ユニークな英語塾として注目度の高い、ESL clubでの講師の働き方とは、どんな感じなのでしょうか?
一般的に英語塾というと、真面目にレッスンをして子供たちに英語を指導していくイメージがあると思います。
ESL clubでは講師の業務以外に、インターンや他のプロジェクトにも関わって就活に生かせると募集告知にありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回、ESL club講師として勤務、就職活動も経験した山田優さん、白佳奈さんにインタビュー、実際に働いている講師たちの雰囲気、業務内容などについて教えていただきました。
ESL club講師の仕事に少しでも興味のある方、ぜひ読んでみてください!
目次
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マネージャーにも意見が言いやすい、自由で雰囲気のいい職場!
山田 優
早稲田大学4年生、専攻はメディア学。ESLクラブで講師および日曜企画(Sunday Funday Program)のメンバーとして活動中。小学生時代のほとんどをアメリカで過ごす。英検1級所持。
―ESL clubで働こうと思った動機は何ですか?
(山田さん) 自分の英語力を生かして子どもたちに何か還元できるものはないか、英語圏で得た体験を子供たちにも伝えることができればと思い、それができる場所がESL clubでした。
(白さん) 私は英検1級を取ったタイミングで、語学力を生かしたアルバイトをしてみたいと思い、塾や英会話教室を探していたところ、ESL clubに出会いました。
白 佳奈(ペクカナ)
ESL club 渋谷校講師兼マーケティング部門インターン担当。大学時代に外国語学部英語学科に所属。長期留学経験なし。国内独学で英検1級・TOEIC 900点越えを達成。
―実際に働いてみて感じたESL clubの雰囲気や良いところは?
(白さん)塾というと、講師みんながスーツを着て、真面目にシーンとした雰囲気でゴリゴリと働くイメージがあったのですが、ESL clubの第一印象は、入った瞬間に明るさや、多様性のようなものを感じました。
服装ひとつとっても自由ですし、髪の色やネイルなどのルールもなく、ESL clubやスクールマネージャーが心がけている自由なコンセプトが見えてきたような気がしました。
非常に自由な職場なのですが、働いているメンバーから学べることが多かったです。講師と生徒の会話の中でも、講師たちが自分の経験を主体的に話していて、私は海外在住歴はないので、そういう話を聞いているだけでとても楽しいと思いました。すごくいい人たちに出会ったな、いい環境だなっていう印象です。
(山田さん) スクールマネージャー、社員、講師、生徒みんながお互いを尊重できており、お互いを容認し合えているフラットな空間がESL clubにあると思いまして、それが一番良いと感じました。
講師の自分も自由に発言できて、教えている中で自分が感じた意見をスクールマネージャーに伝えたら、どんどん取り入れてもらえる職場です。
例えば最近、英検2級を目指して苦戦しているお子さんがいて、レベルアップするためにどんな練習をしたらいいのか、自分が考えたプランをスクールマネージャーに提案してみました。そういった案も真剣に聞いてもらって、実際に実行していける環境です。そういった例はこれまで山ほどあって、講師の仕事にやりがいを持つことができています。
(白さん)私も、ESL clubの社員の方々と、非常に話しやすいと感じました。私の場合は、講師以外に、マーケティングのインターンも担当しています。きっかけは「今インターン先を探しているんです」と話していたら、自然と「うちでやる?」という流れになりました。
事業責任者の方の直属のインターンという形で、ホームページを任せていただいたり、マーケティング担当の方ともいろいろコミュニケーションを取って教えてもらったりと、いろいろと勉強になりました。
ーESL clubで初めて教える立場になる講師もいると思いますが、指導マニュアルはありますか?
