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洋書に挑戦!小学生が洋書を選ぶ際に大切にしたい3つの視点

こちらの記事で、フォニックスから学ぶことが、英語の本の世界に入る前には有効であることに触れました。
ESLクラブでもはじめて英語を学ぶ生徒さんにはフォニックスを学びます。
(ESLクラブでのフォニックスの取り組みについてはこちらの記事をご参照ください→「実は有害?フォニックスとの適切な関わり方」
 
フォニックスを学んだ後、読み始める英語の本はどのように選べばいいのでしょうか?
今回の記事ではフォニックス後に挑戦する本の選び方について取り上げます。
 
と、その前に「本が読める」とはどういうことなのかについて明確にしておきます。
ここに本の選び方のヒントが隠されています。
 
普段、日本語で本を読むことを考えてみてください。
 
本を読んでいる時、書かれている文章を、頭の中で声に出して読んでいることに気がつきます。
そしてそれと同時に頭の中にイメージが浮かび、読み進めるとそのイメージがどんどん変化していきます。
 
本を読む
 
頭の中に映画館があって、読んでいる文章が映像となってスクリーンに移り、その映像を見ているかのようですね。
もしくは、その世界で自分が主人公を演じているかのような方もいると思います。
 
つまり、「読める状態」というのは
 
「文字→音→イメージ(映像)」の流れが起きながら頭の中でイメージが流れていく状態
 
です。
これがまず最初に目指す「読める」という状態です。
(この際に日本語を介さないことも重要なポイントです。)
そして文章の内容(単語や言い回し等)のレベルを上げつつ、この各ステップの正確性とスピードを上げていくことを目指します。
 
そのため、小学生でフォニックスを習った後に選ぶ本としては下記の3点があると、スムーズに英語の本を読み進められるようになります。
 
①「文字→音」が正確にできるようになるサポートがあること
②すでに「音→イメージ」ができる単語がなるべく多く含まれていること
③知らない表現(単語・言い回し)が出てきた時に、それが指す内容をイメージするサポートがあること
 
すなわち主に下記の3つの視点で選んでみるといいでしょう。
 
「文章→音」が正確にできるようになるサポートがあること
→音源(CD)があるものを選ぶ
 
フォニックスを学んだばかりの時は、英文を見た時に、各単語の音がなんとなくこれかな?と推測するところまでできます。
このように推測をしたものを、音源を聞くことで確かな音へと変換していきます。
 
読める状態に「文章→音」というステップがありますが、このステップの正確性を上げるために、本を読みはじめたばかりの頃は音源は必須です。
音源としてCD等が無い本の場合は、先生や保護者など第三者が声に出して読んであげることが大切です。
 
すでに「音→イメージ」ができる単語がなるべく多く含まれていること
→用いられる単語の数が限られているものを選ぶ
 
いきなりたくさんの単語で書かれている本は、知らない単語ばかりで内容が全然理解できません。
そこでなるべく知っている単語、つまり単語レベルで「文字→音→イメージ」がすでにできる単語が多く含まれているものを選択します。
 
結果として、はじめは使用される単語の種類が非常に限られているものを選択することになります。
これによって知らなかった単語の意味を、周囲の知っている単語から推測することや、英語の文の形とはどういうものかを学びとっていきます。
 
知らない表現(単語・言い回し)が出てきた時に、それが指す内容をイメージするサポートがあること
→豊富な絵がついていて、単語の意味や文章の内容をある程度推測することができるものを選ぶ
 
限られた単語で書かれていたり、知っている単語の割合が大きくても、やはり知らない単語や表現は出てきます。
その知らない単語や表現に出会った時に、挿絵があるとその単語の意味をつかむ大きなヒントとなり、それらが指している内容をイメージする助けとなります。
 
これにより新たに「単語→音→イメージ」の形成が促されます。
つまり語彙が増えていくのです。

 

これらを満たす本としては、有名どころですが、やはり「Oxford Reading Tree」、通称ORTがおすすめです。
その他、絵本等はたくさんあるかと思いますが、最初に取り組む本としては本当によくできた本です。
 
ESLクラブでも利用していますが、子供たちも楽しみながらどんどん読み進めています。
子どもの吸収力って本当にすごいなとレッスン毎に驚かされています。
 
こちらの記事でORTについて取り上げています。
 


①音源(CD)があるものを選ぶ
②用いられる単語の数が限られているものを選ぶ
③豊富な絵がついていて、単語の意味や文章の内容をある程度推測することができるものを選ぶ
 

 
お子さまと英語での読書に挑戦する際には、上記の3つの視点で本を選んでみてください。
英語の本が読めた!という体験は大きな自信につながることでしょう。