英検準1級の合格点・レベル・問題傾向・合格に必要な学習時間などを完全まとめ!

英検準1級 準一級 レベル 難易度 範囲 難しい

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こんにちは。

英語を教えない英語塾『ESL club』、事業責任者の岡山です。

「英検準1級の受験を検討しているけど、準1級のレベルがわからないから不安…。」

そんなお悩みを抱えていませんか?

英検対策で重要なのは、目標級のレベルと現状の英語力、そして目標と現状のギャップを把握することです。

そして、そのギャップを埋めるために必要な学習を洗い出し、後は継続して学習を進めていきます。

そうすれば、必ず英検は合格できます。

英検合格に才能は必要ありません。必要なのは「正しい努力」、それだけです。

正しい努力とは、「目標達成のために必要な学習を継続する」ということです。

正しい努力を実現するためには、まず何より、目標となる英検級のレベルや難易度を知る必要があります。

英検準1級の受験を検討しているあなたのために、今日は英検準1級の難易度や問題傾向、単語レベルに合格点、更に合格までに必要な学習時間と、余すところなく英検準1級のレベルをお伝えします!

【こんな人にオススメです!】
 ・「英検準1級を受験しようか悩んでるけど、レベルがわからないから受かるか不安…」
 ・「英検準1級にはどんな問題がでるの?難易度はどれくらい?」
 ・「英検準1級に受かるためには、どのくらい勉強しないといけないの?」

 

 

英検準1級のレベルは英検協会によると「大学中級程度」

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英検準1級のレベルを知るために、まずは英検協会のHPを見てみましょう。

英検協会HPには、英検準1級〜1級のレベルは

リーダー(品格)の英語
 ・ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力を測定

とあります。

その中でも英検準1級は

大学中級程度

とあります。
出典:各級の目安|英検

しかし、「結局、英検準1級はどのくらい難しいの?」という疑問が、この情報だけでは拭えないかと思います。

ですのでここからは、ESL club独自の視点で英検準1級のレベルを暴いていきます!

 

英検準1級に出る単語のレベルは?

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英検準1級に挑戦する上で、まずチェックしてほしいのが「英検準1級レベルの単語がしっかりと身についているかどうか」です。

いくら、リスニングが得意で、リーディングの読解力が高くても、英検準1級レベルの単語がわからなければ合格はできません。

そんな英検準1級の単語レベルも「大学中級程度」、語数で言うと約7,500〜9,000語です。

語数で言われてもぴんと来ないかと思いますので、英検準1級レベルの単語を10個ほどピックアップしてみました。

・alter 変える(かえる)
・inception 初め(はじめ)
・bulky かさばった
・stray はぐれる
・persecution 迫害(はくがい)
・ruthlessly 冷酷にも(れいこくにも)
・shudder 身震いする(みぶるいする)
・proponent 支持者(しじしゃ)
・customary 習慣的な(しゅうかんてきな)
・perplexing 混乱させる(こんらんさせる)

これら全ての単語の意味を知っておく必要はありません。

しかし、もし「ぜんぜん知らない単語ばかりだ!」という状況であれば、英検準1級合格に向けて語彙力の強化が必要です。

英検準1級対策で一番苦労するのはこの語彙力強化だといっても過言ではありません。

例えば、高校の授業レベルやセンター試験レベルでは出てこないような難しい英単語が普通に出てきます。

今まで英検2級までは「どこかで見たことがある」という単語が多かった人も、英検準1級になった途端、「え?全く見たことない…」と感じる単語が一気に多くなり、点数が全くとれないということも起こりうるのです。

ですので、英検準1級に合格するためには、語彙力強化は必要不可欠です。

こちらの「【たった5分でできる英検準1級単語テスト】レベル診断と学習アドバイス付き!」でもっと詳しい英検準1級単語レベルのチェックができます。テスト結果に応じた学習アドバイスもついています。5分程度でできますので、ぜひやってみてください。

 

英検準1級にはどういったレベルの問題が出るのか?

