中学受験について

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中学受験とは

 こんにちは、荻野です。

 さて中学受験についてですが、これには向き不向きがあります。個々人の才能差を無理に努力量で埋めるので、必ずその歪みが生まれてきます。
 塾業界の煽りや、保護者の不安心理、根拠薄弱な公立批判などで都心では中学受験がスタンダードになっていますが、本来的には大学受験の方がずっと楽であり、中学受験に本気で取り組もうとすると多くのものを犠牲にする必要があります。

 では中学受験のメリットは何であるかというと、その個々人に合った校風を選べ、友人に恵まれ充実した学校生活を遅れることだと思います。なので、そうした確信、ここなら子供に合っているだとか、ここなら入れても良いという強い確信がない場合以外、安易にすべきではないと考えています。
 なぜなら、一度「記念受験」で落ちると、「学歴コンプレックス」を抱くようになるからです。これは一生続いてしまう恐れがあるので、学校が勧めるような「チャレンジ校」は、しっかり対策をして受かる確信がある場合のみ受けるべきと考えています。10代のうちにコンプレックスを刻みつけるほど非合理なことはありません。

この記事を書いた人
荻野 智明

駒場東邦中に進学。トップ学生だったが、物理と化学に嫌気がさし、医師である両親と同じ職に就くことにも嫌気がさしたため、私大医学部を蹴って東大に後期で入学。
人間に関わる人文系への興味が根本にあったため、哲学と法学を学ぶ。好きに学問を追求し、中国の占いを2年間独学し、今に至る。

・2006年 駒場東邦入学
・2012年 東京大学文科一類入学
・2018年 国家総合職経済区分合格
・2019年 東京大学法学部卒業

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