英検2級の合格点・レベル・問題傾向・合格に必要な学習時間などを完全まとめ!

英検2級 二級 レベル 難易度 範囲 難しい

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こんにちは。英語を教えない英語塾『ESL club』です。

「英検2級の受験を検討しているけど、レベルがわからないから不安」
「問題形式のリニューアル後は、英検2級のレベルはどうなるの?」
と悩む方も多いでしょう。

英検2級は準2級と比較しても高度な問題が出題されます。
そのため、2025年度には準2級と2級の中間級「準2級プラス」が新設される予定です。

難易度は高いものの、英検2級の合格に才能は必要ありません。
目標級のレベルと自分のレベルを把握し、ギャップを埋めるために学習しつづければ必ず合格できます。

英検2級の受験を検討しているあなたのために、今日は英検2級の難易度や問題傾向、単語レベルに合格点、更に合格までに必要な学習時間と、余すところなく英検2級のレベルをお伝えします!

【こんな人にオススメです!】

  • 「英検2級を受験しようか悩んでいるけど、レベルがわからないから受かるか不安…」
  • 「英検2級にはどんな問題がでるの?難易度はどれくらい?」
  • 「英検2級に受かるためには、どのくらい勉強しないといけないの?」

関連記事:英検レベル|各級の難易度目安や受験の順番は?英検協会も教えない情報を公開

英検2級のレベル

合格ライン

まずは英検2級のレベル感を、問題の難易度、語彙の難易度、準2級との違いの3つの観点から見ていきましょう。

英検2級のレベルは英検協会によると「高校卒業程度」

英検協会HPには、英検準2級〜2級のレベルは

使える英語で世界へ
 ・大学入試レベル
 ・2級から海外留学
 ・履歴書で評価される

とあります。

その中でも英検2級は

高校卒業程度

とあります。
出典:各級の目安|英検

しかし、「結局、英検2級はどのくらい難しいの?」という疑問が、この情報だけでは拭えないかと思います。

ですのでここからは、ESL club独自の視点で英検2級のレベルを暴いていきます!

英検準2級との違い

英検2級と準2級の主な違いは、文法と扱うトピックの難易度です。

英検2級の文法では、分詞構文や使役動詞(let、make、have、get)などの知識が問われるようになります。
このほか付帯状況のwithも出てくるほか、仮定法や時制もより高度なものが使われるのも英検2級の特徴です。

こうした文法はリーディングの問題文に出てくるほか、ライティングやスピーキングの回答に取り入れることでハイスコアを狙えるでしょう。くわえて、問題で扱うトピックも時事的なものが多くなる点も、英検2級の特徴です。
小中学生のうちに英検2級にチャレンジしようとしている場合、自分で答えを考える必要があるライティングがとくに難しく感じるでしょう。

英検2級に出る単語のレベルは?

英検2級に挑戦する上で、まずチェックしてほしいのが「英検2級レベルの単語がしっかりと身についているかどうか」です。

いくら、リスニングが得意で、リーディングの読解力が高くても、英検2級レベルの単語がわからなければ合格はできません。

そんな英検2級の単語レベルも「高校卒業程度」、語数で言うと約3,800〜5,100語です。

語数で言われてもぴんと来ないかと思いますので、英検2級レベルの単語を10個ほどピックアップしてみました。

・reduce(減らす)
・benefit(利益)
・particular(特定の)
・achieve(達成する)
・reward(報酬)
・extremely(極端に)
・undertake(引き受ける)
・issue(問題点)
・seldom(めったに〜ない)
・ideal(理想的な)

これら全ての単語の意味を知っておく必要はありません。

しかし、もし「ぜんぜん知らない単語ばかりだ!」という状況であれば、英検2級合格に向けて語彙力の強化が必要です。

こちらの「【たった5分でできる英検2級単語テスト】レベル診断と学習アドバイス付き!」でもっと詳しい英検2級単語レベルのチェックができます。テスト結果に応じた学習アドバイスもついています。5分程度でできますので、ぜひやってみてください。

英検2級の合格点は? 