(山田さん) 私はESL clubで初めて講師を経験しました。もちろんベースとなる教材やマニュアルはありますが、それをもとにどうやったら子供たちに一番伝わるのか、日々自分で研究してレッスンを行っています。
相手がどこまで理解しているかという理解度を確認してから、階段、ブロックみたいに知識を積み重ねるプロセスの中で、英語にそもそもこういうルールがなぜあるんだろうと問い直してみたり、本当にいい経験になっています。
先日は、自分が担当したお子さんが英検に何人も受かって、本当にうれしいと思いました。
(白さん) 私も教えた生徒が合格したとき、すごくうれしいのですが、生徒さんのほうが案外クールだったりしますね(笑)。
自分にとっては「ディベートコース」を指導したときに、自分の英語力のブラッシュアップにもなったと感じました。ディベートなので、ただ英語を話すだけじゃなくて、ちゃんと論理的に考えつつ自分の意見を英語で言える必要があり、難易度の高いコースです。
生徒自身の英語力も非常に高いですし、生徒からの質問自体が高度なものが多かったので、自分も一緒に調べて学ぶスタンスで努力していました。
また、通常のレッスンの英検対策をしていく中で、こういう表現を使った方がいい、というような知識を掘り起こして伝えられて、自分にとっても再確認する機会にもなり良かったと思います。
(山田さん) 他人に教えることが一番効果的な学びになるともいいますので、それをまさにESL clubで実践できていると思います。
希望制のプロジェクト企画で、貴重なスモールビジネス体験
―ESL clubでレッスン以外に取り組んできたことはありますか?
(白さん)もちろん講師のみで勤務している方もいるのですが、一部の講師たちが自主的に活動しているプロジェクトがあります。
日曜企画(Sunday Funday Program)というプロジェクトです。きっかけは、お客様からのお問い合わせにつなげるための企画をやってみませんか、と事業責任者の方からの一言でオンラインミーティングをしたのが始まりでした。4人のコアメンバーがメインになってプロジェクトをすすめました。
(山田さん)日曜企画(Sunday Funday Program)の目的は大きく3つあります。1つ目は「英語のインプットとアウトプットの両方ができる環境を整える」ことです。インプットに偏りがちな英語学習において、生徒たちが単発で参加できる日曜企画を通じて、アウトプットする機会をつくっていきたいとメンバーと考えました。
2つ目は、「アウトプットの段階で、自らのクリエイティビティを最大限に生かす」ことです。その場で学んだことをすぐにその場でアウトプットしてもらい、、自分の創造性を解放してもらう時間を設けました。
3つ目は、「英語を通して非日常な体験を知ってもらう」ことです。学校の授業や普段のレッスンではできない、子どもたちの新しい体験を増やしたい思いで取り組んでいました。
―最も印象に残った企画イベントは何ですか?
(山田さん)「バリアフリー」をテーマにした企画です。最初にユニバーサルデザインとバリアフリーはどんなものかを英語で説明して、次のワークショップの段階では、それに関するアイデアを自分たちで考えることに挑戦してもらいました。
先にお話した3つの目的を最も達成できたのが、このユニバーサルデザインの回でした。自分としては100%の達成感がありました。
毎回、基本的に何か作ったり、発表などのアウトプットをすることを取り入れていました。子どもたちが作った作品を嬉しそうに親御さんに見せている場面が忘れられません。
(白さん)私は、プロジェクトの準備過程にやりがいを感じました。日曜企画に携わるコアメンバーは4人いたのですが、実際にコンセプトを作ったり、イベントを動かす部分も結果的に4人でやることが多かったです。
コンセプトひとつとっても、ディスカッションを繰り返して決めていった過程が印象深かったです。4人それぞれのバックグラウンドが異なるので、その分アイデアが4倍になり、いいチームワークだったと感じます。何か一つアイデアが出たら、試行錯誤を繰り返しながらそのアイデアを循環させるプロセスがあったので、良かったです。
(山田さん) もし自分のアイデアがよくない方向に進みそうなときは、他のメンバーに突っ込みを入れてもらって軌道修正してもらいました。それによって、より良い企画を作り上げることができました。
社員の方々にも見守っていただきながら、告知や実行段階で協力してもらって、本当に感謝しています。
就職活動の面接で好評だった、ESL clubでの勤務経験
ーESL clubでの勤務経験が、就職活動に役に立った点はありますか?
