インターナショナルスクールでよくある後悔8選!対策方法や体験談も紹介

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こんにちは、英語を教えない英語塾『ESL club』です。

子どもの英語力を養うためにインターナショナルスクールへ通わせたいと考えているものの、「入学してから後悔したらどうしよう」と不安に思う方も多いでしょう。

インターナショナルスクールは日本の一般的な学校とは異なる点がたくさんあります。

保護者自身がインターナショナルスクールに通った経験がないと、
「うちの子は英語の授業についていけるかな」
「英語力が期待通りに伸びるのかな」
といった疑問が湧くのも自然なことです。

子育ては後戻りができないからこそ、子どもにあった学校に通わせられるよう慎重に判断することが大切です。

今回は、インターナショナルスクール入学後に後悔しやすいポイントを8つ解説します。
後悔しないための対策方法や、子どもにインターナショナルスクールがあっているか判断するためのポイント、実際にインターナショナルスクールに通った人の体験談なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

インターナショナルスクールでよくある後悔8選

子どもをインターナショナルスクールに入学させた保護者が、抱えることの多い悩みは次の8つです。

  • 保護者の英語力が不十分だった
  • 想像以上にお金がかかった
  • 入学後に英語が苦手になった
  • 日本語の発音や読み書き能力が育たなかった
  • 学習内容は先生の質に左右される
  • 日本の一般常識や社会性が不足している
  • 留年する可能性がある
  • 高校卒業後の進学先が限られている

それぞれ解説していきます。

保護者の英語力が不十分だった

インターナショナルスクールでは、子どもだけでなく保護者も英語を話す機会が多いことが特徴です。

インターナショナルスクールは本来、帰国子女や外国籍の子ども向けの学校です。
先生や保護者の多くを英語話者が占めているため、スムーズにコミュニケーションを取れるような英語力が求められます。

また、子どもは算数や理科などの科目も英語で学習しています。
「宿題について英語で質問されたけど、上手く教えられない」と悩む可能性もあるでしょう。

そうした理由から、インターナショナルスクールで子どもに英語力を身につけさせるには、保護者にも高い英語力が求められます。

想像以上にお金がかかった

インターナショナルスクールの授業料の目安は1年で200〜250万円ほどです。

授業料にプラスして施設使用料や教材費なども必要で、学費が合計で年300万円以上になる可能性もあります。一般的な私立の学費は100〜160万円が相場であるため、かなり高額だと言えるでしょう。

一般的な水準を大きく超える教育費がかかるため、収入によっては生活が苦しくなったり、奨学金を借りる必要があったりするケースも考えられます。

入学後に英語が苦手になった

日本の一般的な小学校では、家庭や保育施設などで習った日本語を使って話します。
同じように、インターナショナルスクールでは英語を1から習う機会を設けないまま、すべてのやり取りが英語で行われます

そうしたオールイングリッシュの環境に身を置いたことのない子にとっては、
「英語が得意だったはずなのにぜんぜんついていけない」
といった挫折を感じるきっかけになってしまうこともあります。

日常会話だけでなく授業も英語で行われるため、他の科目も含めて勉強が苦手になってしまうリスクもあるでしょう。

日本語の発音や読み書き能力が育たなかった

インターナショナルスクールでは、日本の一般校のように漢字や日本語文法を習う機会が少なくなっています。そのため、日本語と英語が混じった言葉は話せても、正しい文法や豊富な語彙にもとづいた日本語が話せないまま育ってしまうかもしれません。

英語も日本語もできるバイリンガルへと育てるためには、自宅や学習塾などでしっかり日本語も学習させる必要があります。

学習内容は先生の質に左右される

インターナショナルスクールでは、海外の学校と同じように授業内容や試験範囲・難易度などが先生の裁量に委ねられる傾向にあります。

実績豊富で優秀な先生であれば、期待通り英語力を高められる可能性が高いでしょう。
一方で、「日本に住んでみたい」と教員経験のない状態で数年だけ勤める先生もいるようです。
経験が不十分な先生にあたってしまうと、せっかくインターナショナルスクールに入学しても、英語力を期待通り育めないこともあります。