合格ライン

英検2級にチャレンジするにあたって、目標となる合格点を把握することは大切です。

また、TOEICやTOEFL iBTなどの受験経験がある方にとっては、自分の英語力を英検に置き換えるとどの級になるのか気になることもあるでしょう。

ここでは、英検準2級の合格点について詳しく紹介します。

一次試験の合格点

英検協会によると英検2級の合格点は以下の通りです。

【英検2級合格点】
 ・一次試験:1,520点(CSEスコア)
 ・二次試験:460点(CSEスコア)
出典:英検CSEスコアでの合否判定方法について|英検|

「え?CSEスコア?何それ?」

そんな疑問を持った方もいるかと思います。

英検が現在合否を出すために採用している採点方式が「英検CSEスコア」です。
そして、このCSEスコアは、他の受験者の点数などにも応じて変動します。
そのため、CSEスコアを知ったところで結局何点取れば合格なのかわかりません。

そこで、ESL clubでは、過去の受験結果から素点換算でのおおよその合格点を割り出しています。

英検2級一次試験の合格点は55点 / 84点(得点率65%)です。リーディング合計の合格点は20点 / 38点(得点率59%)、ライティング合計の合格点は9点 / 16点(得点率56%)、リスニング合計の合格点は26点 / 30点(得点率86%)が目安になります。

この点数が取れれば、ESL clubでの経験上、まず合格できます。(しかし、合格を必ず保証するものではありません。あくまで目安としてください。)

なお、この点数配分ではリスニングの目標点を高めに設定しています。

もし、「リスニングがどうしても26点取れない!」ということであれば、足りない点数分をリーディングで稼げれば大丈夫です。

厳密に言うと、素点の点数が同じだからと言って、CSEスコアも同じになるわけではありません。
しかし、素点での合格点はCSEスコアの特徴を考慮して、多少余裕のある設定にしているため問題ありません。

この素点での合格点を目標に、英検2級対策を進めていきましょう。

CSEスコアの算出方法については、以下の記事で徹底解説していますので参考にしてください。

関連記事:英検CSEスコアの出し方や判定方法は?自己採点できる素点−CSEスコアグラフを公開 

二次試験・面接の合格点

CSEスコアでの英検2級二次試験の合格点は、460点/650点(得点率70%)です。

質問は全4問で、一次試験と同様に実際の配点は公表されていませんが、「音読」「各質問への回答」「アティチュード(態度や姿勢)」が評価対象となります。

ESL clubが考案した素点での、英検2級二次試験の配点と合格点は次の通りです。

素点での英検準2級面接・二次試験の合格点は、20点 / 33点(得点率61%)です。

一次試験同様、二次試験についても、ESL clubにおける過去の受験結果から合格点を割り出しています。

(繰り返しになりますが、合格を保証するものではありません。あくまで参考程度にしてください。)

TOEICやTOEFLのスコアに換算すると? 

英検2級をTOEICやTOEFL iBTのスコアに換算した場合の目安は、次のとおりです。

【英検2級のレベル目安】

  • TOEIC:約550~600点
  • TOEFL iBT:約61~68点

TOEFL iBTで61~68点あれば、アメリカの4年制大学の出願ラインを満たしています。ただし、平均水準以上の大学を目指したいのであれば70点以上を取得しているのが望ましいでしょう。

一方で、TOEIC550~600点は、国内の就職活動でも基礎英語力をアピールできるレベルです。しかし、実務で英語を使う仕事や外資系企業では、TOEIC600点以上が求められる傾向にあります。