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次に、英検準1級にはどういった問題が出るのかをご説明します。

まず、英検準1級は大きく分けて2つの試験に分かれています。

リーディング・ライティング・リスニングを評価する一次試験と、スピーキングを評価する二次試験です。

二次試験は面接形式で、一次試験に合格した人だけが挑戦できます。

 

英検準1級の一次試験について

まず初めに、一次試験からお伝えします。

先ほどお伝えした通り、一次試験ではリーディング・ライティング・リスニングの3つの技能が評価されます。

それぞれの問題構成は以下のようになっています。

英検準1級 準一級 レベル 難易度 範囲 難しい
                        出典:準1級の試験内容|英検

ただこの表だけだと具体的な問題レベルがわからないので、ここから各技能ごとに実際の問題を見ていきましょう。

 

 ①-1 英検準1級のリーディングとは?

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英検準1級リーディングでは

・【大問1】短文の語句空所補充
・【大問2】長文の語句空所補充
・【大問3】長文の内容一致選択

の3つの大問が出題されます。

この問題構成は英検2級リーディングと全く同じです。

大問ごとに問題を見ていきましょう。

 

リーディング大問1|短文の語句空所補充

英検準1級リーディング大問1は「短文の語句空所補充」になります。

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このように、空所付きの英文と選択肢が4つ提示されます。そして、適切な選択肢を1つ選ぶ問題になります。

大問1の問題構成は、

・単語が問われる問題:21問
・熟語が問われる問題:4問

の合計25問になります。

知識さえあれば解ける問題です。ですが、このリーディング大問1、英検準1級の中で最も単語レベルが難しいです。しっかりと語彙力強化をしていく必要があります。

ただし、大問1で満点が取れなくても、その他の大問でしっかり点数が取れれば十分に合格できます。

通常、大問1に出題される単語を完璧に覚える前には、英検準1級には合格できてしまいます。

(後ほど説明する「英検準1級一次試験合格点」を参考にしてください。)

 

リーディング大問2|長文の語句空所補充

英検準1級リーディング大問2は「長文の語句空所補充」になります。

この大問2では、以下のように、パッセージが2つ出題されます。

【大問2-①】
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【大問2-②】
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このように、各パッセージ3つずつ、合計6つの設問が出題されます。

パッセージの空所に当てはまる選択肢を選ぶ問題です。

この「長文の語句空所補充」では、パッセージの流れをつかむ読解力に加え、適切な選択肢を選ぶための語彙力も必要となります。

比較的苦戦する受験者も多いので、「長文の内容一致選択」問題である大問3を優先的に対策し、大問3でしっかりと点数が取れるようになってからこの大問2の対策をするのも1つの手です。

 

リーディング大問3|長文内容の一致選択

英検準1級リーディング最後の大問である大問3は、「長文の内容一致選択」になります。

この大問3では、次の3つのパッセージが出題されます。

【大問3-①】 説明文・評論文など(設問3つ)
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【大問3-②】 説明文・評論文など(設問3つ)
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【大問3-③】 説明文・評論文など(設問4つ)
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そして、それぞれの長文には以下のような内容に関する質問文と選択肢が設定されています。

英検準1級 準一級 レベル 難易度 範囲 難しい

この選択肢から適切な回答を選択する問題になります。

各形式ごとの設問数は、

・大問3-1:3問
・大問3-2:3問
・大問3-3:4問

の合計10問になります。

英検準1級レベルの単語を覚えていることはもちろん、制限時間内に長文を読み解いていける読解力が必要になります。

また、設問の英文も長くなっており、選択肢を選ぶにも時間がかかります。

もしあなたが、上記の英文を見た瞬間に「長い…」と気後れするようでしたら、英検準1級合格に向けて十分な英文量を読んでいるとは言えないかもしれません。

日頃から大量の英文を読み、準1級リーディングの長文も特に長いと感じないようにしておきましょう。

長文問題の点数を上げるためには、まずは何より単語力です。そして、日頃の多読で長文への耐性をつけておき、その後、各形式ごとに解き方をマスターして問題演習を積めば、確実に点数は伸びてきます。

 

 ①-2 英検準1級のライティングとは?