結果的に、英語も日本語も年相応のレベルに達していない「ダブルリミテッド」になる可能性があります。

日本の一般常識や社会性が不足している

インターナショナルスクールは、海外の学校文化がそのまま取り入れられています。
掃除当番がなかったり、授業中に飲食や無断での離席が許されていたりすることも珍しくありません。

また、カリキュラムは文科省の学習指導要領にのっとっていないため、一般校出身者と知識にギャップが生じる可能性もあります。

そのため、卒業後や転入先で「常識や社会性に欠けている」と感じられてしまう可能性があります。

留年する可能性がある

インターナショナルスクールは、法律上でも日本の義務教育校と異なる扱いがされています。
そのため、学力に応じて飛び級をしたり、留年したりと一般校では見られないルールが適用されることがあります。

しかし、卒業までの年数が変わることはまれです。
多くのインターナショナルスクールでは、個々に合わせた学びを提供することを目的に、教科単位での飛び級や留年が実施されています

ただし、海外のインターナショナルスクールに通う場合は、日本で通っていた学校よりも一学年下の等級になることもあるため注意が必要です。

高校卒業後の進学先が限られている

インターナショナルスクールを12th Grade(高校3年生)まで修了しても、高校卒業資格は得られません。
そのため、日本国内の大学に進学する場合は、インターナショナルスクールでの学歴を認定してくれる学校を選ぶ必要があります

インターナショナルスクール出身者を受け入れる大学は、ICUや上智大学などが有名です。
また、海外大学への留学であれば、基本的にそのままスムーズに進学できます

海外留学する予定がない場合をのぞいて、「入学したい大学の受験資格がなかった」と後悔する可能性があるため注意が必要です。

後悔しないよう入学前にできること

インターナショナルスクール入学前に対策することで、後悔を最小限に抑えることができます。

具体的な方法は以下の4つです。

  • 体験入学を利用する
  • 子どもと一緒に英語を学ぶ
  • 先生の経歴や在職年数を確認する
  • 世帯収入と学費のバランスを見る

順番に紹介します。

体験入学を利用する

インターナショナルスクールは、入学希望者向けのイベントを実施している学校がたくさんあります。
イベントは、入学希望者向けの体験入学や、短期集中で英語を身につけるサマーキャンプなどが代表的です。

そうした機会を利用して、子どもに校風や英語でのコミュニケーションを体感してもらいましょう。
子どもが楽しんで取り組めそうであれば、入学を検討してみてください。

子どもと一緒に英語を学ぶ

入学前から子どもと一緒に、英語でのコミュニケーションに慣れていきましょう。

入学前の子どもの英語学習は、英語塾や英会話教室のように、日本人向けのオールイングリッシュの英語学習施設に通わせる方法がおすすめです。

さらに、自宅でも英語の絵本や動画などで、英語に触れる機会を増やしてあげてください。
子どもの自宅学習に付き添うために保護者も英語をしっかり学ぶことで、入学後の学校とのやり取りもスムーズに行えるようになります。

先生の経歴や在職年数を確認する

英語教育の質を見極めるには、在籍している先生の経歴を確認しましょう。

本国から優秀な先生をたくさん引き抜いている学校や、長く務めている先生が多い学校であれば、高品質な英語教育を受けられる可能性が高くなります。

しかし、先生の経歴は個人情報を多く含むため、ホームページやパンフレットで紹介されるケースは珍しいでしょう。
そのため、気になるインターナショナルスクールの学校見学や入学説明会に足を運んで、直接質問してみてください

世帯収入と学費のバランスを見る

金銭面で後悔しないためには、インターナショナルスクールの高額な学費が自分たち家族のライフプランに適しているのかを確認しましょう。

「公益財団法人生命保険文化センター」の調査によると、世帯年収のうち教育費にかかる割合は平均15%ほどです。現在や将来の収入を予想しながらライフイベント表やバランスシートを作成して、インターナショナルスクールの学費が家計にあうかチェックしてみてください。

出典:教育費が家計に与える影響は?|生活基盤の安定を図る生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター

我が子にインターナショナルスクールが適しているか見極めるポイント

そもそもインターナショナルスクールは帰国子女や外国籍の子ども向けの学校で、日本語話者の子ども向けの教育が行われるわけではありません。そのため、日本生まれ・日本育ちの子どもを通わせたい保護者は、まず我が子にインターナショナルスクールが向いているかしっかり検討することが大切です。