このことから英検2級は、英語4技能のいずれでも基礎力が十分に備わっていて、英語中心の日常生活も問題なく送れるレベルだと言えるでしょう。

英検2級の試験内容

英検2級の問題を、一次試験から順にお伝えします。

一次試験ではリーディング・ライティング・リスニングの3つの技能が評価され、合格基準スコアを満たすと二次試験のスピーキングを受験可能です。

ここからは、技能ごとに実際の問題を見ていきましょう。

【一次試験】リーディング

英検2級リーディングでは

・【大問1】短文の語句空所補充
・【大問2】長文の語句空所補充
・【大問3】長文の内容一致選択

の3つの大問が出題されます。

大問ごとに問題を見ていきます。

リーディング大問1|短文の語句空所補充

英検2級リーディング大問1は「短文の語句空所補充」問題になります。

出典:英検2級2023年度第3回

このように、空所付きの英文と選択肢が4つ提示され、適切な選択肢を1つ選ぶ問題です。

レベルとしては、知識さえあれば誰でも解ける問題です。妙なひっかけ問題などはありません。

このリーディング大問1ですが、英検2級の中で最も単語レベルが難しいです。

しかし、心配することはありません。大問1で満点が取れなくても、その他の大問でしっかり点数が取れれば十分に合格できます。

通常、大問1に出題される単語を完璧に覚える前には、英検2級には合格できてしまいます。

リーディング大問2|長文の語句空所補充

英検2級リーディング大問2は「長文の語句空所補充」になります。

この大問2では、以下のように、パッセージが2つ出題されます。

【大問2A】

出典:英検2級2023年度第3回

【大問2B】

出典:英検2級2023年度第3回

このように、各パッセージ3つずつ、合計6つの設問が出題されます。

パッセージの空所に当てはまる選択肢を選ぶ問題です。

この「長文の語句空所補充」では、パッセージの流れをつかむ読解力に加え、適切な選択肢を選ぶための語彙力も必要となります。

比較的苦戦する受験者も多いので、「長文の内容一致選択」問題である大問3を優先的に対策し、大問3でしっかりと点数が取れるようになってからこの大問2の対策をするのも1つの手です。

リーディング大問3|長文内容の一致選択

英検2級リーディング最後の大問である大問3は、「長文の内容一致選択」になります。

この大問3では、次の3つのパッセージが出題されます。

【大問3A】Eメール

出典:英検2級2023年度第3回

【大問3B】説明文①

出典:英検2級2023年度第3回

そして、それぞれの長文には以下のような内容に関する質問文と選択肢が設定されています。

出典:英検2級2023年度第3回

この選択肢から適切な回答を選択する問題になります。

形式ごとの設問数は、

【大問3A】Eメール:3問
【大問3B】説明文:5問

の計8問になります。

英検2級レベルの単語を覚えていることはもちろん、制限時間内に長文を読み解いていける読解力が必要になります。

しかし、設問の選択肢自体は難しくありません。長文を理解できていれば誰でも正解が選べる、ひっかけの少ない問題です。

長文問題の点数を上げるためには、まずは何より単語力。その後、形式ごとに解き方をマスターして、問題演習を積めば確実に点数は伸びてきます。

【一次試験】ライティング

英検2級 二級 レベル 難易度 範囲 難しい

次にライティングです。

実際の問題を見てみましょう。

【大問1】要約問題

出典:2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト

要約問題は150語ほどのボリュームの英文を、45〜55語程度に要約する問題です。

問題文は3パラグラフに分かれていて、1つのパラグラフに1つの主張が書かれています。
そのため、各パラグラフを20語以内程度にまとめた文を1文ずつ、合計3文で記載するとスムーズです。

要約文では、問題文に出てくる英単語をそのままつかっても構いません。
パラグラフ同士のつながりを把握して、2文目と3文目の文頭に接続詞をつけたうえで、論理構成を整えましょう。

意見論述問題と違って英文エッセイの構成にのっとる必要はありません。

着目すべきポイントは

① 自分の意見とその理由を2つ書く
② 語数の目安は80~100語
③ QUESTIONは正解がなく議論となる題材(今回であれば「『街中を走る車の数に制限をかけるべきだ』という意見にあなたは賛成か?」)

という点です。

ライティングの構成や内容については準2級ライティングに近いといえます。

しかし、準2級ライティングよりも指定語数が多くなっていますので、より詳細にエッセイを記述していく必要があります。

もしあなたが、英検準2級を受けたことがないということであれば、しっかりと2級ライティング対策を進めていきましょう。

意見論述問題も要約問題も、採点基準は

内容
構成
語彙
文法

の4つで、それぞれ5段階で評価され、CSEスコアとして換算されます。

「採点基準についてもっと詳しく知りたい!」「英検2級ライティングの書き方を知りたい!」という方は、「【英検2級ライティング対策】合格点を取るためのたった3つのコツ 答案作成のテンプレート付き」を読んでみてください。英検2級ライティングで押さえるべきポイントをまとめてあります。

また、ESL clubバイリンガル講師による模範解答付きの予想問題もあります。ぜひ、英検2級ライティング対策で活用してください。

【一次試験】リスニング

英検2級 二級 レベル 難易度 範囲 難しい

英検2級リスニングは、以下の2つの大問で構成されています。

・【大問1】会話の内容一致選択
・【大問2】文の内容一致選択

各大問15問ずつ、合計30問になります。

では大問ごとに、詳しく見ていきましょう。

【大問1】会話の内容一致選択

大問1は「会話の内容一致選択」で、英検準2級リスニングでは大問2と同じ傾向の問題となります。

英検準2級同様、2級リスニングでも音声は一度しか流れません。

では、音声の流れを見てみましょう。大問1はスピーカー2人の会話になります。

1人目の発言(1回目)
2人目の発言(1回目)
1人目の発言(2回目)
2人目の発言(2回目)
⑤ 会話の内容に関する質問

このようにスピーカー2人の会話の後に、会話の内容に関する質問が流れます。

具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。

① 女性:Where should we go for dinner tonight? I don’t really feel like French or Italian.(今夜のディナーはどこに行こうかしら?フレンチやイタリアンはあまり気が乗らないな)