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次にライティングです。

実際の問題を見てみましょう。

 

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着目すべきポイントは

① 与えられたTOPICに関してエッセイを書く
② POINTを2つ使って自分の主張をサポートする
③ 構成は、”introduction”, “main body”, “conclusion”
④ 語数の目安は120~150語

という点です。

エッセイの構成は2級ライティングと大して変わりませんが、特筆すべき違いは、自分の主張をサポートするために与えらえれたPOINTを2つ使わないといけない点でしょう。

自分が書きたい理由ではなく、与えられたPOINTから選ぶ必要がありますので、この点は注意が必要です。

準1級ライティングの採点基準は、

① 内容
② 構成
③ 語彙
④ 文法

の4つになります。

「採点基準についてもっと詳しく知りたい!」「英検準1級ライティングの書き方を知りたい!」という方は、「【英検準1級ライティング対策】合格ライン突破の英作文が書ける3つのコツ」を読んでみてください。英検準1級ライティングで押さえるべきポイントをまとめてあります。

また、ESL clubバイリンガル講師による模範解答付きの予想問題もあります。ぜひ、英検準1級ライティング対策で活用してください。

 

 ①-3 英検準1級のリスニングとは?

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英検準1級リスニングは、以下の3つの大問で構成されています。

・【大問1】会話の内容一致選択
・【大問2】文の内容一致選択
・【大問3】Real-Life形式の内容一致選択

そして、設問数は

・大問1:12問
・大問2:12問
・大問3:5問

合計29問になります。

では大問ごとに、詳しく見ていきましょう。

 

【大問1】会話の内容一致選択

大問1は「会話の内容一致選択」で、英検2級リスニング大問1と同じ傾向の問題となります。

では、実際に英検本番で流れた音声を見てみましょう。大問1はスピーカー2人の会話になります。

① 男性I’m sorry, Mrs. Redfield, but we can’t renew your driver’s license. (申し訳ありません、レッドフィールド様。あなたの運転免許証は更新できません。) 
② 女性What’s the problem?(どうして?)
③ 男性You pass the written test, but you failed the eye exam.(あなたは筆記テストには合格しましたが、視力検査には合格しなかったからです。)
④ 女性What? I’ve never had any trouble with my vision.(なんですって?今まで視力に問題なんてなかったわ。)
⑤ 男性That test results indicate you can’t see well enough to drive.(この結果によると、あなたは運転するのに十分な視力ではないということです。)
⑥ 女性That’s ridiculous. I drove here today.(馬鹿馬鹿しい。今日、ここまで運転してきたわ。)
⑦ 男性That may be the case, but I can’t give you a new license without proof that your vision is satisfactory. You’ll have to visit an eye specialist and come back with the result.(それはそうかもしれませんが、視力に問題がないという証拠がないと新しい運転免許をお渡しすることはできません。眼科に行ってもらって、結果を持ってきてください。)
Question: What does the woman need to do?(質問:女性は何をする必要がありますか?)
出典:英検準1級2017年度第3回

いかがでしょうか?

準1級リスニング大問1の特徴は、このスピーカー同士のやりとりの多さです。

2級リスニング大問1では、各スピーカーが2回発言する流れでした。そして、この発言回数はどの設問も同じでした。

しかし、準1級リスニング大問1の今回の問題を見ると、男性が4回、女性が3回、合計7回も発言しています。

また、発言の回数は設問によっては、4回だったり、5回だったり、今回のように7回だったりと、固定されていません

これはどういうことかというと、

・会話量が長くて、内容を記憶しておくことが難しい
・そろそろ会話が終わると思って気を緩んでしまって、最後までしっかりと聞きとれなかった

ということが起こりうるということです。

なので、準1級リスニング大問1は思ったよりも長く会話が続くことをあらかじめ想定して、気を緩めずにリスニングを続ける必要があるのです。

さて、次は設問を見てみましょう。問題用紙には以下のような選択肢が書かれています。

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この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。

選択肢自体は、2級リスニング大問1同様、そこまで長くなく、音声内容をしっかり聞き取れていれば問題なく正解できる難易度です。

こういった問題が12問続くのが英検準1級リスニングの大問1になります。

 

【大問2】文の内容一致選択

英検準1級リスニング大問2は「文の内容一致選択」になります。

大問2は大問1とは異なり、会話ではなくスピーカー1人によるナレーションになります。

音声の流れは以下の通りです。

① ナレーション
② ナレーションの内容に関する質問(2問)

英検2級リスニングにも「文の内容一致選択問題」はありましたが、準1級リスニング大問2の大きな特徴は1つのナレーションに設問が2つ出題されるという点です。

ですので、どういった質問が2つ聞かれるかわからない状態で、しっかりとナレーションの内容を記憶しておく必要があります。

これがかなりの高難度なのです。

英語音声自体は聞き取れても、記憶の保持が難しく、質問を聞いて答えるときに、「あれ?どういった内容だったか思い出せない…」となりがちです。2級リスニングに比べて、かなりの練習が必要になるでしょう。

