楽しく読み進められる!多読に最適な”Graded Readers”

「読める本(英文)のレベルはだいたいわかっているけれど、読み進める本が決まらない…」

「今読んでいる本、そろそろ読み終わるけれど次の本どうしよう…」

といった悩みをもっている方に最適な、おもしろく英語力も身についていく”Graded Readers”の本をご紹介します。

 

Graded Readersとは?

 

英語を外国語として学習する10代以上の学習者用の本(洋書)で、Oxford University PressやPearsonをはじめとする出版局・出版社から出版されているシリーズ本です。

 

GRの本には、1冊1冊にLexile指数・YLなどの英文レベルが設定されています。

 

また、レベルに応じて段階的に語彙文の複雑さが増していくので、多読用の本として最適なのです。

 

Graded Readersにはどんな本があるの?

 

出版社ごとの代表的なGraded Readers(以下GR)と、それぞれの特色をご紹介します。
シリーズ名をクリックすると、カタログにリンクします。
また、すべてのサイトにレベルチェックができるページがあるので、紹介の最後にリンクを貼っておきます。

 

1. Cambridge English Readers(CER)
(YL: 1.0~6.5 総語数: 500~45000語)

 

シリーズ内の本すべてがオリジナルストーリーのGRとなっています。
中高生向けの内容が多く出ていますが、とても簡単な文構造の英文から読み始められます。

CDつきで、イギリス英語とアメリカ英語のものがあり、Cambridge University Press のサイトで確認できます。

 

レベルチェックは、”Try the online Placement Test”をクリックして、適切なレベルを診断するプレースメントテストを受けてみましょう。

 

2. Macmillan Readers(MMR)
(YL: 0.8~5.0 総語数: 500~39000語)

 

現代作家作品のダイジェストが多いシリーズです。
いちばんの特徴は、GRの中でも一番読みやすいとされていることです。

語彙レベル・総語数が多い本でも、文構造がシンプルなため、読みやすく感じるはずです。

 

Macmillann Readersのサイトでのレベルチェックテストはこちら

 

3. Oxford Bookworms library(OBW)
(YL: 0.8~6.0 総語数: 700~33000語) 

 

古典名作(大人向け作品も含めて)のダイジェストが充実しているのが、最?の特徴です。
巻末には、ストーリーを理解する上で助けとなるキーワードを、やさしい英語で解説した Glossary(語彙集)がついています。

 

各社のLevel 1 を比較するとOxford Bookworms が最も難しいとされています。

 

OBWのレベルチェックはこちら

 

4. Penguin Readers(PGR)
(YL: 0.8~6.5 総語数: 700~35000語)

 

映画のダイジェストものが多いのが、このシリーズの最大の特徴です。

またタイトル数が世界でいちばん多く、代表的な”Graded Readers”とされています。

 

日本語で触れたことのある作品を思い出しながら、もう一度英語で楽しむのも良いのではないでしょうか。

 

PGRのレベルチェックはピアソンのサイトにある、”Penguin Readers”のレベルテストで受けられます。
PDFファイルをダウンロードしてあなたのレベルに最適な本を見つけてみましょう。

 

以上が、”Graded Readers”のなかでも、とても人気のあるシリーズとなっています。

今後、年齢に合わせたシリーズや、おすすめの本もご紹介していきますので、お楽しみに!

この記事を書いた人
岡山 太

「ESL club」事業責任者 兼 「明光義塾」英語教科責任者。
長期留学経験なし、国内独学で英検1級・TOEFL iBT 100点・TOEIC900点を達成。
自身の英語学習経験を生かし、ESL clubのオリジナルカリキュラムを構築。現在は全国の明光義塾の英語指導力強化にも努めている。