② 男性:Well, we could try the Global Café. It has different dishes from countries around the world.(じゃあ、グローバルカフェに行ってみましょう。世界各国の料理が楽しめるんだよ)

③ 女性:Oh, that’s a good idea. I’ve read that the food is quite good, too.(あ、それいいアイデアね。食べ物も結構評判が良いって聞いたことあるわ)

④ 男性:Yeah, it’s getting very popular. There’s an interesting variety of choices that you can’t find anywhere else.(そう、最近とても人気があるんだよ。他ではあまりない興味深いメニューがあるんだ)

⑤ Question: Why do the man and woman decide to go to the café?(なぜ男性と女性はカフェに行くことを決めるのですか?

出典:英検2級2023年度第3回

そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。

出典:英検2級2023年度第3回

この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。

こういった問題が15問続くのが英検2級リスニングの大問1になります。

今回の問題もそうですが、英検2級リスニングではビジネスシーンでの会話が多くなります。

こういった音声内容は、ビジネスシーンに馴染みのない小学生はもちろん、中学生も苦戦を強いられるでしょう。なぜなら、背景知識が少ないため、音声を聞き逃した時に内容を予測するのが困難だからです。

しかし、だからといって「2級リスニングの問題を小学生や中学生だと正解できない」ということではありません。

まず2級リスニングレベルの語彙力を身につけ、あとは音読やシャドーイングなどを継続し、英語を英語で理解できるように練習を積み重ねていけば、十分に合格点を狙っていけます。

【大問2】文の内容一致選択

英検2級リスニング大問2は「文の内容一致選択」になります。

大問2は大問1とは異なり、会話ではなくスピーカー1人によるナレーションになります。これは英検準2級リスニング大問3と同傾向の問題になります。

音声の流れは以下の通りです。

① ナレーション
② ナレーションの内容に関する質問

具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。

① スピーカー:Many people have a special destination where they go to feel peaceful. Laura’s favorite place is the beach. She walks her dog Rex along the sandy shore. They run into the waves, finding the gentle breezes and sunshine enjoyable. Sometimes Laura and Rex play fetch. That is when Laura throws a stick, and Rex catches and returns it. They usually stay at the beach until sunset to watch the sun go down.(多くの人は、癒やしを感じるために特別な場所を訪れます。ローラのお気に入りの場所はビーチです。彼女は砂浜を歩きながら犬のレックスを連れて行きます。彼女たちは波に飛び込み、穏やかなそよ風と日差しを楽しんでいます。ときには、ローラとレックスは投げ物を遊びます。ローラが棒を投げ、レックスがそれをキャッチして返します。彼らはいつも、日没までビーチに滞在し、夕日を見送ります。)

② Question: Why does Laura visit the shore?(質問:なぜローラは海岸を訪れるのですか?)

出典:英検2級2023年度第3回

英検2級リスニング大問2の全ての問題がこの流れになります。

そして、問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。

出典:英検2級2023年度第3回

この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。

こういった問題が15問続くのが英検2級リスニングの大問2になります。

先ほどの音声スクリプトを見ると、

〜 a special destination where they go to feel a special destination where they go to feel peaceful.

このように関係副詞といった文法難易度の高い英文も平気で出てきます。こういった文法事項が使われる英文は長くなる傾向にあり、理解が追いつかずに点数を落としてしまうのです。

2級リスニングを攻略するためには、こういった高校レベルの文法事項を一度しか再生されない音声で理解できる「英語を英語で理解する力」が必要になります。

「英語を英語で理解する力」を身につけるために必要となるのは音読とシャドーイングです。しっかりと一文一文の語彙、文法、内容を理解した上で、繰り返し音読とシャドーイングに励むことで、合格点を達成できます。

「英検2級リスニングの対策方法を知りたい!」という方は、こちらの「【英検2級リスニング対策】3ヶ月で満点獲得!?リスニングを得意にするたった1つのコツ!」を参考にしてください。

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【二次試験】スピーキング(面接)