では、具体的に、英検本番で流れる音声を見てみましょう。

① ナレーション
     The number of car accidents caused by high-speed police chases in the United States has increased in recent years. In some cases, innocent people have been killed when police officers or escaping drivers lost control of their vehicles. As the result, in 2014, some police departments changed their policy on chases. They banned officers from chasing drivers who failed to stop, except when serious crimes had been committed.(近年、高速のカーチェイスによる交通事故の件数が、アメリカ合衆国で増えています。警官や逃走者が車のコントロールを失い、罪のない人々が亡くなってしまうケースもあります。結果として、2014年には、いくつかの警察署が追跡する際のルールを設けました。重大な事件が起きたとき以外は、停止しようとしない車を追いかけることを禁止しました。)
     When criminals realized they would not be chased, however, crime rates increased. To solve this problem, some police departments have been using a piece of equipment called StarChase. StarChase can be installed on police cars and used to shoot a small GPS tracking device at a vehicle. The device sticks to the vehicle, and software allows police to see where the vehicle goes without the need for a dangerous high-speed chase. (しかし、追跡されることはないと犯罪者がわかったため、犯罪数が増加しました。この問題を解決するために、いくつかの警察署はスターチェイスと呼ばれる装置を使っています。スターチェイスはパトカーに搭載され、車に小さなGPS装置を打ち込むために使われます。この装置は車にくっ付き、ソフトウェアが警察にその車がどこに行くかを知らせてくれます。結果、危険なカーチェイスは不要になるのです。)
② ナレーションの内容に関する質問(2問)
     No.13  What happened when some police departments changed their policy?(いくつかの警察署がルールを変えた時、何が起きましたか?)
     No.14   What does StarChase help police do?(スターチェイスは警察が何をするのを助けますか?)     
出典:英検準1級2017年度第3回

このように準1級リスニング大問2のナレーションは2級に比べると非常に長いのが特徴です。

しかし、Questionではそこまで細かい内容は問われません。(例えば、「警察署が追跡についてのルールを設けたのは何年ですか?」といった質問はされません。)

ですので、細かい情報よりも、内容を大枠を掴む気持ちでリスニングをしたほうがいいでしょう。

では、次に選択肢を見てみましょう。

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このように、問題用紙には各質問に対する選択肢が4つずつ書かれています。この中から適切な選択肢を選ぶ問題になります。

こういった問題が12問続くのが英検準1級リスニングの大問2になります。

 

【大問3】Real-Life形式の内容一致選択

英検準1級リスニング最後の大問である大問3は「Real-Life形式の内容一致選択」になります。

この問題形式は2級リスニングでは出題されません。準1級で初めて出題される問題形式になります。ですので、問題傾向を理解し、演習をこなしてしっかりと問題慣れをしておきましょう。

大問3は以下の流れで解いていくことになります。

① 問題用紙に書かれた”Situation”と”Question”を10秒間、読む
② スピーカー1人による説明音声を聞く
③ 最も適切な選択肢を選び、マークシートを塗る

大問1、大問2との大きな違いは、音声を聞く前に問題用紙に書かれた”Situation”と”Question”を読む時間が10秒間、与えられている点です。

では、問題用紙にはどういった内容が書かれているのでしょうか。実際に見てみましょう。

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このように、”Situation”、”Question”、そして選択肢が4つ書かれています。

10秒間でこの”Situation”と”Question”を読みます。実際に読んでみましょう。

Situation: Your wife will give birth next month. You want a family health insurance plan that includes dental insurance for under $200 a month. You talk to an insurance agent.状況:あなたの妻は来月、出産します。あなたは月200ドル以下の歯の治療保険も含む家族健康保険プランに入りたいと思っています。あなたは保険代理店と話しています。)
Question: Which plan should you choose?質問:あなたはどのプランを選ぶべきですか?)

