかなり手こずってしまって、準1級は3回目で合格したんです。大学との勉強と英検に特化した勉強って違うので、それで何かつまずいてしまって…。

逆に1級は簡単だったんですよね、私は単語を覚えるのが好きなので。

多分、今までは、英検の勉強の方法やコツをちゃんとまだ会得できてなくて、やりきれてなかった。

一応過去問を何回も解いたりしてたけど、消化するとか、イメージするところまで多分いってなかったと思います。それが一級のときは完璧にできて、合格できたんだと思います。

学校の勉強以外では、過去問ですね。3級のときから2次がありますが、どうやって勉強するのか分からないままとりあえず過去問を見て、受けに行って話した感じでした。他の級でも、英検の過去問は何周もしていました。

高校でも私は先生をすごく尊敬するタイプの学生だったので、まず授業を大事にして、英語の先生を捕まえて「教えてください!」と頼んだりしました。

単語にフォーカスして、英検1級を突破!

)準1級から1級は、1年位はかかったと思うんですけど、単語はずっと積み上げてて、もう絶対受かりたいなと思ったときから、半年位で集中して勉強しました。

準1級で苦労して勉強した分、1級では余裕を持って合格できました。

私は単語は『出る単パス単』だけでは物足りなくて『英検1級100時間大特訓』を使いました。

岡山)植田一三先生の厚いのだよね、覚えづらくなかった?

)それを全部覚えました。ただ単に受かりたかったから頑張ったんですよね。

結構帰国子女の方とかって、文脈で読める力があって、リスニングはほぼ満点とか、

そういう感じだと思うんですけど、私はリスニングが逆に弱かったので、だったらもう単語で取るしかないという考えになりました。

リーディングでも結局単語で詰まってたりしたので、徹底的に全部インプットするしかないなって結論になったんですよね。

自分の中の強みを「単語を覚える」というところに、フォーカスしたんです。

前述の単語帳のほか、『ニューヨークタイムズ』に出てくる、わからない単語をひたすら読んで覚えるっていうのをしていました。

梶さんと同じで「話す」ということにもこだわりがあって、準1級の準備をしていたときに、たくさんインプットしていたら、アウトプットの練習をしてたときに「私、しゃべれる」っていう手ごたえがありました。

もし英検の勉強がなかったら、その感覚は味わえませんでしたね。

私は大学生の時に1ヶ月だけ留学してたんですけど、意外と話せるんだなと思ったり、あとはまだまだというのももちろん感じました。

それでも、自分で言いたいことを話す、聞いたことに応じて答えられるっていう瞬間に出会ったときは、本当に英検をやっててよかったな、って思いました。

英検を受け始めたきっかけや勉強方法は3人それぞれですが、英検の学習を通して得たものは非常に大きかったといえますね。

英検メリットを実際の体験から実感し、英語力アップの有益なツールとしての確信を得た上で、ESL clubの現場で活かしています。

「英検Lovers」3人の話は尽きず、さらに話が膨らみます。

「英検を勉強すれば、話せるようになるのか」などのテーマについて語る後編もぜひご覧ください。後編はコチラ

(取材・執筆:島川渚)

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