Speaking

英検2級一次試験に見事合格できると、スピーキングを評価する面接形式の二次試験に挑戦できます。

二次試験の問題構成は以下の通りです。

英検2級 二級 レベル 難易度 範囲 難しい

音読するパッセージのレベルは、英検2級一次試験に合格した人であれば問題なく理解できるものです。

また、No.1〜No.4も、英語レベル的には、一次試験を合格できた人からすると難しいものではありません。(例えば、No.3とNo.4で聞かれる質問は、おおよそ2級ライティングで聞かれるQUESTIONと同じレベルです。)

ただし、No.2の「イラストの展開説明」は準2級までは出題されなかったのでしっかりと対策しておきましょう。

2級一次試験に合格できた人なら十分に合格可能な二次試験ですが、苦戦するとしたら「すぐに英語が口から出てこない」といった「スピーキングの流暢さ」になるでしょう。

こればかりは練習を重ねるしかありませんので、英語でスムーズに答えられるよう、何度も面接練習をしていきましょう。

「英検2級面接のコツを知りたい!」という方にはこちらの「【英検2級2次試験・過去18回分析】3日で英検対策!気をつけることはこの5つ!!」がオススメです。英検2級二次面接試験、実は面接官の質問から、どこに着目して答えを見つければいいかが決まっています。攻略のコツをぜひマスターして本番に臨んでください!

英検2級合格までに必要な学習時間は?

TimeManagement

もちろん、英検2級合格に必要な学習時間は受験者の現在の英語レベルによって異なります。

ですが、「英検2級合格までにどのくらい勉強しないといけないの?」と疑問に思っている方もいるかと思いますので、目安となる英検2級合格までに必要な学習時間をお伝えします。

高校卒業レベルの学習を終えている場合

英検2級のおおよそのレベルは「高校卒業程度」です。大学受験で言うと「基礎レベル」でしょう。MARCH文系以上の英語レベルは必要ありません。

英検は文法知識のみを問われる問題が多くないので、そこまで文法知識を詳細に覚えておく必要はありません。

しかし、英検2級ではリスニングやリーディングに高校レベルの文法が使われた英文が多く含まれているのも事実です。

ですので、高校卒業レベルの文法は簡単でもいいので一度学習しておくのが無難でしょう。

後は、語彙力やリスニング力が十分にあるかどうかで合格できるかどうかが変わってきます。

もしあなたが、高校卒業レベルの学習をしっかりと終えているのであれば、英検合格までに必要な学習時間は約15時間程度を見ておけばいいでしょう。

15時間ということは、毎日30分の学習を1ヶ月続ければOKということです。英検前の1ヶ月、しっかりと継続して英検2級対策を進めれば、十分に合格が見込めます。

しかし、もしあなたが、以下の3つのような状況であれば、更に多くの勉強時間が必要かもしれません。

・「学校の定期試験で平均点に届かず、英語が苦手だ。」
・「単語を覚えるのが嫌いで、大学受験基礎レベルの英単語すらぜんぜん覚えていない。」
・「学校の定期試験でリスニングが出ないから、リスニングを勉強したことがない。」

こういった方は、英検2級に挑戦できる十分な英語レベルが身についていない可能性が高く、15時間よりも多くの対策が必要になる可能性があります。

高校卒業レベルの学習を終えていないが、英検準2級には合格している場合

英検2級に挑戦する受験者の中には、まだ高校卒業レベルの内容を学習し終えていない方もいるでしょう。

そして、「この前の英検で準2級には合格できたけど、英検2級合格までにはどのくらいの時間がかかるのだろう…?」と疑問に思っている方も少なくないはずです。

こういった英検準2級合格者が2級合格までに必要な学習時間は、約800時間です。

800時間というと、毎日30分の学習を続けたとして、約4年4ヶ月以上かかる計算になります。

もし、もっと合格までの期間を縮めたいのであれば、毎日の学習時間を増やす必要があります。例えば、毎日1時間学習すれば、学習時間は約2年2ヶ月に短縮されます。

このことからわかるように、英検準2級合格から2級合格までは多くの勉強時間が必要になります。

幼い頃から英語に触れ、プリスクール出身の小学生の子も準2級までは問題なく合格できますが、2級で苦戦する傾向にあります。

英検2級は準2級に比べ単語レベルがグッと上がりますし、リーディングやリスニングで扱われる英文自体の難易度も高くなります。

ですので、幼い頃から英語に触れていた小学生も英検2級に合格するためには意識的な学習(語彙暗記や英文読解、音読・シャドーイングなど)を継続していく必要があると言えます。

ちなみに上記の必要学習時間は、ESL clubで学習する生徒の様子を見ての試算になります。つまり、効果的な英語学習法を継続した場合の結果です。

もし、「英検2級合格のためにひたすら文法問題集しか解いていない」ということであれば、もちろん約800時間での合格は難しいでしょう。

英検2級に関するよくある質問

Q.2024年度のリニューアルでどこが変わったの? 