(白さん)私の人生の中での目標で、社会的な課題を解決したいという思いがありまして、そのためにはスキル的な部分や知識的な部分を学ぶ必要があると思っていました。0から1を作るフェーズに元々興味があり、ESL clubの日曜企画は、実際のビジネスに役立つ経験を、ミニマムではありますが得ることができたのかなと思っています。
また、ESL clubではマーケティングのインターンもいい経験になりました。仮説を立て、それを実際にマーケティングの施策として実行してみるという経験を通して、汎用性があるビジネススキルを学べました。就職先はIT領域で、新規事業の立ち上げに携わる予定です。面接でESL clubでの経験をうまく話せたことが、内定につながりました。
「鶏口牛後」という四字熟語がありますが、ESL clubのような少人数のメンバーで細かくやりとりしながら自分の裁量をもって働いたことが、成長につながったと感じます。自分がどんな知識やスキルを持っているか、実際それをどうやって社会に還元できるかをリアルに感じられたのは大きな収穫でした。
(山田さん)自分はクリエイティブな仕事に携わりたい、組織の立ち上げ段階に関わりたいという思いがあり、ESL clubでのプロジェクトでの体験を交えながら就職活動で話しました。
当たり前のことですが、ほとんどの学生にはビジネス経験がありません。ビジネス経験がないからこそ、学生のときに何を主体的に取り組んでいたかを求められています。学生時代に自分でどのように課題を見つけて、どういった打ち手を考えて、どう実行したのか、という観点から見ることで、入社してからも主体的に動ける人なのかを見ている企業が多いと感じました。
それゆえに「学生時代に力を入れたこと」などは、就活で聞かれる質問の定番ですけど、そういうときにESL clubの日曜企画のような目標を持って主体的にプロジェクトに取り組んだっていう経験は貴重ですね。
どの会社でも面接官の印象も良かったですし、自分はESL clubに巡り合えて運が良かったと思っています。
ESL clubは「自分らしくいられる」「本音を言える」場
ー改めて、ESL clubとは自分にとってどんな場所ですか?
(山田さん)ESL clubは、何か曜日ごとに独自の空間ができているように思います。それは教室にいる生徒と講師がつくり出すもので、その生徒がいるからできあがる空気というのがあるのですが、自分はその雰囲気がすごく好きです。
昔、私は集団にいるのがあんまり得意ではありませんでした。ESL clubではありのままの自分を受け入れてくれる人たちが周りにいる環境なので、自分らしくいることができます。
スクールマネージャーや社員の方々や、子どもたちが自分の本来の姿を引き出してくれたからかもしれないです。ESL clubは自分の本音を出しても大丈夫、むしろそれが求められる環境です。
(白さん)ESL clubでは自分がどれだけまっすぐ子どもに向き合えるかが何よりも大事なことだと思います。自分のナチュラルな部分を見せることで、子どももいい反応を返してくれます。みんなが個性を出すことができて、講師同士のコミュニケーションも増えました。
「自分らしくあること」というのが、ESL clubが居心地がいい場所になったキーポイントかなと私は思っています。
ーESL clubの講師の仕事に興味を持っている方に、一言お願いします。
(山田さん) 子どもたちに英語を通して、新しい経験をしてもらいたい、英語を通して何かもっと大きなことを達成してもらいたい、そういう思いがある方には、ESL clubはこれ以上ない環境です。やりがいを持って取り組める、学生にはもってこいの場所だと思います。
(白さん)ESL clubの講師は、大きく分けると2つタイプがあると思っています。英語力を生かしたいという方と、子供と関わるのが好きという方です。
自分の経験を子どもたちに伝えるのが得意だったり、英語力があって子どもと会話して教えるのが好きという方は、ぜひ、ESL clubで自分の特技や個性を存分に発揮していただきたいなと思います。
もう一つ、プロジェクトやインターンをやってみたい、挑戦してみたい、何か新しいことやってみたいという方も、ESL clubと相性がいいと思います。
今回ご紹介した日曜企画やマーケティングインターンの前例もありますが、そういった枠にとらわれずに、何か提案をすれば、いろいろな形で挑戦させてもらえる環境です。
少しでも教育に興味があって、新しい教育を作りたいと思っている方、現状の日本の英語教育に対して疑問がある方は、ESL clubという場所から、実際に変革を起こすことができると思うので、ぜひぜひ積極的に参画していただきたいと思っています。
ー山田さん、白さん、ありがとうございました!
(取材・執筆 島川渚)
まとめ
いかがでしたか?
ESL club講師の山田さん、白さんの経験を通じて
ESL clubは
・服装も自由な職場環境
・スクールマネージャー、生徒との関係がとてもフラットで意見が言いやすい
・完全希望制のプロジェクト参画で、自分の思いを形にしていける
・希望があればインターンで構想、仮説検証までできる
・企画などに参加した経験が就職活動に生かせる
ということが分かりました。
英語の指導だけでなく、未経験からさまざまなことに挑戦できる、日常では出会えない貴重な環境。
英語教育に少しでも興味をお持ちの方、ぜひESL clubの講師にトライしてみてください!