これらの内容を頭に入れた上で英語音声を聞きます。

音声はスピーカー1人による説明になります。(今回の問題は、保険代理店のスタッフによる説明になります。)

では、実際の音声を見てみましょう。

Normally, for a couple in your age group, I’d recommend Medical Basic or Health Plus. The Medical Basic plan is $130 a month, and offers general medical coverage, but doesn’t include dental or eye care. However, those options are included with Health Plus, which is $160 a month. We also have the Premium Care plan, which includes dental, and is $190 a month. Total Medical, which includes all extras, is $230 monthly. If you’re planning a family, either of these last two plans would cover any children you might have in the future.(普通、あなたたちの年代の夫婦であれば、私は”Medical Basic”か”Health Plus”をオススメします。”Medical Basic plan”は月130ドルで、一般的な医療保障をご提供できます。しかし、歯や目の医療保険は含まれていません。一方、こういったオプションは”Health Plus”には含まれており、こちらは月160ドルです。また、”Premium Care plan”もあります。これは歯の医療保険も含んでおり、月190ドルです。全ての特典を含む”Total Medical”は月230ドルになります。もしあなたが家族を持たれる予定であれば、最後2つのプランはどちらも将来、産まれてくるお子様の対象になります。)

このように、今回の問題では保険プランの説明が音声として流れます。

“Situation”からわかる条件は、

① 子供が産まれ、家族全員を対象とするプランに入りたい
② 歯の医療保険も含まれるプランに入りたい
③ 月200ドル以下のプランに入りたい

の3つです。

この条件を満たすプランは3の”Premium Care.”であることがわかります。

大問3のポイントは、音声が流れる前の10秒間でしっかりと条件をおさえておくことです。

そして、音声を聞きながら選択肢を除外していきます

例えば、「~ but doesn’t include dental or eye care.」を聞いた時点で、最初に出てきた”Medical Basic”は除外できるわけです。

大問2に比べると音声自体も短いですし、1つの音声につき設問も1つしかありません。ですので、音声が流れる前の10秒間を使って、しっかりと条件を把握し、聞くべきポイントを意識できれば、大問2ほどは難しい問題ではないでしょう。

こういった問題が5問続くのが英検準1級リスニングの大問3になります。

 

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② 英検準1級の面接とは?二次試験とは?

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英検準1級一次試験に合格できると、スピーキングを評価する面接形式の二次試験に挑戦できます。

二次試験の問題構成は以下の通りです。

英検準1級 準一級 レベル 難易度 範囲 難しい

詳しくはこちらの「英検バーチャル二次試験 準1級」を確認してもらうと、流れがつかめると思います。 

特に練習が必要なのは、イラストのナレーションでしょう。単純に面接官の質問に答える問題ではないので、試験慣れをしておく必要があります。

その後のNo.1 ~ No.4については、聞かれる質問難易度、求められる返答のレベル共に、英検準1級一次試験を合格できた人からすると難しいものでありません。(例えば、最も質問の難易度が高いNo.4も、おおよそ準1級ライティングで与えられうTOPICと同じレベルです。)

苦戦するとしたら「すぐに英語が口から出てこない」といった「スピーキングの流暢さ」になるでしょう。

こればかりは練習を重ねるしかありませんので、英語でスムーズに答えられるよう、何度も面接練習をしていきましょう。

 

英検準1級の合格点は?

英検準1級 一次試験 配点・目標点(合格点)・目標得点率

英検準1級合格点は60点 / 86点(得点率70%)です。リーディング合計の合格点は24点 / 41点(得点率59%)、ライティング合計の合格点は11点 / 16点(得点率69%)、リスニング合計の合格点は25点 / 29点(得点率86%)が目安になります。

この点数が取れれば、ESL clubでの経験上、まず合格できます。(しかし、合格を必ず保証するものではありません。あくまで目安としてください。)

なお、この点数配分ではリスニングの目標点を高めに設定しています。

もし、「リスニングがどうしても24点取れない!」ということであれば、その足りない点数分、リーディングかライティングで点数を稼げれば大丈夫です。

厳密に言うと、素点の点数が同じだからと言って、CSEスコアも同じになるわけではありません。

しかし、こういったCSEスコアの特徴を考慮して、この合格点は多少余裕のある設定になっています。

ですので、リスニングで目標点に届かない場合はその分、リーディングとライティングで点数を稼げるよう勉強を進めてもらえればOKということです。

ちなみに上記は、素点での英検準1級一次試験の合格点になります。

英検協会によると英検準1級の合格点は以下の通りです。

【英検準1級合格点】
 ・一次試験:1792点(CSEスコア)
 ・二次試験:512点(CSEスコア)
出典:英検CSEスコアでの合否判定方法について|英検|

「え?1792点?なんでそんなに高いの?」「え?CSEスコア?なにそれ?」

そんな疑問を持った方もいるかと思います。

英検は現在、「英検CSEスコア」と呼ばれる英検独自の点数で合否を出しています。

そして、このCSEスコアは、他の受験者の点数などにも応じて変動します。(こちらの「英検の合格点ってどう決まる?CSEスコアを徹底解説!【素点ーCSEスコアのグラフも大公開!】」で、CSEスコアの算出方法については徹底解説しています。)