英検2級のリニューアル内容は「ライティングに要約問題が追加」と「リーディングの問題数が約20%減」の2点です。

  • ライティングに要約問題が追加
    2024年度のリニューアルで、ライティングの問題数が1題から2題になりました。
    従来の意見論述問題にくわえて、要約問題が追加されています。
    英検協会が出しているサンプル問題によると、150語程度の日常的なトピックを50語前後に収まるよう要約するよう求められます。
  • リーディングの問題数が約20%減
    ライティングの問題数が増えても、一次試験の試験時間は変わりません。
    そのぶん、リーディングの問題数が38問→31問になっています。
    大問1の短文の語句空所補充が3問削除され、大問3の長文の内容一致問題では説明文が2→1に減りました。

Q.最年少で英検2級に合格した人の年齢は? 

過去には、わずか5歳で英検2級を取得した人がいるようです。

ESL clubの受講生のなかにも、プリスクール出身の小学生が入塾からたった3週間で英検2級に合格した例や、1年半の学習期間を経て小学3年生で英検2級に合格した例もあります。

幼少期に英検合格を達成した子どもの体験記は、以下の記事で紹介していますのでぜひ参考にしてください。

関連記事:
プリスクール卒業後、入塾から3週間で英検2級に合格!世界を見据える小学生にインタビュー! | ESL club ブログ
【小学生で英検®︎2級】最速合格!英語初心者だった小学2年生から1年半で合格した杉江篤くんにインタビュー! | ESL club ブログ

Q.英検2級に合格するメリットは? 

A.進学や就職などさまざまな場面で、高校卒業レベルの英語基礎力を身につけていると示せることが英検2級を取得するメリットです。

また、国内の学校では、英検を持っている人を対象に、一定の点数を加点する入試を実施しているケースもあります。
英検2級合格後にそうした英検利用入試を活用できるようになることで、入試のプレッシャーを分散する効果もあるでしょう。

Q.英検2級の試験日程は? 

A.英検は級を問わず、年3回試験が実施されます。2024年度の試験日程は次のとおりです。

  • 第1回検定:一次試験6月2日(日)/二次試験7月7日(日)・7月14日(日)
  • 第2回検定:一次試験10月6日(日)/二次試験11月10日(日)・11月17日(日)
  • 第3回検定:一次試験1月26日(日)/二次試験3月2日(日)・3月9日(日)

関連記事:【2024年度英検日程まとめ】申し込み期間・試験日・解答速報・合格発表日

英検2級のレベルを把握したら対策に取り組もう!

いかがだったでしょうか。

今回は、英検2級のレベルを解説してきました。

最初にお伝えしたとおり、もし英検2級合格を目指すのであれば、まずはそのレベルを知ることが大切になります。

レベルを知ったら、一度、英検2級の過去問を解いてみましょう。そして、今回お伝えした英検2級合格点と照らし合わせ、合格まであと何点必要なのかを把握してみてください。つまり、「目標と現状のギャップを知る」ということです。

そしたら後は、合格までにやるべきことを書き出し、計画を立て、毎日、継続して学習をするだけです。

英語は正しい努力を継続さえすれば、日本国内でも必ずできるようになります。

英検をうまく活用し、「自分を自由に表現し、自分らしく世界とつながるための英語4技能」を手に入れましょう!世界は大きく変わってきます!

ESLブログでは、英検2級の対策記事も公開しています。

【英検2級】
・リスニング対策:【英検2級リスニング対策】3ヶ月で満点獲得!?リスニングを得意にするたった1つのコツ!
・ライティング対策:【英検2級ライティング対策】 合格点を取るためのたった3つのコツ 答案作成のテンプレート付き
・ライティング予想問題:【英検2級ライティング予想問題】バイリンガル講師による模範解答付き!
・二次試験(面接)対策①:【英検2級2次試験・過去18回分析】3日で面接対策!気をつけることはこの5つ!!

ぜひ、ご活用ください。

もし、

「英検2級に向けて、どうやって勉強していけばいいのかよくわからない…」
「現在小学生で英検準2級までは合格できた。英検2級合格までにはどのように学習を進めればいいのか知りたい。」
「現状の英語レベルがよくわからないから、英検2級に挑戦できるのかよくわからない…」

という方がいらっしゃれば、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。

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