子どもに適しているのはインターナショナルスクールか一般校かを見極めるポイントは、以下の3つです。

  • 英語以外に強い興味関心を持っているか
  • 将来的に海外赴任や移住の可能性があるか
  • 志望校までの通学時間

それぞれ解説していきます。

英語以外に強い興味関心を持っているか

子どもにはスポーツや芸術など、英語よりも夢中になれるものがあるかもしれません
その場合は、高い学費をかけてインターナショナルスクールに通うよりも、子どもが興味のある習い事をさせてあげたほうが本人のためになるケースもあります。

子どもの教育費をどんな割合で使うか優先順位をつけるためにも、子どもとしっかりコミュニケーションを取ることが大切です。
本人が何に興味があるかしっかり見極めて、夢や特技を活かせる進路を選びましょう。

将来的に海外赴任や移住の可能性があるか

インターナショナルスクールが適しているケースは、保護者が勤務先の海外支店への転勤が決まっていたり、近い将来海外に移住する計画を立てていたりする場合です。

渡航前からインターナショナルスクールで海外文化に馴染んでおくことで、海外の学校にもスムーズに馴染めるかもしれません。
英語力も事前に身につけられるので、安心して海外に移住できます。

志望校までの通学時間

インターナショナルスクールが徒歩圏内にあれば、問題なく通学できるでしょう。
しかし、自宅からの距離があまりにも遠い場合、子どもにとって心身ともに負担になってしまいます。

希望する学校までの通学時間が長い場合は、近所の一般校に通いながら、オンラインで英会話教室や英語塾を受講するのがおすすめです。
先生や他の子どもと英語でやり取りできる学習施設もあるので、自宅にいながらオールイングリッシュでのコミュニケーションを体感できます。

インターナショナルスクールの体験談

経験

インターナショナルスクールの実情を知るには、実際に通った経験がある人の声が参考になるでしょう。

ここでは、ESL clubの生徒や講師から集めた、国内と海外のインターナショナルスクールでの体験談をそれぞれ紹介します。

【国内インター】英語が好きになれず小学3年生で一般校に転入

インターナショナルスクールに入学した和田晃太朗くんは、学校生活を通して英語力を高めることはできました。

しかし、
「英語はあまり好きじゃない」
「集中力が切れてしまう」
となって、3年生の途中で一般の小学校に転入したそうです。

一般校への転入後は、英語に触れない期間が半年ほど続きました。
それによって英語力が大幅に落ちてしまい、再び英語力を身につけるための勉強には苦労したようです。

関連記事:プリスクール卒園後に下がった英語力を大きく伸ばし小学生で英検2級に合格!

【海外インター】英語を感覚的に学ぶため文法が身につきづらい

高校時代を韓国のインターナショナルスクールで過ごした道上雅大さんは、日本の英語教育の違いを体感しました。

インターナショナルスクールは英語話者を対象としているので、母国語のように感覚的に学んでいきます。
そのため、文法よりもリーディングやライティングなどの実践的な思考力を養う授業や課題が多かったそうです。

そうしたインターナショナルスクールでの経験を通して
「バイリンガルとして日本語と両立するには、文法のような理論的な知識の自己学習が必要だ」
と実感し、自主的に学んでいきました。

関連記事:【対談】授業、宿題、テスト…日本と海外の高校はどこが違う?バイリンガル講師が比べてみた 

まとめ

帰国子女や外国籍の子どもが通うインターナショナルスクールは、英語力を伸ばす効果を期待できます。

一方で、周囲との英語力の差を感じて挫折してしまったり、多額な学費が必要になったりと、「インターナショナルスクールに通わせなければよかった」と感じる要因も多いため、入学するかどうか慎重に判断することが大切です。

インターナショナルスクールスクール以外にも英語力を高められる学習施設はたくさんあります。たとえば、英語の学習環境が整備されているプリスクールや幼稚園に通わせたり、ネイティブスピーカーと触れ合う機会をつくって英語に馴染んだりすることで、英語を学習できます。選択肢を広げながら、子どもにぴったりの方法を選んであげてください。

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