ただ、CSEスコアが導入されたとしても、ESL clubでの過去の受験結果から、素点換算でのおおよその合格点を割り出すことができるのです。

CSEスコアを知ったところで結局何点とれば合格なのかわからないので、素点での合格点を目標に学習していきましょう。

 

英検準1級合格までに必要な学習時間は?

英検準1級 準一級 レベル 難易度 範囲 難しい

もちろん、英検準1級合格に必要な学習時間は受験者の現在の英語レベルによって異なります。

ですが、「英検準1級合格までにどのくらい勉強しないといけないの?」と疑問に思っている方もいるかと思いますので、目安となる英検準1級合格までに必要な学習時間をお伝えします。

 

英検2級から英検準1級合格までに必要な学習時間

英検2級合格者が準1級合格までに必要な学習時間は、約1,600時間です。

1,600時間というと、毎日1時間の学習を続けたとしても、4年以上かかる計算になります。

例えばあなたが、

・学校の授業と宿題で1日約2時間の英語学習
・加えて、1日約1時間の英検準1級対策
 →1日合計3時間の学習

を続ければ、必要が学習期間は約1年半まで短縮されます。

もちろん、学校の授業と宿題で学習している内容とレベルによっても異なってきますが、例えば大学受験を控えた高校生が受験勉強として行う学習であれば、準1級の勉強時間として換算しても問題ないでしょう。

このことからわかるように、英検2級合格から準1級合格までは多くの勉強時間が必要になります。

ちなみに上記の必要学習時間は、ESL clubで学習する生徒の様子を見ての試算になります。つまり、効果的な英語学習法を継続した場合の結果です。

もし、「英検準1級合格のためにひたすら文法問題集しか解いていない。」「音読やシャドーイングは全くしていない。」「単語は嫌いだから覚えていない。」ということであれば、もちろん1,600時間での合格は難しいでしょう。

 

英検準1級のレベルを把握したら対策に取り組もう!

いかがだったでしょうか。

今回は、英検準1級のレベルを解説してきました。

最初にお伝えしたとおり、もし英検準1級合格を目指すのであれば、まずはそのレベルを知ることが大切になります。

レベルを知ったら、一度、英検準1級の過去問を解いてみましょう。そして、今回お伝えした英検準1級合格点と照らし合わせ、合格まであと何点必要なのかを把握してみてください。つまり、「目標と現状のギャップを知る」ということです。

そしたら後は、合格までにやるべきことを書き出し、計画を立て、毎日、継続して学習をするだけです。

英語は正しい努力を継続さえすれば、日本国内でも必ずできるようになります。

英検をうまく活用し、「自分を自由に表現し、自分らしく世界とつながるための英語4技能」を手に入れましょう!世界は大きく変わってきます!

 

もし、

「英検準1級に向けて、どうやって勉強していけばいいのかよくわからない…」
「なんとか英検2級までは合格できた。英検準1級合格までにはどのように学習を進めればいいのか知りたい。」
「現状の英語レベルがよくわからないから、英検準1級に挑戦できるのかよくわからない…」

という方がいらっしゃれば、是非一度、私たちESL clubにご相談ください。

ESL clubでは、小学生から高校生まで、英検対策が可能です。
小学生で英検2級にも合格できるESL club小学部こちら
英検、TOEFLから英語難関大学受験まで対策できるESL club高校部こちら

どんな些細なご相談でも大歓迎です。是非、お気軽にご連絡ください。

この記事を書いた人
ESL club編集部

ESL clubは、英検1級・TOEIC 900点・TOEFL iBT 95点以上のバイリンガルによる完全マンツーマンレッスンが特徴の英語スクールです。
小学生で英検2級合格多数、大学受験の英検活用から海外留学準備まで、様々な生徒に英語指導を行っています。そんな日々の指導から得られた知見をブログで発信しています。

 

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